ポリっ……
空気を砕き周囲に響く音
コリコリ……
こもった音が静かに響く
コクコク……
水がゆっくりと流れる音
「ふぅ」
大きなため息を吐く1人の少女
別に鬱な気分でのため息ではない
1つの作業を終えたため息
「今日もお茶がおいしいわ」
のんきな口調で暖かな日に当たり縁側で座る巫女
博麗 霊夢
「やっぱノンビリが1番よね」
そう呟くともう1枚煎餅を手に取る
その瞬間、空から声が降ってきた
「…ーい、邪魔するぜ霊夢ー!」
ものすごい勢いで着地をする少女が1人
黒と白で構成された服を翻し縁側に座った
彼女の名前は霧雨 魔理沙
「あー疲れた、霊夢お茶~」
遠慮を知らない口調で霊夢に言葉をぶつける
「まったく自分で入れなさいよ」
「神社といったら巫女のお茶だろ」
「そんな理屈無いわよ」
ふてくされながらも霊夢はお茶を湯飲みに入れて魔理沙に渡す
「おーありがとう」
魔理沙は湯飲みを受け取ると1口飲む
その瞬間、空から1人の少女がゆっくり降りてくる
「もう、魔理沙。人を誘っておいて先に行くなんて…」
「アーすっかり忘れてたんだぜ」
「あんたって人は…」
魔理沙に誘われた少女
人形を操る魔法使いアリス・マーガトロイド
「悪い悪い、霊夢~アリスの分のお茶も頼む」
「何よつぎから次へと…」
そういいながらも湯飲みにお茶を注ぎアリスへ渡す
「どうも」
「紅茶じゃないけどね」
「かまわないわ」
そういうとアリスはゆっくり1口お茶を飲む
その瞬間、目の前の空間が歪み1筋の切れ目が入った
「はーい」
中から笑顔で出てきたのは妖怪
しかも胡散臭い
「目の前に出るのやめてくれるかしら」
「あら、この方が目立つでしょ」
「目だってどうするのよ…」
不敵な笑みを浮かべスキマから出てきた妖怪
八雲 紫
「霊夢~私にもお茶ちょーだい」
「断る」
「ああん、いけずぅ」
「気持ち悪い」
文句を言いながらも霊夢は紫に湯飲みを渡す
「やっぱ霊夢のお茶は最高ね」
「安物よ」
紫が湯飲みを手にとり1口飲む
その瞬間、また空から声がする
「こんにちわーお邪魔しますよー」
「おーぅ、ブンヤじゃないか」
そこに現れたのは天狗
射命丸 文
「新聞屋が珍しいわね、お茶飲む?」
「あ、いただきます」
返答を聞くと霊夢は湯のみにお茶を入れ文に渡す
「ありがとうございます」
「今日は何の用よ」
「いえー上空を飛んでいたら集まっているので何かネタがあるのかと。記者の勘です」
文は胸を張る
が
「別にネタなんてないわよ」
「ただお茶飲んでいるだけだしな」
「誘われただけだし」
「いつものことよ」
4人が即答する
「はうぁ」
文が涙目になる
そこへ霊夢が
「記者の勘は終わっているようね」
Theとどめ
泣きそうな顔をしつつ文はお茶の1口のむ
その瞬間、神社の表から声がする
「こんにちわー巫女さんいるかなー」
「縁側に居るわよ」
「お、こっちかなー」
表からひょっこり現れた緑の帽子をかぶった少女
河城 にとり
「いたいた」
「む、河童なんて珍しいな。山のとき以来だぜ」
「あ、あのときの魔法使いさん。それと文さんまで」
「こんにちわ、にとりさん」
軽く挨拶が終わると霊夢が言葉を挟む
「こんな神社まで何の用?」
「あ、そうそう。人間の照明道具ってのを改めて調査したくてですね、神社に着たんですよ」
「…なんで人里いかないのよ」
「神社のほうが身近じゃないですか~」
「私は便利屋じゃないわよ」
「まぁーそういわずに」
「まぁ勝手にすればいいわ」
霊夢は疲れたという顔をして手をペイペイとする
にとりはガッツポーズをとると神社の中に消えた
「別に何も無いけどね」
