Coolier - 新生・東方創想話

東方小劇場

2007/09/22 08:04:35
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※風神録ネタは下の方に固めてあります。

 ネタバレ嫌な人は途中までどうぞ。













    『来なけりゃ来ないで』



咲夜  「美鈴、最近のあなたのザルっぷりは目に余るわ。魔理沙の一人や二人や三百人くらい止めなさい。」

美鈴  「無茶言わないでくださいよ、咲夜さん。ホントあの人容赦ないんですから。

     出会い頭にマスタースパークを決めボムですよ?」

咲夜  「そうも言ってられないようにしたわ。以後の給料は完全歩合制になったから。」

美鈴  「はいィ!?」

咲夜  「侵入者一人止めるにつき給金が支払われます。これならやる気が出るわね?」



    一ヵ月後。

魔理沙 「よう、中国。一ヶ月ぶりだな。」

美鈴  「あなたは私を殺す気ですかッ!?」







    『誰が為に』



    [初めてのお菓子作り   十六夜 咲夜 著]

アリス 「なになに、必要な材料は、

     小麦粉、砂糖、牛乳、卵、輸血パック(B型が好まし―――」

    アリスは勢いよく壁に本をたたきつけた。







    『営業戦略』



リグル 「ねぇ、みすちー。前から思ってたんだけどさぁ。」

ミスティ「うん?」

リグル 「この値段表示おかしくない?

     ヤツメウナギ:1本20円 10本:230円 20本:500円。」

ミスティ「どこが?」

リグル 「1本20円なら10本で200円でしょ?

     普通本数増えたら10本180円とか、安くなるものじゃないの?

     逆に高くなってるじゃない。売れなくない?」

ミスティ「ああ、いいのいいの。」

幽々子 「おかわり~♪」

ルーミア「おかわりなのか~♪」

ミスティ「ほらね。」

リグル 「・・・・・・。」







    『効率重視』



映姫  「はい、あなたは善人ですね。無罪。」

    また一つ魂に裁決を下すと、映姫はふぅ、と息をついた。

    眼下には魂たちが行列を成して並んでいる。

映姫  (小町は真面目にやっているようですね。感心感心。)



    [目指せ彼岸! ペアカヌータイムトライアル]

    二人で協力しあって最速タイムをたたき出せ!

    最速タイム更新者には豪華極楽めぐり3泊4日の旅をプレゼント!

    さあ、君も憧れの極楽へのチケットを手に入れろ!!

小町  「ピッピーッ! はいそこ列乱さないで~。」







    『つま先からおつむまで、八意診療所』



魔理沙 「擦り傷に効く薬はあるか?」

永琳  「はい、擦り傷にはこれね。」

アリス 「火傷に効く薬はない?」

永琳  「はい、火傷にはこれね。」

咲夜  「喘息に効く薬を探してるのだけれど。」

永琳  「はい、喘息にはこれね。」

霊夢  「栄養失調に効く薬をもらえる? 大至急。」

永琳  「はい、栄養失調にはこれね。ただの栄養剤だけど。」

レティ 「チルノに効く薬はある?」

永琳  「はい、馬鹿には・・・・・・。」



輝夜  「永琳、研究室から出てこないけどどうしたの?」

鈴仙  「研究室から『私は天才、私は天才』ってブツブツ聞こえて怖いんですけど・・・。」







    『刷り込み』



美鈴  「・・・・・・。」

チルノ 「え~っと、あ~・・・?」

美鈴  「なんですか? この門は通しませんよ。」

チルノ 「・・・なんだっけ?」

レティ 「どっかの国の名前だったはずだけど・・・。」

美鈴  「・・・・・・。」

レティ 「朝鮮・・・、じゃなくて。」

チルノ 「ああっ、思い出した! 韓国だ韓国!!」

大妖精 「韓国さん? 素敵なお名前ですね♪」

美鈴  「中国ッ!!

     ・・・・・・じゃない!! 中国じゃないッ!!!!」







    『※永琳は酔ってます』



永琳  「それじゃあとっておきの宴会芸、『人体切断マジック』を披露するわ!

