ヒュウウウウウゥゥゥゥ――――――――――
崩壊して崩れ落ちたテラス、瓦礫の山。うっすらと白ばみ始める空。すでに夜も明けようとしていました。
そして、そんな中を動き回る、幾つかの影。
「みんな~、どう~? 見つかった~?」
「ううん、みつかんないよ~!」
黙々と瓦礫をどかし続ける四つの影。ありすとるーみあ、ちるのにお姉さんの大妖精でした。
ものすごい妖気と音に、何となく様子を見にきていたのです。
「れいむちゃん……れいむちゃんっ……!」
あの人見知りするありすも、皆と一緒になって懸命にれいむを探しています。
「たすけてあげたら、またきゃんでーくれるかな~」
溶けて棒だけになったキャンディを咥えながら、るーみあも一緒に二人を探しています。
「う~、なんでわたしがこんなこと……」
「こら、駄目でしょそんな事言っちゃ! 一杯迷惑かけたんだから、ちゃんと謝らなきゃ!」
「いたたた、みみひっぱるな~」
文句たらたらのちるのを引っ張りつつ、大妖精も一緒に二人を探しています。
……けど、まだ誰も見つけられませんでした。
※最終話「東方紅魔郷 ~never end,ever friends~」
「ねーありすちゃん、そっちはどう?」
「……ふるふる」
「もーいいだろー、みつからないってことはもーだめ……」
ポカッ! 大妖精が手を上げるよりも早く、ありすがちるのの頭を叩きました。
「いたっ! ちょっと、なにすんだ……」
「…………!! ……………………!!」
ポカポカポカッ!! 涙を一杯に浮かべてちるのをぽかぽか叩き続けます。
「ごっ、ごめん、わたしがわるかったから……ちょっ……いたた……」
「ほら、ありすちゃん……落ち着いて」
「う……ひっく……ふぇぇぇぇん……れいむちゃ~ん…………」
一生懸命頑張って泣くのを我慢していたありすでしたが、とうとう泣き出してしまいました。
そんなありすを誰もなだめる事が出来ず、ただ俯くばかり。誰も口には出しませんでしたが、半分諦めかけていたのです。
……その時でした。
ガラッ――――――――――
四人から少し離れた、他よりも一段うずたかく積み上がった瓦礫が、ほんの僅かですが音を立てて崩れました。
顔を見合わせる四人。一つ頷いて駆け寄ろうとしたその時、一条の光が瓦礫の中から天に向かって伸びていきました。
ズゥゥゥン…………轟音と共に吹き飛ばされる瓦礫。そしてぽっかりと空いた大きな穴。
恐る恐る中を覗き込むと、そこにはぱちゅりーと……まりしゃがいました。
「ふぅ……ご苦労様」
「えへへ……ありがとう」
元気よく穴から飛び出すまりしゃ。遅れて、ぱちゅりーがゆっくりと地上に上がりました。
見た感じ、二人に怪我は無いようです。
「良かった、大丈夫みたいですね!」
「あれ、みんな……うん、わたしはだいじょーぶ。たすけてもらったから」
「間一髪ね」
れみりあの力が弾ける瞬間、ぱちゅりーは防護用の結界を展開して身を守ったのでした。
勿論、自分だけでなく他のみんなもです。
「ねーねー、二人だけ?」
「えっと、それは……」
ドカアアアァァン―――――
ぱちゅりーが言葉を濁したその時、少し離れた所からまた大きな音と共に瓦礫が飛散し、めいりんが飛び出してきました。
彼女もまた、瓦礫に埋まりはしましたが無事のようです。
「げほっ、げほっ……ぱちゅりーさま、ひどいじゃないですか!
