Coolier - 新生・東方創想話

人と獣と妖(あやかし)と

2006/07/25 13:16:43
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注1  東方以外のキャラがでます
注2  クロスオーバーっぽいバトルもあります





いつものように盛り上がる宴会。
人妖入り乱れての乱痴気騒ぎにひとつの話題があがった。
最近夜雀の屋台が休業しているという。
なんでも本人にひどくショックな出来事があったらしく寝込んでいるのだという。

「――じゃあ、ホントにお前じゃないんだな?」
「失礼ねえ、私もそこまで悪食じゃないわよ」
最初の被害者がミスティアということもあり、
真っ先に容疑がかかった亡霊嬢に黒白魔法使いが問いただすも答えはNO。
「それに、そもそも女じゃないらしいわよ?」
「ええ、そうです」
2番目の被害者の月兎が言った。
イナバウアーは竹林でてゐと一緒に食料用のたけのこを採っているところを襲われたという。
ということで今のところの被害は2件で3人なわけだった。
「でも、いかに萌え担当の新参ホイホイと健康マニアの嘘吐きウサギといえども、仮にも5ボスだぜ?
2人一辺にやられるなんて相手は相当な手練なのか?」
「う、まあ言い訳はしないけどそういうことね。見たこともない、技…?というべきなのかしら?
まあとにかく逆らえなかったの。
あとアンタけっこう口悪いよね」
「おまえの相棒の毒吐きウサギにゃおとるぜ」
などと黒白とウサギのやりとりに、「見たこともない?」と月の姫が問い掛ける。
「ええ、見たこともない動き、見たこともない顔、見たこともない服装。まるで……」
「まるで……?」
「まるで、ちがう世界から来たような。」

――そう 
  その男は外の世界から迷い込んだらしかった



「実は今回はソイツをとっちめるために集まったの。」
一同が発言者に注目する。
ババアもとい幻想郷の隅から隅まで愛する幻想郷フェチこと八雲のゆかりんであり別名足臭い人。
と、そのとなりには問題解決専門屋、示談はなくても暴力あり。
我らが幻想郷のルールブック、自堕落赤貧巫女である。
「とっちめる…ったって、どうやって?」
「まあ聞きなさいよ、大体私と紫は噂は聞いていたのよ。
それに紫は幻想郷の管理人みたいなもんだから出入りには敏感だし私はなんと言っても勘ね。
ちょっと変わったことがあるとどうしても体が反応するのよ。」
魔理沙に返答しつつ一同に説明する巫女。
スキマも巫女と一緒に説明をする。
「まあそんなわけでいつもの宴会がてら、敵の迎撃に集まってもらったというワケ。
ああ、心配しなくても向こうから来るわよ。そう仕向けたから。
色々情報を流したりしてね、そろそろ来るころじゃないかしら?」
などと言ってるうちに……


「ごめんくださぁ~い」

全員声に反応し押し黙る。

「夜分遅くおじゃましますがー」

―――――きたぜ
―――――あの声は…どうするんですか?
魔理沙と鈴仙の視線に紫が無言で意思を送る
―――――シッ 音を立てないで。
ちゃんと”御用はこちらまで”って張り紙をして誘導するようになってるから。油断しないでよ。

「だれかいませんかー?」
紫の無言の言葉に皆うなずき、幼い侍は柄に手を添え
メイド長はその主と共に出入り戸のそばで息を潜め構え、各々警戒態勢に入る。
侵入者はずいぶん間延びした声だが無害を装っているという可能性もある

「たしか里の人達に教えてもらったのはここなんですが……」
「勝手にあがりこんでしまっていいんですかねえ……」
ブツブツ言いながらも入ってきたようでつぶやきがだんだんと大きくなり
「この部屋ですかねえ」
と、とうとう宴会場の前まできたようだ。
そして「失礼しますよ?」扉は開かれた。

