※結構季節外れのお話です、今は梅雨なのに春先の話で意味不明に感じる方がいるかもしれませんがご了承ください。
※あとキャラの設定などが公式とは大分ずれている可能性があります、そこのところもご了承ください。
もうちょっと下から開始です。
霊夢は目の前の出来事に違和感を覚えていた。
別に神社の境内の中央に用途不明の物が置いてあった、とかそういう類のものでないのだが何かが違う。
「なんでこんな季節にこんなのがいるかしらねぇ」
霊夢が呟く理由はなぜか境内に春の妖精、リリーホワイトが倒れていたからである、しかも土砂降りの雨の中で。
何故リリーがこんな季節にいるのか、という疑問は後で本人に問いただすとして手近な部屋の一角に布団を敷き、服を着替えさせて彼女を寝かせる霊夢。
ちなみに羽が布団から飛び出してしまっているのだが、羽の取り扱い方など分からないので放置してある。あとで屋台やってる夜雀にでも聞いてこようかしら、と霊夢は考えていた。
しばらく後。霊夢はやや遅い昼食を食べていた、目が覚めたときにいつでも質問攻めが出来るようにリリーの隣に臨時でちゃぶ台を置き、そこで食事中である。
「あー、しかし何でまたこんな時期にリリーがいるのかしら?また紫が変な境界弄くったのかしらねぇ?」
こんな意味不明なことがおきるのはあいつの仕業に違いない、と考えた霊夢はあとで紫を締め上げて白状させてやる、と心に決めていた。
「ん・・・・・・・・」
「あら?お目覚めかしらー?」
リリーが意識を取り戻した瞬間に言葉をかける霊夢。
起きた瞬間に質問攻めにしてやろうとか考えていた霊夢だがなぜかその気は失せていた。
傍若無人といわれる霊夢ではあるが、病み上がりの妖精にそんな負荷を掛けるのは抵抗があったのである。
「ここは・・・?」
「ああ、ここは私の神社、なぜかこんな季節に境内に倒れてたのよー」
「神社・・・・・・?」
「そ、まぁとりあえず何か食べなさいな、そうでもしないと色々聞いてるうちに倒れそうだからね」
そう言うと身を起こしたリリーに半ば強引に作り置きしておいたお粥を食べさせる。
最初はリズムがあわずに少しこぼれたこともあったが割とスムーズに食べきったリリー。
「ありがとうございます、えっと・・・・・名前は?」
「あー、私は霊夢、あとお礼なら別にいいわよ、私が好きでやってたことだから」
「えっ・・・・?」
好きでやっている、という霊夢の言葉になぜか驚くリリー。そんな彼女の事はあまり考えずに霊夢が続ける。
「ちょっと待った、驚いてるところアレだけどちょっと聞きたいことがあるのよ」
「なんでしょうか?」
「あんたは何でうちの神社の境内なんかに倒れていたわけ?」
「それは・・・・・・・分からないんです、申し訳ないですが・・・・」
「ああそう、まぁ分からないなら思い出すまで待つだけよ、ということでしばらくここに居なさいな」
「・・・・・・・・・・えっ?」
「あんたはちょっと記憶が混乱してるのか、どこかが飛んでるのかはわからないけどさ、それが戻るまでうちにいなさいって言ってるのよ、面倒だから一回で理解して頂戴」
「あ、ありがとうございます、霊夢さん」
「まぁ、これからよろしくね、リリー」
霊夢の押し気味な言葉にたじろぎながらも何とか受け答えをし、弱弱しくお礼を言うリリー、ここから春の妖精と春満開の巫女の暮らしは始まったのである。
翌日
霊夢がリリーを介抱して一晩過ぎた次の日の昼、2人は縁側でいつものようにお茶をすすっていた。
時折風鈴を鳴らすそよ風が心地よい縁側である、吹きっさらしと言われてしまえばそれまでだが。
「風流ねー」
「そうですねー」
2人は夏場にしてはやや控えめな日差しを受けながらふやけたような顔でのんびりしていた。
幻視能力の高い人には舞い散る桜吹雪が見えそうなぐらいに。
このまま1日のーんびり出来たらどれだけ幸せだろうか、と考えながら茶菓子をかじる霊夢。
その隣で昨日は何でこんな所で倒れてたのでしょうか・・・?と考えるリリー。
とりあえず今日は絶好の茶飲み日和である、それを楽しまないでどうするんだ、という考えは同じであった。
「おーい、霊夢ー、遊びに来たぜ・・・・・って、あれはどういうことだ?」
いつもの通り遊びに来た魔理沙だが霊夢の様子が少しおかしい、何時もなら札なり針なり飛んでくるはずなのだが、今日は何も無い。
どうしたんだー?と直接たずねる魔理沙。
「あー、魔理沙、いたの?」
「さっきからいたぜ、今日は一体どういうことだ?」
「今日はなんとなくこういう気分なのよ、魔理沙もどうかしら?」
「き、今日は遠慮しとくぜ、じゃーな」