なんでわたしにはけっかいをはってくれないんです!?」
「あなたならいいか、と思って」
「うぅ、ぞんざいなあつかい……ほんとは、ただわすれてただけとか……」
「……さぁ、ね」
「あんまりです……」
服に付いた埃を叩きながら、めいりんが愚痴をこぼします。
せめて助けてくれなくてもいいから、覚えていて欲しかった……そう思っためいりんでした。
「まぁそれはおいといて、なんだかたくさんのかたがいますが……あの、おじょうさまは……?」
その場の一人一人の顔を確認してお嬢様がいない事を確かめると、ぱちゅりーに尋ねます。
ですが……ぱちゅりーはただ、顔を横に振るだけでした。
「そんな……けっかいは……!?」
「展開しようとしたけれど……れみぃの魔力に弾かれて出来なかったわ」
「それじゃおじょうさまは……!?」
「だから、分からない。さっきから魔力を探知してるのだけれど、捕まえられないのよ」
始めはぱちゅりーに食って掛かる勢いだっためいりんでしたが、とうとうその場にへたり込んでしまいました。
るーみあや大妖精達も、もうすっかり意気消沈です。
……だけど、諦めない子が一人。さっきまで泣いていたアリスでした。
いえ、まだ泣いてはいるのですが……ぱちゅりーの服を摘んでくいくいと引っ張ります。
「…………ふるふる」
「あら……どうしたの?」
「め……あきらめるの、だめ……だめなの……!」
消え入りそうな声で、それでも想いを乗せて、言葉を紡ぐありす。何者にも負けない強い心の力が込められていました。
「あなた……」
「さがすの……れいむちゃん、さがすの……!」
とことこと歩き出すありす。そして、足元の瓦礫を抱えては横にどけ、そしてまた瓦礫を抱きかかえ……
それは、その小さな体で受け止めるにはあまりにも絶望的な光景です。
けれど、それでも他の皆に勇気と希望を与えるには十分すぎるほどでした。
「そうですね……へこんでるばあいじゃない……」
「私たちももっと頑張ろう!」
「ありすちゃん、だっけ……わたしもてつだう!」
「あーもう……しかたないなぁ……」
ありすの後を追うように駆け出して、再びれいむとれみりあを探し始めるみんな。
一人よりも二人、二人よりもたくさん……みんな、思いは同じでした。
「もう少しで居場所が分かりそうなんだけど……」
埋もれた二人の波動を感じ取るべく、精神を集中させるぱちゅりー。
辺りに拡散したれみりあの魔力がノイズとなって、肝心のれみりあ自身から流れ出る魔力を捉えきれないでいました。
「それっぽい流れはあるのだけれど……これも違う……」
暗闇の中で一本の細い糸を掴むようなもの、と言えばよいのでしょうか。
握れそうで手をするりと抜けていくもどかしさに、段々苛立ちの募るぱちゅりー。
「あぁ、もうっ! 一体どこにいるのよ、二人は……!
れみぃ! いたら返事くらいしなさいよ、ばかぁっ!!」
こんなに声を荒げたのはいつ以来だろうか? 自分でもそう思案を巡らす位久しぶりに大声を張り上げるぱちゅりー。
* * * * *
「うそよ! ぱちぇはいつもとしょかんにこもりっきりで……
ずっとほんばっかりよんでて、わたしなんかよりほんのほうがたいせつなんでしょう!?
それに、いつもわたしのほうからぱちぇにあいにいくけど、ぱちぇのほうからわたしにあいにきたことがあった!?
そんなの……そんなのともだちなんていわないわよっ……!!」
* * * * *
あの時のれみりあの言葉……まさか、あの子がそんな風に思っていたとは。
口にこそしませんが、今回の騒動の発端は自分にある……強い自責の念にかられていました。
「れみぃ、私、謝らなきゃ……
だから教えて……今、あなたはどこにいるの……?