現れたのはやや人なつっこい笑みを浮かべた男。

若干の時が止まったかのような静寂
しかし

男は鈴仙と目があうなり
「アッ、あなたはっ!!」
すわっ、因縁の激突再びか?と全員に緊張が走るが……
男は破顔しルパンダイブで鈴仙に抱きつき早口で

「いぃぃや~かぁわいいウサギちゃんにまた会えましたね~スバラしい毛並みですね~
この耳なんかへにょり具合が っもうたぁまりませんねえ~」

と、のたまってナデナデし始めたので全員肩透かしを食らったようで腰が砕けた。
幻想郷に迷い込んだやや長髪の黒ブチ眼鏡の老人は自他ともに認める動物好きだった。
しかし当の鈴仙は「イヤァァーーー」と必死に老人から逃げようとしている。
ちなみにてゐは鈴仙が餌食になってる隙に逃走を計っており
ヤツのここ一番の腹黒さはやはり光るモノがあると周囲の者に再認識させたりした。


「いやぁ~やはり小動物ですねえ~人見知りしますね~、
こういう臆病な所は小さい草食動物の特徴ですね~自分の身を守るための生態本能がですね、
こういう、(ナデナデ)
激しい、 (ナデナデ)
抵抗に、 (ナデナデ)
つながるんですね~」

「が、害はない……のか?」
魔理沙がつぶやいたがすぐにその考えは変わった
「でもですねーウサギはこうすると身動きとれませんね~
どうしてですかね~、ホラ手を離しても動きだせませんね~」
「「なっつ!?」」
驚愕の光景に一同鈴仙のように動きが止まる。
そう鈴仙は動けないのだ。
硬直してまるで石のように。
「か、からだが、うごかない……」
「おどろきですよね~、これがウサギの体の構造、いや脳のメカニズムのナゾですかね~」
外の世界のワザなのか、
まるで魔法にかかったように動きを封じられた鈴仙はもはや老人の思うがままだ。
「なるほど。今一要領を得なかったが逆らえないとはこういう事か。
どういう仕組みかわからんしちがう世界の知識だか技だかわからんがコイツは脅威だぜ。
文字どおり手も足も出ないんだからな」
魔理沙がチッ と舌打ちする。
そこへ「おい、いいかげんにしないかっ!」
と見るに見かねて割って入ったのはスッパ大好きテンコの姉さん。
しかしその恫喝も老人はその姿を見るや

「コ  レ  マ  タッかわいいキツネですね~~~~~~っつ!!!」
満面の笑みで抱きついた。

「かわいいですね~たくさん尻尾ありますね~
そしてコレっ!!
帽子で隠れてますがこのおぉぉぉきな耳。
この大きな耳で色んな音を聞きますね~
地中にいるネズミとかの音も一発ですね~、だから雪の中でも狩とかもできるんですね~」
あわれ、テンコも老人の毒牙に。
スリスリスリスリスリスリスリスリスリスリ
しかもすごい勢いで頬擦りしてるし。
「やめろぉ~~~」
「いやあ~それにしてもこのしっぽ!!フサフサですね~フカフカですね~、
それでですね、キツネはこことか撫でてやると喜びますね~
抵抗してるようにも見えるこの仕種、実はジャレてるだけなんですね~、ホントはうれしいんですね~」
「た、たぁすけてぇ~~」

うわぁ
明らかにイヤがってるし。

そしてひとしきりモフられたのち蹂躙される主に業を煮やした黒猫が飛び掛るも、
ねこじゃらしで弄ばれたのちマタタビで完膚なきまで
躾けられてしまいあげく自分からしっぽふる始末。
それを見たテンコーは
「主人であり師であり何より心からお前を愛する私より
昨日今日あったばかりの老人になびくなんて……」
と、ショックのあまり失神してしまった。
老人の魔の手はとどまる所を知らず
夜の王をひっつかまえておもむろに口に手をつっこみ上唇をひっくり返して
「これっ!!この鋭い犬歯。これで血を吸うんですね~~」などと言いながらその生態を観察し始めた。
「あにふんのよっつ!!」
などと抵抗していたのも最初だけ。
やがて老人の手管によっておとなしくなりしまいにはびえ~んと泣き出しれみりゃになってしまった。
ここまで来て完全で瀟洒な従者としては黙っちゃいられない。
老人の背後に立ち
「そこまでよ」
と冷たく言い放った。