     みんな絶対に驚くわよ~?」

霊夢  (はいはい。ベタなネタ、ベタなネタ。)

魔理沙 (どうせ輝夜をリアルに切断してブシャーッでぎゃぁぁぁあああ、な展開だろ。)



永琳  「ウドンゲ~、ちょっと来て~♪」

    「「なにィィィイイイ!?!?」」







    『ある新聞のネタ』



文   「さて、新聞の一面はどんなネタにしましょうかねぇ。

     『霧雨 魔理沙、窃盗の現行犯で逮捕』と。

     ま、そろそろだとは思ってましたけどね。」

    文はネタ帖をめくりながらカップを傾けた。







    『ある新聞の一面』



魔理沙 「さて、今日の新聞の一面はっと・・・。

     『射命丸 文、空路交通法違反で逮捕』か。

     ま、いつかやると思ってたぜ。」

    魔理沙は新聞をめくりながら湯飲みを傾けた。







    『拉致しよっかや~めよっか考え中』



霊夢  「あんた、『人間を幸運にする程度の能力』があるんですってね。」

てゐ  「人でなしは適用外だよ。」







    『ユカえもん』



紫   「タケコ○ター♪」

魔理沙 「飛んだほうが速いぜ。」

紫   「空○砲ー♪」

咲夜  「弾幕張ったほうが強いですわ。」

紫   「どこで○ドアー♪」

霊夢  「いつもと一緒じゃない。」



紫   「・・・・・・幻想郷破壊爆弾。」

    「「うそうそ嘘ですごめんなさい!!!」」







    『賢くなったチルノ』



レティ 「ホントに進歩しないわねぇ、あんたは。」

チルノ 「そんなことないわよ!! あたいだってちゃんと勉強してるんだから!!」

レティ 「・・・大ちゃん、本当?」

大妖精 「ホントだよ。チルノちゃんもいろんなこと覚えたんだから。」

レティ 「へぇ。引き算くらい覚えたかしら? 3-1はいくつ?」

チルノ 「・・・む、むむむむ!?」

レティ 「・・・・・・。」

大妖精 「頑張ってチルノちゃん!」

チルノ 「・・・・・・い、1.5よ!!」

大妖精 「すごいチルノちゃん! 小数点も覚えたのね!?」

チルノ 「ふふん♪ あたいってば天才ね!」

レティ 「・・・・・・なんでだろ、涙が止まらない。」







    『お財布を拾ったら』



    咲夜の場合。

咲夜  「あらっ? 魔理沙、お財布落としたわよ!」

魔理沙 「ん? おお、サンキュー! 助かったぜ。」

咲夜  「気をつけなさいね、次も拾ってあげられるとは限らないわ。」

魔理沙 「ああ。ありがとな。」



    慧音の場合。

慧音  「むっ? 魔理沙、財布を落としたぞ!」

魔理沙 「ん? おお、サンキュー! 助かったぜ。」

慧音  「まったく、お前は注意力が足りん。

     物の価値というものがちゃんと理解できていないからだぞ。

     お金という物は汗水流して働いてようやく手に入る大変意義のある―――」

魔理沙 「あ~、はいはい、ありがとな。」



    アリスの場合。

アリス 「あっ! 魔理沙がお財布落としたわ。」

魔理沙 「~♪」

アリス 「ま、ままままりまりまりまり!!(訳:魔理沙~♪)」

魔理沙 「ん? おお、アリスか。どうした?」

アリス 「お、おさ、おさおさおさおさ!!(訳:お財布落としたわよ?)」

魔理沙 「おっと、財布拾ってくれたのか。サンキュー。」

アリス 「おおおおおおおおおおお?(訳:お礼代わりに魔理沙の家でお茶をご馳走になってあげてもいいわよ?)」

魔理沙 「じゃあな、アリス。」

アリス 「あ、あうぅ~・・・。(訳:あ、あうぅ~・・・。)」



    文の場合。

文   「おや、魔理沙さんがお財布を落としてしまったようですね。

     ・・・・・・ふむ、記事になりそうな恥ずかしい物はなし、と。残念。

     魔理沙さ~ん、お財布落としましたよ~!」

魔理沙 「ん? おお、サンキュー! 助かったぜ。」

文   「いえいえ、礼には及びません。当然のことをしたまでです。」



    霊夢の場合。

霊夢  「あらっ、魔理沙が財布を落としたわ。魔理沙~!」

魔理沙 「ん? おお、霊夢か。どうした?」

霊夢  「一割♪」

魔理沙 「直球だなオイ!!」







    『飼い主に似る』



    ―10年前

レミリア「咲夜かわいいわ咲夜! ああん、もう♪(なでなで)」

プチ咲夜(・・・・・・うざい。)



