まず最初に気付いたのは厨房を取り仕切るメイド達だった。
「あれ?ご飯もう切れたよ」
「こっちのおかずも空っぽー」
「うーん、おかしいなぁ…いつもならこれで足りるのに……」
翌日から普段より多めに用意する事でこの問題は解決した。
次に気付いたのは医療班のメイド達だった。
「今日は怪我人多いね」
「そうだね、それも打撲とかが多いような……」
包帯の需要が多かったので補充を申請し、この問題も解決した。
ここでようやく、紅魔館のメイド長・十六夜咲夜が違和感に気付く。
「美鈴、これ何?」
「え?あー、そのー……」
「門番詰所の改築申請、って最近は壊れる事も無かったはずだけど?魔理沙やアリスには通行許可出してるし、最近じゃ門番隊が頑張ってるお陰で侵入者も門前払い出来てるのに」
こっそり提出した書類を咲夜に見咎められ、美鈴の目が泳ぐ。
実際、ここ数週間の門番隊の成績は上々である。時折思い出したように攻撃を仕掛けてくる魔理沙を除いて、他の侵入者・門破りに対しては完全に封殺している。建築物が破壊されたり、花畑が荒らされる事すら無い。
にも関わらず、門番隊から改築の要望が出た。紅魔館の主、レミリア・スカーレットに次ぐ権限を持つ咲夜がこの違和感に気付き、門番隊隊長・紅美鈴に直接話を聞きに来たようだ。
「これは必要な改築なの?ちゃんと理由を説明しなさい。でないと、この申請は却下せざるを得ないわね」
「う……じ、実はですね……」
『たのもー!!』
屋外から、野太い声が響いた。
「何?」
「あー…またかな、この感じだと。ちょっと行ってきます!」
「あ、こら!待ちなさい!」
外へと向かう美鈴を咲夜が追いかけた。
論より証拠の言葉通り、咲夜は門番隊の申請理由をその目で確認する事となる。
※
「…御用件は?」
面倒くさそうに美鈴が来客を見上げた。
来訪者は熊だった。否、正確に言えば『人間の言葉を話せる程度の能力』を持つ熊だった。
背丈は2mを越え、何故か柔道着らしきものを着用している。どこで段を取ったのかは不明だが、ご丁寧に黒帯まで締めていた。
咲夜は予想外の相手に引き攣った表情で熊を見上げている。
「うむ、最近ここにツワモノが鍛えている道場があると聞く。その看板を頂きに来た!」
「…やっぱりそれですか。わかりました、こちらへどうぞ」
何故か慣れた様子で熊を門番隊の詰所へと案内する美鈴。気合十分の様子で付いていく熊。
「……あの、熊さん?お尋ねしますが、どうやって紅魔館まで?」
「泳いでに決まってるだろう。生憎、空を飛ぶ能力は持ってないのでな」
柔道着の熊による華麗なクロールを想像してしまった。頭を抱えながら咲夜はボヤく。
「……幻想郷って何でもアリなのよね……」
何を今更、と思いつつ。それでもどこか釈然としない気持ちを抱えながら、咲夜も詰め所へと向かった。
詰所を見て、咲夜の頭痛はさらに酷くなった。
「……何よ、これ」
「詰所です」
「質問を変えるわ。詰所が何故、道場みたいな状態になってるの?」
基本的な見た目は変わっていない。しかし開いた窓から中を覗くと、サンドバックやらダンベルやらのトレーニング器具が持ち込まれている。そして中央に鎮座する6m四方はありそうなリング。
非番の門番隊員達が汗を流している真っ最中だった。
「あの、ですね……最初は自主トレの一環だったんです。それが段々エスカレートしてきて……気が付いたらかなり本格的な道場になってました」
「止めなさいよ!美鈴が歯止め掛けないといけない立場でしょ!?」
「で、でもあの子達の向上心に水を指すなんてとても私には…!実際成果も上々ですし!」
「くっ…それは認めるわ!でもアレは何よ!!『MONBANTAI-DOJO』って!何でローマ字なのよ!」
「『外の世界に似たような名前があるし、それっぽくしましょう』って紫さんが…」
「スキマの仕業なのね!?」
赤地に白抜き文字で描かれた『MONBANTAI-DOJO』の看板が今日も輝いていた。
そして、あの柔道熊はこの看板を狙って紅魔湖を遠泳してきた、という事になる。
「これが噂に聞くMONBANTAI-DOJOの看板か…!ふっ、腕が鳴る!」
「…それじゃあ、私がお相手しますね。中のリングへどうぞ」
「うむ、失礼する」
美鈴、熊、咲夜の順で道場の中へ足を踏み入れる。美鈴の姿を見るや、練習中の門番隊(及び非番のメイド達)が一斉に立ち上がり……
「「「押忍!!お疲れさまです!!」」」
統制の取れた挨拶を向ける。美鈴は笑顔で返し、リング上でスパーリング中だった二人に声を掛けた。
「あー、悪いけど道場破りさんと一戦やるからリング開けてくれる?」
「押忍!下で勉強させていただきます!」「押忍!頑張ってください道場長!!」
