「ムゥー」
「あははっ、おこってるおこってる」
上海人形のほっぺたを霊夢が突っつくと、むくれて頬をふくらませる。
「ほれほれ、ぷぷっ、ほんとにやわらかいわねぇ。どうなってるのかしら」
「ムゥ、ムゥ」
「つまんだらどうなるかしら?」
「ムッ、ムゥー、イタイ……」
「あら、ごめんね。ひっぱったら痛いのね」
霊夢が頬をつまんで横に引っぱると、やわらかなお餅のように、予想以上に伸びた。
「イタイ、イジメッコ、イーダ」
「あらら、きらわれちゃったかしら」
「イー、レイムノイジワル、ベー」
とことことテーブルの上をアリスのもとへ駆けていき、腕に体を隠すようにして顔だけ覗かせると、上海人形は意地悪ないたずらをする霊夢に、あかんべーと小さな舌を見せた。
「上海、ねぇ、あやまるからこっち来なさいよ」
「ヤダ」
「頭をなでなでしてあげるわ」
「ウー、ヤダ」
「じゃ、これなんだ? キラキラしてて綺麗でしょ? これで髪を梳いてあげるわ」
「ウー、ウー、ドウシヨウ、アリス?」
「上海の好きにしたらいいわ」
「螺鈿っていうのよ。誰にも髪を梳いてあげたことないのよ。上海だけ特別にやってあげようっていうのにね。 どうしよう?」
「ドウシヨウ? ドウシヨウ?」
一歩霊夢に近づいて、またアリスの方へ戻りと上海はためらっていたが、目は霊夢の手に持った、透通るような黒の漆塗りに螺鈿細工を施した櫛に釘付けになっていた。
いつもアリスに髪を綺麗にして貰うのが大好きな上海人形は、素敵な霊夢の櫛で髪を梳いてもらえると聞いて、いてもたってもいられなくなっていた。
でも、相手は苛めっ子の霊夢なので、近づいていたずらされるのが心配のようだった。
「あそこの着物の子かわいいわねぇ。きっとこの櫛似合うんじゃないかなぁ」
「ウ、ウゥ~、ダメー」
上海はあわてて飛び出して、霊夢の視線をさえぎるように両手をばんざいにして飛び跳ねる。
「あの子もいいかしらね? ふわふわの巻き毛もなかなかいいし」
「ア、ダメ、シャンハイ、シャンハイニシテ」
「あっ、あの子なんかも、うー、迷うわねぇ」
「霊夢、あんまり苛めないでやってよ。泣きそうになってるわよ」
「ウー、ウー、ウー」
霊夢が部屋に溢れるほど飾られたアリスの人形を見回すように視線を動かすと、顔の向きに合わせて上海人形は走って、人形達を霊夢から小さな体を使ってなんとか隠そうとしていた。
「上海、こっちいらっしゃい。私が頭なでてあげるわ」
「アリスヨリレイムガイイ」
「だって霊夢」
「しょうがなわね。こっちいらっしゃい。上海の綺麗な金髪に触らせて」
「ウン、レイムサワッテイイヨ」
上海人形は自分でリボンを解いて霊夢の前にちょこんと腰を下ろした。
「ワー、レイム、レイム、レイム、キタ」
「こんにちわ、上海」
「イラッシャイ、レイム」
「なによ、またきたの」
「ふーん」
「なによ。私の顔に何かついてる?」
「べつに~。ふーん、そうなんだ。へぇ~」
「なによ~」
「ナニナニ」
遊びに来た霊夢を上海人形が、ついでアリスが出迎えてくれた。
アリスのほうはテーブル一面に渡る大きな紙を広げて、図面のようなものを書き込んでいた。
「私って暇つぶしに何もすることがなかったりしたら、本借りに行ったりするのよね」
「…………、それが…………、何よ」
「あそこの図書館って色々あって、私でも読めるのがあるから、結構行ってるのよね~」
「シャンハイトアリスモ、ヨクイクヨ」
「あっ、上海っ」
ふふんっ、と勝ち誇ったような顔を霊夢は見せた。
「挨拶がまるで何処かの魔女そっくりね」
「ソックリネ」
「………………」
黙りこんで、顔を赤くするアリスに霊夢はため息をつくと、上海人形の手を引いて腰掛けた膝に乗せた。
ここ最近の定位置になった二人の居場所に落ち着くと、上海はうれしそうに霊夢の指を掴んで、遊び出した。
