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都市伝説へようこそ第三話

2007/03/15 18:34:51
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都市伝説へようこそ第三話

このお話は作者の趣味と妄想とブラックジョークと何かがふんだんに散りばめられています
その手の話が嫌いな方はお手数ですがブラウザの戻るボタンを…
覚悟は出来ましたか?
ではこの先をしばらく行ったところにありますので…

























一つ目:「牛の首」
もうすぐお花見と言う事でお花見の前夜祭ということをやっている幻想郷の住人たち…
萃香:「さぁ!宴会と言う事で一つ小話をしようじゃないか!」
集まっている面々は、いつもどおり酔っ払っている、
萃る夢幻、そして百鬼夜行、伊吹 萃香。
楽園の素敵な貧乏巫女、博麗 霊夢。
普通の泥棒黒魔術師、霧雨 魔理沙。
紅魔館の瀟洒?なメイド、十六夜 咲夜。
半人前半霊、魂魄 妖夢。
七色の人形遣い、アリス・マーガトロイド。
運命操作で思いのまま?、レミリア・スカーレット。
華胥の大食い亡霊、西行寺 幽々子。
境目に潜む胡散臭い妖怪、八雲 紫。
そんな面々に加え、
「ちんちん」なんて卑猥な鳴き方、ミスティア・ローレライ。
そしてその他諸々、
偏見なんてナイデスヨ?
人物の紹介で行数稼ごうなんてナイdうわ、何をするお前r…
萃:「おっと、肴が無くなったな。
八目鰻追加ー!」
あれだけ大量にあったつまみはどこへ行ったのだろう…
まぁ、大方幽々子の胃の中であるだろうが…
みすちー:「はーい、八目鰻追加ー!
  熱いから気をつけて食べてねー」
魔理沙:「出来立ての八目鰻は私の物だっ!」
そして、肴が来たら来たで全く私の話を聞こうとしない…
やっぱりコイツらには誠実さが足りないね。
でも宴会は楽しい、大勢で騒いで暴れて怒られて。
それすべてをひっくるめて楽しい。
萃:「さてと、話を元に戻して。
   宴会の一つ、小話をしようか」
萃香のその一言に皆が反応する。
霊夢:「んー?
   酒が切れたわよ?」
と萃香の話を全く無視の霊夢、
魔:「新しい魔法に応用出来るような小話を一つ頼むぜ!」
少しばかり乗り気な魔理沙、
幽々子:「楽しいお話だと良いわねぇ?妖夢。
    まぁ、こういう場合は怪談が相場だけど」
と幽々子は妖夢で遊んでいる、
妖夢:「ゆ…幽々子様、怖がらせようったって無駄ですからね!」
妖夢よ…その怯えた雰囲気が駄目だと思う…
萃:「今回話す小話は、牛の首と言う話でな?」
牛の首…
それはとある村に伝わる話である…
その村は普通に暮らせる収穫を持つ村であった。
しかしある年、大不作により村は食糧難に陥ってしまう…
大不作により食糧難、飢餓に陥りその村では牛狩りと称した人間狩りが行われるようになった…
牛狩りとは、飢餓により死にそうな村人に牛の首を被せその村人を他の村人が…
襲い、刺し殺し、牛役の村人を食べると言う大不作の年に出来た一種の祭りのようなものである…
萃香から紡がれる一種の呪言じみた旋律は、酒盛りをする人妖問わずその世界へ巻き込んでいく…
ある者は絶叫し、ある者は倒れ、ある者はまるで夢遊病のような面持ちで話を聞いている…
萃香自身も何かにトリップしてしまったかのような…
どこか上の空で語っている、
萃:「そして…
  この話はすべて嘘、牛の首と言うのは実際にあったかのように話すと言う呪いと同じ話な訳よ。
  話す者が多ければ多いほど、聞く人が多ければ多いほどその力は増すのよ。
  まぁ、丑の刻祭りと同じものね」
レミリア:「~~~」
咲夜:「ハァハァ、お嬢様の泣き顔も素敵です…」
私と戦ったときの瀟洒な従者はどこへやら、今見ると思いっきり変態の様だ…
幽:「あら、嘘だったのね…
  残念だわ~」
妖:「残念って、怖くなかったんですか!?
  今日は夜も眠れないかも…」
幽:「あら、じゃあ今日は添い寝して上げましょか」
うふふ~と幽々子は笑っている、大方寝るときにでもこの話をして遊ぼうと考えているのだろう。
魔:「んー、これで新しい魔法できるかな…」
魔理沙は言霊について考えているようだ。
霊:「あまり大事にしないでよ?
  面倒だから」
霊夢は面倒ごとにならなければ良いみたいだ…
萃:「さぁ、飲もうか!」
やっぱり小話は小話、彼女達の宴会を止めることが出来るのは居ないようだ。

