マジックミサイル。
マジックナパーム。
ストリームレーザー。
イリュージョンレーザー。
自分の持ち技を惜しみなく見せていく。だが攻撃が当たればその部分には穴が開くが、一瞬のうちに『再生する』。
魔理沙を踏み潰そうとするサクヤゴンの両足の間をかいくぐり、一瞬の隙を突いてあちこち狙ってみるがどこを狙っても変わらない。
「火力が足りないってのか・・・・?だったらとっておきを喰らわせてやるぜ!」
懐から新たに出したのは他の物より一回り大きなスペルカード。これこそが魔理沙のとっておき。
「マスタァァァァァァ・・・・スパァァァァァァァァァァァァァァァァァク!!!」
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解き放たれた魔力は一つの奔流となって飛んでいく。そして、サクヤゴンの胸に大きな風穴を開けていった。
「やったか!?」
肺の辺りを丸ごと失ったサクヤゴン。普通の人間の延長線上にいる生物ならこれで間違いなく死んでいる。
だがサクヤゴンは異次元メイドだからなのか、それともそもそも人間ではないのか、むず痒そうな仕草をしている。少なくともマスタースパークが効いているような感じではない。
そして、胸に開いた大穴も他の傷と同じように、あっという間に塞がってしまった。
「おいおい・・・いくら何でも無茶苦茶すぎだぜ」
そういう魔理沙の顔には既に余裕が感じられない。
自らの最大のスペルカードと自負するマスタースパークでさえダメージを与えられない。となると、
スカーレットマイスタで蜂の巣にしても、レーヴァテインで細切れにしても、賢者の石で焼き払っても決め手にならないかも知れない。
いくら撃っても倒せない敵・・・・・まさしく幻想郷の危機が訪れていた。
『WRYYYYY!』
突如、サクヤゴンが手に持ったナイフを投げてきた。ナイフもサクヤゴンに合わせて相応のサイズになっている。掠っただけでも致命傷になりうるだろう。
持ち前のスピードを生かし、魔理沙は放たれたナイフをすいすいと避けていく。だが、うまく避け切れなかった一本が魔理沙の服を紙一重で掠めていく。
「おおっと!危ない危ない・・・」
そのナイフが地に突き立ったのと自分が無事である事を確認し、とりあえず距離を置こうと後ろに下がる。
だが、その時『何か』が魔理沙の体を前に引っ張った。
「うあっ!?」
よく見ると、魔理沙の体を引っ張った物は何もない。何もないが、地に突き立ったナイフのうちの一本が魔理沙の影を串刺しにしている。
魔理沙はそこから前にも後ろにも動けない。もちろん、横にも上にも。地面に潜る事もできないだろう。
そういえばパチュリーのいる図書館で読んだ事がある。刃物(地面に刺さる物なら何でもいいらしいが)を相手の影に撃ち込んで相手の動きを止めてしまう術があるらしい。
もしもサクヤゴンがその術を使えるとしたら・・・いや、可能性の世界からやって来たのならできるのだろう。そうでなければこの奇妙な現実はありえない。
「くっ、くそっ!あのナイフを・・・・・・」
どうにか手を伸ばし、マジックミサイルでナイフを粉砕する。
と同時に魔理沙を押さえつけていた力が消え、影の呪縛から解き放たれる。
慌てて後ろに下がる魔理沙。と、それまで魔理沙がいた所に金色の光が撃ち込まれた。
Booooooooooooooooooooon!!!!!
「ぐわっ!!」
吹き上がる爆炎、暴れ狂う砂煙。それらが止んだ後には、普通の家一軒なら入れそうなほどのクレーターが姿を表わした。
光り続けているサクヤゴンの目がさらに光を増しているようにも見える。あの光る目から、まさにムーンライトレイを撃つように何かを撃ったのだろう。
正直言って洒落にならない破壊力だ。直撃を受ければ骨すら残らないかも知れない。現に、衝撃波でも受けたかクレーターの周りの木が何本もなぎ倒されている。
魔理沙も衝撃波を受けて吹っ飛ばされてしまった。受身も取れず、地面を何メートルも滑走する。
ようやく止まった時、遠くから誰のものか分からないが心配の声が聞こえてきた。
「魔理沙、大丈夫!?」
「ああ、どうにか・・・・まだ死んじゃいないぜ」
軽口を叩けるなら本当に大した事はない。だがもう魔理沙は笑っていない。余裕も完全にない。
たった一発の攻撃で特大クレーターを作り、その衝撃波で木をもなぎ倒してしまう。異次元メイドと言うだけあって、全てにおいて魔理沙とは次元が違うのだ。
(・・・とは言うものの、どうやったら倒せるんだ?こんな無茶苦茶な奴・・・・・・)
その時、なぎ倒された木の根元に何か光っているのが見えた。
近寄ってみる。光って見えたのは小さな箱。ブリキか何かでできた、シンプルな箱が木の根元に埋まっていたのだ。
蓋を開けてみると、中にはぎっしりと『ある物』が入っている。それを見た魔理沙の眼の色が変わる。
半信半疑から自信へ。自信から確信へ。
「勝てる・・・・・これを使えば、アイツを倒せる!」
箱の中身を手にし、魔理沙は叫んだ。
マジックナパーム。
ストリームレーザー。
イリュージョンレーザー。
