幻想郷で滅多に人が来ない博麗神社。その裏地にとんでもない物が降って来た。
それが木々をなぎ倒し、一帯を焼け野原にした。その際にとてつもない轟音が鳴り響き、その音は幻想郷に響いた。
博麗神社の神主、博麗霊夢はその音で目が覚め、その原因は何かと裏地に来た。しかしそこには変な光景が広がっていた。
「シャンハーイ?」
「シャンハーイ」
「シャンハーイ!?」
「シャンハーイ」
「まったく、こんな夜中にこんな物が落ちてくるとは・・・」
「そうね、まったくだわ」
多くの人形と、アリスと魔理沙だった。なぜか上海人形が異様に多い。
「おっ、霊夢。災難だったな、こんな物が落ちてきて」
「シャンハーイ?」
「余計なお世話よ」
魔理沙は、ははっ と笑って見せた。アリスは何故か無言を貫き通している。先ほども説明したが上海人形は異様に多い。
「でもなんでこんな所に、しかも夜中に」
「シャンハーイ」
「起きてしまったものはしょうがないだろ。やる事もなかったしな」
じゃあ寝てればいい。と一瞬口に出そうとしたが飲み込む。一度目がさめたら眠れなくなることも多い。
「あとはアリスと私だけで調べておくから、寝ておけ」
「シャンハーイ」
「まぁ、お言葉に甘えてそうさせてもらうわ」
「何かあったら、教えてよ。出来ればお茶菓子か何か持ってきて」
霊夢はそう告げると神社へ戻っていった。
さらに夜が更け、何者かが神社の前で叫んでいる。
「れいむ~、誰かがさけんでるよー」
ただ酒を飲み、宴会だけを楽しむ幼女鬼、萃香が眠そうな声でしゃべる。
霊夢は萃香を無視し、神社の前に向かう。
「ああ、良かった。来なかったらどうしようか困ったぜ」
魔理沙は、焦ったような口調で喋る。息もたじたじの様だった。
「どうしたのよ。しかもそんな状態で。妖怪にでも襲われたの?」
魔理砂は理由を話し始めた。
霊夢が神社に帰った後、しばらく二人で調査していた。
魔理砂は急に睡魔に襲われ、アリスが危ないから送っていくと誘われた。
「で、どうやって送ってもらったのよ」
「・・・上海人形」
アリスは上海人形をなぜか多く持ってきてた。たぶんそれで担ぎ上げたのかもしれない。魔理沙は詳細を喋らなかった。
「で、何で来たのよ。箒で飛んでくれば何処でも大丈夫じゃない」
「いやぁー、その箒をわすれてしまって」
箒は自力で飛べない魔理沙にとって重要な道具である。さらに攻撃に必要なものである。
アリスに送られるときに忘れてしまったらしい。
「で、その箒を一緒に取ってきてほしいと」
魔理沙は徒歩で来たため、道中のザコ妖怪達と強制的に戦わざるを得なかった。
「・・・でもお茶菓子を持ってきてって言ったのにねぇ」
「あれは出来ればだろ。もってこいなんて強制してないぜ」
自分の得がないとあまり動かない神主、霊夢。
「じゃあ、あれだ。団子おごってやるからさ」
「んー、あと何かあればなぁー」
軽い報酬では動かない神主、霊夢。
「あー、わかったよ。私の持っているものでいいなら何でもいいぜ」
「見てから決めるわ」
このように言ったときは絶対高級品をかっさらって行く神主、霊夢。まぁ、魔理沙の持っているものの中にはは盗んでいるものもあるのだが。
「でも、その格好で出るのはちょっとまずいと思うぜ・・・」
魔理沙は霊夢の格好について言及したのは、いつもの巫女姿ではなく、白い服装になっていた。言葉に出来ないような服である。
服装は各自頭の中で考えてほしい。
「まぁ・・・、この格好はまずいわね」
一度神社で用意をしてくることにした。
「れいむー、どっか行くの~?」
「ちょっと用事」
またしても話しかけてきた萃香に、早く寝なさいとつげ、神社を出た。
神社の裏地には玄爺が住んでいたが、最近は姿を見せなかった。そして謎の飛来物がやってきた今では見る影もない。
辺りの木々はなぎ倒され、一部は焼け焦げ、大きい池の水は枯れ、落ちてきた物体は地面に軽く埋まっている。
「しかし、ひどい有様ね・・・」
霊夢は今度慧音にこの歴史を消してもらおうと考えていた。しかしそんな考えものちに粉砕することになる。
「あったあった。いやぁ、よかった。このまま箒が無かったらどうしようか困ってたところだぜ」
「で、調べていて何か手がかりはあったの?」
「いや、さっぱりだ。第一この岩が何処から来たかさえ分からないしな」
無事に帰ろうとしたとき、謎の飛来物から一筋の光が。
「光が出ているぜ」
霊夢は悟った。絶対に厄介ごとになると。
そして光の中から『あいつ』が出てきた。
「ごっすん、ごっすん、ごすんくぎ~」