    ―現在

咲夜  「お嬢様この服はどうですかお嬢様お嬢様ぁぁぁん♪(すりすり)」

レミリア(・・・・・・うざい。)



美鈴  「咲夜さんがああなったのって、実はお嬢様のせいなんですけど・・・。

     お嬢様は気付いてないみたいなんですよねぇ。」







    『食事はいつも永琳が』



メディ 「ふふふ。この鈴蘭の草原に踏み込んだが最後、もうあんたは私の毒から逃れられないわ!」

鈴仙  「・・・・・・。」

メディ 「・・・あれ!? なんであんた毒が効かないの!?」

鈴仙  「普段から少量口にしてますから。体に耐性ができてるみたいです。」

メディ 「・・・っ! て、手ごわいわね!?」

鈴仙  「不本意ながら。」







    『夏の恒例』



霊夢  「萃香~? こっちきてみんなで遊びましょうよ~?」

萃香  「絶ッ対嫌だ!! どうせ今年もスイカ割りしようとか言って釘バット持って追い掛け回すんだろ!?」

霊夢  「やぁねぇ。そんなこと言ったりしないわよ。いいからこっちいらっしゃい。」

萃香  「うぅ~、絶対だからね・・・?」



霊夢  「さて、それじゃあ始めましょうか。『萃香割られ』。」

萃香  「絶対割られるッ!?!?」







    『底辺を極めし者』



ミスティ「いらっしゃ~い。」

美鈴  「こんばんわ~。おや、先客ですか。」

小町  「ああ、紅魔館の門番かい。」

美鈴  「小町さん、どうもお久しぶりです。それと、名前で呼んでくださいね。」

小町  「ちょっとあたいの愚痴でも聞いてもらえるかい?」

美鈴  「随分お酒進んでるみたいですね。私でよければどうぞ。」

小町  「実は転職しようかと思っててさぁ。」

美鈴  「へぇ。それはまたどうして?」

小町  「今の職場は待遇がひどくてねぇ。」

美鈴  「それは大変ですよねぇ。お気持ちはわかります。」

小町  「有給休暇なんか年に4日しかないんだよ。信じられるかい!?

     風邪でちょっと休んだら潰れちまうって!!」

美鈴  「有給休暇って、休んでもお給料もらえる日のことですよね。」

小町  「ああ、そうだよ。」

美鈴  「やだなぁ、小町さん。それって都市伝説ですよ?

     本気にしちゃ駄目ですって。あははははっ。

     ひょっとして、今まで信じてたんですか?」

小町  「・・・・・・。(絶句)」



小町  「あたい真面目に働きます。」

映姫  「・・・・・・はい?」







    『ダンディなヒゲのおじさまと』



幽々子 「よ~む~、ちょっと出かけてくるわぁ。」

妖夢  「はい? どちらへですか?」

幽々子 「食べ放題ツアーの予約をしてたのよ。これから行ってくるわ。」

妖夢  「はぁ、そうですか。ちなみに場所はどのあたりですか?」

幽々子 「恐竜○ンド。」

妖夢  「キャンセルしてきます。」







    『ピンクのあくま』



幽々子 「実はもう一つ予約をしていたの。」

妖夢  「はぁ・・・。 ちなみにどちらへですか?」

幽々子 「ププ○ランド。」

妖夢  「もしもし? 予約のキャンセルをお願いしたいのですが―――」







    『Mr.Red』



てゐ  「あんたの神社の賽銭箱、昨日も空っぽだったらしいなぁ?

