Coolier - 新生・東方創想話

放課後の「 」

2007/09/23 07:41:14
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【オリジナルキャラ警報:気になる方はバック!】
 


 今日の分の講義がすべて終わったので、私は大学構内のカフェテラスで一人、紅茶とケーキを愉しみながら本を読んでいた。部屋に帰っても良かったのだが、その前に何となく一息入れてみたかったのだ。
 そうやって暫く、静かでのんびりとした時間に浸っていたら、不意に背後から私を呼ぶ声が聞こえてきた。聞き慣れた、愛らしい声音。
 背後と言っても、距離はだいぶ離れている。でなければ私が気付かなかった説明がつかない。

 「やっほー、クッキー。元気かしら?」

 振り返ると、小走りに近寄って来る私の友人の姿があった。彼女の名前は宇佐見 蓮子。同じ講義を受けている、所謂クラスメートであり、私に普通に接してくる数少ない友人だった。変わり者とも言える。
 ──自分で言うのも何だが、私の友人は少ない。友人だけでなくクラスメートも、教師やそれ以外のすべての他人が、私にはあまり近寄らない。
 別に私の外見や態度に問題は無いと思う。自慢じゃないが、私は顔もスタイルも自信がある。とりあえず、その辺の娘よりも可愛いし、特に無愛想だとか高圧的だとか、相手にマイナスの印象を与える様な態度は取っていない。だらしなくしている、などと言う事も当然無い。
 では何故、私に人が寄り付かないのかと言うと、それはきっと私の雰囲気が、人を寄せ付けない特殊なものだからだ。生まれ持った雰囲気、品格と言うべきか。或いは才能と言い換えてもいい。
 この雰囲気だか品格だかのおかげで、煩わしくうざったい人間関係に縛られず、余計な人種(街頭セールスやナンパだけが取り得のくだらない男など)が寄り付いて来ないので助かるが、友達まで居なくなるのには困っている。
 とにかく、そんなこんなで私には滅多に人が寄り付かないのだが、この蓮子は特別だった。これだけでも相当な変わり者だと言えるが、彼女は更に月や星を見て自分の位置や時間を判別出来るらしい。おまけに怪しげなオカルトサークルに所属している。
 ある意味で私以上の変り者だが、私はこの友人が好きだった。他人が寄り付かない私に、普通に接してくれる数少ない友人と呼べる存在なのだ。口に出しては言わないが、私が好意を抱いたって無理は無いじゃないか。私だって年頃の乙女だ。

 「誰がクッキーよ?私はそんな甘そうな名前じゃないわ。私には千鶴って言う素敵な名前があるのよ。勝手にビスケットの仲間にしないで欲しいわ」

 しかし、そんな自分の内心を言うのは少々気恥ずかしい。なので、つい突き放した様な口調になってしまうのがいつも気になっているのだが、私のそんな思いなど忘れさせるくらいに、蓮子は普通に話し掛けてくる。
 今だって、私が少し五月蝿そうに応じても、蓮子は変わらず微笑みながら話を続けていた。……実に、嬉しい。けれどその感情は胸の奥にしまっておく。やはり、恥ずかしい。

 「クッキーとビスケットは違うと思うんだけど?」
 「名前が違うだけで大体同じよ。まあ、この国じゃニュアンスの違いがあるみたいだけどね」

 気恥ずかしさを胸の奥に押し込み、私がそう返すと蓮子は、「詳しいのねぇ」と感心した様に呟いて、私が座っている卓に着いた。丁度、私と向かい合う形だ。

 「けどさ」

 蓮子は私の顔をまじまじと見つめながら言った。

 「千鶴ってばそんな事知ってるんだし、クッキー博士でいいじゃないの。だから、クッキー」
 「……あのねぇ」

 私は蓮子の発想に呆れた。呆れたが……可愛いと思う。これで自分の事を言われてなければ、ユニークさを褒めてやりたい。

 「こんなの詳しいのに入らないってば。こんなんで私が博士なら、クッキーを美味しく焼ける主婦の皆さんは黒魔神闇皇帝よ」
 「それは何と言うか、シュールな姿の主婦だわね……」