「まぁ、いいわ。ところで、この子達って、アリスが作ってるのもあるのよね?」
「大体は作られたものに手を加えたものだけどね。自分で作り出したのって此処に来てからじゃないかしら? やっぱり自分で作るのと元々あるのじゃ、私のものの方が出来がいまいちなのが問題ね」
「へぇ~、そういうものなの?」
「やっぱり目的が違うもの。私は最終的に自律する意思のある人形を作りたいって思ってるから、単純に作るだけを目的にしてる人には敵わないわ。ただ、そこにあるだけで意味のある作品。そこにかけられる技術や情熱ってすごいわよ」
「私にはどれも上手く出来てて違いがわからないけど」
「まぁ、素人目にはそうだけど、見慣れてくると違いがわかるようになってくるのよ」
膝の上で指を折り曲げ伸ばし、まるでおもちゃのように扱う人形を霊夢は見下ろす。
「うーん、かわいけりゃいいってものじゃないのね。むずかしいわね」
「霊夢はそれでいいんじゃないかしら? 別に作ったり、収集したりするわけじゃないし」
小さな頭に指を乗せて霊夢が撫でてやると、目を細めて、くすぐったそうな顔をして人形は霊夢を見上げてきた。
「レイムキモチイイヨ」
「しかし……、アリス、人形作ったりする時、実際の人間とか参考にしたりしないの?」
「それはあるわね。そっくりそのままってのは、ものまねみたいで嫌だけど……、雰囲気や背格好とか、生で見たものを意識したりすると出来は変わるわね」
「誰とか?」
「メイドとかはちょっと気になって、まねて作ったりしてみたわ」
「メイドって咲夜?」
「サクヤァ?」
「なに? アリスの好みはああいうの?」
「違うわよ。長身で肉が全然ついてない締まった身体と、あの慇懃無礼な雰囲気が面白くって。どうも私の持ってる人形って幼い子供風のものが多いから、ああいう人形があったら面白いかもってね」
「ふぅー、何? あんたの興味って、何でも、もし人形だったらってことになっちゃうの?」
大きく霊夢はあきれたようにため息をついて見せた。
「でも、あそこのお屋敷面白いのよ。まるで人形劇みたい。みんなでヒロイン役のお嬢様を楽しませるため、大騒ぎする出し物ね。お嬢様は容姿も性格も癖のある人形みたい」
「ふーん」
「会ったことないけど、話じゃ妹のほうもなかなか面白そうよ。門番に、司書に、メイド長に、役にたたない妖精たちも、みんな好き勝手してるんだけど、その騒がしさが喜劇的な童話みたいな感じ。金色のがちょうが出てくる話って知らない? あんな感じなのよねぇ」
「あっ、その話なら知ってるわ。こちらの姫様は笑わないんじゃなくて、つまらなくなると拗ねるだけだけどね――――――――ところで、ある人物に触れないのは意図的なものか聞いてもいい?」
「な、なによ、なんのことかしら?」
話しながらもシャリシャリと小気味の良い音を立てて紙を走っていた、アリスの鉛筆が止まる。
霊夢から見てもあからさまなぐらいに目が泳いでいる。
「だからねぇ。パチュリー・ノーレッジ」
「…………」
「アリス、カオマッカダヨ」
「名前聞いただけで真っ赤になるって、どれだけ好きなのよ?」
「――――ッ」
「アリスモットマッカニナッタヨ、レイム」
「はー、アリスの好きな人は図書館の魔女で決定か」
「なによ、わ、わたしは別になにも、…………そう、なにもいってないじゃない」
「あー、はいはい。アリスはパチュリーが好きっと」
「マッカッカ」
「魔理沙、あんた確かアリスのこと好きだったわよね」
「なんだよ、いきなり。私がいつアリスのこと好きっていった? 何年何日何時何分何秒? 地球が何回廻った時だ? それは?」
「子供か、あんたは」
「霊夢がいきなり、変なこと言うからだぜ」
冷静なふりをしているが、霊夢の言葉が図星だったせいか、魔理沙の頬は少しだけ上気していた。