     ぎっちり札束敷き詰めといてやったぜ。」



てゐ  「こども銀行だけどなぁ!!(まさに外道)」







    『仲良きことは美しき哉』



輝夜  「あら、妹紅。丁度よかったわ。」

妹紅  「あん? 殺し合いならいつでも丁度いいが。」

輝夜  「それは今日はパス。焼き芋やってるのよ。

     あんたも参加していきなさい。」

妹紅  「はあ? お前と暢気に芋なんか食ってられるか!」

輝夜  「そんなこと言わないの。ホラホラ、こっちこっち。」

妹紅  「・・・・・・今回だけだからな。」

輝夜  「決まりね。じゃあこの枯葉に火を点けてもらえる?」

妹紅  「・・・ほら、点いたぞ。」

輝夜  「・・・・・・。」

妹紅  「・・・・・・。」

輝夜  「いい匂いがしてきたわね。」

妹紅  「ああ。」

輝夜  「じゃ、お疲れ様。もう帰っていいわよ。」

妹紅  「・・・・・・は?」

輝夜  「もう用は済んだわ。ばいばいさよなら。」

妹紅  「・・・・・・。」

輝夜  「なによ、芋が欲しいの? どうしようもなく下賎な奴ねぇ、ぷぷぷっ。

     ほら、半分あげるわ。這いつくばって貪りなさい。犬のようにね!」

妹紅  「山火事にしてやるァァァアアア!?!?」







    『適所適材』



ルナサ 「今日も一人で晩御飯か・・・。

     最近、メルランもリリカもソロで呼ばれることが多いからな。

     私だって演奏技術じゃ負けていないはずなんだが。

     ・・・いや、べつに寂しいわけじゃないぞ。

     丁度、晩御飯くらい静かに食べたいと思っていたところだからな。

     そうさ、別に寂しくなんか・・・。」

    ―コンコン

ルナサ 「・・・・・・客か?」

霊夢  「ああ、ルナサ。あんたにソロで演奏をお願いしたいんだけど頼める?

     ・・・ってか、なんで泣くのよ。」

ルナサ 「まかせてくれ。最高に楽しい夜にしよう!」

霊夢  「いや、葬式だから。」







    『迷子の大福餅』



妖夢  「紫様、ちょっといいですか?」

紫   「あら、妖夢。探し物?」

妖夢  「ええ、私の半霊が見つからなくて。

     どこかで見かけませんでしたか?」

紫   「そういえば、さっきどこかで見かけたような・・・?」

妖夢  「まあ、いちおう霊なんで大抵のことは心配いらないとは思うのですけど・・・。」

紫   「・・・ああ、思い出したわ。」

妖夢  「どこですか?」

紫   「お皿の上。」

妖夢  「幽々子さまぁ~!?!?」







    『所詮は名前』



咲夜  「中国~? 中国ぅ~?」

美鈴  (また咲夜さん、中国って呼んでる。名前で呼んでくださいっていつも言ってるのに。)

咲夜  「中国~? ・・・どこいったのかしら。」

美鈴  (私は中国なんて名前じゃありません! 絶対に返事なんかしませんからね!)

咲夜  「中国~? ちゅ~ごくぅ~!?」

美鈴  (無視無視。)

咲夜  「居ないのかしら? そろそろ休憩時間だからお茶にしようかと思ってたのに・・・。」

中国  「はぁ~い、咲夜さん! 今行きまぁ~っす♪」







    『冗談なんか通じない』



てゐ  「鈴仙鈴仙、1+1=?」

鈴仙  「なに、突然? 1+1=2でしょ。」

てゐ  「ブブー。正解はたんぼの田でした~♪」

鈴仙  「・・・ああ、そういう意味ね。ずるいわよ、てゐ。」



輝夜  「え~りんえ~りん、1+1=?」

永琳  「なんですか、突然? 1+1=2ですよ。」

輝夜  「ブブー。正解はたんぼの田でした~♪」

永琳  「・・・・・・。(にこっ)」



鈴仙  「姫、なんですかその本? 『やさしいさんすう①』?」

輝夜  「課題。」







    『それぞれの価値感』



藍   「ずいぶん冷えるようになってきたな。橙に毛糸の帽子でも編んでやるか。」

橙   「・・・・・・!」

藍   「~♪ ・・・おおっ、橙いい所に。」

橙   「藍さま、それ?」

藍   「ああ、橙にプレゼントしてやろうと思ってな。」

橙   「わぁ~い! ありがとう藍さま!!」

藍   「こ、こら! それはまだ未完成―――」

橙   「毛糸球毛糸球~♪」

藍   (・・・・・・いや、いいんだ。橙が喜んでくれるなら。)



