*前もって警告っぺー*
・作者がもとはプチの方に書き込もうとした作品を何を思ったか急にこちらの創想話に投稿変更したものですので内容はいつも以上に少ないです。
・カップラーメンを強盗が良く被っている目だし帽をした状態で食べながら御覧下さい。(ストッキングでも可)
・お酒とおつまみがあればより一層おいしく召し上がれます。
・じらいげんをすすむがごとくほふくぜんしんしながらよむこと
・賞味期限は3年前の今日です。
・シチュエーションがPAWN B様の絵と似てました。ごめんなさい。あ、パクリではございませn。
以上の事を踏まえた上で御覧下さい。
下のじゅもんは無いようには一切関係ございません、ごめんなさい。
おまけで「よかったら書いてね」みたいな感じでやっちゃいました。
あ、怒らないで・・・・
ふっかつ の じゅもん を にゅうりょく してください
「 」
------------------------------------以下本編-----------------------------------------
「平和ねー」
「平和だなー」
霊夢と魔理沙はそんな事を呟きながらお茶を飲んでいた。
「今日は何も起こらないわねー」
「でもそういう時に限って来るんだぜ?どかーんっと・・・・」
どかーん
魔理沙が言い終えるタイミングとほぼ同時に、二人目掛けてどこからとも無く大きな鉄の塊が降ってきた。
「きゃーーーー!」
「うわぁぁぁーーー!」
ギリギリのところで緊急回避をした二人は無事で済んだが、運悪く神社は前方部分が壊れてしまった。
いや、寧ろ前方部分で済んだのが奇跡なのかも知れない。
その鉄の塊はとても不思議な形をしていた。
漢字にすると『士』だろうか。
「ねぇ・・・何これ・・・・」
霊夢が呆気に取られていた。
「さぁな、私にもさっぱりだぜ」
魔理沙は衝撃に吹き飛ばされた帽子を被りなおす。
「しかも神社がこんなことに・・・・」
あまり深くまで被害は及んでいなかったが、賽銭箱は跡形も無く吹き飛んでしまっていた。
「心配するな、元から誰も賽銭なんか入れて無いだろ?」
霊夢の昇天蹴が華麗に決まった。
「ふごぁっ」と小さな叫び声を上げで魔理沙は天高く蹴り飛ばされた。
「・・・それ、フォロー?」
魔理沙はピクピクと痙攣はしていたが動かなかった。
「さて、こんなのどうすればいいのよ・・・・」
「お、おい、何が起きたんだ?」
そこまで聞こえていたのか、偶然通りかかったのか、香霖が現れた。
「あ、香霖。ちょっと此れ見てよ、行き成り降って来たのよ。」
「どこから?」
「隙間からじゃない?」
「・・なるほど」
香霖は暫くその鉄の塊をぐるぐる見回し、さっぱりと言う顔をした。
「あなたでも解らないの?」
「ん、いや、でもこれに似たような物があったかもしれない。ちょっと待っていてくれ」
と言い残し、香霖は走り去っていった。
まだ起きない魔理沙を椅子にして霊夢が待っていると、香霖は小さな巾着袋を持って帰ってきた。
「待たせたね、これだよこれ。」
香霖は巾着袋の中から小さな模型を取り出す。
「・・・何これ」
「これは飛行機と言うもので、向こうの世界では人間がこれに乗って空を飛び回っているらしい。」
「ふーん・・・・で、あれがそうだって言うの?」
「どうかは解らないが・・・・可能性は0じゃない。」
香霖は鉄の塊の方に行き、
「まずはこれを制御する部屋を探すんだ」
と意気揚々と突っ込んで行った。
霊夢は手伝おうと思ったが何せ相手は突然降って来た鉄の塊、しかもでかい。
霊夢が手伝おうにもこう言う物に関しては香霖しか分からない。
そう思った霊夢は何とか生き残っていた台所にお茶を入れに戻った。
「よっいしょっと」
霊夢はまた”椅子”に腰掛け、香霖の様子を見守る事にした。
しばらくして姿を消していた香霖がひょいと戻ってきた。
「あった!あったぞ制御室!」
「わかったわよ、わかったからまず落ち着いて」
興奮している香霖の後に霊夢はついていく。
暫くすると香霖が「ここだ」と言って黒く曇った部分を指さした。
「ここ?」
「ああ、僕が見たものにはそう書いてあった。」
「人間がこんな狭いところでよくこんな大きな塊を操れるわね」
「外の世界は僕達が思っている以上に凄い式を操れる能力を持っているんだ。」
「へぇ・・・・・で、これどうするのよ?」
「このままじゃどうにもならないから僕が引き取るよ。」
「あら、それはありがたいわ、でもどうやってあそこまで持って行くの?」
「おっと・・・」
そこまでは考えてなかったらしい。
「こんな時こそ力持ちがいてくれたら助かるのだが・・・・」
「普通にいないでしょ、こんなの持ち運べる者なんて・・・・」
その瞬間、二人の脳裏にある人物(?)が浮かんだ。
彼女は恐らく神社の庭で酒でも飲んで寝ているところだろう。
「おーい萃香~」
「何よ」
フラフラと不機嫌そうに現れた萃香。
「これ運ぶの手伝ってくれない?」
「手伝えって・・・・さっきあんたに庭の掃除頼まれたばっかりよ・・・・」
「運んでくれたら僕の持っている酒を飲ませてあげるよ」
その言葉を聞いて瞬間に萃香の表情が変わったのは言うまでも無い。
「行く!!」
結局、『酒』と言う言葉につられて萃香はひょいと鉄の塊を掴んで香霖の後についていった。
「よっこいしょっと」
霊夢は二人を見送った後”椅子”に腰掛けてお茶を飲んだ。
「・・・平和ねー」
「・・・ああ、全くだぜ・・・・」
「あら、起きてたの?」
「起きてたも何も、大分前から起きてたぜ」
「なら早くどきなさいよ、掃除出来ないじゃない。」
「・・・・じゃあ座るなよ・・・」
「あら、そうだったわ」
霊夢が立ち上がると魔理沙は腰を抑えながらゆっくりと起き上がった。
んー、と背伸びをする。
「じゃあ私もそろそろ失礼するぜ」
「あらそう」
「あ、それでだな―」
魔理沙が箒に跨りながら言う。
「お前ちょっと重くなったか?」
少しの沈黙。
「なっ・・・・・・ま、魔理沙ーーーー!!」
と急いで逃げようとした魔理沙を幻想空想穴で捕獲。
「ぎゃあ!」
ぼてっと箒と一緒に地面に落ちる。
霊夢が魔理沙にゆっくりと近付きながら符を取り出す。
「魔理沙ー、覚悟は出来てるでしょうねー?」
「きゃんっ」
-終わるのか?-