アリスはひっそりと膝を抱え体育座りで皆から忘れられていた…
アリス:「少しくらい構ってくれたって良いじゃない…」

美鈴:「咲夜さーん、お嬢様ー、どこですかー」
フラン:「ねぇ、美鈴。
    暇だから遊ばない?」
一方美鈴はフランの弾幕ごっこにつき合わされていた。
南無!!中国!!


閑話休題
チルノ:「今度こそ、大妖精をアッと言わせる怖い話を聞いたわよ!」
前回に懲りた様子も無く、幻想郷最⑨のチルノは語る。
大妖精:「この前はブラックジョークだったしね…」
大妖精は半ば諦めたオーラが立ち上っている…
⑨:「それじゃあ話すわね、これは一つのボタンの話…
  ある男の所に見知らぬ紳士がやって来たのよ…
  そしてその紳士はバッグから一つのボタンの付いた箱を取り出したのよ」
大:「そ、それで…?」
⑨:「それでね、紳士は穏やかな口調でこう言って来たわ、
  『このボタンを押していただければ100万ドルを差し上げましょう』と、ね…
  四日後に箱を取りに来るからそれまでに決めて欲しい、と言い残して紳士は去っていったわ。
  そのボタンを押すと遠いどこかの人が一人死ぬ…
  そんなことを言われたら人間誰しも悩むかもしれないわね。
  それから三日三晩男は悩んだわ、飲まず食わずで三日三晩それは苦しい日々だったでしょうね…」
前回よりも格段と喋りがうまくなっているチルノ、その姿に大妖精は言い知れぬ何かを感じている。
⑨:「そして考える時間も最後の三日目、男は悩んだ、誰かを殺すと言うのは駄目だ!と…
   だけどそれを上回る欲が男にはあった、誰も知らない人間だし良いやと言う悪魔の囁きと言う物ね。
   男は三日目にボタンを押したわ、そして四日目に紳士が100万ドルと引き換えにボタンを持ち帰って言ったわ。
   紳士が帰ろうとしている背中に素朴な疑問を投げかけた、『本当に誰か死んでしまったのか?』と…
   紳士はこう言ったわ、確かにあなたの知らない遠いどこかで死んでしまいました。
   男は再び口を開き、『もう一つ教えてくれ、その箱はどうするんだ?』と…
   そう言われて紳士は微笑みながら、『次は貴方の知らない誰かのところへ持って行きます』そう答えたわ。
   んー、これは怖くないわね」
大:「じゅ…十分怖いと思うな…」

完!!


二つ目:都市伝説と全く関係の無いもの

暗い、暗い森の中…
そこに一つの家屋…
その家屋に住むは…
アリス:「都市伝説へようこそは私が占拠した!!
     苦節、今回の第一話…
     私に話しかけてくれる人は誰も居なかった!!
だが今回は違うわ!
今回は私が主人公よ!」
七色の人形遣いアリス・マーガトロイド!!
日々友達居ないとか、辛気臭いとか、暗くて絡み難いとか言われている…
あのアリス!!
ア:「ナレーションうるさい!」
そして独り言を始めるあのアリス!
ア:「うるさいって言ったのが聞こえなかったかしら?」
ゴメンナサイ…
それでは気を取り直して…

 アリスの、都市伝説はジャックした!!

