注意点:
このお話は完全にフィクションです!もうこれ東方じゃないジャンです。
なんていうか、全世界の東方ファンの人ごめんなさい設定です!殺さないでください、殺されそうです。
時代的には2015年くらいのお話です。突拍子もない。
巻島と言う名前は今度映画化するとある小説が元ネタになっています。その人物を悪い意味での反面教師にしています。知っている人はニヤニヤしてください。
起承転結の起の部分に当たります。導入としての世界観の掴みの部分なので少し短いですけれどすみません。
何が原因だったのだろうか。
やはり夏休みはいっぱい遊びたいから7月中に宿題を全部片付けてしまおうと思ったのがいけなかったのだろうか。
いつもどおりに8月の後半になって友達と一緒に宿題をやったほうがよかったのだろうか。
あの時メーラーの下に表示されていた広告をクリックしてしまったのがいけなかったのだろうか。
それとも是が必然だったのだろうか。
私は久しぶりのお父さんの怒鳴り声を聞きながらそんな事を考えていた。
画面に映るのは金髪の少女。
先月導入されたばかりの自作衣装システムで何処かの暇な大学生によって作られた衣装を先日オークションで落札したばかりの黒い服と長い魔女らしい帽子を身に着けている。
モニターの左上に表示されているパラメーターに書いてある霧雨魔理沙というのが私のキャラクターの名前だ。
霧雨はなんだか思いついたから。
魔理沙というのは私の本名から来ているのだけれども、魔理沙という名前ではなく巻島理沙という名前の、「マキシ、マリサ」というところで区切ったらちょうどよかったので魔理沙と名付けた。
自分でもこの理沙という名前は気に入っていたし、小学生だったころはお母さんに「りさって名前すごく好きだよ!」と話しかけていたこともうろ覚えだが覚えている。
しかし、今の私は理沙ではなく魔理沙なのだ。だからお父さんが「理沙、出てきなさい! もういい加減に学校へ行くんだ!」と叫んでいても私は理沙じゃないから知らない。
だから聞こえないふりをしていたのだが、アイテムを入手したときに流れるSEが聞こえにくかったのでヘッドホンの音量を上げると、お父さんの声も聞こえなくなった。
そして今夜も幻想郷に住む魔理沙の生活が始まった。
「魔理沙、どうしたの? ちょうど夕飯の時間だし両親に呼ばれでもした?」
幻想郷に戻ると、私の前に金髪の少女が話しかけていた。(どうしたの?)というエモーション、いや私の顔を覗くように首をかしげながらそう話しかけられていた。
どうやらお父さんの方に意識がいっている間、動きが止まってしまっていたらしい。
「呼ばれたには呼ばれたけれど、親父が怒鳴ってきたんだよ。でも私にじゃなかったから音大きくして聞こえなくしたからもう気にしないで!」
私は怒鳴り気味で答えた。
別に怒っているわけでもないが、それが霧雨魔理沙なのだ。何故だかわからないが、気づけば私は男勝りなキャラクターを作っていた。
元々このゲームをやり始めたころはパソコンはあまり触らないで全部テレビで済ませていたので、タイピングで打ち出される言葉が普段の自分の言葉はいつもの自分と変わってしまうのは仕方がなかったのだ。
タイピングにも慣れていないので、自分の口調に近づける事も出来ずに当時の私は人々の会話に追いつくのが必死だった。
自然と口調も簡素なものになってしまったが段々とタイピングを覚えていくとそれが男の人の口調に近づいていった。
微妙なニュアンスを文章にするのが難しかったから口調が言い放ったようになっていっただけなのだが。
つまり、何が言いたいかと言うと理沙と魔理沙は違う人物なのだ。誰もそれをわかっていないが、しゃべり方も容姿も声も動きも住んでいる世界も違うのだから私と魔理沙は違う人物なのだ。いや、今はそれも少しおかしいので修正すると、理沙と私は違う人物なのだ。
「ところで今日これからどうする? また神社にでも行って霊夢でも呼んでみる?」
「いや、今日は二人で何処か遊びに行こう! まだ先週のパッチで出来た川原にも行ってないし其処へ行こう!」
