『確かに告白』
霖之助 「おやっ? これは・・・、手紙か?
差出人は魔理沙、僕宛にか・・・。
ピンク色の便箋に、ハートシールでの封。
・・・・・・こ、これはまさか、告白というやつなのでわッ!?!?」
『悪ぃ、香霖。いつも椅子にしてた壺割っちまった! 魔理沙(はぁと)』
『ある門番の日記』
8月20日。(土砂降り 所によりナイフ)
今日も咲夜さんにいびられる。
魔理沙さんに門を通られたら刺された。
33本刺された。
あの人は他人の痛みを知るべきだ。
今日も誰からも一度も名前で呼ばれなかった。
連続41日。
自己記録更新中だ。
涙が止まらなくて字が書きづらい。
あまりにも理不尽だ。
もう咲夜さんなんて、
咲夜さんなんて
咲夜 「美鈴~? お茶にするわよ~?」
美鈴 「咲夜さんなんて大好きですぅ♪」
咲夜 「はぁ?」
『ボンバーマンは性格が出ると思う』
美鈴 「お嬢様策士ですねぇ。アイテムを利用して誘い込むなんて流石です。
パチュリー様はドクロで鈍足かかってるから離れてれば安心ですね。
妹様は・・・、フルファイヤーの貫通ボム!? うひゃあ!!
ってか咲夜さん開始直後に爆弾投げ込むのやめてくださいって言ってるじゃないですか!!」
『デファクトスタンダード』
霊夢 「あら、中国。こんにちはアル~。」
魔理沙 「よう、中国! こんにちはアル~。」
レミリア「こんばんわアル、美鈴。いい月夜ね。」
咲夜 「おはようアル、中国。いつまで寝ぼけてるのよ。」
鈴仙 「あっ、美鈴さん。こんにちはアル~。」
美鈴 「『~アル』は中国語じゃないですから!! 挨拶はニーハオですから!!」
『厳しき冬』
霊夢 「ゆぅ~き~やこんこん、あ~られ~やこんこん。
降って~は降って~はずんずん積~もる。
い~ぬ~はよ~ろこ~びに~わ駆~けま~わり、
ね~こ~はコ~タツ~でま~るく~なる~。」
魔理沙 「そして蛍は縁側でコロリと―――」
リグル 「逝かない!!」
『唯一の天敵』
霊夢 「来る日も来る日も誰かをイジめてばっかり。
いつか神罰が下るわよ。神様の気が向いたらね。」
幽香 「神罰? はっ、そんなもの怖くなんてないわよ。
いいえ、神罰だけじゃない。私が恐れる者なんてなにもありはしないわ。」
霊夢 「たいした自信だこと。流石は幻想郷最強の妖怪ね。」
幽香 「あられが降ろうが槍が降ろうが、私を止められはしないわよ。」
魔理沙 「お~い、霊夢! 今夜辺り台風が来るって慧音が―――」
幽香 「花壇があああああぁぁぁぁぁ・・・・・・!!!」
魔理沙 「・・・・・・なんだありゃ。すごい勢いで行っちまったぜ。」
霊夢 「今夜天敵が来襲するそうよ。」
『アンケート 秋といったら』
文 「秋といったらなんですか?」
パチェ 「読書の秋ね。」
文 「秋といったらなんですか?」
幽々子 「もちろん食欲の秋よ~。」
文 「秋といったらなんですか?」
ルナサ 「芸術の秋だな。」
文 「秋といったらなんですか?」
魔理沙 「収穫の秋だ。ほら、山に行ってきたらこんなに栗が大量だぜ♪」
文 「秋といったらなんですか?」
静葉 「撃墜の秋。」
文 「お大事に。」
『アンケート 四字熟語に例えると』
―霊夢の場合
文 「ご自身を四字熟語に例えるとなんですか?」
霊夢 「う~ん、悪衣悪食かしらねぇ・・・。」 ※悪衣悪食:粗末な衣服と粗末な食べ物。貧しい生活のこと。
―パチュリーの場合
文 「ご自身を四字熟語に例えるとなんですか?」
パチェ 「佳人薄命。・・・ごほっ。」 ※佳人薄命:美人や才能のある人は薄命であること。
―美鈴の場合
文 「ご自身を四字熟語に例えるとなんですか?」
咲夜 「七転八倒。」 ※七転八倒:何度も何度も倒れ、苦痛に苦しむさま。
美鈴 「なんで咲夜さんが答えるんですかぁ!?」
―幽々子の場合
文 「ご自身を四字熟語に例えるとなんですか?」
妖夢 「暴飲暴食。(ぼそり)」 ※暴飲暴食:度を超して大量に飲み食いすること。
幽々子 「ご期待に添えられるよう善処するわ!」
妖夢 「くぅ、皮肉も通じない!!」
―永琳の場合
文 「ご自身を四字熟語に例えるとなんですか?」
永琳 「才色兼備、かしらね。」 ※才色兼備:優れた才能と美しい顔立ちの両方に恵まれていること。
鈴仙 「自分で言ってって恥ずかしくないんでいえいえなにも言ってませんよ?