息を吐き出しながら、襟元を緩めて、手で火照った顔を扇いでいる。
「別に好きじゃないならいいんだけどね」
「なんだよ。妙にいわくありげな口ぶりだな。ひょっとして実はアリスのやつは白血病とかか?」
「なんで白血病なのよ」
「いや、だってさ、本とかによく載ってるぜ。恋人が実は白血病だって。余命が3ヶ月とか」
「図書館で分捕ってる本の傾向は丸分かりね」
「うるさいぜ。たまにはそういうのも読みたくなるんだぜ」
「まぁ、あいつらは人間じゃないんだし、そういうのじゃ死んだりしないんじゃないかしらね」
「なんだよ。じゃ、アリスの頭が残念なことになったとか言う話か?」
「それはある意味、もともとでしょ?」
「あははははっ、霊夢はきついぜ」
「あんたが言い出したんでしょうが」
二人して笑うが自然と何時の間にか波は去り、黙り込むことになる。
「アリスのことあきらめたら?」
「なんでだよっ」
「あんた魔女のほうも好きなんでしょ?」
「悪いかよ?」
「別にいいわよ。誰を好きなるかは魔理沙の勝手だしね。でもどっちもって、やられたほうは堪らないんじゃないの? 普通」
「それはそうかもしれないけどさ…………、好きな気持ちってやつは勝手に溢れてくるもんだぜ。霊夢にはわからないだろうけどさ」
「ハイッ、レイム。イシ、マルイヨ」
「ありがとう、まるいわね~」
「ウンッ」
境内の地面にしゃがみこんで、石で遊んでいた上海が、霊夢に人形の手のひらにぴったりな大きさの白石を渡してくる。
霊夢が喜んで受け取ったのを見ると、再び走って行って、玉砂利を引っくり返し出した。
「あんた、両方好きだからとかで、二人を引き合わせたりしなかった? アリスも好き、パチュリーも好き、だから二人にも友達同士になってくれって感じで」
「どうして知ってるんだよ」
「まぁ、魔理沙の考えそうなことだしね。二人の様子はどう?」
「あんまりだな」
「ハイッ、レイム。アゲルッ」
「うん、ありがとね」
「イッパイモッテクル」
「ふーん、そう言うけどあの二人、あんたの知らないところで、二人だけで会ってるみたいよ」
「えっ……、うそ……だろ……、私には、そんなこと言ってなかったぜ……」
魔理沙の顔から一瞬にして血の気が引いて、青くなった。
「それも頻繁にね。魔理沙、今更後悔しても遅いわよ。一年間も時間があったのに、何にもしなかったのが悪いんだからね。好意を持ってるって相手にわかるように、そぶりぐらい見せたりした? やさしくしてあげたことあった?」
「どうして、私には言わないんだ? 三人でいる時には、アリスもパチュリーも無視しあってぜんぜん話あったりしないのに…………、おかしいぜ」
「レイム、コレ、クサダヨ。コレモアゲルヨ」
「うんうん、たくさん持ってきたわね」
「シャンハイ、エライ?」
「かしこいわよ」
「ワーイ、モットモッテクルネ」
「そういうことなんじゃないの? あんたには知られたくなかった、と言うか、完全にお邪魔虫じゃないの? 通じ合うところがあったら仲良くなるのは当然のことじゃないの? せめて想いぐらい伝えていたらよかったのに…………、まっ、済んだこと言ってもしょうがないわね」
「くそっ、なんだよっ、なんだよっ」
「レイム~、ソレナァニ?」
魔理沙は膝を縁側に引き上げて、顔を埋めてしまった。
小さな声で、後悔の苦痛の混じった声で、現実を呪っている。
「ああ、これね? こうやって、上海のくれた石を積み上げたら、お団子みたいでしょ? こうやって、と。すすきを急須に挿したらお月見のできあがり」
「ウワ~、レイムッ、レイムゥ、スゴイ」
「あっ、こらっ、急に飛びつかないの、もうっ」
「ゴメン、レイム~」
「で、魔理沙どうするわけ?」
「ドウスルノ?」
霊夢の膝の上から魔理沙を上海人形が覗き込み、小さな声をかけると、膝の頭に埋もれた頭が飛び起きた。