私はなんだかお父さんの所為で害してしまった気分を正すように声を荒げて言い放ち、最近はずっと私と一緒に行動をしている金髪のショートヘアーの少女の許可の発言も聞かないまま箒にまたがり空へ飛び立った。
「ちょ、ちょっと魔理沙! もう、いつも気紛れなんだから…!」
金髪の少女は、いつもの私の思いつきにそんな文句を垂れながらも結局いつものように遅れて空へ飛び立った。そして私の隣まで来てはいつものように文句を言い始めるはずだ。
「魔理沙、スペルカードとかちゃんと持ってきた? いつも肝心なときに忘れた!って言うんだから。その度に危ない目に合う私の苦労わかってるの?」
ほら、やっぱりいつもの私の親友だった。
「大丈夫だぜアリス、今日はちゃんと昨日行った紅魔館の時の装備のままだから問題ないぜ!」
「…やっぱり! だから「ちゃんと持ってきた?」って聞いてるのよ! だって貴女昨日はファイナルマスタースパークしか持ってこなくて結局MPが足りなくて凄く苦労したじゃないの! 嗚呼、何で恋符とファイナルマスタースパークっていうバランスの悪い装備なの! ああ、話してたら川原が近いわ! 結局私が苦労しないといけないじゃないの!」
「あははは、きっと今日も大丈夫なんじゃないか? さぁ敵が見えてきた! お、見てみろよ、新しい敵だぜ」
私はアップデートされたてのフィールドにまだ見た事もない敵を見つけ川原のフィールドへ下降し始め、親友もなんだかんだ文句を言いながらもその後に続いてきた。
そういえばアリスと出会ったのは何時だったのだろうかと私は真新しい敵を攻撃しながらも思い出しかけていた。
そうだ、まだ理沙がこのゲームを始めて数日しかたっていない時だ。私が産まれてから数日後の出来事で、私の初めての友人だ。そして私と理沙は思い出し始めた。
それは今部屋でついている暖房がまだクーラーだった頃の話だった。
このお話は完全にフィクションです!もうこれ東方じゃないジャンです。
なんていうか、全世界の東方ファンの人ごめんなさい設定です!殺さないでください、殺されそうです。
時代的には2015年くらいのお話です。突拍子もない。
巻島と言う名前は今度映画化するとある小説が元ネタになっています。その人物を悪い意味での反面教師にしています。知っている人はニヤニヤしてください。
起承転結の起の部分に当たります。導入としての世界観の掴みの部分なので少し短いですけれどすみません。
何が原因だったのだろうか。
やはり夏休みはいっぱい遊びたいから7月中に宿題を全部片付けてしまおうと思ったのがいけなかったのだろうか。
いつもどおりに8月の後半になって友達と一緒に宿題をやったほうがよかったのだろうか。
あの時メーラーの下に表示されていた広告をクリックしてしまったのがいけなかったのだろうか。
それとも是が必然だったのだろうか。
私は久しぶりのお父さんの怒鳴り声を聞きながらそんな事を考えていた。
画面に映るのは金髪の少女。
先月導入されたばかりの自作衣装システムで何処かの暇な大学生によって作られた衣装を先日オークションで落札したばかりの黒い服と長い魔女らしい帽子を身に着けている。
モニターの左上に表示されているパラメーターに書いてある霧雨魔理沙というのが私のキャラクターの名前だ。
霧雨はなんだか思いついたから。
魔理沙というのは私の本名から来ているのだけれども、魔理沙という名前ではなく巻島理沙という名前の、「マキシ、マリサ」というところで区切ったらちょうどよかったので魔理沙と名付けた。
自分でもこの理沙という名前は気に入っていたし、小学生だったころはお母さんに「りさって名前すごく好きだよ!」と話しかけていたこともうろ覚えだが覚えている。
しかし、今の私は理沙ではなく魔理沙なのだ。だからお父さんが「理沙、出てきなさい! もういい加減に学校へ行くんだ!」と叫んでいても私は理沙じゃないから知らない。
だから聞こえないふりをしていたのだが、アイテムを入手したときに流れるSEが聞こえにくかったのでヘッドホンの音量を上げると、お父さんの声も聞こえなくなった。
そして今夜も幻想郷に住む魔理沙の生活が始まった。