ピクっ    と反応する老人。
悦楽を邪魔された老人は今までとうって変わってやや不機嫌な雰囲気を出す。
わずかな笑みを口元に残すが光を反射する眼鏡のせいでその本当の表情を窺い知ることはできない。
そして咲夜の方には向きなおらず
「臭う……」
くんくんくん   と鼻を鳴らしにおいを嗅ぎ始めた。
「ちょっと、人の話しを無視するとはいい度胸じゃない」
凄む咲夜にもまったく動じず老人はニオイを嗅ぎ続ける
くんくんくん
「とても……とても臭いますよ~」
「このっっつ、いい加減にさらせボゲが――――――」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ―――――――――――――

咲夜がキレかかったところで老人は半分だけ振り返って言い始めた
「ワンちゃんの臭いがしますねええええええええええ~~~~~~~~」
眼鏡の奥の瞳が、ギラリと光った。
恐るべし動物好きの嗅覚。
そのあまりの迫力にメイド長、いささかビビッてチビりそうである。
「だ、だれが犬よっ!!」
気圧されてはならぬと虚勢を張るも、老人は見逃すハズもなく。
「ハッツ!!いかに取り繕うとも究極の動物好きであるこの私は誤魔化せませんっつ!!」
「なっ、、なんですって……」
「うははははははははっ 自覚もできていないとはっ!!
しかし主のピンチに必死でその身を挺して守ろうとするとはっ!その意気や良しっ!
犬。いや狗。まさにイヌっ!!
忠実に、そして確実に主の言いつけを守り
古の時代より人間の良きパートナーであった戌!!
わがままなお嬢様のご機嫌取りはさぞ大変でしょうっ!!」
「くっ、言わせておけば……」
ワナワナと震えるメイド長の心の隙でも突くかのように老人はビシッと指を突きつけ
「あなたもホントは心当たりあるんじゃないんですか?」
とささやいた。
「そ、そんなこと……」と弱気な反論に老人はやさしく諭すように説明を始める。
「犬という動物は家族を大事にし、主と認めた者に忠誠を誓う。
献身的に。
そう。
時には何100キロと離れた地の主人の居場所を探し当てるほどに、です。」
なるほど、そういう意味では咲夜は立派な狗だ。
だが老人は続ける。
「しかし、家族に対してあまり良くない面も持っています。
例えば、家族の中で一番立場の弱い者にツラく当たったりとかですね……」

もう咲夜は気付いていた。
抗えない、その流れに。
しかし主の為に抵抗を続ける彼女にトドメを刺さんとばかりに老人は続ける。
「その特定の個人に冷たくし、辛くあたる。
アナタにも家にそんな人物が1人いるんじゃないんですか?」
咲夜も周りの皆も某中国を思い浮かべる。
もはや言い逃れは出来まい。
「もう気付いていますね?だったら、後は認めるだけです。」
咲夜は突きつけられた指を凝視するしかなかった
「いいんです。アナタはとても優秀です。
主の為がんばり、その身を捧げんとする良きパートナー。
時には仲睦まじき時間をすごし、時には降りかかる火の粉を払う……番犬のように。
そう……番犬。狗。まさに犬っつ!!
さあっ!!認めるのです。アナタは犬、自分は犬だとっつ!!
さあっつ!!今こそ、受け入れるのですっっっ!」

指先が怪しく光った。


「どーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっっつ!!!!!!!!!!!」
「いやああああああああぁぁぁぁーーーーーーーーーーー」