「河童が言うことは分からないぜ」
「むしろ魔理沙の家のほうが色々研究になるんじゃないかしら」
「それは勘弁だぜアリス」
「それにしても…」
霊夢は首をかしげる
「紫、あんたまたなにかした?」
「ん?いえ私は何も~」
ウフフと紫は返答する
「怪しい…」
「何が怪しいんだ?」
「新聞屋までならともかく、河童までくるなんて」
「んー、まぁたしかに。あ、追加がきたぜ」
魔理沙はそういうと指をさす
指をさす方向には日傘をさしたメイドと中華服の女性
それぞれの傘の影に入る幼い少女が2人
そして少し暑そうな格好をしている紫色の服の少女
「…なんでアンタたちまで」
「あら、別にいいじゃない。珍しいことじゃないでしょ」
「あー魔理沙だー」
「お、フランじゃないか珍しいな。てかパチュリーもきたのか」
「今日は喘息の調子がいいから」
そこに居るのは紅魔館に住んでいる住人達
レミリア・スカーレット
その妹フランドール・スカーレット
メイド長の十六夜 咲夜
門番を任されている紅 美鈴
図書館の主パチュリー・ノーレッジ
「ねぇ霊夢私達のお茶は?」
「…出したくても湯飲みが足りないわよ」
「なら、出してあげるわよ。はい」
紫がスキマを開き湯飲みをどんどん出す
「余計なことをするんじゃないわよ紫」
「善行善行、うふふ」
「まったくもう…なんなのよ今日は」
シブシブと出された湯飲みにお茶を注いでいく
そこへ
「こんにちわー」
「お邪魔しますよ」
「お茶のにおいがしてー」
「幽々子様、落ち着いてー」
「霊夢さん、お薬いかがですか」
「たまには外出るのもいいわね、ねぇ永琳」
「そうですね」
「うさうさ♪」
「輝夜、今日こそ決着をつけるぞ!」
「妹紅!昼間からやめないか!」
「お客がたくさん居る!商売のチャンスー」
「これは演奏のチャンス~」
「ふふふ、こんにちわ霊夢」
「今日こそ決着をつけるわよ!紅白巫女!」
「チルノーやめようよー」
「そーなのかー」
「巫女ー!かくまってくれー!」
「逃がしませんよ小町!!」
「ここですか?博麗の神社は」
「おーい博麗の巫女、酒もってきたぞー」
「あーうー」
ぞろぞろと人が集まり始める
「……」
霊夢はスクッと立ち上がり何も無いところに札を投げる
ベシッ
「あいたぁああああ!!」
「あんたの仕業ね!萃香ぁ!!」
「いいじゃないかー」
「よくないわよー!」
それからもゾロゾロと集まり結局、魔理沙の提案でそのまま宴会に突入した
神社の境内で大騒ぎで宴会が進んでいる中、集団から少し離れた場所に彼女は居た
フラリと神社にきた人物の一人
「…楽しそうね」
遠目で騒いでいる人たちを見つめる
彼女は静かにお酒を飲む
彼女の名前は鍵山 雛
皆に近づくと厄が移ると1人はなれた場所で飲んでいた
そこへ霊夢がやってくる
「1人じゃ楽しくないでしょ、こちらへ来なさいよ」
「でもそっちいくと厄が移るわよ」
「厄ごときで死ぬ連中じゃないわよ、それとまた後で回収すればいいでしょ」
「…」
霊夢だけではなく集団からも誘いの声が何度も上がる
「じゃあお邪魔しちゃうわ」
「それでよろしい」
霊夢と雛は一緒に集団の中に溶けていった
その瞬間、雛以外の全員に金ダライが落ちた
空気を砕き周囲に響く音
コリコリ……
こもった音が静かに響く
コクコク……
水がゆっくりと流れる音
「ふぅ」
大きなため息を吐く1人の少女
別に鬱な気分でのため息ではない
1つの作業を終えたため息
「今日もお茶がおいしいわ」
のんきな口調で暖かな日に当たり縁側で座る巫女
博麗 霊夢
「やっぱノンビリが1番よね」
そう呟くともう1枚煎餅を手に取る
その瞬間、空から声が降ってきた
