前作紅魔夜行の設定を流用してます、一言で言うとチルノ+フラン
誰かが言った。
「四葉のクローバーを一人で百本集めると願いがかなう」
氷精チルノもそれを聞いていた。
そしてすぐにクローバーの生えている草原へと飛んでいった。
誰もが聞くはしから忘れるようなとるに足らない噂話でも彼女は信じる。
バカだからだ。
チルノが噂を聞いてから二日がたった。
根気よく彼女は四葉のクローバーを探し続けていた。
通りがかった妖精たちは影で嘲笑する。
ただのうわさを本気で信じているのか、と。
どうせ集められないに決まっている、と。
それから更に二日がたった。
厳しくなってきた太陽にも負けず彼女は四葉のクローバーを集め続けた。
初めの頃に集めたクローバーが干乾びている頃だがクローバーは変わらず青々としていた。
よく見ればクローバーは野球ボールほどの氷の中に閉じ込められている。
妖精たちは面白がってこれを投げたり涼んだりして遊んだがチルノが弾幕を放つと逃げていった。
何個もクローバー入りの氷がなくなったがチルノは数を何回も数えなおした後
妖精たちへの文句を言いながら四葉のクローバー集めを再開した。
それから更に三日がたった。
太陽からは容赦なく光と熱が地上に降り注いでいる。
それでもチルノは四葉のクローバーを集め続けていた、背中に氷の塊を背負って。
数えやすくするためだろうか、クローバーは五本ずつ氷の中に収められている。
しかしその分一つ一つの氷が大きくなり、氷はチルノの顔よりも大きくなっていた。
こうしておかないとすぐに溶け出す。
というのが理由らしいが、そのせいで作業の効率は悪くなっている。
それでもチルノはクローバーを集め続けた。
クローバーの数はいつしか七十を超えていた。
更に三日がたった日、四葉のクローバーの数は八十となった。
もはや持ち上げることも困難になった氷の塊を引き摺りながらチルノはクローバーを探し続けていた。
途中何度も大妖精が加勢しようとしたが断られた。
四葉のクローバーを一人で百本集めると願いがかなう、一人でなければ意味がないからだ。
この頃になると彼女の行動は辺りで話題になっていた。
当然このようなネタを幻想郷のブンヤ、射名丸 文が放って置くはずがない。
なぜクローバーをあつめているのですか、と聞けば。
願いをかなえるため、と言う。
その願いとは何ですか、と聞けば。
最近出来た友達と水遊びがしたい、と言う。
その友達とは誰ですか、と聞けば。
秘密、言う。
以降、文が何を言おうと彼女は耳を貸さず四葉のクローバーを探し続けた。
四葉のクローバーの数は九十を超えた。
更に二日がたった。
ついに四葉のクローバーの数は百となった。
そして更に三日後、彼女の願いがかなう時が来た。
今彼女は紅魔館の大浴場でフランドール・スカーレットとお湯遊びをしている。
吸血鬼は流水の上を渡れず場合によっては水そのものが弱点となるが、流れのない湯なら大丈夫らしい。
ただしチルノがお湯に耐えられるかという問題があるのだ。
しかしこの問題はチルノがまったく気にせずに遊んでいるという事実からなかった事になっている。
もちろん四葉のクローバーを一人で百本集めると願いがかなう、というのは誰かの流した噂に過ぎない。
しかし厳しい直射日光のもとで何日も作業を続けたことによって熱に対してある程度の耐性が備わったのである。
そういった意味では四葉のクローバーを一人で百本集めたことで願いがかなったと言えるだろう。
噂が本当であったかはわからない。
しかしそれは関係のないことだ。
「うわ~、フラン!!蛇口から出たばかりの熱湯か~け~る~な~!!」
「じゃあチルノは雪だるま投げるの禁止!!」
彼女たちがこれから楽しく遊ぶことが出来る事に変わりはない。
誰かが言った。
「四葉のクローバーを一人で百本集めると願いがかなう」
氷精チルノもそれを聞いていた。
そしてすぐにクローバーの生えている草原へと飛んでいった。
誰もが聞くはしから忘れるようなとるに足らない噂話でも彼女は信じる。
バカだからだ。
チルノが噂を聞いてから二日がたった。
根気よく彼女は四葉のクローバーを探し続けていた。