お願いだから教えてよ、出てきてよれみぃ―――――!!!」
ぱちゅりーが叫んだその時でした。
ある一角の瓦礫が、ミシッ……ミシッ……と音を立てながらゆっくりと盛り上がり、
紅く輝く光球が徐々にその姿を現していきます。
あれは……そう、あれは……
「れ……れみぃ!!」
「れいむちゃん!!」
ふわっと浮かび上がった二人を包む光球は、そのままゆっくりと瓦礫の上に降り立って、パァンと弾けて消えました。
お互い、折り重なるように倒れるれいむとれみりあ。その姿はまるで眠っているようで……
「ね、ねぇ……ふたりとも、だいじょうぶなの?」
二人の顔を覗き込むぱちゅりー。やがて立ち上がると、心配そうな顔の皆の方に振り返って、手をぴらぴらを振るのでした。
「え……もしかして……」
「……! や、だ……そんなのやだよぉっ……!!」
ぱちゅりーの様子に顔を真っ青にするありす。それを見て、慌ててぱちゅりーはまた手をぴらぴらと振りました。
「あぁ、違う違う。勘違いしないで。……眠ってるだけよ、二人とも」
わっ……張り詰められた緊張の空気が、一瞬にして緩みました。何だかんだ言って、みんな心から心配していたのです。
「ふぇ……れいむちゃん……れいむちゃあああああぁぁぁん!!!!!」
あらあら、ありすが堪えきれずに、わんわん泣きながら霊夢にしがみつきました。
そんなにしたられいむが目を覚まして……もう遅いようですね。
れいむがゆっくりと、目を覚ましました。
「ん……んん~~~……あ、おはよう……
あれ、なんでありすちゃん、それにみんながいるの?」
いつものとぼけた感じで目覚めの挨拶を発するれいむ。それはいつも通りの、普段の何も変わらないれいむでした。
「ふええええぇぇぇん、れいむちゃん、れいむちゃぁん……ひっく、ひっく……」
「ちょ、ちょっとありすちゃん、なんでそんなにないてるのー?」
ありすを抱えてそっと立ち上がり、ありすをなだめるれいむ。みんなはただにこにこするだけでした。
「それにしても、よくぶじだったねー」
「うん……れみりあちゃんをだきしめたままおっこっちゃったんだけど……
それでうえからかべがおちてきて、あぶないっておもったら……」
「……れみぃね」
れいむの話では、瓦礫が当たる寸前に、紅い球のようなものに包まれた……という事でした。
それは、言うまでも無くれみりあの力。まりしゃとれいむに襲い掛かったあの紅い力が、れいむを護ったのです。
「ほらもう、なかないのありすちゃん。
それで……えーと、れみりあちゃんはだいじょーぶ?」
そう言って、屈み込んでれみりあの顔を覗くれいむ。ちょうどれみりあも、目を覚ます所でした。
「んっ……ふああぁ~あ……あ、おはよう」
体を起こしてキョロキョロするその様子には、先程までの紅い悪魔の面影は全くありませんした。
「れみぃ……」
「あ、ぱちぇ! おはよう。……めずらしいね、ぱちぇがとしょかんからでてきたなんて。なんかあったの?」
あくまで無邪気、そして純粋なれみりあの言葉。だけどその一言一言が、強くぱちゅりーの痛みに触れてきます。
「れみぃ……ごめんね、ごめんね……!」
「わっ、ぱちぇ、どーしたの!? なんでないてるのー?」
「ごめんね……ごめん……」
いつもは無表情なぱちゅりーでしたが、今回ばかりは自分をコントロール出来ずに、
ただれみりあを抱き締めて泣きじゃくるのみでした。
れみりあをここまで追い詰めたのは私の責任だ……勿論それだけではありませんが、一因となった事は確かでしたから。
「ぱ、ぱちぇ、いたいよぉ……」
「あっ……ごめん」
ようやく開放されたれみりあ、けほけほと軽く咳き込みます。
そんなれみりあの様子を見て、まりしゃがそっとぱちゅりーに尋ねました。
「……このこ、ほんとにさっきのこ? なんだかぜんぜんちがうんだけど……」
立ち上がって衣服の小石を払うと、ぱちゅりーが静かに話し始めました。
「多分……寂しかったんだと思う。れみぃは吸血鬼だから、皆恐れて近付かない。
普通に接するのは私と咲夜くらい……私たちの前では笑ってたけど、本当は辛かった……。
それに満月の力が重なって、自分の気持ちを押さえきれなかったんだと思う。
その結果が……これよ」
周囲を見渡すぱちゅりー。テラスと館の一部は完全に瓦解し、それはもう酷い有様でした。
「それじゃあ、霧を出したのは……?」
「太陽を遮る事と、もう一つ……誰かに来て欲しかった……止めて欲しかったんだと思う。
霧を出すって言い出した時、私たちは反対したんだけどね。そんな事をしたら、力ある者が黙っていないって。
そしたられみぃ、何て言ったと思う?