「…ーい、邪魔するぜ霊夢ー!」
ものすごい勢いで着地をする少女が1人
黒と白で構成された服を翻し縁側に座った
彼女の名前は霧雨 魔理沙
「あー疲れた、霊夢お茶~」
遠慮を知らない口調で霊夢に言葉をぶつける
「まったく自分で入れなさいよ」
「神社といったら巫女のお茶だろ」
「そんな理屈無いわよ」
ふてくされながらも霊夢はお茶を湯飲みに入れて魔理沙に渡す
「おーありがとう」
魔理沙は湯飲みを受け取ると1口飲む
その瞬間、空から1人の少女がゆっくり降りてくる
「もう、魔理沙。人を誘っておいて先に行くなんて…」
「アーすっかり忘れてたんだぜ」
「あんたって人は…」
魔理沙に誘われた少女
人形を操る魔法使いアリス・マーガトロイド
「悪い悪い、霊夢~アリスの分のお茶も頼む」
「何よつぎから次へと…」
そういいながらも湯飲みにお茶を注ぎアリスへ渡す
「どうも」
「紅茶じゃないけどね」
「かまわないわ」
そういうとアリスはゆっくり1口お茶を飲む
その瞬間、目の前の空間が歪み1筋の切れ目が入った
「はーい」
中から笑顔で出てきたのは妖怪
しかも胡散臭い
「目の前に出るのやめてくれるかしら」
「あら、この方が目立つでしょ」
「目だってどうするのよ…」
不敵な笑みを浮かべスキマから出てきた妖怪
八雲 紫
「霊夢~私にもお茶ちょーだい」
「断る」
「ああん、いけずぅ」
「気持ち悪い」
文句を言いながらも霊夢は紫に湯飲みを渡す
「やっぱ霊夢のお茶は最高ね」
「安物よ」
紫が湯飲みを手にとり1口飲む
その瞬間、また空から声がする
「こんにちわーお邪魔しますよー」
「おーぅ、ブンヤじゃないか」
そこに現れたのは天狗
射命丸 文
「新聞屋が珍しいわね、お茶飲む?」
「あ、いただきます」
返答を聞くと霊夢は湯のみにお茶を入れ文に渡す
「ありがとうございます」
「今日は何の用よ」
「いえー上空を飛んでいたら集まっているので何かネタがあるのかと。記者の勘です」
文は胸を張る
が
「別にネタなんてないわよ」
「ただお茶飲んでいるだけだしな」
「誘われただけだし」
「いつものことよ」
4人が即答する
「はうぁ」
文が涙目になる
そこへ霊夢が
「記者の勘は終わっているようね」
Theとどめ
泣きそうな顔をしつつ文はお茶の1口のむ
その瞬間、神社の表から声がする
「こんにちわー巫女さんいるかなー」
「縁側に居るわよ」
「お、こっちかなー」
表からひょっこり現れた緑の帽子をかぶった少女
河城 にとり
「いたいた」
「む、河童なんて珍しいな。山のとき以来だぜ」
「あ、あのときの魔法使いさん。それと文さんまで」
「こんにちわ、にとりさん」
軽く挨拶が終わると霊夢が言葉を挟む
「こんな神社まで何の用?」
「あ、そうそう。人間の照明道具ってのを改めて調査したくてですね、神社に着たんですよ」
「…なんで人里いかないのよ」
「神社のほうが身近じゃないですか~」
「私は便利屋じゃないわよ」
「まぁーそういわずに」
「まぁ勝手にすればいいわ」
霊夢は疲れたという顔をして手をペイペイとする
にとりはガッツポーズをとると神社の中に消えた
「別に何も無いけどね」
「河童が言うことは分からないぜ」
「むしろ魔理沙の家のほうが色々研究になるんじゃないかしら」
「それは勘弁だぜアリス」
「それにしても…」
霊夢は首をかしげる
「紫、あんたまたなにかした?」
「ん?いえ私は何も~」
ウフフと紫は返答する
「怪しい…」
「何が怪しいんだ?」
「新聞屋までならともかく、河童までくるなんて」
「んー、まぁたしかに。あ、追加がきたぜ」
魔理沙はそういうと指をさす