きっと空耳ですからその注射器に入ったドドメ色の液体を、
これ見よがしにぴゅーっと噴出すのはやめてくださアッー!!」
―魔理沙の場合
文 「ご自身を四字熟語に例えるとなんですか?」
魔理沙 「そうだな、天真爛m―――」 ※天真爛漫:ありのまま、自然体であるさま。
アリス 「猪突猛進。」 ※猪突猛進:周囲を省みずに行動するさま。
パチェ 「傍若無人。」 ※傍若無人:人目もはばからず自分勝手に行動するさま。
魔理沙 「ひどいぜ。」
―チルノの場合
文 「ご自身を四字熟語に例えるとなんですか?」
チルノ 「やきにくていしょく!!」
文 「まさに。」
※焼肉定食:定食屋の定番メニュー。転じて、これを四字熟語と勘違いしているおバカのこと。
『おめえの技を借りるぜ!』
魔理沙 「なあ、にとり。お前もしかして太陽拳とか使えるか?」
にとり 「・・・なんで?」
魔理沙 「ほら、天○飯とかクリ○ンとかみたいにさ。
河童なんだし、使えそうなもんだと思ったんだが。」
にとり 「二つほど勘違いしてるみたいだから訂正しておくけど、
まず太陽拳は別にハゲキャラじゃなくても使えるから。
次に誰がハゲキャラだコラァ!!!」
『続・ポリシー』
雛 「む、またあなたなの。」
藍 「ふふふ、縦回転の同志を見つけたよ。」
にとり 「おっす雛ちん。」
雛 「う、裏切り者ぉ!!」
にとり 「いや、そもそも仲間というわけでは・・・。」
藍 「やはり縦派が有力なようだな。」
雛 「くっ、見てなさいよ!!」
雛 「スターダストレヴァリエをきりもみしながら撃ったら強そうだと思わない?」
魔理沙 「宗教勧誘はお断りだぜ。」
『遺言』
美鈴 「その『夢想封印』っていうスペルは素敵ですね。
七色でキラキラしていて私のスペルと通じるところがありますよね。
ええ、もちろん本心からの言葉ですよ?
いつまでも眺めていたくなるくらい素敵だと思います。
ですからそれを私に叩きつけようとせずに二人でいつまでも眺めていませんk―――」
『時々でいいから、思い出してあげてください』
文 「今日はある方にインタビューをしてみました。」
?? 「ん? ああ、あの新入りの子達?
最近生意気なのよね~。ちょっとほかより強いからってちやほやされちゃってさ~。
私の名前すら知らない人だっているんじゃないのぉ?
SS書く職人だっていっつもあの2人ばっかり書いて他には見向きもしないんだから。
アリ・・・あ~、私のマスターにいっつもべったり付きまとっちゃってウザいったらもう。
いい加減私達のことにも目を向けろよとSS職人たちに声高らかに訴えたいわよ、ホント。」
文 「以上、オルレアン人形さんからのインタビューでした。」
?? 「ちょっ、名前は伏せてよね!!」
『本物だった』
魔理沙 「見ろ、霊夢!」
霊夢 「なによ、その毒々しい色のキノコ。」
魔理沙 「ふっふっふ、ついに手に入れたぜ。食べると大きくなるという伝説のキノコを!」
霊夢 「はぁ、そんなの迷信でしょ。キノコで巨大化したり分裂したりするわけないじゃない。」
魔理沙 「そいつはどうかな。ここは幻想郷だぜ。」
霊夢 「それが本物なら是非ご相伴にあずかりたいものだけど。本物ならね。」
魔理沙 「見てろよ、これで私もこの貧相なボディとはおさらばだぜ♪ ぱくっ」
―キィィィィィイイイイン!!
―ゴッ!!(柱に激突)
魔理沙 「はぶっ!?」
霊夢 「加速した・・・。」
『レジェンド・オブ・ソード』
魔理沙 「んじゃ、中のもん適当に見繕って持って行ってくれ。」
霖之助 「・・・・・・行ったな。
さて、それではお言葉に甘えさせてもらうとしようか。
相変わらず魔理沙の家は宝の山だな。文字通り宝の持ち腐れだよ、まったく。
それでは、僕の『アイテムの名称と用途がわかる程度の能力』で・・・、
ふむ、これは・・・、魔剣グラムというのか。魔剣というからには強そうだな。
八坂瓊曲玉? たしか神話上で三種の神器とか呼ばれていたやつだったか?
この棒は・・・、ロンギヌスの槍? ああ、槍だったのか。
エクスカリバー、ね。なんだかゴテゴテの装飾だが、これは高価そうだな。
なんだか物騒なものが多いのは魔理沙の性分か?
ケーリュケイオン、聖杯、うちでのこづち、せいぎのそろばん、ふむふむ。
これは・・・? アイスソード?
なんだか情けない名前だな。これはいらないか。
他には―――」
『現代人』
霊夢 「こんばんわ~。泊まりに来たわよ~。」
魔理沙 「お~っす。」
早苗 「いらっしゃい。さ、上がって。」
早苗 「晩御飯はグラタンにしたから。苦手だったら言ってね。」
霊夢 「・・・・・・。」
魔理沙 「・・・・・・。」
早苗 「寝るときはベッド使っていいわよ。私はソファで寝るから。」
霊夢 「・・・・・・。」
魔理沙 「・・・・・・。」
早苗 「ふぁぁ・・・あ。目覚ましにシャワー浴びてくるわ。朝御飯はその後ね。」
霊夢 「・・・・・・。」
魔理沙 「・・・・・・。」
早苗 「朝はやっぱり糖分取らなくちゃね。フルーツサンドにしたわ。
コーヒーは砂糖とミルク使う?」
霊夢 「この非国民がぁ!!」
魔理沙 「この非国民がぁ!!」
早苗 「なによ、普通でしょう!?」
『異文化交流』
霊夢 「それじゃあ紹介するわね。
左から順に、パチュリー・ノーレッジ。
レミリア・スカーレット。
フランドール・スカーレットね。」
早苗 「な、ないすとぅみーちゅー! あいむさなえ・こちや。
あ~、えっと、・・・せんきゅー。」
レミリア「日本語でOK。」
『花も恥らう○○○歳』
輝夜 「ねー、妹紅?」
妹紅 「なんだよ。」
輝夜 「あんたって、日本人よね?」
妹紅 「当たり前だろ。」
輝夜 「・・・・・・・・・白髪か。」
妹紅 「あァ!?」
『アレンジVer』
ルナサ 「私のソロが人気がない理由がわかった。」
リリカ 「へぇ。」
ルナサ 「テンションの下がるような演奏ばかりだったからだ。
これからはハードロック路線でいくぞ。」
リリカ 「わっ。ルナサ姉さんエレキギターなんか持ってたんだ。」
ルナサ 「ふっ、よく聞いてろよ。」
―ギュィィィィン!!