紫   「藍~? 私にはぁ~?」

藍   「はい、毛糸玉です。」

紫   「・・・・・・ちょっと目にゴミが入ったみたいだわ。ふふっ。」







    『そこは魔理沙』



小悪魔 「パチュリー様、お客様ですよ。」

パチェ 「・・・?」

魔理沙 「よう、今日は客として来てみたぜ。」

パチェ 「・・・・・・最初からそうすればいいのよ。小悪魔、お茶の用意をしてきて。」

小悪魔 「はい。どうぞごゆっくり。」

魔理沙 「ここは静かだな。こういう場所で茶を飲みながら読書ってのは最高の贅沢だ。」

パチェ 「そうね。私もそう思うわ。」

魔理沙 「そろそろお暇することにするぜ。」

パチェ 「・・・もういいの?」

魔理沙 「ああ。なにかと忙しい身なんでな。」

パチェ 「・・・・・・そう。」

魔理沙 「また来てもいいか?」

パチェ 「もちろんよ。その背中の物を置いていってくれるのなら。」







    『冬の忘れ物』


    ―ピ~ンポ~ンパ~ンポ~~~ン♪

放送  「迷子のお知らせです。

     『秋の後』よりお越しの『冬』様。

     レティ・ホワイトロックさんがお待ちです。

     至急、迷子センターまでお越しください。

     繰り返します。『秋の後』よりお越しの―――」







    『東方萃夢想 アリスシナリオ:Bルート』



妖夢  「で、幽霊と話が出来る様になりたい、と?」

アリス 「そう、実体が無くて、それでいて意思が有って・・・・・・

     といったら幽霊位しか思いつかなくて。」

妖夢  「幽霊って言ったってねぇ。

     生前がどんな生き物でどんな生き方を送っていたかで、

     意思の疎通が出来るかどうかが決まる。

     で、どんな幽霊と話がしたいって言うの?」

アリス 「うーん。それがねぇ・・・・・・。

     物凄く大きくて、幻想郷を包み込む位の幽霊。」

妖夢  「あー? 幽霊を馬鹿にしてるのか?」

アリス 「こっちは大まじめよ。なんか判らないの?」

妖夢  「そんなに大きな幽霊なら、生前もそのくらいの大きさよ。

     街か国家の幽霊じゃないのか?」

アリス 「それね!」



アリス 「あれっ、生きてた。」

中国? 「とりあえず怒っていいですか?」







    『元凶』



幽香  「ひっくしょっ! 今年の花粉症はタチが悪いわねぇ。」

霊夢  「あんたがそれを言うか。」







    『愛着』



アリス 「魔符『アーティフルサクリファイス』!!」

    ―ドドン!!

魔理沙 「おわっ!? 人形を投げて爆発させるスペルか!!」

    ―ドドン!!

魔理沙 「っと、これじゃあ避けるのに精一杯だぜ・・・!!」

    ―ドドン!!

魔理沙 「ところでアリス。」

    ―ドドドドンッ!!