「むっ……門下生の士気も高い……やはり噂通りか」
このようなスポ根展開が繰り広げられる中、口を挟むタイミングを逸したメイド長は道場の隅に置いてあったパイプイスに腰掛けて展開を見守る事にした。
「…このパイプイス、歪んでない?」
「押忍!先日、場外乱闘の教えを受けた際に凹みました!押忍!」
「(……凶器攻撃も教えてるの?)」
気にしない事にして、リング上に目線を向ける。
「それじゃあ時間無制限の一本勝負。目突き・急所攻撃は禁止、でいいですね?」
「構わん。反則に頼るほど弱くはないと自負している」
「わかりました。それじゃ、始めましょう」
カーン!とリング下の門下生(注:門番隊の一員)がゴングを鳴らす。道場内の空気が一転して張り詰めたものへと変わった。
咲夜も雰囲気に押されたか、息を飲む。
ジリ、ジリと熊が距離を詰める。リング自体はそれほど広くないため、お互いに動きは制限される。
距離の取り合い一つにも、慎重に慎重を重ねなければいけない。
「……むんっ!!」
先に仕掛けたのは熊、右の拳を力任せに振り下ろす。しかし―――!
「よっ、と」
「!!」
「なっ―――!?」
一瞬の出来事だった。熊の手を掻い潜り、鳩尾と思われる部分に正拳突きを叩き込む美鈴の姿があった。熊の巨体が折れ曲がり、倒れかけた。
咲夜ですら見逃すほどの、超高速の一撃。
「これで仕上げです」
くず折れる熊の体から離れた美鈴が行き場を失った熊の右腕を取り、さらに飛びついて両足を絡ませ――
「き、決まった!隊長必殺の裏式腕拉ぎ逆十字!」
「熊相手にも決めれるなんて!一体どれほどの鍛錬を重ねればいいの!?」
「Uの遺伝子が幻想郷で蘇ったのね!」
熊もただやられている訳ではない。伏せたままとはいえ、その力で美鈴を振り解こうと腕を振り回す。
しかし、もがけばもがくだけ関節は深く深く締め上げられていく――!
「さ、どうします?右前足、折れますよ?」
「……く、く……!ま……参った……!!」
ぱんぱん、と左前足がマットを叩いた。ギブアップの意思表示。何故熊がこれを知っているのか、というのはさておき、美鈴の完全勝利だった。
盛り上がる門下生達の中、咲夜だけが茫然とその光景を見つめていた。
※
その後、熊は出なおしの山篭り修行に出向く、と言い残し紅魔湖を泳いで帰っていった。
「それは季節的に冬眠じゃないのか」という咲夜のツッコミすらスルーされたままで。
「…というわけで、最近じゃ内勤の子達もここで自主トレをしてまして。元々の広さじゃ狭くなってきたんです。
それで、改築というか増築の申請を出したんですが――」
「…わかったわ。お嬢様には私から交渉しておくから」
「いいんですか!?」
「……実際効果があるのは、この目で確認したしね。でも、門番としての本分も忘れないでね?」
「はい!ありがとうございます!!」
満面の笑顔の美鈴を見て、釣られて咲夜も笑う。熊と戦っていた時の殺気ある雰囲気とは別物の空気に巻き込まれたのかもしれない。
数日後、申請は見事に許可されて。門番隊の道場兼詰所は増築される事となった。
門番隊達は大いに喜び、強さを更に磨き上げてその名を幻想郷に轟かす事になるのだが、それはまた別の話である。
ついでに。
「たーっ!うりゃあ!せいやー!!」
「ダメですお嬢様!ローキックは威力より正確さ!打点がズレてますよ!!」
「(……いっそ私も参加したら、悩まずにすむのかしら……)」
紅魔館の主、レミリア・スカーレットがキックボクシングに傾倒し従者たる咲夜の頭痛の種を増やす事になるのもまた別の話。
「あれ?ご飯もう切れたよ」
「こっちのおかずも空っぽー」
「うーん、おかしいなぁ…いつもならこれで足りるのに……」
翌日から普段より多めに用意する事でこの問題は解決した。
次に気付いたのは医療班のメイド達だった。
「今日は怪我人多いね」
「そうだね、それも打撲とかが多いような……」
包帯の需要が多かったので補充を申請し、この問題も解決した。
ここでようやく、紅魔館のメイド長・十六夜咲夜が違和感に気付く。
「美鈴、これ何?」
「え?あー、そのー……」
「門番詰所の改築申請、って最近は壊れる事も無かったはずだけど?魔理沙やアリスには通行許可出してるし、最近じゃ門番隊が頑張ってるお陰で侵入者も門前払い出来てるのに」
こっそり提出した書類を咲夜に見咎められ、美鈴の目が泳ぐ。
実際、ここ数週間の門番隊の成績は上々である。時折思い出したように攻撃を仕掛けてくる魔理沙を除いて、他の侵入者・門破りに対しては完全に封殺している。建築物が破壊されたり、花畑が荒らされる事すら無い。