ルナサ 「どうだ?」
リリカ 「うん。ハードロックで選曲が『ドナドナ』は無理がある。」
『名前どころの問題じゃない』
輝夜 「どいつもこいつもてるよてるよ呼びやがって!
日本最古の物語知らんのかおんどれらは!!」
美鈴 「そんなのまだ名前っぽいだけましですよ。
私なんか中国ですよ! 国籍ですよ!!
中国の人口どれくらい居ると思ってるんですか!?」
輝夜 「・・・お互い大変だわね。」
美鈴 「ええ。名前って大切ですよね。」
椛 「はあ、名前で苦労されてるなんて珍しいですね。」
輝夜 「・・・・・・どちら様で?」
美鈴 「・・・・・・どちら様で?」
椛 「ひでェ!!」
『真実の豊かさ』
文 「今日を生きることを誰よりも大切にする幻想郷一の貧乏人、
博麗 霊夢さんにお話を伺います。」
霊夢 「はいはい。」
文 「このようなギリ貧の生活は苦しくないんですか?」
霊夢 「そりゃ苦しいわよ。金が宵越しまで持たないんだもの。」
文 「ではなぜもっと豊かになれるよう仕事をなされないのですか?」
霊夢 「ボロは着れども心は錦。
小さな幸せを大きな幸せと感じることこそが本当の幸せなのよ。
真実の豊かさとは貧しさの中に生まれるものなの。」
文 「では、あなたにとってお金とは?」
霊夢 「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。」
文 「なるほど。ありがとうございました。」
魔理沙 「おーい、霊夢! 賽銭入れといてやったぜ~?」
霊夢 「よぉぉぉし! でかしたぞ魔理沙ァ!!
喜べ! 今日は栗羊羹だァ!!」
魔理沙 「さっすが~、巫女様は話がわかるッ!」
文 (・・・豊かですねぇ。いろんな意味で。)
『誰がうまいこと言えと』
諏訪子 「退屈だな~。ねえねえカナちゃん遊ぼ~?」
神奈子 「抱きつくな。遊ぶくらい一人でできるだろ。」
諏訪子 「そんなつれないこと言わずにさ~。」
神奈子 「あたしは今機嫌が悪いんだ。
柱落とされたくなかったら目のつかないところで遊んでろ。」
諏訪子 「あぅ・・・。」
文 (ほう、まさに蛇に睨まれた蛙。)
諏訪子 「早苗ちゃん遊ぼ~? カナちゃん付き合ってくれないの~。」
早苗 「お断りします。」
諏訪子 「ええ~。早苗ちゃんも?」
早苗 「ええ。来客用の高級茶菓子が全滅していたので買い出しに行きます。
誰なんでしょうね、こっそり全部食べちゃったのはッ!!」
諏訪子 「はあぅ!?」
文 (ふむ、こちらはヘヴィに睨まれた蛙です。)
『積み重なる歳月』
文 「あけましておめでとうございます。」
霊夢 「ええ、あけましておめでとう。」
文 「あけましておめでとうございます。」
レミリア「ああ、おめでとう。」
文 「あけましておめでとうございます。」
妖夢 「はい、おめでとうございます。」
文 「あけましておめでとうございます。」
鈴仙 「あっ、今年もよろしくお願いしますね。」
文 「あけましてご愁傷様です。」
紫 「あけましてどういう意味よ!?」
『咲夜さんのカリスマ講座』
レミリア「・・・・・・カリスマが足りん。」
咲夜 「はぁ・・・。」
レミリア「なぜだ。あらゆる種族の中でも最高と言われる吸血種。
500年という歳月を重ね、実力は幻想郷の中でもトップクラス。
紅魔館という広大な館の主として、何十という従者を召し使えている。
口調が悪いのではと思い、お嬢様口調から少々ぶっきらぼうな、
男口調で威厳を表現してみたがどうも違う。」
咲夜 「はぁ・・・。」
レミリア「咲夜、お前はどう思う? なにが足りない?」
咲夜 「少々ご無礼になることをお許しくださいませ。」
レミリア「構わん。許す。」
咲夜 「はい。おそらく、お嬢様は『カリスマ』というものを狭義に捉えすぎなのですわ。」
レミリア「・・・ほう。続けろ。」
咲夜 「カリスマ=格好よさという認識は間違いです。
格好よさとはカリスマのごく一部の、きわめて限られた範囲での要素に過ぎません。」
レミリア「ふむ。たしかに、私はそういう認識をしていたが。」
咲夜 「カリスマとはすなわち、人格的魅力。人材牽引力ですわ。
この人のために尽くしたい。この人のためならすべてを捧げられる。
そう自然と思わせるような雰囲気がカリスマなのです。」
レミリア「なるほど。具体的にはどうすればいい?」
咲夜 「己の持つ魅力を理解し、最大限に生かすことですわ。つまり―――」
メイドA「あっ、お嬢様だわ。」
メイドB「あら本当。いつ見ても麗しいお姿・・・。」
―とてとてとて、どてっ!
メイドC「あっ!? 転んじゃいました。大丈夫でしょうか・・・。」
れみりぁ「・・・う、うぅ。いたい。でもレミィ泣かないもん。」
メイドD「・・・!?」
咲夜 「お嬢様!? お怪我はございませんか!?」
れみりぁ「さくや~! 泣かなかったよ?