咲夜、撃沈。
完全で瀟洒な従者は華々しく散った。

いよいよ持ってヤバイ雰囲気の宴会場に声がかかる

「霊夢ーいるかー?」

老人も合わせて皆、声に集中する

「里の会議が長引いてしまって…」
言いながらガラッと戸を開いて入ってきたのはワーハクタクと不死鳥の2人。

「コラっ妹紅。戸を開ける時くらいはノックをしてだな……」
「もう、相変わらず慧音は細かいんだから。
いいじゃんか、顔見知りなんだしもう皆知らない仲じゃないじゃん」
「すまない霊夢、ちょっと遅れてしまったな、で、例の男の件なんだが……」
そこまで言って2人は動きを止める。
そして慧音と老人の目が合った。
それだけで慧音は理解した。目の前の老人が件の男なのだと。

~~~謎の動物好きの老人VSワーハクタク~~~

          ジリジリと――――――
老人と里の管理者は見つめ合い、様子を伺う。
流れる汗の音も聞こえそうな静けさの中、皆その様子を固唾を飲んで見守る。
外の世界で空想上の動物は老人の嗜好の範囲内と成り得るのか?
短いようで長く感じられる緊張の中、動いたのは老人だった
その答えは

くわっと目を見開き


「っっっこれはまためずらしい動物に会えましたねーーーーーーーーっっつ!!!!」

OKだった。


「キレイな毛ですね~~それにコレ。おっきいおっぱいですね~~~
これ搾ったら新鮮な牛乳とかでそうですね、
やっぱり草とか食べてるんですかね~~~」
でも微妙に牛とかと勘違いしてるし。
しかし我らが希望のハクタクのたゆんなオパーイも老人の手に渡ってしまいそうなその瞬間。

ガシャンッ

「あうっ」
背後からカラの酒瓶を投げつけられ、軽く悶絶する老人。
「遊びはこれまでだ。人間。」
投げつけたのはやはり最後は頼れるこのキツネ。
失神から回復した式、テンコーである。
「見たことない姿にその動き。
いささか面喰らっていいようにされたがその傍若無人もここまでだ。
素直に手を引かなければ少々痛い目に会ってもらうことになる」
今でこそ丸くなったが立ち上る妖気はすさまじく
やはりソレはかつて数多の人妖に恐れられた妖狐の姿。
だがしかし老人に動揺した様子はなくユラリと立ち上がった。
そこまでいって皆始めて気付く。老人の顔から笑みが消えていることに。
そしてギリッと歯軋りをして言った。

「いいでしょう」

振り向いた顔は今までとは正反対で険しく、憤怒の怒号を上げ吠えた。

「わたしとてライオンに頭を噛まれたことのある男っ!!タダで愛でようとは思いませんッッツ!!!」

それが、開戦の合図だった。

「ほざけっ!!」
一瞬にして展開される弾幕。
生身の人間など跡形もなく吹き飛ぶであろう攻撃に勝負はすぐにつくと思われた。
しかし全員、自分の目を疑った。
ヒュンヒュンヒュン
「「なにぃ!?」」
老人は華麗なフットワークで踊るようにことごとくその弾幕を避けてみせた。
「ふははははははははは!!あたりませんっ!あたりませんよっ!そんなものは!!」
「これは…どういうことだ……?」
弾幕を張りつつ、驚きを隠せない藍。
「くはははは、簡単なことです。」
ヒラリヒラリと蝶のように舞い、弾幕をさける老人。
あるいは紙一重、あるいは余裕で。
そしてあるときは近くにあったおぼんで弾き落とし。
「わたしは動物のすべてを知っている。動物のすべてがわかる。お前たちの気持ちもっ!!
そう。あなた達動物の考えていることなど全てお見通しっ!!」
「くっ…」
――――――――式輝「狐狸妖怪レーザー」―――――――――
たまらずスペカで応戦する藍。