魔理沙 「なんで泣きながら投げてるんだ?」

アリス 「うるさいばかぁ!! 早くやられなさいよぉ!!」







    『司書ですから』



パチェ 「魔理沙、いい加減に持っていった本を返しなさい。」

魔理沙 「だが断るぜ。」

パチェ 「断るな。貴重な本だってあるんだから、ないと困るのよ。」

魔理沙 「はっは~、そいつは無理な相談だ。」

パチェ 「無理じゃない。」

魔理沙 「実はホントに無理だぜ。なに借りて行ったか覚えてないからな。」

パチェ 「開き直るな。」

小悪魔 「エノクの書、死海文書、ネクロノミコン、五輪の書、広辞苑、

     努力が報われる100の事例、月刊アイテムコレクション5月号~9月号と特別創刊号、

     週刊少年跳躍の先週号と今週号、針井&堀田と健ちゃんの遺志、ファイナルファンシー4必勝攻略法、

     新世紀ウドンゲリオン1~9巻、祈祷戦士・ガン観音1~112巻、東方卓球1~3巻、

     で全部ですよ、魔理沙さん。」

魔理沙 「・・・・・・。」

小悪魔 「覚えきれないですよね。メモしてお渡ししましょうか?(悪気はない)」

魔理沙 「・・・・・・ああ、頼む。」







*――――――――――――――――――――以下風神注意――――――――――――――――――――*







    『スクラップとスプラッタ』



永琳  「あなた、物を解体しないと気が済まない性格らしいわね。」

にとり 「うん。初めて見るものとか、ついついばらしたくなっちゃうのよね。」

永琳  「わかる、わかるわぁ、それ。」

にとり 「いいよねぇ、解体。」

永琳  「いいわねぇ、解体。」



鈴仙  「・・・・・・。(滝汗)」







    『ポリシー』



雛   「邪道だわ。そんなの考えられない。」

藍   「あなたもわからない人だな。そちらこそ間違っている。」

雛   「強情な人。自分が間違っていると言う前提に気付けないのね。」

藍   「・・・これ以上の議論は無意味だな。どうやら根本的に私達は相容れないようだ。」

雛   「そうね。なら第三者に決めてもらうのはどう?」

藍   「いいだろう。どちらが間違っていようと恨みっこはなしだ。」



雛   「やっぱり横回転よね!?」

魔理沙 「・・・何の話だ?」







    『アバウトともいう』



    山の妖怪たちはおおらかだ。

椛   「さて、先日の大将棋の続きを始めましょうか。」

にとり 「よし、受けて立つよ。」

椛   「えっ~と、たしか私が玉将でしたよね?」

にとり 「いやいや、そっちは王将だったはずよ。」

椛   「・・・・・・。」

にとり 「・・・・・・。」

    「「じゃあ~んけ~ん―――」」

    山の妖怪たちはとてもおおらかだ。







    『お芋の香り』



静葉  「穣子~? 穣子ぉ~? あの娘ったらどこ行ったのかしら・・・。」

幽々子 「秋といったら食欲の秋よねぇ~♪ さて、次はなにを食べようかしら。」

静葉  「・・・・・・。(滝汗)」







    『東方風神録 4面中ボス 犬走 椛』



椛   「椛です・・・。

     1面中ボスの静葉さんさえあるキャラ絵とスペカがありません。」



椛   「椛です・・・。

     出会い頭に決めボムされて5秒で退散です。」



椛   「椛です・・・。

     いまだに誰てめえみたいな顔して見てる人が半数くらいです。」



椛   「椛です・・・、椛です・・・、椛です・・・・・・。」







    『真逆』



静葉  「穣子!! 言うことちゃんと聞きなさいよ!!」

穣子  「なによ、お姉さんぶっちゃって!! 中ボスのくせにぃ!!」

静葉  「あんただって1ボスなんだからたいして変わらないでしょう!?」

穣子  「全然違いますぅ~!! 姉さんは一生中ボスやってればいいのよ!!」



フラン 「ねえねえ、お姉さま。あれって『ドングリの背比べ』って言うんでしょ?」

レミリア「あら、難しい言葉を知ってるのね。賢いわねぇ、フランは。」

フラン 「えへへへっ♪」



静葉  「・・・・・・。」

穣子  「・・・・・・。」







    『ブレーキなんか踏み砕いた』



神奈子 「どうにも信仰が集まりづらいねぇ。なにが悪いんだか・・・。」

早苗  「最近は神としての威厳を見せるより、友達感覚で接したほうが付き合いやすくてよいそうですよ。」

神奈子 「へぇ。もっとフランクに、ってことかい。」

早苗  「有体に言ってしまえばそうですね。」

神奈子 「どれ、実践してみようか。」



神奈子 「ヘイユゥそこのフライングガール♪

     ミーと一緒にトゥギャザーしようZE☆」

霊夢  「うわっ、なんか近寄りがたいのが来た!?」







    『ついでに油も調達』



霊夢  「諏訪子! 今度こそあんたを倒すわ!!」

諏訪子 「あら、麓の巫女。また返り討ちに会いに来たの?」

霊夢  「喰らいなさい、これが私の秘密兵器よ!!」

    ―どんっ!