レミィころんでも泣かなかったよ? ねええらい?」
メイド達「「ぶはっ!!(鼻血)」」
咲夜 「も゛、も゛う゛死゛ん゛で゛も゛い゛い゛・・・。(鼻血)」
レミリア(なんか違うわ・・・。)
『共通点は刀だけ』
慧音 「待っていたぞ、満月の夜に来るとはいい度胸だな!」
幽々子 「今だヤジロベー! 尻尾を斬れ!!」
妖夢 「誰がヤジロベーですかッ!!」
『認識が間違っている』
霖之助 「どうやら最近僕のことを褌、フンドシ、ふんどしと呼ぶ人が増えているようだが。
この際だからはっきり言おう。その認識は間違っている。
今後僕のことをそういう風に呼ぶのはやめて欲しい。非常に不愉快だからだ。
そもそも何故、僕=褌などという図式が生まれたのか、僕にはまるでわからないよ。
一体誰が最初に言い始めたんだか・・・。ひどいことをするね。
大体、褌というのは日本男児ならば誰でも着用するもので僕だけが特別ではないのだよ。
この僕のように正統派一筋な赤フンをだなッ!!(キャストオフ)」
霊夢 「自重しろ変態。」
『スカウト』
椛 「はぁ、4面中ボスなのにスペルも顔グラフィックもない。
なんだか影の薄い役割です・・・。」
リリーW「あは~♪」
リリーホワイトが仲間にしたそうにこちらを見ている。
椛 (目合わせたら終わり、目合わせたら終わり・・・。)
『うほっ』
魔理沙 「うわっ、雨降ってきたぜ。」
アリス 「結構勢い強いわね。」
魔理沙 「あー、濡れた服が体に張り付いて気持ち悪いぜ。
このままじゃ風邪引いちまうな。」
アリス 「ここからだと私の家が近いわ。
濡れた服も乾かさなきゃいけなし、よ ら な い か?」
魔理沙 「そいつは助かる。
が、鼻血拭け。」
『ほんのり赤らんだ魔理沙の寝顔とか』
てゐ 「急患! 急患だよー!!」
永琳 「急患!? 一体どうしたの!?」
てゐ 「魔理沙が風邪で倒れて、それをアリスが看病してたんだけど―――」
永琳 「まさか魔理沙の病状が悪化!?」
てゐ 「アリスが出血多量で倒れた!!」
永琳 「鼻栓詰めて追い出しなさい。」
『熟練度MAX』
霊夢 「魔理沙、風邪の具合はどう?」
魔理沙 「お~っす。見ての通りだぜ。」
霊夢 「バリバリ元気ね。お粥作って持ってきてあげたわ。」
魔理沙 「お前の目にはゾンビが金メダリストに見えるらしいな。」
霊夢 「はいはい。ほら、あっためてきたからすぐ食べられるわよ。」
魔理沙 「さんきゅー。あちちっ。」
霊夢 「少しは冷ましなさいね。」
魔理沙 「しかし、よくお前の台所にお粥の材料なんかあったな。ぱくっ」
霊夢 「意外とおいしいでしょ? 土粥だけど。」
魔理沙 「って土粥かよッ!!
しかもうめぇ!? 手馴れてやがる!!」
『決して理不尽ではない』
私の仕事は尽きることがない。
昼夜を問わず、次から次へと舞い込んでくる。
昨日は3時間しか寝られなかったが、これは多いほうだ。
仮眠程度しか取れない日すらある。
しかしどんなに眠くても、どんなに疲れていても、
私は休むことなく仕事をこなすのだ。
多くの人のためになるこの仕事を、私は誇りを持って―――
小町 「たは~、すみません。寝坊しましたぁ!」
映姫 「小町ィィィイイイ!!!」
『本末転倒』
美鈴 「うぅ、また魔理沙さんに押し通られてしまいました・・・。
このままでは門番をクビになってしまいますぅ。
こうなったら、本格的に強くなるしかありません!
今よりももっともっと強くなって、
魔理沙さんにだって絶対に負けないくらいに強くなります!
そして咲夜さんに褒められるような立派な門番になってみせます!
待っていてくださいね咲夜さん!
必ず最高の門番になって帰ってきますからね!」
『立派な門番になるために山篭りして修行してきます。 美鈴』
咲夜 「クビ。」
『墓穴』
魔理沙 「なぁ、アリス。」
アリス 「なに?」
魔理沙 「アリスって意外とでかいよな。」
アリス 「なっ、どこ見てんのよッ!?」
魔理沙 「身長だぜ。」
『Mr.Red 2』
てゐ 「あんたの神社の賽銭箱、昨日も空っぽだったらしいなぁ?
満杯にしといてやったぜ。」
てゐ 「井戸水でなぁ!!(まさに外道)」
『聞こえてました』
魔理沙 「最近面白い本がないぜ。なにかいい本はないか?」
アリス 「私もそう思ってたところ。私が聞きたいくらいだわ。」
魔理沙 「はぁ、退屈だ。」
アリス 「そうねぇ。長生きしてる人なら面白い本も沢山知ってるかもね。」
魔理沙 「おっ、丁度いいタイミングで藍がいるぜ!」
藍 「むっ、なにか用か?」
アリス 「紫って普段はなにを読んでるのかしら?」
藍 「鯖。」
魔理沙 「・・・・・・は? よく聞こえな―――」
藍 「アッーーー!!(スキマ)」
『人間大好き』
チルノ 「うぅ~、あの巫女今日も容赦なしだった!」
大妖精 「大丈夫、チルノちゃん?」
レティ 「またこっぴどくやられたわねぇ。」
チルノ 「霊夢なんか大ッ嫌いだ!」
ルーミア「そーなのかー?」
チルノ 「ルーミアだって前にひどい目に遭わされたんでしょ?」
ルーミア「でも人間は好きなのだ。」
大妖精 「そうなんだ。」
ルーミア「特に小さい女の子の太腿とか二の腕とかが好きなのだ。」
レティ 「その趣味はどうかと・・・。」
ルーミア「新鮮なら生のままでもいけるのだ。」
大妖精 「ってズレてるズレてる。」
『やりかねない』
魔理沙 「歴代のボスキャラは人間を糧とする奴が多いな。」
霊夢 「そう?」
魔理沙 「レミリアもフランドールも人間の血を吸う吸血鬼だろ?