「?一体何なのかしら、変な魔理沙」
何かしら様子がおかしいのは感じたが霊夢は考えるのをやめた、変なことを考えててお茶が冷めたらどうしよう、と考えたのである。
「何なんでしょうかね、さっきの人?」
「あぁ、さっきのは魔理沙って言うんだけどあいつしょっちゅう茶飲み日和を乱して帰るのよねー、迷惑なことこの上ないわ」
さっきの白黒、魔理沙についてリリーが聞くと簡単な紹介といつもやっている事の一部を話す、へぇ、と相槌を打ちながら話を聞くリリー、彼女には話をする霊夢が心なしか楽しそうに見えた。
一方その頃、魔理沙は色々と混乱していた。
まずなんで霊夢の隣にあの妖精がいるんだ?もう夏だろ?とか、第一あんな空気の中に放り込まれたら私の精神が持たないぜ、とかそういうことを考えていた。
あの空気は相当の精神力、もしくは順応力が必要だな、と思う魔理沙、無論彼女にそこまでの精神力は無い。
「あー、もう意味が分からん、こんなこと考えてもしょうがないから妖怪退治でもするぞっ」
よくわからないわだかまりの解消のために退治される妖怪はたまったものではない、が一度決めたことは曲げない魔理沙である、この状態の彼女を止めるのは相当骨が折れるだろう。
そんなこんなで1日は過ぎてゆく、大きな変化も無く、流れる小川のようなゆったりとした時間。
その静かな日を楽しむだけ楽しんだ霊夢はご満悦、そのためか神社の食事がちょっとだけ豪華になったのは別のお話。
~続きます~
※あとキャラの設定などが公式とは大分ずれている可能性があります、そこのところもご了承ください。
もうちょっと下から開始です。
霊夢は目の前の出来事に違和感を覚えていた。
別に神社の境内の中央に用途不明の物が置いてあった、とかそういう類のものでないのだが何かが違う。
「なんでこんな季節にこんなのがいるかしらねぇ」
霊夢が呟く理由はなぜか境内に春の妖精、リリーホワイトが倒れていたからである、しかも土砂降りの雨の中で。
何故リリーがこんな季節にいるのか、という疑問は後で本人に問いただすとして手近な部屋の一角に布団を敷き、服を着替えさせて彼女を寝かせる霊夢。
ちなみに羽が布団から飛び出してしまっているのだが、羽の取り扱い方など分からないので放置してある。あとで屋台やってる夜雀にでも聞いてこようかしら、と霊夢は考えていた。
しばらく後。霊夢はやや遅い昼食を食べていた、目が覚めたときにいつでも質問攻めが出来るようにリリーの隣に臨時でちゃぶ台を置き、そこで食事中である。
「あー、しかし何でまたこんな時期にリリーがいるのかしら?また紫が変な境界弄くったのかしらねぇ?」
こんな意味不明なことがおきるのはあいつの仕業に違いない、と考えた霊夢はあとで紫を締め上げて白状させてやる、と心に決めていた。
「ん・・・・・・・・」
「あら?お目覚めかしらー?」
リリーが意識を取り戻した瞬間に言葉をかける霊夢。
起きた瞬間に質問攻めにしてやろうとか考えていた霊夢だがなぜかその気は失せていた。
傍若無人といわれる霊夢ではあるが、病み上がりの妖精にそんな負荷を掛けるのは抵抗があったのである。
「ここは・・・?」
「ああ、ここは私の神社、なぜかこんな季節に境内に倒れてたのよー」
「神社・・・・・・?」
「そ、まぁとりあえず何か食べなさいな、そうでもしないと色々聞いてるうちに倒れそうだからね」
そう言うと身を起こしたリリーに半ば強引に作り置きしておいたお粥を食べさせる。
最初はリズムがあわずに少しこぼれたこともあったが割とスムーズに食べきったリリー。
「ありがとうございます、えっと・・・・・名前は?」
「あー、私は霊夢、あとお礼なら別にいいわよ、私が好きでやってたことだから」
「えっ・・・・?」
好きでやっている、という霊夢の言葉になぜか驚くリリー。そんな彼女の事はあまり考えずに霊夢が続ける。
「ちょっと待った、驚いてるところアレだけどちょっと聞きたいことがあるのよ」
「なんでしょうか?」
「あんたは何でうちの神社の境内なんかに倒れていたわけ?」
「それは・・・・・・・分からないんです、申し訳ないですが・・・・」
「ああそう、まぁ分からないなら思い出すまで待つだけよ、ということでしばらくここに居なさいな」
「・・・・・・・・・・えっ?」
「あんたはちょっと記憶が混乱してるのか、どこかが飛んでるのかはわからないけどさ、それが戻るまでうちにいなさいって言ってるのよ、面倒だから一回で理解して頂戴」
「あ、ありがとうございます、霊夢さん」
「まぁ、これからよろしくね、リリー」