一般的にはみすちー などと呼ばれる夜雀、ミスティア・レーレライだった。
「てか、なんでお前が出てくるんだよ」
「いやぁ~、一ヵ月後の事を教えにしたぁ~のさ~」
「そこ、歌風に言わない。歌わない。うるさい」
「一ヵ月後、幻想郷の皆がチルノのような⑨になる」
「はぁ?チルノのような⑨になるってことは」
「皆チルノのようなバカになるってことね」
「だから、⑨になるまえにあのバカを突き止めろと」
「それじゃあ、慧音に歴史を消してもらえばいいじゃない」
「歴史を消せるのはその歴史が起きてからだぞ」
「どのみち、あのバカを突き止めろと」
「そーいうこと。まぁ、神社でお菓子とか食べながら話そうよ」
「私の神社にあなた達にあげる茶菓子なんてないわよ」
「ただいまー」
「おかえりなさーい」
神社に戻ると幽々子がなにやらお菓子やらお茶やらを食べて待っていた。ちなみにお菓子は霊夢の毎日の楽しみの羊羹である。
「てか、あんた何食べてるのよ。しかも明日の!!」
「ただ、ちょっと知らせにねー。この近くに私の像を建てたから見にきてね~♪」
「ゆゆ様、あれほど食べてはいけないといったのに。それに像を建てたのは私です」
妖夢は何も食べずに待っていた。さすがだ。えらい。
「お、おいしそうな雀。妖夢、あれを焼いて頂戴」
「ぇ、ぁぁ、わかりました」
そしてみすちーと妖夢の対決が始まった・・・。まぁ結果は分かっていると思うが。
お伝えしよう。結果はやはり妖夢の勝ちだった。やはり面数が違うと能力は違う。
「ううう・・・、最後に、霊夢と話させて・・・」
「最後ですよ。これが終わったら完全に料理にしてあげます」
血も涙もない妖夢である。
「で、それがミスティアからもらった紙か」
料理にされる直前にミスティアからもらった紙には幻想郷を救う方法が書かれていた。
まず8つの場所を巡り、そこの信仰ポイントを集め、弾幕を⑨にぶつけるらしい。
「・・・信仰ポイントって妖怪を倒さないと出てこないはずじゃないのか?」
「まぁ、何かあるのでしょ。とりあえず行ってみないと」
そして幻想卿を⑨から救うべく、霊夢達の冒険は始まることとなる。
それが木々をなぎ倒し、一帯を焼け野原にした。その際にとてつもない轟音が鳴り響き、その音は幻想郷に響いた。
博麗神社の神主、博麗霊夢はその音で目が覚め、その原因は何かと裏地に来た。しかしそこには変な光景が広がっていた。
「シャンハーイ?」
「シャンハーイ」
「シャンハーイ!?」
「シャンハーイ」
「まったく、こんな夜中にこんな物が落ちてくるとは・・・」
「そうね、まったくだわ」
多くの人形と、アリスと魔理沙だった。なぜか上海人形が異様に多い。
「おっ、霊夢。災難だったな、こんな物が落ちてきて」
「シャンハーイ?」
「余計なお世話よ」
魔理沙は、ははっ と笑って見せた。アリスは何故か無言を貫き通している。先ほども説明したが上海人形は異様に多い。
「でもなんでこんな所に、しかも夜中に」
「シャンハーイ」
「起きてしまったものはしょうがないだろ。やる事もなかったしな」
じゃあ寝てればいい。と一瞬口に出そうとしたが飲み込む。一度目がさめたら眠れなくなることも多い。
「あとはアリスと私だけで調べておくから、寝ておけ」
「シャンハーイ」
「まぁ、お言葉に甘えてそうさせてもらうわ」
「何かあったら、教えてよ。出来ればお茶菓子か何か持ってきて」
霊夢はそう告げると神社へ戻っていった。
さらに夜が更け、何者かが神社の前で叫んでいる。
「れいむ~、誰かがさけんでるよー」
ただ酒を飲み、宴会だけを楽しむ幼女鬼、萃香が眠そうな声でしゃべる。
霊夢は萃香を無視し、神社の前に向かう。
「ああ、良かった。来なかったらどうしようか困ったぜ」
魔理沙は、焦ったような口調で喋る。息もたじたじの様だった。
「どうしたのよ。しかもそんな状態で。妖怪にでも襲われたの?」
魔理砂は理由を話し始めた。
霊夢が神社に帰った後、しばらく二人で調査していた。
魔理砂は急に睡魔に襲われ、アリスが危ないから送っていくと誘われた。
「で、どうやって送ってもらったのよ」
「・・・上海人形」
アリスは上海人形をなぜか多く持ってきてた。たぶんそれで担ぎ上げたのかもしれない。魔理沙は詳細を喋らなかった。
「で、何で来たのよ。箒で飛んでくれば何処でも大丈夫じゃない」
「いやぁー、その箒をわすれてしまって」
箒は自力で飛べない魔理沙にとって重要な道具である。さらに攻撃に必要なものである。
アリスに送られるときに忘れてしまったらしい。