「魔理沙、どうしたの? ちょうど夕飯の時間だし両親に呼ばれでもした?」
幻想郷に戻ると、私の前に金髪の少女が話しかけていた。(どうしたの?)というエモーション、いや私の顔を覗くように首をかしげながらそう話しかけられていた。
どうやらお父さんの方に意識がいっている間、動きが止まってしまっていたらしい。
「呼ばれたには呼ばれたけれど、親父が怒鳴ってきたんだよ。でも私にじゃなかったから音大きくして聞こえなくしたからもう気にしないで!」
私は怒鳴り気味で答えた。
別に怒っているわけでもないが、それが霧雨魔理沙なのだ。何故だかわからないが、気づけば私は男勝りなキャラクターを作っていた。
元々このゲームをやり始めたころはパソコンはあまり触らないで全部テレビで済ませていたので、タイピングで打ち出される言葉が普段の自分の言葉はいつもの自分と変わってしまうのは仕方がなかったのだ。
タイピングにも慣れていないので、自分の口調に近づける事も出来ずに当時の私は人々の会話に追いつくのが必死だった。
自然と口調も簡素なものになってしまったが段々とタイピングを覚えていくとそれが男の人の口調に近づいていった。
微妙なニュアンスを文章にするのが難しかったから口調が言い放ったようになっていっただけなのだが。
つまり、何が言いたいかと言うと理沙と魔理沙は違う人物なのだ。誰もそれをわかっていないが、しゃべり方も容姿も声も動きも住んでいる世界も違うのだから私と魔理沙は違う人物なのだ。いや、今はそれも少しおかしいので修正すると、理沙と私は違う人物なのだ。
「ところで今日これからどうする? また神社にでも行って霊夢でも呼んでみる?」
「いや、今日は二人で何処か遊びに行こう! まだ先週のパッチで出来た川原にも行ってないし其処へ行こう!」
私はなんだかお父さんの所為で害してしまった気分を正すように声を荒げて言い放ち、最近はずっと私と一緒に行動をしている金髪のショートヘアーの少女の許可の発言も聞かないまま箒にまたがり空へ飛び立った。
「ちょ、ちょっと魔理沙! もう、いつも気紛れなんだから…!」
金髪の少女は、いつもの私の思いつきにそんな文句を垂れながらも結局いつものように遅れて空へ飛び立った。そして私の隣まで来てはいつものように文句を言い始めるはずだ。
「魔理沙、スペルカードとかちゃんと持ってきた? いつも肝心なときに忘れた!って言うんだから。その度に危ない目に合う私の苦労わかってるの?」
ほら、やっぱりいつもの私の親友だった。
「大丈夫だぜアリス、今日はちゃんと昨日行った紅魔館の時の装備のままだから問題ないぜ!」
「…やっぱり! だから「ちゃんと持ってきた?」って聞いてるのよ! だって貴女昨日はファイナルマスタースパークしか持ってこなくて結局MPが足りなくて凄く苦労したじゃないの! 嗚呼、何で恋符とファイナルマスタースパークっていうバランスの悪い装備なの! ああ、話してたら川原が近いわ! 結局私が苦労しないといけないじゃないの!」
「あははは、きっと今日も大丈夫なんじゃないか? さぁ敵が見えてきた! お、見てみろよ、新しい敵だぜ」
私はアップデートされたてのフィールドにまだ見た事もない敵を見つけ川原のフィールドへ下降し始め、親友もなんだかんだ文句を言いながらもその後に続いてきた。
そういえばアリスと出会ったのは何時だったのだろうかと私は真新しい敵を攻撃しながらも思い出しかけていた。
そうだ、まだ理沙がこのゲームを始めて数日しかたっていない時だ。私が産まれてから数日後の出来事で、私の初めての友人だ。そして私と理沙は思い出し始めた。
それは今部屋でついている暖房がまだクーラーだった頃の話だった。
話の内容についてですが、幻想郷がネットゲームの中の世界という発想自体は
面白いと思うので次回に期待してます。
ただ下の方も述べていますが改行は適度にしたほうが良いと思います。読みにくいといろいろと弊害が出てきますので。
続き投下する時は改行とかきちんとやってちょーだい
あと、川原にも言ってないではなく行ってないかと。
つづきたのしみにしてます
次回がどうなるか期待して待っています。