「なんでこいつがここにいるんだ? さっきから気になってたけど」
「にぶいわね。この子を預けてまでアリスが行きたいところって何処? そうまでしたいことって何?」
「ナニ? ナニ?」
「――――――――――――あっ」
「まぁ、そういうこと。いまごろ二人は…………。明日には恋人同士ね」
「コイビト?」
「ええ、アリスに恋人ができるのよ。上海も知ってるでしょ、パチュリーって」
「ヤッター、アリスニコイビト。――――――――――――デモ、ドウシテマリサ、ナイテル?」
「あっ、いたっ、上海なにしてるのよ」
「レイムノユビ、タベテミタケド、オイシクナイ」
「あたりまえでしょ、あっ、こらっ」
「クスグッタイ?」
上海は歯形がつくほど噛んで赤くなった部分を、首を傾げながら舌で舐めてみせる。
舌が小刻みに動くたびに、霊夢はくすぐったくて小さく笑い声を上げる。
「くすぐったいからやめてよ、もうっ」
「クククッ」
「ん、このいたずらっ子。どうしてそんなにいたずらするのかしら?」
「ウン? アリスイッテタ。コイビトッテ、トッテモアマ~イッテ」
「だから食べてみたの?」
「レイム、アマクナイヨ」
「あまくないって言われてもね~。そもそも私と上海は恋人なのかしら?」
「ウン。コイビトハトッテモナカヨシ。シャンハイトレイム、トッテモナカヨシ。ダカラコイビト」
ちゅっ、ちゅっ、上海人形は眉をしかめて霊夢の指を啜っている。
「オイシクナイヨ……」
「う~ん、それは恋人同士じゃないんだからじゃないの? 大体、上海はアリスと私とどっちが好きなの?」
「エ、エェ、ドッチ? ドッチカナァ? ドウシヨウ、アリス、レイム、ドッチモスキッ」
「じゃ、だめね。恋人っていうのは、お互いが一番好き同士じゃないとなれないのよ。アリスも好きって言うんじゃだめね」
「ウウゥゥ、ウウウ、キメラレナイヨォ……」
散々、恋人というものへの幻想を上海人形はアリスに吹き込まれていたせいか、仲良しの霊夢と恋人のつもりで喜んでいたのが、好きなのは一人じゃないと駄目と言われて困って倒れてしまった。
「もうっ、霊夢、まじめに相手にすることないわよ。上海には恋とかそういうのは分からないんだから。そもそもその子たちは、喜怒哀楽は分かるけど、それ以上のことは分からないの。所詮は実際に生きているんじゃないんだから」
「可愛がってるのに酷い言い方ねぇ」
「前から言おう言おうと思ってたんだけど、霊夢って勘違いしてない? 上海達は自由に動きまわって、好き勝手にしてるし、小さくても人の格好してるから、生きてるように思うかもしれないけど、ただの”モノ”よ」
「でも、感情はあるんでしょ?」
「あーあー、もうこれだから、ここの人たちは……。どうしてこう、自然とか、物とかに、やたらと性格やら人格を与えたがるわけ? 私にはわからないわ。人形達にだって感情はあるけど、感情すら作られたものよ。自由意志はないわ」
「感情があったら、自然と意思は生まれてくると思うけどね、私は」
ここしばらくアリスは幸せに包まれていたせいか、何に対しても反応が薄かったが、こういう話となると、目を吊り上げながら勢い込んで喰らいついてくる。
「いい? 感情って言っても、私の与えた法に従って反応してるだけ。まず喜怒哀楽の時にはどういう動作を取るか、動きを決めさせるの。うれしければ笑顔。悲しければ涙を流す、という具合にね。その次は例えば、何がうれしいかを決めるの。頭を撫でてあげることはうれしいとか」
アリスは前のめりになって、つっかえ気味に早口でまくし立てるように話す。
「二つをつなげれば、頭を撫でてあげれば、笑顔を見せる人形の出来上がりよ。霊夢なんかだと、頭を撫でてあげたら上海が喜んでると受け取るかもしれないけど、そんなことは無いわ。決められた時刻が来たら自動的に鳴く、ハト時計みたいなものよ」
