博麗神社。そこは幻想郷と人の郷の境にしてその調停者の住む場所。
そこにいつもの巫女の姿はなく。代わりに魔法使い然とした魔法使いの姿があった。
「霊夢の奴、あっちでも元気でやってるかなぁ」
亡くなった旧友を惜しむかのように魔法使いの少女はつぶやく。
その数瞬後、
「人を死んだみたいに言うのはやめてくれる」
神社の主である紅白の衣装をまとった巫女が姿をあらわした。
「まさか戻ってくるとは思わなかったからな」
「どういう意味よ。それ」
「別に深い意味はないぜ。メイド長の話を聞く限りで判断しただけさ。
吸血鬼になってまで巫女続けるとは思ってなかったしな」
「吸血鬼になったら巫女辞めなきゃならないって決まりは少なくとも
博麗にはないわ」
その巫女の瞳は紅かった。まるで紅い月のように
更に数分後、社の縁側で茶を啜りながら
「よく吸血鬼のお嬢様が開放してくれたな」
「全然。私がここの話をしたらこれからは神社と館にかわりばんこ
泊まるってレミリアが言い出したから準備のために先に帰って
きただけ。同種族の友達が居ないせいかやたら懐かれて困ってる
くらい」
「どうりで最近、図書館行くたびにメイド長がお嬢様分が足りないとか
言いながらぐったりしてるわけだぜ」
「魔理沙。図書館に通ってるの?だったら私のところにも来なさいよ。
主に私がレミリアの相手から解放されるために」
「冗談言うなよ。こっちはこっちで妹の方に懐かれてるし、本を探す間中
パチュリーからあやしい視線を向けられて疲れるんだぜ」
「ここのところフランが暴れないと思ったら魔理沙が相手してたの」
「最初は弾幕ゴッコしか遊びを知らなくて大変だったぜ」
「フランを抑えてくれるなら確かに文句はないけど、どんな遊び
教えてるの?」
「寝てる奴の額に肉って書くとか」
「・・・・・・」
「おい、霊夢?急に黙りこくってどうした」
「・・・・・・・・・あれの原因は魔理沙だったんだ・・・」
「お、お~い霊夢~?」
「フ、フフフ・・・フフ・・フ」
「れ、霊夢。そんな牙を覗かせながら紅い目ギラギラさせて笑ってたら
よくあるホラー映画で私がこれから吸血鬼に襲われるみたいで怖い
じゃないか・・・」
「大丈夫よ。魔理沙」
「・・・へ?」
「本当にその体験を味わえばそんな映画のシチュエーションなんて
なまっちょろいと思えるように私がしてあげるから」
「それって・・・」
「おとなしく私の餌食になりなさーーーーーい」
「キャーーーーーーーーーー」
その日、久しぶりに女らしい叫び声をあげながら空を駆ける
魔理沙が見られたそうな。
「ふふ、霊夢もようやく私の眷属らしくなってくれてうれしい」
(私の方がお嬢様のそばにいるはずなのに悔しいっっっ!)
それから更に霊夢がレミリアに懐かれたり、メイドに嫉妬されるのは
また別の話。
そこにいつもの巫女の姿はなく。代わりに魔法使い然とした魔法使いの姿があった。
「霊夢の奴、あっちでも元気でやってるかなぁ」
亡くなった旧友を惜しむかのように魔法使いの少女はつぶやく。
その数瞬後、
「人を死んだみたいに言うのはやめてくれる」
神社の主である紅白の衣装をまとった巫女が姿をあらわした。
「まさか戻ってくるとは思わなかったからな」
「どういう意味よ。それ」
「別に深い意味はないぜ。メイド長の話を聞く限りで判断しただけさ。
吸血鬼になってまで巫女続けるとは思ってなかったしな」
「吸血鬼になったら巫女辞めなきゃならないって決まりは少なくとも
博麗にはないわ」
その巫女の瞳は紅かった。まるで紅い月のように
更に数分後、社の縁側で茶を啜りながら
「よく吸血鬼のお嬢様が開放してくれたな」
「全然。私がここの話をしたらこれからは神社と館にかわりばんこ
泊まるってレミリアが言い出したから準備のために先に帰って
きただけ。同種族の友達が居ないせいかやたら懐かれて困ってる
くらい」
「どうりで最近、図書館行くたびにメイド長がお嬢様分が足りないとか
言いながらぐったりしてるわけだぜ」
「魔理沙。図書館に通ってるの?だったら私のところにも来なさいよ。
主に私がレミリアの相手から解放されるために」
「冗談言うなよ。こっちはこっちで妹の方に懐かれてるし、本を探す間中
パチュリーからあやしい視線を向けられて疲れるんだぜ」
「ここのところフランが暴れないと思ったら魔理沙が相手してたの」
「最初は弾幕ゴッコしか遊びを知らなくて大変だったぜ」
「フランを抑えてくれるなら確かに文句はないけど、どんな遊び
教えてるの?」
「寝てる奴の額に肉って書くとか」
「・・・・・・」
「おい、霊夢?急に黙りこくってどうした」
「・・・・・・・・・あれの原因は魔理沙だったんだ・・・」
「お、お~い霊夢~?」
「フ、フフフ・・・フフ・・フ」
「れ、霊夢。そんな牙を覗かせながら紅い目ギラギラさせて笑ってたら
よくあるホラー映画で私がこれから吸血鬼に襲われるみたいで怖い
じゃないか・・・」
「大丈夫よ。魔理沙」
「・・・へ?」
「本当にその体験を味わえばそんな映画のシチュエーションなんて
なまっちょろいと思えるように私がしてあげるから」
「それって・・・」
「おとなしく私の餌食になりなさーーーーーい」
「キャーーーーーーーーーー」
その日、久しぶりに女らしい叫び声をあげながら空を駆ける
魔理沙が見られたそうな。
「ふふ、霊夢もようやく私の眷属らしくなってくれてうれしい」
(私の方がお嬢様のそばにいるはずなのに悔しいっっっ!)
それから更に霊夢がレミリアに懐かれたり、メイドに嫉妬されるのは
また別の話。
この反響を活かして是非続き物に!なんて思っております。
でも私、選んだルートは魔理沙だったのですが^^;
しかもまだクリアして無い…スキマのオバサン強すぎる;
それで、この話の感想なのですが…これは面白いw
でも、続けずにこのまま終わらせた方が良いかも(何で
これからも頑張ってください。