にも関わらず、門番隊から改築の要望が出た。紅魔館の主、レミリア・スカーレットに次ぐ権限を持つ咲夜がこの違和感に気付き、門番隊隊長・紅美鈴に直接話を聞きに来たようだ。
「これは必要な改築なの?ちゃんと理由を説明しなさい。でないと、この申請は却下せざるを得ないわね」
「う……じ、実はですね……」
『たのもー!!』
屋外から、野太い声が響いた。
「何?」
「あー…またかな、この感じだと。ちょっと行ってきます!」
「あ、こら!待ちなさい!」
外へと向かう美鈴を咲夜が追いかけた。
論より証拠の言葉通り、咲夜は門番隊の申請理由をその目で確認する事となる。
※
「…御用件は?」
面倒くさそうに美鈴が来客を見上げた。
来訪者は熊だった。否、正確に言えば『人間の言葉を話せる程度の能力』を持つ熊だった。
背丈は2mを越え、何故か柔道着らしきものを着用している。どこで段を取ったのかは不明だが、ご丁寧に黒帯まで締めていた。
咲夜は予想外の相手に引き攣った表情で熊を見上げている。
「うむ、最近ここにツワモノが鍛えている道場があると聞く。その看板を頂きに来た!」
「…やっぱりそれですか。わかりました、こちらへどうぞ」
何故か慣れた様子で熊を門番隊の詰所へと案内する美鈴。気合十分の様子で付いていく熊。
「……あの、熊さん?お尋ねしますが、どうやって紅魔館まで?」
「泳いでに決まってるだろう。生憎、空を飛ぶ能力は持ってないのでな」
柔道着の熊による華麗なクロールを想像してしまった。頭を抱えながら咲夜はボヤく。
「……幻想郷って何でもアリなのよね……」
何を今更、と思いつつ。それでもどこか釈然としない気持ちを抱えながら、咲夜も詰め所へと向かった。
詰所を見て、咲夜の頭痛はさらに酷くなった。
「……何よ、これ」
「詰所です」
「質問を変えるわ。詰所が何故、道場みたいな状態になってるの?」
基本的な見た目は変わっていない。しかし開いた窓から中を覗くと、サンドバックやらダンベルやらのトレーニング器具が持ち込まれている。そして中央に鎮座する6m四方はありそうなリング。
非番の門番隊員達が汗を流している真っ最中だった。
「あの、ですね……最初は自主トレの一環だったんです。それが段々エスカレートしてきて……気が付いたらかなり本格的な道場になってました」
「止めなさいよ!美鈴が歯止め掛けないといけない立場でしょ!?」
「で、でもあの子達の向上心に水を指すなんてとても私には…!実際成果も上々ですし!」
「くっ…それは認めるわ!でもアレは何よ!!『MONBANTAI-DOJO』って!何でローマ字なのよ!」
「『外の世界に似たような名前があるし、それっぽくしましょう』って紫さんが…」
「スキマの仕業なのね!?」
赤地に白抜き文字で描かれた『MONBANTAI-DOJO』の看板が今日も輝いていた。
そして、あの柔道熊はこの看板を狙って紅魔湖を遠泳してきた、という事になる。
「これが噂に聞くMONBANTAI-DOJOの看板か…!ふっ、腕が鳴る!」
「…それじゃあ、私がお相手しますね。中のリングへどうぞ」
「うむ、失礼する」
美鈴、熊、咲夜の順で道場の中へ足を踏み入れる。美鈴の姿を見るや、練習中の門番隊(及び非番のメイド達)が一斉に立ち上がり……
「「「押忍!!お疲れさまです!!」」」
統制の取れた挨拶を向ける。美鈴は笑顔で返し、リング上でスパーリング中だった二人に声を掛けた。
「あー、悪いけど道場破りさんと一戦やるからリング開けてくれる?」
「押忍!下で勉強させていただきます!」「押忍!頑張ってください道場長!!」
「むっ……門下生の士気も高い……やはり噂通りか」
このようなスポ根展開が繰り広げられる中、口を挟むタイミングを逸したメイド長は道場の隅に置いてあったパイプイスに腰掛けて展開を見守る事にした。
「…このパイプイス、歪んでない?」
「押忍!先日、場外乱闘の教えを受けた際に凹みました!押忍!」
「(……凶器攻撃も教えてるの?)」
気にしない事にして、リング上に目線を向ける。
「それじゃあ時間無制限の一本勝負。目突き・急所攻撃は禁止、でいいですね?」
「構わん。反則に頼るほど弱くはないと自負している」
「わかりました。それじゃ、始めましょう」
カーン!とリング下の門下生(注:門番隊の一員)がゴングを鳴らす。道場内の空気が一転して張り詰めたものへと変わった。
咲夜も雰囲気に押されたか、息を飲む。
ジリ、ジリと熊が距離を詰める。リング自体はそれほど広くないため、お互いに動きは制限される。
距離の取り合い一つにも、慎重に慎重を重ねなければいけない。
「……むんっ!!」
先に仕掛けたのは熊、右の拳を力任せに振り下ろす。しかし―――!