「うーん、そう言われてもねぇ。理屈は分かるけど、笑ったり泣いたりするものを無碍には扱えないわ」
「もうっ、それが駄目なのよ。外部からの刺激に対しての動作を、徹底的に自然に見えるように組み込んでるから、生きてるように見えるけど、泣いても笑っても機械とかわらないの。どういう時に笑顔を見せるべきか、考えられるだけのパターンを想像して、笑い方なんかも、照れた笑い、楽しい笑い、おねだりの笑い、苦笑とそれこそ何百通りも組み込んであるのよ」
「どうしてそんなにむきになるのかなぁ」
「”魂”への見解の違いかしらね? いくら生きてるようにみせかけても、たどり着けないものがあるような気がするのよ。霊夢の自然に上海と振舞う姿を見てると、なんだかぐらつくのよ」
「うーん、やっぱり生まれの背景が違うと意見って合わないものねぇ。アリスとはこれぐらいの距離感のほうがやっぱり正解だったのかしらねぇ…………」
「なんの話よ」
おおげさに傍目から見ても妙な感慨の篭った霊夢に、アリスが反応する。
「別になんでもないわよ。単なる独り言よ。巫女と人形遣いってものは根本的に相容れない存在なのかもしれないってね…………………。私にしてみれば、たとえ物であれ、慈しみを持って接するべきだと思うのよね。そこにある鋏だって、初めは石として地中に埋まってたわけじゃない? どうして鋏になってアリスのところに来たのかって考えたら、そういう風には扱えないわね」
「何? それって宗教なの?」
「宗教っていうよりも、ここで生きてるとそういう風になっちゃうのよね。まぁ、空気とか、雰囲気とか、そういうやつね」
「わからないわ。やっぱり、物に意思やら心があるなんて考えられそうもないわ。ただ…………、私があえて”人”の形を取っているもの、”モノ”である人形にこだわってるもの、その辺のことがあってのことなのかしら?」
「さぁ? 私は心なんて訳のわからない、あるんだかないんだかわからないものより、喜怒哀楽だけあればいいけど」
「うーん、さっきの意見と逆じゃない?」
「そうかしらねぇ。でも、喜怒哀楽を感じることしか出来ないって、この子と一緒じゃない? 私達は所詮、感情と言う狭いドアを通してしか、世界を見ることが出来ない仲間同士じゃないの」
「まるで、パチュリーの言いそうなことだわ……、霊夢とは思えないわ……」
「もっと早くにこういう面も見せとくべきだったわね。そういうあきれかたされるんじゃ」
「レイムノイウコト、ムズカシクテワカラナイ」
「わからないか……、私も、アリスも、他のみんなも、上海も、一緒に生きる仲間ってこと」
「シャン?」
「要は上海のことが好きだってことよ。ついでにアリスもね」
「シャンハイモレイムノコト、トッテモスキダヨ」
ー了ー
淡々と語る霊夢の心情を思うと……
上海と霊夢のやり取りが親子のように見えて、眼福でした
でも、こういうのもいいね。
魔理沙、自業自得というか自爆というか・・・
それはともかく霊夢×上海良い感じですねぇ
新しい属性を発見してしまいました
霊夢が意外と人の事を観察しているのに驚きです。
そして魔理沙…ああ…
霊夢の立ち位置も素敵でした。
上海かぁいいよ
魔理沙かなしいよ
霊夢……。
パチュリーとアリスの絡みもみたかった
魔理沙は・・・、まあこういう魔理沙もたまにはね。
みんなに愛されるアリスですねぇ
博麗の巫女と人形遣いは、お互いわかり合えないということをわかり合ったのでしょうかね。
日本人独特の考えなんでしたっけ。ネイティブアメリカンもそうだっけ。
アリスは付喪神が憑いて動いた人形なんて欲しくないだろなと思った
最後らへんの霊夢とアリスの会話はちょっとわかりづらかった
上海と霊夢の会話は読んでいて微笑ましかったです。