 確かに、と自分で言っておきながら納得してしまう。それよりも、シュール以前に、あんな姿をした主婦が居たら全国のお父さんは時空を超えて仲間を集めなくてはならない。
 
 「まあ、クッキーの話は置いておきましょ」
 「貴女が始めたんでしょう、蓮子」
 「そーだっけ?」
 
 とぼけて見せる蓮子を無視し、私はケーキの残りを平らげる事にする。彼女に合わせていたら、ケーキの美味しさが逃げてしまいそうだった。生ものは早めに食べるのが鉄則だろう。
 残りを片付け終えると、待っていましたとばかりに蓮子は私に話し掛けて来た。

 「ねぇ、千鶴。ちょっと頼みたい事があるのよ。聞いてくれない?」

 蓮子の瞳が悪戯っぽく輝いた。小悪魔の様な瞳だ。魅力的で、賢しそうな、黒い瞳。
 彼女がこんな目をして私に話し掛けてくる時は、大抵何かを企んでいる時だ。そしてその企みが私に話される時。それは必ず、私に力を貸せとか、相談に乗れと言う時なのだ。

 (私が人の助けをするなんて……。御先祖様が知ったらどんな顔するかしら)

 私の家では、人とあまり関わってはいけないと言う、退屈で不愉快極まる決まりがある。何でも昔、人から嫌な事をされて、すっかりイジケてしまったらしい。まったく情け無い話だ。無視されたくらいで拗ねるとは……。
 
 「頼めるのは千鶴だけなのよー。お願い!後でメリー、じゃなかった、マリーを奢ったげるからー」
 
 私が自分の家を貶している合間にも、蓮子は勝手な事を喋っている。

 「安い上にまたしてもクッキーとビスケットの話題とは。それが物を頼む態度なの?」
 「いやいや千鶴。マリーは私の好物よ。美味しいんだから。安い報酬とは失礼ね」
 「失礼なのは貴女の態度。で?用件を言いなさいよ。一応、聞いてあげるから」

 他でもない蓮子の頼み事だ。叶えられるかどうかは解らないが、出来る事ならこの、数少ない友人の頼みを聞いてあげたい。
 そんな事を思っているから、偶にレポートの手伝いをさせられる破目になったりもするのだけれど。

 「えっとねぇ……」

 蓮子は鞄をごそごそと漁り始めた。いったい、何を出すつもりなのか。

 「おっと、これだこれこれ」

 そう言って彼女が取り出したのは日本地図だった。年季が入ったボロボロの地図だったが、地図の片隅の裏返った部分に、小さく「うさみ」と見えた。彼女は物持ちが良いみたいである。
 蓮子は取り出した地図に指を這わせ、ある地点で指を止めた。

 「京都じゃない。つまりここね。それがどうかしたの?」
 「正確には丹後半島ね。千鶴、貴女は確かそこに実家があるんでしょ?」

 確かに私の実家は京都の丹後にある。しかし、何故、蓮子がそれを知っているのか。

 「何よ、忘れたの?」

 蓮子は呆れた様な口調で言った。

 「ほら、前に講師の八木が、丹後半島へ小旅行に行ったとか話してたじゃない。その時、丹後の話を生徒に振って、貴女が答えたの。あの時よ」
 「……。ああ、そう言えばそんな事もあったわね」

 思い出した。あれは今年の春先だ。講師の奴が生徒全員の前で、抗議後の雑談に旅行の土産話をしたのだ。
 その時、京都出身の者に挙手を求められ、ついうっかり手を挙げてしまったのだ。運が悪い事に、京都出身は私を含めニ、三人だけだった。そして更に運が悪い事に丹後出身は私だけで、運の悪さ最高潮に達し、私が指名されてしまったのだ。私は終業のベルが鳴るまで、その場の全員に丹後の話をする破目になった。
 驚いたのは京都出身者がクラスで数人しか居なかった事だ。あのクラスは地方出身者が多かったらしい。まったく熱心なものだと思う。それとも余程、地方には良い大学が無いのか。