霊夢の押し気味な言葉にたじろぎながらも何とか受け答えをし、弱弱しくお礼を言うリリー、ここから春の妖精と春満開の巫女の暮らしは始まったのである。
翌日
霊夢がリリーを介抱して一晩過ぎた次の日の昼、2人は縁側でいつものようにお茶をすすっていた。
時折風鈴を鳴らすそよ風が心地よい縁側である、吹きっさらしと言われてしまえばそれまでだが。
「風流ねー」
「そうですねー」
2人は夏場にしてはやや控えめな日差しを受けながらふやけたような顔でのんびりしていた。
幻視能力の高い人には舞い散る桜吹雪が見えそうなぐらいに。
このまま1日のーんびり出来たらどれだけ幸せだろうか、と考えながら茶菓子をかじる霊夢。
その隣で昨日は何でこんな所で倒れてたのでしょうか・・・?と考えるリリー。
とりあえず今日は絶好の茶飲み日和である、それを楽しまないでどうするんだ、という考えは同じであった。
「おーい、霊夢ー、遊びに来たぜ・・・・・って、あれはどういうことだ?」
いつもの通り遊びに来た魔理沙だが霊夢の様子が少しおかしい、何時もなら札なり針なり飛んでくるはずなのだが、今日は何も無い。
どうしたんだー?と直接たずねる魔理沙。
「あー、魔理沙、いたの?」
「さっきからいたぜ、今日は一体どういうことだ?」
「今日はなんとなくこういう気分なのよ、魔理沙もどうかしら?」
「き、今日は遠慮しとくぜ、じゃーな」
「?一体何なのかしら、変な魔理沙」
何かしら様子がおかしいのは感じたが霊夢は考えるのをやめた、変なことを考えててお茶が冷めたらどうしよう、と考えたのである。
「何なんでしょうかね、さっきの人?」
「あぁ、さっきのは魔理沙って言うんだけどあいつしょっちゅう茶飲み日和を乱して帰るのよねー、迷惑なことこの上ないわ」
さっきの白黒、魔理沙についてリリーが聞くと簡単な紹介といつもやっている事の一部を話す、へぇ、と相槌を打ちながら話を聞くリリー、彼女には話をする霊夢が心なしか楽しそうに見えた。
一方その頃、魔理沙は色々と混乱していた。
まずなんで霊夢の隣にあの妖精がいるんだ?もう夏だろ?とか、第一あんな空気の中に放り込まれたら私の精神が持たないぜ、とかそういうことを考えていた。
あの空気は相当の精神力、もしくは順応力が必要だな、と思う魔理沙、無論彼女にそこまでの精神力は無い。
「あー、もう意味が分からん、こんなこと考えてもしょうがないから妖怪退治でもするぞっ」
よくわからないわだかまりの解消のために退治される妖怪はたまったものではない、が一度決めたことは曲げない魔理沙である、この状態の彼女を止めるのは相当骨が折れるだろう。
そんなこんなで1日は過ぎてゆく、大きな変化も無く、流れる小川のようなゆったりとした時間。
その静かな日を楽しむだけ楽しんだ霊夢はご満悦、そのためか神社の食事がちょっとだけ豪華になったのは別のお話。
~続きます~
私の主観もいくらか混じっていますので、無視してくださっても構いません。
>書上げまでどれだけ時間がかかりますかねぇ・・・・・・。
時間がかかりそうだと自覚しているのなら、この程度の分量で投稿せずまとめた方が良かったのでは?
>毎度の如く誤字、脱字があったらご報告お願いします、あと文章の形とかも。
初めから読者頼みの態度は、あまり良いとは思えません。
以下、いくつか指摘を。
>別に神社の境内の中央に用途不明の物が置いてあったとかそういう類のものでないのだが何かが違う。
後の文章との繋がりからして不要。もしくは読点を入れて読みやすくした方が良い。
>霊夢が呟く理由はなぜか境内に春の妖精、リリーホワイトが倒れていたのである
理由は~なので、『倒れていた“から”である』。
>ちなみに羽が布団から~放置してある、あとで~
>しばらく後、霊夢はやや遅い昼食を食べていた、目が覚めた時に~
>リリーが意識を取り戻した瞬間に言葉をかける霊夢、起きた瞬間に~
>好きで~なぜか驚くリリー、そんな彼女の事はあまり~
読点ではなく句点の方が適当。
>そういうと →そう言うと
>ちょっとまった →ちょっと待った
それと、ストーリーの方まで口を出すのは出すぎた真似かもしれませんが、あえて言います。
必然性の無い紫黒幕オチは、最低のオチの一つです。
時間がかかりそう、というのは私の思考力のムラの問題で1話1話を考えるのに割と時間がかかってしまう時がある為です。
まぁ一日で2,3作思いつくときもあるのですが。
黒幕の落ちはやっぱりかなりいらないところでしたね、代わりに、というのもアレですが翌日の話も蛇足といえば蛇足。
どうにしろただ入れたかっただけ、というのが(略
こんな私ですが声援よろしくお願いします。