指をさす方向には日傘をさしたメイドと中華服の女性
それぞれの傘の影に入る幼い少女が2人
そして少し暑そうな格好をしている紫色の服の少女
「…なんでアンタたちまで」
「あら、別にいいじゃない。珍しいことじゃないでしょ」
「あー魔理沙だー」
「お、フランじゃないか珍しいな。てかパチュリーもきたのか」
「今日は喘息の調子がいいから」
そこに居るのは紅魔館に住んでいる住人達
レミリア・スカーレット
その妹フランドール・スカーレット
メイド長の十六夜 咲夜
門番を任されている紅 美鈴
図書館の主パチュリー・ノーレッジ
「ねぇ霊夢私達のお茶は?」
「…出したくても湯飲みが足りないわよ」
「なら、出してあげるわよ。はい」
紫がスキマを開き湯飲みをどんどん出す
「余計なことをするんじゃないわよ紫」
「善行善行、うふふ」
「まったくもう…なんなのよ今日は」
シブシブと出された湯飲みにお茶を注いでいく
そこへ
「こんにちわー」
「お邪魔しますよ」
「お茶のにおいがしてー」
「幽々子様、落ち着いてー」
「霊夢さん、お薬いかがですか」
「たまには外出るのもいいわね、ねぇ永琳」
「そうですね」
「うさうさ♪」
「輝夜、今日こそ決着をつけるぞ!」
「妹紅!昼間からやめないか!」
「お客がたくさん居る!商売のチャンスー」
「これは演奏のチャンス~」
「ふふふ、こんにちわ霊夢」
「今日こそ決着をつけるわよ!紅白巫女!」
「チルノーやめようよー」
「そーなのかー」
「巫女ー!かくまってくれー!」
「逃がしませんよ小町!!」
「ここですか?博麗の神社は」
「おーい博麗の巫女、酒もってきたぞー」
「あーうー」
ぞろぞろと人が集まり始める
「……」
霊夢はスクッと立ち上がり何も無いところに札を投げる
ベシッ
「あいたぁああああ!!」
「あんたの仕業ね!萃香ぁ!!」
「いいじゃないかー」
「よくないわよー!」
それからもゾロゾロと集まり結局、魔理沙の提案でそのまま宴会に突入した
神社の境内で大騒ぎで宴会が進んでいる中、集団から少し離れた場所に彼女は居た
フラリと神社にきた人物の一人
「…楽しそうね」
遠目で騒いでいる人たちを見つめる
彼女は静かにお酒を飲む
彼女の名前は鍵山 雛
皆に近づくと厄が移ると1人はなれた場所で飲んでいた
そこへ霊夢がやってくる
「1人じゃ楽しくないでしょ、こちらへ来なさいよ」
「でもそっちいくと厄が移るわよ」
「厄ごときで死ぬ連中じゃないわよ、それとまた後で回収すればいいでしょ」
「…」
霊夢だけではなく集団からも誘いの声が何度も上がる
「じゃあお邪魔しちゃうわ」
「それでよろしい」
霊夢と雛は一緒に集団の中に溶けていった
その瞬間、雛以外の全員に金ダライが落ちた
てゐか?
真面目な話だと思ってたので。
っていうか金ダライは厄か!?www
「それは勘弁だぜアリス」では?
あと最後の方の「うつる」の変換が統一されてませんよ
雛が集める厄っていうのは金ダライのことだったのか・・・!
>図書館の主パチュリー・ノーエッジ
無刃……つまり非暴力主義を唱えるパッチェさん……じゃなくて、ノーレッジですね、はい。
くすりと落ちで微笑ませていただきましたって事でこの点数。
金ダライもちょっと笑っちゃいましたが……
↓の方がすでに指摘していますが
「ノーエッジ」で同じこと考えて腹筋が鍛えられました。
オチに盛大に噴いたのでコメ進呈w
素晴らしいオチでした。
これは負けを認めざるを得ない。
離れて飲んでるのは最初雛じゃなくてゆうかりんだと思ってました。
これなんてドリフ?あ、ドリ符か、スペカなんだねw
ありがとうございました。
どっからきた金ダライww