紫は人間を食う妖怪だって話だし。」
咲夜 「言われてみればそうかもね。」
鈴仙 「でも姫と妹紅は人間食べたりしないわよ?」
魔理沙 「まああいつらは人間だしな。」
妖夢 「幽々子様は?」
魔理沙 「わからん。」
『ミッション・インポッシブル』
魔理沙 「ようやく追い詰めたぜ。お前が今回の異変の犯人だな!」
アリス 「さて、もう逃げ場はないわよ。観念してもらおうかしら。」
輝夜 「ふふっ、本来ならあんたたちごとき相手にするまでもないけど。
いいわ、少し遊んであげる。
いまから私が出す5つの難題、あんたたちに破れるかしら?
5つのうち、どれか一つでも破れればあんたたちの勝ちにしてあげるわよ。」
アリス 「嘗めてもらっちゃ困るわね。泣いても知らないわよ。」
輝夜 「『就職』、『結婚』、『一人暮らし』、『大学卒業』、『最萌1位』。
どれか一つでも私にさせることができたならあんたたちの勝ちよ!」
アリス 「なっ、回避不能ですって!?」
魔理沙 「くそっ、勝てる気がしねぇ・・・!!」
『たぶん深夜番組』
藍 「ゆかりブルー!」
幽々子 「ゆかりピンク♪」
妖夢 「ゆ、ゆかりグリーン・・・。(恥)」
橙 「ゆかりオレンジ!」
紫 「そしてゆかりヴァイオレット! 5人揃って!」
「「弾幕戦隊ゆかりんジャー!!」」
―どどーん!(なんかカラフルな煙幕)
紫 「ふふっ、決まった。完璧だわ!」
藍 「やっぱりヴァイオレットはねーよ、と私は思います。」
橙 「オレンジは? ねえ藍さまオレンジは?」
藍 「オレンジはいいんだよちぇ~ん♪」
幽々子 「私がなぜイエローじゃないのかって?
甘いわね。イエローはカレー好きの大食漢と相場が決まっているけど、
私にはカレーなどという縛りは必要ない!」
紫 「ああ、もう! チームワーク最悪ね!
発言したければ挙手しなさい!」
妖夢 「はい。」
紫 「はい妖夢!」
妖夢 「脱隊します。」
『兎を狩るにも全力を尽くすタイプ』
チルノ 「とりっく・おあ・とりーと!」
ルーミア「とりっく・おあ・とりーと!」
橙 「とりっく・おあ・とりーと!」
幽香 「トリック。」
チルノ 「・・・・・・。」
ミスティ「・・・・・・。」
橙 「・・・・・・。」
幽香 「トリックよ。ほらイタズラしてみなさい。
無論、相応の仕返しは覚悟の上なんでしょうね?」
魔理沙 「大人げゼロだな。」
『真相は怖くて聞けない』
霊夢 「最近妖夢を見ないわね。風邪でも引いた?」
幽々子 「いらっしゃい。別に風邪ではないわよ。」
霊夢 「そう。あとは、アンタが食べちゃったとか?」
幽々子 「そうそう。生のまま頭からバリバリと。」
霊夢 「ッ!?」
幽々子 「なんて顔してるのよ。冗談に決まっているでしょう?」
霊夢 「そ、そうよね~。流石にね~。」
幽々子 「当たり前じゃない。流石の私も生のままなんてお腹を壊すわ。」
霊夢 「・・・あ、あは、あはははははは。」
幽々子 「うふふふふふ。」
『でもけんじゃになるまで育てない』
輝夜 「おっ。てゐ、なにやってんの?」
てゐ 「ドラクエ3。」
輝夜 「またレトロなゲームやってるわね。パーティはっと。」
てい :ゆうしゃ
うどんげ:せんし
えーりん:けんじゃ
てるよ :あそびにん
輝夜 「言いたいことがある。」
てゐ 「だってニートって職業なかったんだもん!」
輝夜 「そこじゃねえ!!」
『ゆかりんの奇妙な体験』
藍 「紫様、起きてください。もう朝ですよ。
布団が干せないじゃないですか。いい加減起きてくださいよ!」
紫 「ぐぅ・・・。」
藍 「・・・ああそうですかわかりました。こちらも相応の処置を取りますからね。」
紫 「あ、ありのまま今起こったことを話すわ!
『私は布団で寝ていたと思ったら、いつの間にか天日干しされていた』
な、何を言ってるのかわからないと思うけど、
私も何をされたのかわからなかった。
頭がどうにかなりそうだったわ・・・。
反抗期だとか下克上だとか、
そんなちゃちなもんじゃあ断じてない。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったわ・・・。」
藍 「ふざけてないでさっさと起きてください。
布団と一緒に叩きますよ。」
『能無しと呼ばないで』
早苗 「巫女のあなたから山に入るとは。
今すぐうちの神様を勧誘したいのかしら?(ふよふよ)」
霊夢 「・・・・・・。」
早苗 「・・・・・・?(ふよふよ)」
霊夢 「あんた、能力は?」
早苗 「へっ? えっと、『奇跡を起こす程度の能力』だけど?」
霊夢 「・・・・・・お前もか。」
早苗 「はぃ?」
霊夢 「お前もかぁぁぁあああ!!」
早苗 「な、なに!? どうしたの突然!?」
霊夢 「どいつもこいつもほいほい空を飛びやがって!!
私とは違う能力のくせに!!
『空を飛ぶ程度の能力』じゃないくせに!!」
早苗 「え、いや、その。これはほら、奇跡の内よ?
だから私もあなたと同じように、あくまでも能力を使って―――」
霊夢 「魔理沙はまだわかるわよ! 魔法使いだし箒も使ってるし!!
あの変態メイドはどういう原理で空を飛んでやがるんだ!!
大人の事情ってなによ!? 少女だからわかんねーわよ!!