『……だからよ』
……ってね。その時は意味が分からなかったけど、今なら……」
吸血鬼であるが故の強さ。吸血鬼であるが故の悲しみ、そして孤独。
それは誰にも言えず、誰にも分からない深い闇だったのかもしれません。
……ですが、もうそんな心配は無いのでしょう。え? どうしてか、ですか?
勿論、それは……
「ほら、れみりあちゃん」
「あ、ありがとう」
れいむが手を差し出すと、れみりあもその手を握って立ち上がりました。
それはまるで、ふたりがずっと前から友達のようでした……が、何だかれみりあがもじもじしていますね。何でしょう?
「あの……その……」
「? どーしたの?」
「えっとね……その……」
何かを言おうとして、やっぱり言えずに俯くれみりあ。あの禍々しい妖気はどこへやら。
その時でした。うっすらと、一筋の光が差し込みます。
……夜明けでした。
「わぁ……もうこんなじかんなんだ……」
「きれー……」
感嘆の声を上げるれいむたち。でしたが、れみりあは大慌てです。吸血鬼は、日の光に当たると煙になってしまうからです。
「わ……どうしよう、わわっ……!」
館へは遠く、テラスは崩れ落ちて日除けになる場所がありません。
ぱちゅりーが盾のようにれみりあを庇おうとした時、すっ……と円形の影がれみりあを包みました。
それは……
「はい、お嬢様」
「あ、ありがとさくや~」
大きな日傘を手に、れみりあの側に控える従者。それは……さくやさんでした。
驚きでぽかーんとなるまりしゃとれいむ。まぁ、それは当然でしょうね。だってさくやは……
「「え~~~~~~~~~~~~~~っ!?」」
「わっ、どうしたのよいきなり」
ほぼ同時に、さくやを指差して叫ぶ二人。こらこら、人を指差したりしてはいけませんよ。
「だって……さくやおねぇちゃんは……」
「あのとき、ばたって……?」
始めは二人が言っている事の意味が分からず不思議そうな顔をしているさくやでしたが、
やがて空いている手を振りながら笑い始めました。
「あはははは……そういう事ね。何? 私が死んじゃったとか思ったの?」
「……うん」
「あら、言わなかったっけ? 疲れたから眠たい……って」
そう言われて、あの時の事を思い返してみます。えーと……?
* * * * *
「うん、いい子ね……これで私も、安心出来る……
……ちょっと、疲れちゃった……眠たいわ……
二人とも……頑張って…………ね………………」
* * * * *
……確かに、言ってましたね。あれはそのままの意味だったという事でしょうか。
「温泉入ってから、ちょっと調子が悪くてね。お仕事休む訳にもいかないから頑張ってたんだけど……ね」
どうやら、湯冷めして風邪を引いてしまったようです。
そんな状態で弾幕ごっこしたものだから、無理が来て倒れてしまった……そんな所でしょうか。
あらあら、まりしゃとれいむが泣き出しそうですよ。
「ふぇ……ふぇぇ……」
「うわあああぁあぁあああぁぁぁああぁん!!