通りがかった妖精たちは影で嘲笑する。
ただのうわさを本気で信じているのか、と。
どうせ集められないに決まっている、と。
それから更に二日がたった。
厳しくなってきた太陽にも負けず彼女は四葉のクローバーを集め続けた。
初めの頃に集めたクローバーが干乾びている頃だがクローバーは変わらず青々としていた。
よく見ればクローバーは野球ボールほどの氷の中に閉じ込められている。
妖精たちは面白がってこれを投げたり涼んだりして遊んだがチルノが弾幕を放つと逃げていった。
何個もクローバー入りの氷がなくなったがチルノは数を何回も数えなおした後
妖精たちへの文句を言いながら四葉のクローバー集めを再開した。
それから更に三日がたった。
太陽からは容赦なく光と熱が地上に降り注いでいる。
それでもチルノは四葉のクローバーを集め続けていた、背中に氷の塊を背負って。
数えやすくするためだろうか、クローバーは五本ずつ氷の中に収められている。
しかしその分一つ一つの氷が大きくなり、氷はチルノの顔よりも大きくなっていた。
こうしておかないとすぐに溶け出す。
というのが理由らしいが、そのせいで作業の効率は悪くなっている。
それでもチルノはクローバーを集め続けた。
クローバーの数はいつしか七十を超えていた。
更に三日がたった日、四葉のクローバーの数は八十となった。
もはや持ち上げることも困難になった氷の塊を引き摺りながらチルノはクローバーを探し続けていた。
途中何度も大妖精が加勢しようとしたが断られた。
四葉のクローバーを一人で百本集めると願いがかなう、一人でなければ意味がないからだ。
この頃になると彼女の行動は辺りで話題になっていた。
当然このようなネタを幻想郷のブンヤ、射名丸 文が放って置くはずがない。
なぜクローバーをあつめているのですか、と聞けば。
願いをかなえるため、と言う。
その願いとは何ですか、と聞けば。
最近出来た友達と水遊びがしたい、と言う。
その友達とは誰ですか、と聞けば。
秘密、言う。
以降、文が何を言おうと彼女は耳を貸さず四葉のクローバーを探し続けた。
四葉のクローバーの数は九十を超えた。
更に二日がたった。
ついに四葉のクローバーの数は百となった。
そして更に三日後、彼女の願いがかなう時が来た。
今彼女は紅魔館の大浴場でフランドール・スカーレットとお湯遊びをしている。
吸血鬼は流水の上を渡れず場合によっては水そのものが弱点となるが、流れのない湯なら大丈夫らしい。
ただしチルノがお湯に耐えられるかという問題があるのだ。
しかしこの問題はチルノがまったく気にせずに遊んでいるという事実からなかった事になっている。
もちろん四葉のクローバーを一人で百本集めると願いがかなう、というのは誰かの流した噂に過ぎない。
しかし厳しい直射日光のもとで何日も作業を続けたことによって熱に対してある程度の耐性が備わったのである。
そういった意味では四葉のクローバーを一人で百本集めたことで願いがかなったと言えるだろう。
噂が本当であったかはわからない。
しかしそれは関係のないことだ。
「うわ~、フラン!!蛇口から出たばかりの熱湯か~け~る~な~!!」
「じゃあチルノは雪だるま投げるの禁止!!」
彼女たちがこれから楽しく遊ぶことが出来る事に変わりはない。
二人ともーおにーさんも混ぜ・・・(ry
ふたりが仲良く遊んでるほのぼのラストも好き。
チルノとフラン、今後も仲良く遊ぶべしw
さくっとよめて、ちょっと考えさせられる話を書きたかったとのことですが、私が思うにそれは成功しているように思います
。こういう読みやすい文章でサクサクと読める作品は好きです。
フランと遊ぶという願いをかなえるために頑張るチルノも良い。
楽しげに遊ぶ二人も良い。
ただ、サクサク読めるのは良いのですが、こういうほのぼのとした作品は評価に困ります。
話が盛り上がりに欠けていますので、心にぐっとくるものが無い。
そこのところが残念です。
残念ですが、貴方の次回作には期待したいと思います。
チルノはバカだといわれますがこの作品のチルノは
純粋や無垢という言葉が似合いそうですね