「ふんっ!!無駄ですっ!!」
軽く跳躍し、水割り用の氷入れに手を突っ込みガシっと何個かの氷をつかむ
それを瞬時に両手で並べ目の前にかざし即席の鏡を作り出しレーザーを反射させる。
「ぐわっ」
乱反射したレーザーはそれを打ち出した者へと襲い掛かったりした。
驚くべきは老人の動きと機転だ。
「この程度の技など。
多くの動物を求め世界中を旅し、
川を渡り森を抜け、砂漠を歩き海を泳ぎっ!
数多の自然、人外魔郷をサバイバルで切り抜けてきた私にとって防ぐことなど造作もないことっ!」
こんなバカな……藍は歯軋りをする。
「さあ、オイタがすぎる動物には躾が必要ですっ!」
「嘗めるなっつ!!」
弾幕を張りつつ手近の足元を吹き飛ばしナベやら味噌汁やらを吹き飛ばすが
ダンッ
と老人は片足でちゃぶ台をひっくり返し盾にしてソレらを防ぐ。
「鬼さんこちら手の鳴るほうへ~~~~ うはははははははははは」
タンっと軽やかに飛び体を丸くし回転しながら障子を突き破り外に出て行く。
「逃がすかっ!!」
追う藍とそれに続く一同。
「どこへ行った!?」
「ここですよ」
屋外にでた藍に背後、それも上から声が掛かる。
振り向きざま、スペカを放つ藍。
老人は屋根の上にいた。
「当たらんと言っているでしょう、頭の悪いキツネですねっ!!」
だがやはりそんなものを食らう老人ではない。
「現在は一瞬のうちに過去となりっ!
だれもがいつかは死にっ!
環境汚染は人知を超えて荒れ狂うっ!
それがさも当然と言わんばかりにっ!!」

弾幕をかわしつつ吠えた。

「わたしはそんな自然破壊を憎むっ!
人類の繁栄を憎むっっ!!」

そしてシュタッとジャンプし
「ああ――――」
空中で弾幕の隙間を突き落下しながら言う
「この世に、捨てられるペットも
角や毛皮を目当てに乱獲される動物もいない世界があるのなら、
私はどんなことをしてでもソレを守るでしょう――――」
華麗に着地しすぐさまダッシュで藍との差をつめる。
「あなた達動物がエサをなくし、住処を追われ、同胞を殺され、人間に憎悪するのも道理。
しかしっ!!だからこそ私はあなた達を愛するっ!なぜならっ!!」
「く、来るなっ!」怯む藍。
「わたしは”全ての動物”を愛する。
そして”動物の全て”も愛すると誓ったからっ!」
徐々にその差が詰まる。
「ともすればっ!
あなた達動物が人間との力の差を知りながら、憎悪の感情から愚かにも楯突きツメ立てる行為もっ!!
わたしには全てかわいい仕種だっ!!
さあ受け入れるがいいっ!!全てをっ」

ガシっ  と……
ついに藍は肩を掴まれ拘束された。
老人はその体勢でうつむき表情が見えないが小さく囁いた。
「人間には戦いを」
やがてゆっくりと顔を上げ
「獣には安息を」
半笑いの表情で光る眼鏡の奥の瞳がまた
「そして全ての者に愛を」

ギラリと
輝いた

ブチュウウウウウウウウウウウウウウウ
ぎゃあああああああああああああああ
そして藍は熱い接吻を受けたのだった

結局この後、最後まで老人のいいように愛でられてしまい、
藍は口から魂が抜け揺さぶられるたび頭がカクカクと揺れ
紫は「私の藍を返してっ!」と泣いて詰め寄り
ネコは老人に懐き、
魔理沙は無責任にも「もっとやれ」と煽り
鈴仙とれみりゃは部屋の隅で怯え
メイド長は極めれば好きな時にれみりゃにできると邪な考えをもち始め
慧音の胸は私のモンだ、っと不死鳥が憤慨し
霊夢はあきれていましたとさ




追伸
老人は家族が心配するし元の世界の動物も心配なので、という理由で
紫の手で普通に帰ることになったそうな
別れ際に
「いや~~非常に楽しかったですね、いい思い出になりましたね~~