ア:「さて、いい天気だし…」
相変わらず独り言が多いアリスさんです!
いそいそと準備して、どこかへ出掛けるようですが…
寝巻きからいつもの服へ着替えるようですねぇ、
おおっと、上着を脱ぎ白い肩が露出s…
ア:「さてと…
   上海、蓬莱行くわよ。
   皆は留守の間よろしくね」
露出してってあら…?
体に残る鈍痛、そして額に残る硬くて細長い物と藁の質感のようなもの…
アリスの着替えが見られなかったことは非常に、非常に残念であります…
パパラッチ精神よろしくな感じで行きたいと思う次第です。
それはもう文の様に、文の太もも良いなぁ…
文の太ももに挟まれて…
ア:「私の話題を出しなさい」
ゴメンナサイ…
一方アリスさんは黙々と道を進んで行きます、私は必死についていくのが精一杯です。
おや、ここは魔理沙さんの家ではありませんか?
いつもぐちぐち魔理沙さんに突っかかっていますが、やはり魔理沙さんのことが好きなのでしょうか?
それもその筈!
永夜事件では魔理沙さんと口では嫌々言いながらも、抜群のコンビネーションで相方を務めたほどですし。
まぁ少々足を引っ張っていますがね…
ア:「魔理沙ー、居るー?
   入るわよー」
私がそんなことを話しているうちにアリスさんは魔理沙さんの家に入っていきます。
家の中はいたる所に物が溢れ、本は塔の様に積み上げられています。
アリスさんは魔理沙さんが居る場所が分かっているのか、ずんずんと先に進んで行ってしまいます。
その顔はどこか緩んだ様に、どこか怪しい笑みを浮かべています。
おっと、魔理沙さん発見です。
その寝姿は衣服は乱れ、健康的な四肢が私の脳を悩まs…
ドスッ!!
ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
目がっ!!
目がぁぁぁぁぁぁ!!
私がムスカよろしくな感じで叫んでいるうちにアリスさんは、魔理沙さんに何かをしているようです。
艶のあるような悩ましい声が聞こえます、それは魔理沙さんの声…
魔理沙:「何をするかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
違いました、魔理沙さんの叫び声でした。
あぁ…意識が…