 「でも、それって随分前の話でしょう。良く覚えてるわねぇ……」
 
 私は半ば感心、半ば呆れて、蓮子を見つめた。彼女はその時も私と同じ講義を取っていたのだ。私と彼女の付き合いも、その前後辺りからだったと記憶している。

 「小さな事でも覚えてれば何かと役に立つのよ。現に今、私は丹後出身の千鶴を捕まえてるわ」

 蓮子は胸を張って得意気に言った。

 「はいはい、捕まりましたよーだ。で?私にどうしろって言うのよ?」
 「実は今度、私と、私の友達の二人で丹後の大江山にスキーをしに行く事になったのよ。偶然、格安のチケットを手に入れたの」
 「大江山、ねぇ……」

 大江山と聞いて、私は胸の奥がむず痒くなった。と同時に、蓮子の狙いも読めた。

 「ははぁん。私に観光案内しろ、って言うのね?」
 「御名答!流石は千鶴ね、我が友よー」
 「何が流石なのよ」
 「いーからいーから。素直に賛辞は受けておくものよ。それでさ、チケットは三人分なのよ。私とメリー、そして貴女で行きましょうよ。一人余らせちゃ、チケットが可哀想よ」
 「……うーん」

 私は悩んだ。正直な所を言うと、丹後にはあまり帰りたくないのだ。
 正確には、大江山に行くのが嫌だった。

 (あそこは懐かし過ぎて……辛いのよ)

 思い出が、幸福で満ち充ちているからこそ、私はあの場所に帰るのが嫌だった。夢の跡を見ても、懐古で胸を痛めるだけだからだ……。
 だが、蓮子と遊べるのは魅力的な話だと思った。彼女と過ごす休日は楽しいだろうし、スキーもスノボも久しくやっていないので、ちょっと滑りたいな、と言う気持ちも湧いてきてたのである。
 久しく身体を動かしていなかったので、そろそろ何かしたいな、とここ最近思っていただけに、蓮子の誘いは二重の意味で魅力的だった。

 「土地勘ありそう、ってのもあるけどね。折角の三人分だし、案内役も兼ねて付き合ってくれそうなのは千鶴だけなのよ」
 「まあ、そこそこ詳しい自信はあるけどね。どうしようかなぁ」
 「きっと楽しいわよ。それとも千鶴は、私と遊ぶのは嫌なのかしら?この連休を一人で寂しく過ごすのかー?」
 「嫌じゃないわ……」

 蓮子は熱心に誘ってきた。こうなると、私も行きたくなってくる。それに、遊ぶ事は大好きだし、何より友達の誘いだ。

 (別に、帰る訳じゃない。そう、私は蓮子と遊びに行くだけよ)

 気にしなければいいのだ。細かい事など気にせず、蓮子と楽しく過ごせばいい。私は決断した。
 
 「うん、オッケー。予定も無いし、こんなにも熱心に誘われたら、お姉さん断れないもん。行きましょ」

 私が言うと、蓮子の表情がパッと明るくなった。さっきから明るい表情だったので、今の彼女は一千万ワットの輝きに思えた。一瞬、動きが止まりそうだ。

 「同い年のお姉さんとは珍しい。とにかく、決まりね!今度、スキーウェアとか見に行きましょうよ」

 蓮子は嬉しそうに笑った。私が誘いに応じた事を喜んでくれているのかと思うと、私も嬉しくなってくる。
 
 「ええ、そうね……明日か、明後日には行きたいわね」
 「そうね。じゃあさ、明日にはメリーを紹介するよ。三人で買い物しましょう」

 はしゃぐ蓮子を見ながら、私は山の事を考えていた。

 (久し振り、かな。もう何年行って無いか……。ここは山と違って暖かいから、山の寒さに慣れるまで苦労しそうかも)