人間なら人間らしく地べた這いずり回れよちくしょう!!」
早苗 「お、落ち着いて? ほら、お茶でも飲んで一息吐きましょ?」
霊夢 「うるさい!! 同情するなら能力をくれ!! うわぁぁぁん!!!」
『でもこぼすのは本当』
レミリアは食事の際、多くの血をこぼしてしまうことから、
『スカーレットデビル』という異名で呼ばれることがある。
魔理沙 「(レミリアが)食事の際、多くの(鼻)血をこぼしてしまうことから変態メイド長と―――」
咲夜 「呼ばれてません。」
『やめられないとまらない』
レミリア「咲夜、こぼれた。」
咲夜 「お~よちよち♪ 今拭いてさしあげますからね~。(鼻血)」
レミリア「咲夜。」
咲夜 「はい、なんでございましょうか。(鼻血)」
レミリア「拭くか、噴くか、どっちかにしろ。」
咲夜 「なんと! 私に拭くのをやめろとおっしゃるか!?」
レミリア「噴くのをやめろ。」
『ローカルルール』
橙 「鬼ごっこしよー♪」
チルノ 「わーい♪」
ルーミア「わーい♪」
萃香 「あたしを差し置いて鬼ごっこは語れないよ!
ここはあたしが本当の鬼役というものを見せてやる!」
橙 「じゃあ萃香が鬼ね。」
ミスティ「じゃ数えるから逃げて~。」
萃香 「・・・あ、あれっ? あたしが逃げるの?
子が逃げて鬼が追いかけまわすんじゃなかったっけ?」
ルーミア「違うのだ~。」
ミスティ「なに言ってるのよ、鬼ごっこも知らないの?
10数える間に鬼の役が逃げて、
それを子が全員で追いかけてリンチするのが鬼ごっこでしょ!」
橙 「村に襲ってきた鬼を村人全員で退治したのが鬼ごっこの起源なんだって。
藍さまが言ってたよ。」
萃香 「たくましいな幻想郷ッ!?」
『なければ生きていけません』
魔理沙 「おっしゃ、宴会始めるぜ!」
早苗 「ちょ、ちょっと待ってよ。どう見ても未成年の子とかいるじゃない。あんた達とか。」
霊夢 「は? 未成年だからなんなの?」
早苗 「未成年はお酒飲んじゃいけないでしょ。幻想郷ではそうじゃないの?」
魔理沙 「な、なんだってー!?」
霊夢 「な、なんだってー!?」
早苗 「外の世界では法律でそう定められていたわよ。
飲酒は成長を妨げるから成長期の子供には―――」
霊夢 「人を人と思わぬ所業! 巫女として、いや、人として断じて許せない!!
そんな決め事作った奴はどこのどいつだ! 責任者を出せ!!」
魔理沙 「ふざけやがって! 私達は断固として戦うぜ!!
正義は我らにあり! これはジハードだ!!」
早苗 「聞けよ人の話ッ!!」
『乙女の悩み』
鈴仙 「師匠、手っ取り早く痩せられる薬はありませんか?」
永琳 「・・・穏やかじゃないわね。なにかあったの?」
鈴仙 「実は、最近急激に体重が増えたみたいなんです。」
永琳 「無理なダイエットは体に毒よ? もう少し冷静に考えなさい。」
鈴仙 「それが尋常な勢いじゃないんですよ!
月にいた頃と比べるともう心臓が止まりそうです!」
永琳 「ちょ、ちょっと落ち着きなさい。具体的にどれくらい増えたの?」
鈴仙 「6倍。」
永琳 「地球の引力は月の6倍よウドンゲ。」
『変わらぬキミが好き』
山の神と戦い、敗北を喫した霊夢。
ついに博麗神社は営業停止となってしまった。
アリス 「久しぶり。営業停止って本当?」
霊夢 「ええ、本当よ。私も今やニートだわ。」
アリス 「そう。それじゃあ、今はなにしてるの?」
霊夢 「何も。お茶飲んでごろごろしてるだけ。」
アリス 「・・・・・・本当に、もう巫女じゃないの?」
霊夢 「何度も言わせないでよ。これでもショックなんだから。」
アリス 「なんだか嘘みたい。」
霊夢 「そんなに私が巫女じゃなくなったのが信じられない?」
アリス 「ええ。だって生活サイクル全然変わってないじゃない。」
霊夢 「!?」
『三つ巴』
霊夢 「この終わらない夜も、歪な月も、あんた達の仕業ね!」
アリス 「じれったいわね。いつもみたいに言えばいいじゃない。
邪魔だ、そこをどけってね。」
魔理沙 「ああそうだぜ。今回の異変はぜんぶアリスがやった。
だからそこをどけ!」
霊夢 「見え透いた嘘つくんじゃないわよ!
アリスにそんな根性あるわけないでしょう!!」
アリス 「とりあえず二人まとめてぶっ飛ばすからそこを動くな。」
『5人以上に話さないと次は・・・』
咲夜 「―――以来、午前4時44分になると、
その開かずの間から消えたメイドたちのすすり泣く声が聞こえるようになったのです。
おしまい。」
妖夢 「う、うぅ・・・。(涙目)」
霊夢 「やっぱり夏といったら怪談よねぇ。」
魔理沙 「しかし全然怖さが足りないな。
怪談にそこまで感情移入できる妖夢の純真さがうらやましいぜ。」
咲夜 「鈴仙はなにか怖い怪談はないのかしら?」
鈴仙 「あるにはあるけど、夜寝れなくなるよ?」
魔理沙 「ほう、望むところだぜ。」
鈴仙 「じゃあ―――」
ある新月の晩のことでした。
皆がすっかり寝静まったころ、私はふと目を覚ましました。
誰かが部屋に入ってきた気配がしたのです。
一体誰が?