名残惜しいですが、
それではみなさんサヨウナラ。
また会う日まで」
と言い
「「もう来ないで下さい」」
と一同にツッコミを入れられたりした。

ちなみに本文で割愛されたアリスとの会話
アリス「動物ばっかりで、あなた友達いないのかしら?さみしいやつね」
一同 「「お前が言うな」」
老人 「アンタに言われたくありませんっ!!」
霊夢 「ていうか帰れっ!」
魔理沙「逝ってヨシっ!」
アリス「(ノД`)」
なぜかそこまで言われるアリスだった



始めまして初東方です
ていうかSS自体始めてです。

もうメチャクチャですね。すみません。
でも反省はしません。
老人はあの人ですええ。
時々セールスマンだったりプリン好きの博士になったりします
あとおれの中で藍様は苦労人。

ウサギは背臥位にすると動かなくなるのはホントらしいです

波動軒
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コメント



0.1480簡易評価
3.40なまえないよ削除
畑さん 何やってますか
6.50名前が無い程度のなにか削除
これは……もしや麻雀九段の、とある国王様……?
9.60名前が無い程度の能力削除
畑さんSUGEEEEEEEEEEEEEEE!!
10.60名前が無い程度の能力削除
北海道の獣王様恐るべし。
11.50名前が無い程度の諫早湾削除
ていうかコレ何とのクロスオーバーだよw
12.50俺変態で構わない削除
不覚にも吹いたwwwwww
13.70廿四削除
(う、うどんげを……辱めた……っ!)
獣王ぉぉーーー!! アタシが相手だーーーーーーっ!!
16.50二見削除
有明海のお魚吹いたw
17.30翔菜削除
これは良い作品ですね、もといこれはいい畑さんですね
20.-20名前が無い程度の能力削除
国王はともかく、東方キャラの個性付けが氾濫する二次設定に偏りすぎていてあなた自身の個性が見えませんでした。
初SSとの事ですので、次作以降に期待させていただきます。
21.70狩人A削除
クロスオーバーってwwwwwww
何もかも仕組んでたんですかいwww負けましたよ。
28.70はむすた削除
キング、キングじゃないですか!!
29.70名前が無い程度の能力削除
む、ムツゴr
37.70名前が無い程度の能力削除
凄い内容の畑さんだった!
39.50変身D削除
あまりにアホ過ぎて吹きました、クロスって彼ですか(w
40.70煌庫削除
ば、馬鹿な・・・たった一人、『彼』によってこうも・・・!?
ともあれアンタ何時の間に来たんですか
41.80名前が無い程度の能力削除
クロスオーバーって……こんな内容予想できるか馬鹿野郎wwwwwwww
42.70反魂削除
理屈とか道理とか一切無視したこんな力業で
ここまで笑わされたのは初めてだw
こいつぁすげえクロス物だぜ。伊達に学習ノートの表紙を飾ってないな。
48.70ケイネスキー削除
貴方のそのぶっ飛んだ発想力に嫉妬
49.80名前が無い程度の能力削除
正直タイトルと冒頭の注意事項で、少々アレなクロスオーバー作品かと思って読み始めた。
国王様が出てきたときには生まれて初めてガチでお茶を噴いた。
50.70名前が無い程度の能力削除
盛大に吹いたw 吸血鬼だろうが恐怖で怯まない辺りがまさにあの人w
あの声が脳内再生されたのは久しぶりですわ~
最後のバトル?は無くてもよかった気がしないでもない
52.80名前が無い程度の能力削除
何やってんのムツ○ロウさんwww
ムツ○ロウさん何やってんのwwww