 なるべく、効果的な防寒機能を持った服を選ぼうと思う。
 骨の髄まで冷える、と良く言うが、私の場合はそれがかなり深刻なのだ。何しろ、剥き出しの部分があるのだから。
 今日は帰ったら毛糸の帽子を編む事にしよう。
 細長い毛糸の帽子の完成予想図を考えながら、私は冷めた紅茶の残りを飲み干した。
 空はそろそろ暗くなりかけていた。

 

 

 急いで作らなければならないものが出来た、と言って小走りに去って行った友人を見送っていた蓮子は、自分を呼ぶ声に首だけ振り向いて応じた。 

 「あの娘が、蓮子の言っていたお友達?」

 マエリベリー・ハーン……メリーは、蓮子が見送っていた少女の背中を見つめながらそう尋ねた。少女の姿はカフェの扉の向こうへと消えて行く。

 「そうだよ」

 友人の姿が見えなくなったので、蓮子はメリーの方へ向き直った。

 「ちょっと変わってるけどいい娘だよ。今度の出先について、色々詳しいし。一緒に居ても面白いし、旅行を愉しむ意味でも、楽しくなるよ」
 「随分入れ込むじゃない。ちょっと妬けるなぁ」
 「あれ、妬いてくれるほど好かれてるとは光栄ですな。ま、メリーも会えば解るよ。とってもいい娘だし、面白いしね。それに、何て言うか……一緒に居ると懐かしい様な気がしてね。奇妙な安心感と言うか……」

 蓮子が腕を組みながら呟く。するとメリーは微笑みながら言った。

 「蓮子は日本人だから、懐かしい気分になるのよ」
 「うん?そりゃまた、どうしてよ」
 「知りたい?」
 「教えて、って言うとメリーは教えてくれないからなぁ。……何か、あの娘に見えたの?」
 「尖ったアンテナが二本と、それに巻かれた可愛いリボンが見えたわ」
 「何よ、それ?」

 蓮子は不思議そうな顔をして頭を捻っていた。そんな彼女を見ながら、メリーは続ける。

 「知ってる?私達がスキーをしに行く山ってね。その昔、鬼が棲んでたらしいわ」
 「鬼?鬼って……。あの、角があって赤かったり青かったりする奴?角が一本で赤いのは三倍だったりするのかな。最近は見聞きしないから良く思い出せないよ」
 「鬼が忘れられて永いからね。そこまですぐに思い出せてイメージ出来る蓮子は珍しいわ。流石は私達って感じ」
 「いや、三倍の件は冗談なんだけど。しかし、そんな話があるなんて事は……もしかしたら結界が見つかるかも知れないわね」

 二人はオカルトサークル、「秘封倶楽部」のメンバーだ。面白そうな事があれば、積極的にも消極的にもならず、普通に興味を示す。
 暫くまともに活動していなかったので、蓮子の小さな冒険心が疼いた。

 「見つかるかしら?……でも、それっぽいのは確実にあると思うわよ」
 「やけにハッキリ言うね」
 「今回は特別にね、自信があるの。きっと、すぐに見つかるわ。……それに、あの娘を誘ったんでしょ?貴女の話し振りからすれば、頼れる案内役って感じだし」
 「メリーも絶対気に入るって。明日会わせてあげるよ」

 蓮子はそう言って、広げた地図を鞄の中に戻し始めた。
 その様子を見ながら、メリーは思い出した様に蓮子へ質問をした。

 「あの娘の名前?九鬼 千鶴だよ。九つの鬼って書いて九鬼。九鬼だから、あだ名はクッキー。千鶴は千の鶴。苗字がゴッツイけど、名前は可愛いでしょ。あの娘は名前で呼ぶ方が喜ぶから、メリーも千鶴、って呼んであげて」
 「それを知っておきながら、苗字が元のあだ名を付ける辺り、蓮子って苛めっ子よね」
 「サドッ気は無いつもりだけどなぁ」
 「うふふ。……なるほど、九「鬼」千鶴さん、か。蓮子ととても仲が良いみたいだし、私も仲良くしたいな」