さくやおねぇちゃああぁあぁぁん!!!」
さくやに飛びつく二人。その勢いにふらつくさくやでしたが、日傘を倒す訳にもいかないので何とか堪えます。
「おねぇちゃん……おねぇちゃあん……」
「ぐす……ひっく……」
「こらこら……折角もう子供じゃないかなと思ったのに……二人ともまだまだね、あはは」
日傘を差しつつ、片方の手で二人の頭を交互に撫でるさくや。その姿はまるで母親のようでもありました。
まぁ、日頃かられみりあの面倒を見ているさくやですからね。手馴れたものです。
しばらく笑顔だったさくやでしたが、おもむろに顔を強張らせると、れみりあの方に向き直りました。
「さて……お嬢様」
「? なぁに、さくや?」
「お嬢様……皆さんに、言わなくてはいけない事がありますよね?」
「そ……それは……えっと……」
さくやの言葉に、またもじもじするれみりあ。さくやが何を言わんとしているのか、れみりあには良く分かっていました。
けれど、なかなかその勇気が出ません。……やっぱり照れくさいものです。
「さ、お嬢様。勇気を出して」
「う……うん」
さくやから日傘を受け取ると、てこてこと皆からちょっとだけ離れた所へ歩き、くるりと振り返りました。
そして……
「…………ごめんなさい」
「はい、よく出来ました」
ぴょこっと、頭を下げました。
れみりあに抱きつくれいむ、恥ずかしそうにはにかむれみりあ。にこにこと笑っているまりしゃ。
そしてその光景を暖かく見つめるさくやとぱちゅりー、それから心配して来てくれたみんな。
もう一人じゃありません。もう寂しい思いをする事もないでしょう。
ゆっくりと昇っていくお日様。ずっと夜だったれみりあの心にも、やっと夜明けが訪れます。
例え何があっても、最初の一歩を勇気を出して踏み出せば、みんな受け止めてくれるのです。
照れずに……恐がらずに……恥ずかしがらずに……ね?
一人では歩けない道を照らしてくれるのは、いつだって仲間……友達なのですから――――――――――
♪(ランランラン、ラーラ ランランラン、ラーラ)
(ランランラン、ラーラ ランランラン、ラーラ)
ここは夏の日も眩しい幻想郷。まりしゃとれいむはとっても仲良し、いつも二人一緒です。
だけど今日は……いえ、今日も二人だけじゃないようですね。何だかとっても賑やかです。
♪まほうのもりのおんなのコは(ランランラン、ラーラ)
とてもちいさな魔女っ子です(ランランラン、ラーラ)
「あーりーすーちゃーん! そんなとこにかくれてないで、こっちにおいでよー!」
「えっと、その……でも…………う、うんっ……!」
♪おべんきょう げんそう郷
なりたいの
すてき魔法なおんなのコ
ぷきぷきぱよ
「ほら、ちるのちゃん! 氷が無くなったよ!」
「う~、なんであたしがこんなこと……」
「かきごおり、おかわりまだ~?」
「まだ~?」
「あーもうっ、あたしもたべたいのに~!!」
♪Ah さがしてアイテムさん
あれも これも
もっとしりたい
「……平和ね」
「……そうですね」
「初めからこうしていれば、あんな騒動にはならなかったかしらね」
「雨降って地固まる、ですよ」
「さくやさん、いいこといいますね」
「……バカ」
♪Ah してしてべんきょうさん
すごい ひみつ
いえないことぜんぶ
博麗神社に集まって、一緒に仲良く遊んでいるみんな。
人間も妖精も妖怪も吸血鬼も関係無い、きっと幻想郷でただ一つかもしれない場所。
えっ? どうしてそんなに楽しそうに笑えるのか、ですか?
……ふふ、その答えはこの子が一番良く知っているでしょう。ね、まりしゃ?
「だって、み~んなおともだちだもん!!」
……そう、それは大人になってからは見えない世界なのかもしれません。
だからこそ、この一瞬を、大切に――――――――――
さくや 「ランランラン、ラーラ♪」
れいむ 「ランランラン、ラーラ♪」
まりしゃ「ランランラン、ラーラ♪」
みんな「ランランラン、ラーラ!!!!!」
-ほんとにおしまい-
次は妖々夢編ですか?(マテ
余韻がまだ残っています。
本当にいい話をありがとうございました。
話に惹きこまれて一話から一気に読んじゃいました。
大変素晴らしかったです。ありがとうございました
。