ペロ…これは…血!!
舐めなくても分かっていました…
どれくらい気を失っていたでしょうか、日の昇り具合から数十秒から数分程度でしょうか。
魔理沙さんは先ほどの悩まs…ゲフンゲフン
魔理沙さんはいつもの格好でアリスさんの入れた紅茶をすすっています。
ア:「ねぇ、魔理沙今日はどこかへ行かない?」
魔:「あー?今日はパチュリーのところにでも行って、本でも借りようかと思っていたんだがなぁ」
アリスさんはその一言を聞いて、嫉妬の炎を燃やしています。
正直言って熱いです、焼けるようです、と言うか私が焼けています…
私のことはお構い無しに、話は進んでいます。
もっとも二人には見えていないのですがね…
なぜかアリスさんには見えているようですが…
魔:「まぁ、良いか。
   で、どこかってどこだ?」
ア:「そ、それは…
   そうよ、ピクニックでも行かないかしら?
   お花見でも良いわ」
魔:「ピクニックって、私は準備をしてないぜ?
   見るにアリスも何も持っていないじゃないか。
   そしてお花見は昨日やっただろ?」
アリスさんは困っています、なのでここで一つ助け舟でも出すとしますか…
ビバ!!ご都合主義!!
文:「どうもー、文々。新聞でーす」
あ…文ターン!!
どこと無く天狗の扇子で殴られたような気がしないでもないです…
母上様へ…
幻想郷は怖いところです…
物理法則を無視します…
魔:「あー、うちは新聞とらないぜ」
ア:(何かしら、問題ごとかしら?
   そうすれば合法的に魔理沙とコンビ組めるわね)
文:「実はですね、近くを通った妖精さんに聞いたのですが。
   ズバリお二人の関係は!!」
二人の関係…
それはツンデレな関係だねっ!!
文:「二人はツンデレな関係っと…」
魔:「ま…まてまて、文は一体誰と話しているんだ!」
文:「嫌ですねぇ、そこに居ますよ?『ナレーション』さんが」
ア:「待ったー!!
   二人の関係はツンデレな関係じゃないわっ!!
   そうよ!相思相愛な関係よっ!!
   間違ったわ!犬猿の仲よっ!」
魔:「お前も待てー!
   間違えたにも程があるぞ!」
文:「おぉ、当事者からの発言ですか!
   コレは重大発言ですねっ!
   早速号外を作らなくては!」
そう言って文たんは飛び去って行きました、残された二人はと言うと…
相変わらずいい太ももを持っているぜ…文たん…
魔:「疲れたぜ…
   それよりもアリス…」
ア:(ついに愛の告白かしら!?)「な…何よ」
魔:「お前はなんて事言っているんだ!」
ア:「なっ、私はただ犬猿の仲だって言っただけよっ!
   何も間違ったことは言ってないわっ!」
明日はきっと幻想郷中に文々。新聞の号外が飛び回ることになるでしょう…
魔:「お前とは一回決着をつけないといけない様だな…」
ア:「何よ、やるって言うの!
   田舎育ちに都会育ちが負けるわけないわっ!」
初撃は魔理沙の渾身の右ストレート!
彼女の弾幕はパワーの言葉どおり初めからクライマックスだぜ!
って弾幕じゃないの!?
それに対しアリスはスウェーで軽く受け流す、
ってボクシング!?
続いてアリスは、小手調べのジャブを撃っていく
魔理沙は自慢のスピードで弾幕のようなジャブの嵐に、右ストレートや左フックで応戦し短期戦を狙っていく。
ア:「ちょこまか動かないでよ!」
全く当たらず痺れを切らしたアリスはついに渾身の左ストレートを放った!
そこに息ぴったりに魔理沙の右ストレートが入り、クロスカウンター!
おっと!両者ダウーン!
カウントが終わるまで両者立ち上がらない!
魔:「温室育ちのお嬢様が中々やるじゃないか…」
ア:「田舎育ちの癖に私からダウンを奪うとはね…」
そこから始まる友情!ロマンs…
ア&魔:「うるさい!」
ドスッ!!
ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
目がっ!!
目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
そうして世は更けて行きました…

   ド完!!

3月23日に手直しをしました
初めての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです。
闇なべです…
一つ目の話の牛の首は、牛の首と言う話自体存在していないそうです。
有力な元ネタというものも出ておらず、コレに非常によく似た話は江戸時代頃から存在しているそうですが…
この話をするとその後よくないことが起こるとか…
閑話休題は一応ブラックジョークです、知らずの内にボタンを押され殺されたら嫌ですよね…
たまにはチルノがこういう話をしても良いのでは無いでしょうか…?
三つ目は勢いで書きました。
非常に暴走してます…
変なところが非常に多いと思いますが…
どうか寛大な心で…
闇なべ
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コメント



0.340簡易評価
1.80名前が無い程度の能力削除
なんという決戦

デンプシーロールをしている魔理沙が思い浮かんだ
6.50名前が無い程度の能力削除
「文タンのふともも」と いう あらたな ぞくせい に めざめた ! !
8.80名前が無い程度の能力削除
とても良いブラックジョークでした。ところで萃香のよりチルノのの方が怖かった俺は色々とダメな気が…orz

>餓鬼に陥り
飢餓または餓鬼道では?
>牛狩り称した
『と』の脱字では?
>餓鬼により
飢餓では?
>大妖精は半ば
『から』を入れた方が『立ち上って』との整合が取れるのでは?
11.無評価闇なべ削除
三人目の名前が無い程度の能力さま>ご指摘ありがとうございます
私もチルノのブラックジョークの方が怖いと思うので大丈夫です
自分の知らない場所でスイッチを押され死んで行く、
これほど怖いと思うものは無いと思います…
二人目の名前が無い程度の能力さま>文タンのふとももは良いですよねぇ
一人目の名前が無い程度の能力さま>ハートブレイクやガゼルパンチが
飛び交うのですねっ!!
12.50名前が無い程度の能力削除
牛の首はどこにオチがあったのかわからない…orz