    巨大な鏡。

諏訪子 (・・・・・・う、動けない。)

霊夢  「今だ、打ち込めぇ!!!」

魔理沙 「外道だぜ。」







    『一つ前は魔界神だった』



    吸血鬼。

    亡霊。

    鬼。

    宇宙人。

    閻魔。

    神。

霊夢  「もう何が来ても驚かない自信があるわ。」

魔理沙 「いまさらだが、私達はそいつらみんな蹴散らしてきてるわけだな・・・。」







    『3ボス以上は無理』



静葉  「いい、穣子? 私達も神の端くれ。

     これ以上人間達に舐められるわけにはいかないわ。

     山に侵入する人間は徹底排除!

     麓の巫女や黒白の時のようには行かせないわ!」

穣子  「了解!」



穣子  (姉さん、半人半霊が来たわ。)

静葉  (あれは半分人間じゃないからスルー。)

穣子  (了解。)



穣子  (姉さん、蓬莱人が来たわ。)

静葉  (あれは不老不死って時点で人間離れしてるからスルー。)

穣子  (了解。)



穣子  (姉さん、メイドが来たわ。)

静葉  (あれは性格が人間じゃないからスルー。)

穣子  (了解。)

咲夜  「刺されたい奴が居るようね?」







    『ほんの気持ち程度 ※当社比』



魔理沙 「よう、早苗。飲んでるか。」

早苗  「飲まされてるわ。」

魔理沙 「そいつは丁度よかった。飲み比べしようぜ。」

早苗  「よくない。わたしは気持ち飲めれば十分だって言ってるでしょう?

     どうして飲めないって人に限って、みんな飲ませたがるのかしら。」

魔理沙 「私は気にしないぜ。」

早苗  「・・・・・・もう、好きにして。」



早苗  「むきゅ~・・・・・・。」

魔理沙 「おっと、たったの3杯で潰れるとは・・・。ホントに飲めなかったんだな。」

霊夢  「魔理沙、あんた早苗潰しちゃったの!?」

魔理沙 「事故だぜ。」

霊夢  「みんな~!! 魔理沙が早苗のこと酔い潰したわよ~!!」

魔理沙 「おいおい。悪かったとは思うが、騒ぐほどのことじゃないだろ。」

    ―どたどたどたっ!!

妖夢  「今のは本当か!?」

レミリア「ようやく潰れたか化物め。」

文   「早苗さんの連勝記録も11人抜きでストップですねぇ。」

紫   「あやうくお酒が全滅するところだったわ。」

萃香  「も、もう勘弁・・・・・・。うえっぷ。」

霊夢  「魔理沙よくやった!!」

魔理沙 「・・・・・・。(滝汗)」







    『えんがっちょを集める程度の能力』



咲夜  「紅魔館へようこそ、鍵山 雛さん。突然お呼びしたりしてすみませんね。」

雛   「私に用のある人間なんてめずらしいわね。」

咲夜  「露時はジメジメしてますから。うちの館も例外ではないんですよ。」

雛   「ふ~ん。」

咲夜  「・・・・・・。」

雛   「・・・・・・。」

咲夜  「・・・・・・。」

雛   「・・・・・・。」

咲夜  「・・・・・・?」

雛   「脱臭効果はないわよ。」

咲夜  「・・・・・・!」

雛   「意外そうに目を見開くな。」







    『プライドなんてイヌに食わせろ』



早苗  「余所の家訪ねるときは手土産くらい持ってきなさいよ。」

霊夢  「はいはい、そりゃ気が利かなくて悪ぅござんした。」

早苗  「はい、お茶。お茶請けは桜餅でいいわね。」

霊夢  「ええ、どうぞ構って。・・・・・・この桜餅おいしいわね。」

早苗  「贔屓にしてる和菓子屋さんなのよ。値は張るけど来客用にね。」

霊夢  「しっかしこの神社は裕福ねぇ。どこでそんなに稼いでるのかしら。」

早苗  「なに言ってるのよ。神社なんだからお賽銭に決まってるでしょう?」

霊夢  「・・・・・・。(ぽろっ)」



霊夢  「ようこそ! 守矢神社、博麗支店へ!」

魔理沙 「吸収合併!?」







投稿九発目。
シリアス書き疲れた。orz
そういうわけで久しぶりにギャグ尽くし。
一口サイズの小ネタをお得な抱き合わせ商法でご提供します。
なんか面白いと感じていただけたヤツがあったら教えていただけると大変参考になります。(礼)