「で、その箒を一緒に取ってきてほしいと」
魔理沙は徒歩で来たため、道中のザコ妖怪達と強制的に戦わざるを得なかった。
「・・・でもお茶菓子を持ってきてって言ったのにねぇ」
「あれは出来ればだろ。もってこいなんて強制してないぜ」
自分の得がないとあまり動かない神主、霊夢。
「じゃあ、あれだ。団子おごってやるからさ」
「んー、あと何かあればなぁー」
軽い報酬では動かない神主、霊夢。
「あー、わかったよ。私の持っているものでいいなら何でもいいぜ」
「見てから決めるわ」
このように言ったときは絶対高級品をかっさらって行く神主、霊夢。まぁ、魔理沙の持っているものの中にはは盗んでいるものもあるのだが。
「でも、その格好で出るのはちょっとまずいと思うぜ・・・」
魔理沙は霊夢の格好について言及したのは、いつもの巫女姿ではなく、白い服装になっていた。言葉に出来ないような服である。
服装は各自頭の中で考えてほしい。
「まぁ・・・、この格好はまずいわね」
一度神社で用意をしてくることにした。
「れいむー、どっか行くの~?」
「ちょっと用事」
またしても話しかけてきた萃香に、早く寝なさいとつげ、神社を出た。
神社の裏地には玄爺が住んでいたが、最近は姿を見せなかった。そして謎の飛来物がやってきた今では見る影もない。
辺りの木々はなぎ倒され、一部は焼け焦げ、大きい池の水は枯れ、落ちてきた物体は地面に軽く埋まっている。
「しかし、ひどい有様ね・・・」
霊夢は今度慧音にこの歴史を消してもらおうと考えていた。しかしそんな考えものちに粉砕することになる。
「あったあった。いやぁ、よかった。このまま箒が無かったらどうしようか困ってたところだぜ」
「で、調べていて何か手がかりはあったの?」
「いや、さっぱりだ。第一この岩が何処から来たかさえ分からないしな」
無事に帰ろうとしたとき、謎の飛来物から一筋の光が。
「光が出ているぜ」
霊夢は悟った。絶対に厄介ごとになると。
そして光の中から『あいつ』が出てきた。
「ごっすん、ごっすん、ごすんくぎ~」
一般的にはみすちー などと呼ばれる夜雀、ミスティア・レーレライだった。
「てか、なんでお前が出てくるんだよ」
「いやぁ~、一ヵ月後の事を教えにしたぁ~のさ~」
「そこ、歌風に言わない。歌わない。うるさい」
「一ヵ月後、幻想郷の皆がチルノのような⑨になる」
「はぁ?チルノのような⑨になるってことは」
「皆チルノのようなバカになるってことね」
「だから、⑨になるまえにあのバカを突き止めろと」
「それじゃあ、慧音に歴史を消してもらえばいいじゃない」
「歴史を消せるのはその歴史が起きてからだぞ」
「どのみち、あのバカを突き止めろと」
「そーいうこと。まぁ、神社でお菓子とか食べながら話そうよ」
「私の神社にあなた達にあげる茶菓子なんてないわよ」
「ただいまー」
「おかえりなさーい」
神社に戻ると幽々子がなにやらお菓子やらお茶やらを食べて待っていた。ちなみにお菓子は霊夢の毎日の楽しみの羊羹である。
「てか、あんた何食べてるのよ。しかも明日の!!」
「ただ、ちょっと知らせにねー。この近くに私の像を建てたから見にきてね~♪」
「ゆゆ様、あれほど食べてはいけないといったのに。それに像を建てたのは私です」
妖夢は何も食べずに待っていた。さすがだ。えらい。
「お、おいしそうな雀。妖夢、あれを焼いて頂戴」
「ぇ、ぁぁ、わかりました」
そしてみすちーと妖夢の対決が始まった・・・。まぁ結果は分かっていると思うが。
お伝えしよう。結果はやはり妖夢の勝ちだった。やはり面数が違うと能力は違う。
「ううう・・・、最後に、霊夢と話させて・・・」
「最後ですよ。これが終わったら完全に料理にしてあげます」
血も涙もない妖夢である。
「で、それがミスティアからもらった紙か」
料理にされる直前にミスティアからもらった紙には幻想郷を救う方法が書かれていた。
まず8つの場所を巡り、そこの信仰ポイントを集め、弾幕を⑨にぶつけるらしい。
「・・・信仰ポイントって妖怪を倒さないと出てこないはずじゃないのか?」
「まぁ、何かあるのでしょ。とりあえず行ってみないと」
そして幻想卿を⑨から救うべく、霊夢達の冒険は始まることとなる。
点数はTOUHOU2の展開次第ということで……でも期待も込めて少しだけ。
それにしてもどこへ行ってもミスティアは不遇(食物)の扱いですねぇ。
ちょっとまだストーリーが見えないですねぇ。
MOTHER2にはまった自分としては今後の展開に期待します!