 何か納得した様な口調で千鶴の名前を口に出しながら、メリーは呟いた。

 「だからメリーも気に入るって。いい娘だし」
 「そうね。この蓮子のお友達ですもの。きっと仲良くなれるわね」
 「……遠回しに私が変な奴だって言ったでしょ」
 「言ってない言ってない」

 怒る蓮子にペロっと舌を出してからかいながらメリーは、今度の連休はとても楽しくなりそうだと思った。
 何しろ、最高のガイド役が来てくれるのだ。地元の者が案内してくれるのだから、きっと楽しいところを隅々まで紹介してくれる筈である。とても楽しい、充実した休暇になりそうではないか。

 「それにしても、頓智が効いてて面白いわねぇ」
 「メリー、一休さんでも見たの?」

 さっぱり解らない蓮子であった。
 秘封倶楽部を書いてみたい+萃香以外の鬼は何してる?=じゃあ書いてみる
 
 と言う訳で初の秘封倶楽部のお話。でも、知らない女の子が目立ってる。嫌いな人にはごめんなさい。
 彼女達の通う大学は何処にあるのか?解らないので京都にした。きっと豪華で凄い、未来のキャンパス。でも清掃のおばちゃんは変わってないと思う。
 東京が首都じゃないらしいですね。資料が少なく、四苦八苦。
 ゲストの名前は有名な鬼のお姉さんからそのまんま。名前に「鬼」を入れたかったので、Wikipediaで鬼と入れて語感が良いものを選び、それっぽい名前にでっちあげた。

 とりあえず、お疲れ様でした。
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コメント



0.280簡易評価
8.70東京狼削除
 面白かったのですが…如何せん短いです、起承転結のうち承の部分で終わってしまった感じでした。 ただオリジナルキャラを含め続きが気になる完成度でしたので、是非とも転結(後編)を読んでみたいです。
9.60名前が無い程度の能力削除
コンセプトは面白いと思いますし、こういうオリキャラは個人的にはありです。しかし、話自体に無難な印象を受けました。
秘封の二人を使って、オリキャラの説明(種明かし)をさせた、そこまでは問題無いのですが、物語がそれだけで終わってしまっています。
これでキャラの謎解きが重要な要素である、いわゆるミステリー仕立てのつくりだと言うのならわかりますが、特にそういう風にも見えませんでした。
蓮子のキャラを上手く使ったほんわかとした雰囲気は良いと思いましたが、それをメインだと言うなら、今度はオリキャラを出す意味があまり無いように思います。

実際、オリキャラは二次創作では難しい題材だと思います。それに挑戦して、かつ原作を蔑ろにしていないのは上手だと思います。
ですが、今の時点ではそこ止まりな気がしました。もう少し読みたいのに、小休止のタイミングで話が終わってしまったような。
前の人も言っていますが、これの続きがあるのなら読んでみたいと思いますし、また、これは置いておいて次の作品に挑むなら、それはそれで読んでみたいと思います。
長くなりましたが、少しでも参考にしてもらえれば幸いです。
11.40名前が無い程度の能力削除
うーん、しつこくなくそれでも個性が感じられていい感じのオリキャラだとは思ったんですが……いかんせん、短いと言うか。
どうせ旅行に行く事が決まったのだから、あっさりと終わらせずその辺絡めてヒントを撒きつつ進め、2人が千鶴の正体を解き明かして行く! くらいの方が面白かったかも、とかなんとか。
長くなるとそれだけオリキャラの扱いや絡ませ方が難しく賭けの要素も大きくなるのは確かですが。
13.60名前が無い程度の能力削除
みなさんと大体同じで、オリキャラ自体は全く問題ないですが、オリキャラの使い方が勿体ないと思います。「ストーリーで重要な役割を占める」使い方ができそうなのに、「これからのストーリーで重要な役割を占めそう」な段階で止まってしまっています。この面子で是非続きが読みたいです。