>2007/10/13追記
また名前間違えてる...orz
KZは全角じゃなくて半角なのね。
まとめサイトさんにご迷惑。
暇人KZ
http://www.geocities.jp/kz_yamakazu/
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5.100イスピン削除
これぞ東方的日常会話

とりあえずガン観音の内容と異常なまでの長さが気になる私。
とりあえず境界の下側と上側の境界に立っているねたであることは間違いあるまい(笑)
6.100名前が無い程度の能力削除
とても楽しく読ませていただきました。
テンポも良く、読みやすかったです
7.100椛に決めボム程度の能力削除
たくさん吹いた。アリスに萌えた。GJ!としか言いようがない。
10.100名前が無い程度の能力削除
天然アリスかわいいよアリス
12.40名前が削除
凄く冷静な鈴仙に吹いた。
17.100名前が無い程度の能力削除
くすっと来ました。
18.70卯月由羽削除
美鈴……(´;ω;`)ウッ
21.30名前が無い程度の能力削除
色々と笑ったが美鈴の扱いに割腹せざるを得ない。
22.100名前が無い程度の能力削除
全部面白かったです
これだけあって外れがないと言うのは凄いですね。

フランクにしすぎたお方にちょっと吹いた
26.無評価名前が無い程度の能力削除
 
27.80名前が無い程度の能力削除
『飼い主に似る』が大変ツボだった件。
早苗が実は酒豪なのはもうデフォなのかー
30.80kieu削除
とってもマーブル。
面白かったところですけど、歩合制困窮中国、B型ツッコミ、天才にも作れない薬、ツッコミにノリツッコミな中国、酔いすぎえーりん、てゐの的確な指摘、都市伝説な待遇、ルナサの地味な悩み、やさしいさんすう、自爆人形に泣くアリス、新世紀ウドンゲリオンのネーミングセンス、ガマ油、人間じゃない咲夜、とかがギャグ好きの琴線に触れました。
32.100削除
赤さん吹いたwww
某所の初期503でしたけど、もう無くなってしまいましたよねぇ。
33.60名前が無い程度の能力削除
葬式と国家の幽霊にフイタw
34.80名前が無い程度の能力削除
横回転吹いたw
35.30名前が無い程度の能力削除
途中からだるくなってきた
36.90名前が無い程度の能力削除
セリフのセンスが良すぎて嫉妬。
面白いのといったら半分以上がそうですが、とくに
ポリシー、そこは魔理沙、飼い主に似る
が好きです。
37.80うぉるふ削除
八意診療所、司書、ポリシー、3ボス以上、巫女のプライドで吹いたw
それにしても風神録ではにとりが人気ですねぇ…
椛は立ち絵無くて(´・ω・) カワイソス
77.無評価名前が無い程度の能力削除
そうか、咲夜さんの性格はレミリアの影響か。プチ咲夜の頃の冷静さはどこへ行ったんだろう。
81.90名前が無い程度の能力削除
祟り神。人外教授。U・S・C。魔界神。吸血鬼。亡霊。鬼。宇宙人。閻魔。神。核。

Exまで入れるとホント最強だな。巫女と魔法使い。
101.100名前が無い程度の能力削除
藍:X軸 雛:Y軸 橙:Z軸

意外と橙にふれる者は少ない。
102.90名前が無い程度の能力削除
早苗の口調が「~ですっ!」ではないことが、歴史を感じさせる。美鈴の中国ネタや永琳と咲夜タッグネタのようだ
108.無評価名前が無い程度の能力削除
最近のコンビニのアイスコーヒーってミスティアの営業戦略と同じだよね
時代の先取りすげぇ