私は目を開けようとして、
そしてようやく全身が金縛りにあっていることに気付きました。
なにかの気配が、ただ静かに、枕元からじっと見下ろしている気配がします。
私は目を開けることができません。
金縛りで、いえ、それ以上に恐怖で目が開こうとしませんでした。
それは、じっと私を見下ろしています。
五感のまったく効かなくなった世界で、その気配だけが伝わってくるのです。
それは何十分にも、何時間にも感じられました。
やがて、その気配が動く気配がしました。
私から離れ、部屋を出ようとしています。
私はありったけの勇気を振り絞って、目を開きました。
そこで私が見たものは―――
鈴仙 「空の注射器を片手に、部屋を立ち去る師匠の後姿でした。」
咲夜 「ひぃっ!!」
魔理沙 「怖ぇ!! 超怖ぇえ!!」
鈴仙 「ノンフィクションです。」
霊夢 「もうやめてぇぇぇえええ!!」
『そろそろ幻想郷入り』
『文々丸新聞・号外』
同人ゲーム『東方靈異伝』
香霖堂より委託販売開始
『必殺仕事人』
????「あたしの仕事かい?(カチッ、煙草に火をつける)
・・・ああ。年に一度、幻想郷中に夢を届ける仕事さ。
サンタクロースみたいなもんだよ。
年に一度だけ、みんなあたしのことを思い出すのさ。(自嘲交じりに紫煙を吐く)
ん? いや、別にさみしいわけじゃない。
それがあたしの仕事だ。好かれたくてやってるわけじゃないさ。
誰かがやらなければならない仕事だ。
たとえ誰からも忘れ去られたとしても、あたしはあたしの仕事を全うする。
仕事に私情は挟まない。それがプロフェッショナルのプライドってやつだ。
・・・おっと、クサい話になっちまったか。(苦笑しながら一服)
悪いな、仕事の時間だ。年に一度の、な。(灰皿で火を消して立つ)
続きならまた今度聞かせてやるよ。
仕事が終われば、時間は売るほどある。
さて、そろそろ行くか。(バサァ、コートを翻しながら羽織る)
幻想郷が、あたしを待っているんでね。(肩越しにニヒルな笑みを浮かべて)」
リリーW「春ですよ~♪ 春ですよ~♪(にぱ~☆)」
『おかわり無料』
神奈子 「ほう、人間のわりになかなかやるじゃないか。」
霊夢 「当然よ。こちとら生活がかかってるんだからね!」
神奈子 「おもしろい。次のスペルを食らっても同じ台詞が吐けるかい!?」
筒粥『神の粥』
―くぅぅぅぅきゅるるるるる......
霊夢 「ゴチになります!!」
神奈子 「よ~し、残機の分だけ食らっていけ。」
『続続・ポリシー』
雛 「くぅ、くやしいわ。どこかに横回転の同志はいないかしら。」
―ドドンッ!!
雛 「あら。誰かが戦ってるわ。」
萃香 「うわっと!」
アリス 「今よ! 戦操『ドールズウォー』!!」
―くるくるくるくる
雛 「あっ!(きゅん)」
運命の出会いでした。
アリス 「なに今のナレーション!?」
『最近流行の』
魔理沙 「よう。あ~・・・、メディスン・メタボリーだっけか?」
メディ 「メランコリー! そんなレティみたいな名前じゃない!!」
レティ 「聞き捨てならねえ!!」
『行列のできる説教屋さん』
霊夢 「あら、また映姫にこってり絞られてたの? あんたも懲りないわね。」
小町 「まあね。」
霊夢 「毎日何時間も説教されて、いい加減飽きるでしょうが。」
小町 「わかってないな。四季様のお説教は、それはそれはありがた~いものなんだぞ。」
霊夢 「私には一生わかりそうもないわ。」
小町 「あの四季様がこう、ほっぺたをぷく~っと膨らませてだな、
あたいの頭をペチペチたたきながらお説教をするわけだよ。
ほら、あたいって身長かなり高いだろう?
お説教のたびに四季様はキャスターつきの椅子をからからと押してきて、
それでも足りずに必死に背伸びをしてバランスをとりながらだな―――」
霊夢 「ちょっと説教されてくる。」
小町 「今日からお前はソウルブラザーだ。」
『楼観剣に斬れぬもの』
妖夢 「妖怪が鍛えた楼観剣に斬れないものは、あんまりない!」
霊夢 「へえ、じゃあ時間は斬れるわけ?」
妖夢 「・・・うっ、斬れない。」
霊夢 「空間は?」
妖夢 「き、斬れない。」
霊夢 「火は水は風は空は雷は光は闇は影は言葉は?」
妖夢 「うぅ・・・。」
霊夢 「なんだ、全然斬れないじゃない。」
妖夢 「妖怪が鍛えた楼観剣に斬れないものは、結構多い!!」
魔理沙 「普通だぜ。」
『全体的に不足気味』
咲夜 「お嬢様が断トツで一番ですわ。」
妖夢 「いえいえ、幽々子様のほうが上です。」
永琳 「姫が一番に決まっているでしょう? なにせ王族だものね。」
魔理沙 「なんの話だ?」
咲夜 「誰が一番カリスマにあふれているか話してたのよ。」
魔理沙 「ほう。そりゃ熾烈な最下位争いだな。」
『マイナス値』
チルノ 「みてみて! 『あなたが2倍かしこくなる本』だって!!」
レティ 「駄目よチルノ! もっとバカになっちゃう!!」
『十六夜流:収納問題の解決法』
咲夜 「お嬢様、新しい服を仕立てましたわ♪」
レミリア「・・・・・・あのねぇ、咲夜。」
咲夜 「あら、嬉しくありませんでしたか?」
レミリア「限度がある、と私は言いたいのよ。
見てよ。もうドレッサーに納まりきらないじゃない。」
咲夜 「では美鈴の洋服ダンスを調達してまいりましょう。」
レミリア「そういう問題じゃない。」
美鈴 「そういう問題じゃない!!」
『魂魄流:収納問題の解決法』
霊夢 「白玉楼って随分と余計なものが少ないのね。」
妖夢 「うまく収納してるだけだ。」
霊夢 「へぇ、特別な収納の仕方でもあるの?」
妖夢 「まあ、特別といえば特別だな。」
幽々子 「よ~む~? ほかに片付けるものはない~?」
妖夢 「もう大丈夫です。ありがとうございました。」
幽々子 「ふぅ~。満腹満腹。」
霊夢 「まさか人間ポンプ!?」
『八雲流:収納問題の解決法』
藍 「物が随分増えてきてしまったな。」
紫 「あらあら、困ったわねぇ。」
藍 「大抵紫様の拾ってきたガラクタなのですがね。」
紫 「はいはい、私が自分で何とかすればいいんでしょう? ほいほいっと。」
藍 「・・・・・・スキマって便利ですねぇ。」
紫 「ま、別の場所に転送してるだけだから、限度がないわけでもないのだけど。」
魔理沙 「急に物が増えてきたぜ。そんなに拾ってきたっけかな?」
『八意流:収納問題の解決法』
輝夜 「うわっ、ちょっと館の中ごちゃごちゃしすぎてない!?」
鈴仙 「最近物が増えてきて収納スペースが足りないんですよ。」
永琳 「参ったわね。どうしましょう。」
輝夜 「簡単じゃない。余計なものからガンガン捨てていけばいいのよ。」
霊夢 「あら、捨て子。」
輝夜 「うるさい。」
『博麗流:収納問題の解決法』
魔理沙 「霊夢は収納スペースが足りなくなってきたらどうするんだ?」
霊夢 「嫌味?」
魔理沙 「いや、すまんかった。」
『嗚呼、勘違い』
アリス 「はぁ。今年も一人、か・・・。」
―ぴ~んぽ~ん...