自分の持ち技を惜しみなく見せていく。だが攻撃が当たればその部分には穴が開くが、一瞬のうちに『再生する』。
魔理沙を踏み潰そうとするサクヤゴンの両足の間をかいくぐり、一瞬の隙を突いてあちこち狙ってみるがどこを狙っても変わらない。
「火力が足りないってのか・・・・?だったらとっておきを喰らわせてやるぜ!」
懐から新たに出したのは他の物より一回り大きなスペルカード。これこそが魔理沙のとっておき。
「マスタァァァァァァ・・・・スパァァァァァァァァァァァァァァァァァク!!!」
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解き放たれた魔力は一つの奔流となって飛んでいく。そして、サクヤゴンの胸に大きな風穴を開けていった。
「やったか!?」
肺の辺りを丸ごと失ったサクヤゴン。普通の人間の延長線上にいる生物ならこれで間違いなく死んでいる。
だがサクヤゴンは異次元メイドだからなのか、それともそもそも人間ではないのか、むず痒そうな仕草をしている。少なくともマスタースパークが効いているような感じではない。
そして、胸に開いた大穴も他の傷と同じように、あっという間に塞がってしまった。
「おいおい・・・いくら何でも無茶苦茶すぎだぜ」
そういう魔理沙の顔には既に余裕が感じられない。
自らの最大のスペルカードと自負するマスタースパークでさえダメージを与えられない。となると、
スカーレットマイスタで蜂の巣にしても、レーヴァテインで細切れにしても、賢者の石で焼き払っても決め手にならないかも知れない。
いくら撃っても倒せない敵・・・・・まさしく幻想郷の危機が訪れていた。
『WRYYYYY!』
突如、サクヤゴンが手に持ったナイフを投げてきた。ナイフもサクヤゴンに合わせて相応のサイズになっている。掠っただけでも致命傷になりうるだろう。
持ち前のスピードを生かし、魔理沙は放たれたナイフをすいすいと避けていく。だが、うまく避け切れなかった一本が魔理沙の服を紙一重で掠めていく。
「おおっと!危ない危ない・・・」
そのナイフが地に突き立ったのと自分が無事である事を確認し、とりあえず距離を置こうと後ろに下がる。
だが、その時『何か』が魔理沙の体を前に引っ張った。
「うあっ!?」
よく見ると、魔理沙の体を引っ張った物は何もない。何もないが、地に突き立ったナイフのうちの一本が魔理沙の影を串刺しにしている。
魔理沙はそこから前にも後ろにも動けない。もちろん、横にも上にも。地面に潜る事もできないだろう。
そういえばパチュリーのいる図書館で読んだ事がある。刃物(地面に刺さる物なら何でもいいらしいが)を相手の影に撃ち込んで相手の動きを止めてしまう術があるらしい。
もしもサクヤゴンがその術を使えるとしたら・・・いや、可能性の世界からやって来たのならできるのだろう。そうでなければこの奇妙な現実はありえない。
「くっ、くそっ!あのナイフを・・・・・・」
どうにか手を伸ばし、マジックミサイルでナイフを粉砕する。
と同時に魔理沙を押さえつけていた力が消え、影の呪縛から解き放たれる。
慌てて後ろに下がる魔理沙。と、それまで魔理沙がいた所に金色の光が撃ち込まれた。
Booooooooooooooooooooon!!!!!
「ぐわっ!!」
吹き上がる爆炎、暴れ狂う砂煙。それらが止んだ後には、普通の家一軒なら入れそうなほどのクレーターが姿を表わした。
光り続けているサクヤゴンの目がさらに光を増しているようにも見える。あの光る目から、まさにムーンライトレイを撃つように何かを撃ったのだろう。
正直言って洒落にならない破壊力だ。直撃を受ければ骨すら残らないかも知れない。現に、衝撃波でも受けたかクレーターの周りの木が何本もなぎ倒されている。
魔理沙も衝撃波を受けて吹っ飛ばされてしまった。受身も取れず、地面を何メートルも滑走する。
ようやく止まった時、遠くから誰のものか分からないが心配の声が聞こえてきた。
「魔理沙、大丈夫!?」
「ああ、どうにか・・・・まだ死んじゃいないぜ」
軽口を叩けるなら本当に大した事はない。だがもう魔理沙は笑っていない。余裕も完全にない。
たった一発の攻撃で特大クレーターを作り、その衝撃波で木をもなぎ倒してしまう。異次元メイドと言うだけあって、全てにおいて魔理沙とは次元が違うのだ。
(・・・とは言うものの、どうやったら倒せるんだ?こんな無茶苦茶な奴・・・・・・)
その時、なぎ倒された木の根元に何か光っているのが見えた。
近寄ってみる。光って見えたのは小さな箱。ブリキか何かでできた、シンプルな箱が木の根元に埋まっていたのだ。
蓋を開けてみると、中にはぎっしりと『ある物』が入っている。それを見た魔理沙の眼の色が変わる。
半信半疑から自信へ。自信から確信へ。
「勝てる・・・・・これを使えば、アイツを倒せる!」
箱の中身を手にし、魔理沙は叫んだ。
それがどのような原因によってなされることか貴方にはわかっているはずかと
…駄文 ただそれだけです。
人を惹きつける魅力が足りないと思います
まあ、読みづらい事この上ないけど…。