「よっ、と」
「!!」
「なっ―――!?」
一瞬の出来事だった。熊の手を掻い潜り、鳩尾と思われる部分に正拳突きを叩き込む美鈴の姿があった。熊の巨体が折れ曲がり、倒れかけた。
咲夜ですら見逃すほどの、超高速の一撃。
「これで仕上げです」
くず折れる熊の体から離れた美鈴が行き場を失った熊の右腕を取り、さらに飛びついて両足を絡ませ――
「き、決まった!隊長必殺の裏式腕拉ぎ逆十字!」
「熊相手にも決めれるなんて!一体どれほどの鍛錬を重ねればいいの!?」
「Uの遺伝子が幻想郷で蘇ったのね!」
熊もただやられている訳ではない。伏せたままとはいえ、その力で美鈴を振り解こうと腕を振り回す。
しかし、もがけばもがくだけ関節は深く深く締め上げられていく――!
「さ、どうします?右前足、折れますよ?」
「……く、く……!ま……参った……!!」
ぱんぱん、と左前足がマットを叩いた。ギブアップの意思表示。何故熊がこれを知っているのか、というのはさておき、美鈴の完全勝利だった。
盛り上がる門下生達の中、咲夜だけが茫然とその光景を見つめていた。
※
その後、熊は出なおしの山篭り修行に出向く、と言い残し紅魔湖を泳いで帰っていった。
「それは季節的に冬眠じゃないのか」という咲夜のツッコミすらスルーされたままで。
「…というわけで、最近じゃ内勤の子達もここで自主トレをしてまして。元々の広さじゃ狭くなってきたんです。
それで、改築というか増築の申請を出したんですが――」
「…わかったわ。お嬢様には私から交渉しておくから」
「いいんですか!?」
「……実際効果があるのは、この目で確認したしね。でも、門番としての本分も忘れないでね?」
「はい!ありがとうございます!!」
満面の笑顔の美鈴を見て、釣られて咲夜も笑う。熊と戦っていた時の殺気ある雰囲気とは別物の空気に巻き込まれたのかもしれない。
数日後、申請は見事に許可されて。門番隊の道場兼詰所は増築される事となった。
門番隊達は大いに喜び、強さを更に磨き上げてその名を幻想郷に轟かす事になるのだが、それはまた別の話である。
ついでに。
「たーっ!うりゃあ!せいやー!!」
「ダメですお嬢様!ローキックは威力より正確さ!打点がズレてますよ!!」
「(……いっそ私も参加したら、悩まずにすむのかしら……)」
紅魔館の主、レミリア・スカーレットがキックボクシングに傾倒し従者たる咲夜の頭痛の種を増やす事になるのもまた別の話。
フランがお嬢様のマネして筋肉ムキムキのマッチョにならないことを祈るばかりです
もしかして某格闘ゲームの…
キックボクシングの練習をするお嬢様も可愛いけど、個人的に道着を着た熊の華麗なクロールが一番来た^^
お送りしたコメントに少し問題がありましたので、慌ててコメントを削除しようとして、間違えて作品ごと消してしまいました。(コメントを消せないのは知っていたのですが、うっかりしていました)
ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。
作品はとても楽しめました。この調子だと、いずれはアイアンナックルのサードアイランド爺が攻めてきそうですねw
次回作も楽しみにしております
いえいえ、こちらこそ投稿時のパスを「sosowa」にしてしまったというミスがありましたので……
どうもコメント用のパスと投稿者の編集用パスがごっちゃになってたみたいです。
⑨な投稿者ですが、これからも応援よろしくお願いします(礼
ワロタw
詰め所が道場になるとはwこれはいい紅魔館門番隊だ。面白かった。
>「それは季節的に冬眠じゃないのか」
というかこの突っ込みが的確すぎてスルーされたのに涙しそうだ。咲夜さんカワイソスww
そのうち興業とか始めそうww
またブーム来ないかな~
輝やく青春・・・・
柔道着熊もナイスw
非力さを頭脳でカバーするグラウンドの鬼なパチェを妄想してしまいましたw
ありがとうございました