アリス 「・・・・・・誰よ、客なんて珍しい。」
―がちゃっ
魔理沙 「よう、アリス。」
霊夢 「久しぶりね。」
アリス 「ちょ、なによいきなり、ぞろぞろと大人数で。」
咲夜 「いきなりじゃなくちゃ意味がないのよ。」
妖夢 「そういうわけなんで邪魔するぞ。」
アリス 「ちょっと、勝手に入らないでってば!
今は一人になりたい気分なの!
リアルに邪魔だってば!」
鈴仙 「硬いこと言わない言わない。」
魔理沙 「よ~し、ケーキは真ん中な。妖夢は花挿しといてくれ。」
咲夜 「みんな紅茶でいいわね。流石にケーキに緑茶はないでしょうし。」
鈴仙 「クラッカー行き渡った? みんな持ってる?」
妖夢 「準備いいぞ。始めよう。」
アリス 「もうっ、なんなのよ! いきなり人ん家でなにする気なの!?」
霊夢 「行くわよ~? せーの―――」
―パーン! パパーン!
アリス 「え・・・と、なに?」
魔理沙 「まあ、あれだ。つまりは誕生日おめでとう、ってこと。」
アリス 「私の、ために・・・?」
咲夜 「そうよ。あなたのために。ドッキリ誕生パーティ。」
妖夢 「3日がかりでみんなで準備したんだ。」
鈴仙 「ほら、ケーキ切り分けましょ! アリスにはプレートあげるからね。」
アリス 「みんな・・・。う、うぅ・・・・・・。」
霊夢 「やだ、アリスったら。泣くなんて大げさね。」
アリス 「だって、だってみんなが私の誕生日・・・。ひっく。」
鈴仙 「一番おっきいケーキあげるから。イチゴも2個乗せるね?」
咲夜 「大成功みたいね。準備した甲斐があったわ。」
魔理沙 「それじゃ、主役からみんなになにか一言頼むぜ。」
アリス 「・・・うん。それじゃ一言ね。」
アリス 「おととい来やがれ。」
ホンマの難題やないですか。
ま、アリスも嬉しい事に変わりないから良し
色々なネタが満載で笑わせていただきましたw
個人的には説教しているえーき様に萌えです(・∀・)
HPでの続編、期待しておりますwwww
とりあえず『やりかねない』に一票
HPの所在が分からない・・・
ネタの豊富さに感服。
どこからこれだけのネタが出てくるのやら。マイナス値の話でリアルに噴いてしまった・・・。
アリス吹いたw
タイトルなんて数字でええやん。
新境地を切り開いてほしい
ちょっとしたトリビアw
ところどころ首を捻るネタがありましたが面白かったです
次に期待
なんだかとてつもないことになってます。
皆様ご馳走様です。
HPの所在はMPの上です。やくそう等で回復できます。
・・・冗談ですごめんなさい。SSの最後、作者からのメッセージのすぐ上にあります。
『厳しき冬』で霊夢が歌っている童謡「雪」は、実は歌詞が間違っています。
こんこん→こんこ というのもありますが、ここでは1番と2番がごちゃまぜになってます。
間違って覚えないでくださいね。ここらへんはわざとなので修正はしません。
とりあえずぎっしり詰まっていて食べ応えたっぷりでした。
閻魔様、最高
プリン噴いた。
>小町 「今日からお前はソウルブラザーだ。」
ちょwwwww
後半に行くにつれてどんどんツボにはまってきましたw
切り替えのすさまじいリリーWに激しくふいたwww
いや~、今回も面白かったです!
気付きませんで。自分が「名前」のようでした。ありがとうございます。
大変面白しゅうございました
次回作期待してます。
相変わらず面白いですね、是非とも続けてください。
これに勝つのはむりだろうwwww
とりあえず早苗にまで睨まれた諏訪子かわいいよ
>>コンテニューも夜明けまでって言うしね
まさに
素晴らしい量の新鮮なネタの数々www
とても面白く読ませていただきました。
あ、でも、ボンバーマンは幻想郷に入るには早いと思う
非常に面白かったです。
ボンバーマンはホント性格でますよねぇ。
そういうオレはPボム取ると『ほっとけ!自滅するから!』って言われます。
…その通りだよチクショーが
後はアリスと輝夜に泣いたw
これはいいねぇwwww
それはともかく面白かったです。とても。
東方靈異伝とうとう
幻想郷に…
封魔録が幻想になるのは
いつの日か
魔理沙「パチュリー!!技を借りるぜぇっ!!!太陽拳『ロイヤルフレア』!!!!!」
ビッグ萃香「目がぁ~、目がぁ~、へぁぁぁぁ~~~!!!」
パチュリー「いや、勝手に借りてくな」