Coolier - 新生・東方創想話

月光のごとく(1)

2004/02/10 14:32:02
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※この文章には、多分に偏見と電波が混ざっているのでご了承ください
※弾幕はありません。





 夕焼け

 湖に沈んでいく太陽

 いつも見ていた幻想郷の風景

 いつもの違う紅魔館の風景



 これは、あの時の光景…
 あの時の夢……


 私は、白と赤の服を来た巫女の人と、対峙していた。

 その巫女は、敵だった。お嬢様と狙う敵。
 私は門番。館を守る門番。お嬢様を守る門番。
 だから、お嬢様の敵は排除しなきゃ。
 私は、敵に向かって幾重にも弾を撃つ。
 いつものこと。
 何十にも重なった弾を避け切れず、大抵の敵はこれで倒れるはずだった。


 けど、巫女はそれを避けた。
 避けた、避けた、避けて……
 逆に私に向かって、針を、弾を撃つ。


 今度は、私は避ける。
 避けて、避けて……いつの間にか避けられなくなった事に気付いた。
「――――!」
 四方八方からくる光弾が、動けなくなった私に迫ってきて……

 いやだ、いやだ、怖い、怖い怖い怖い!






 不意に目が覚めた。


*********************

 私の名前は紅 美鈴。
 何の因果か知らないが、紅魔館という場所で門番をやっている。
 主はレミリアという吸血鬼でお嬢様。
 私は警護として門番に雇われている。
 むしろ雇われていると言うよりも、私はお嬢様を慕ってここにいるのかもれない。

              (だけど、私は―――)

「ふぅ……」
「こんにちわ。あら、どうしたの?美鈴」
 玄関口の詰め所でいつものようにのんびりしていた私のところに咲夜さんがやってきた。
 咲夜さんは、人間ではあるが妖怪の私より強く、そして仕事もできる凄い人である。


              (私とは全然違う)


 今も暇そうにしている私のために、紅茶を持ってきてくれた。部下を労うことも忘れてない。
 まさに、スーパーウーマンだ。

「ありがとうございます。いつもすいません」
「いいのよ。お嬢様がお昼寝してしまって暇なんだから」
 そう言って、紅茶を入れてくれる。
 咲夜さんの入れてくれる紅茶は、いつもおいしくて気が休まる。

「ところでどうしたの?眠そうな目をして」
「いえ……昨夜ちょっと眠れなくて」
「えええ!?」
 ものすごく驚かれた。そんなに変な事言ったのだろうか。
「それって大丈夫なの?美鈴、もうすぐ死ぬとかてことはない?」
「ちょ、何言ってるんですか」
 いきなり死ぬとか言われても……
「だってあなた、いつも寝てるじゃない。それこそ一日中」
「う……」
 全くの事実であるから言い返せない。
「けど、大丈夫です。そんな病とかじゃないですよ」
「そう、ならいいんだけど……」
 そう、理由はそんなことではない。

 なんとなく、話をする雰囲気ではなくなってしまったため、紅茶を飲んで場を濁す。
 ふと唐突に咲夜さんが切り出した。
「ああ、そうだった。伝えておくことがあったのよ」
「はい?」
「実は今日、客人がくるのよ」
「お客様ですか、お嬢様に御用の方が?」
 急な話だ。何かあったのだろうか。
「いえ、何ていうか…私になんだけど」
「ええええ?!」
「…………なにかしら、その悲鳴は」
「い、いえ、なんでもありませんよ」
 びっくりした。だって咲夜さん、知り合い少なそうだから。
「私をどこぞの人形使いと一緒にしないで欲しいわよね」
「はぁ……」
人形遣いってだれだろう?
「とにかく、今回はいつもの防衛部隊いらないわ」
「そうですか。じゃあ、そうしておきます」
 咲夜さんの客人か……一体どんな人なのだろうか。
「その方は、どんな人なんですか?」
「そうね…」
 少し考えた後、咲夜さんはこう言った。
「とても、古風な半人間よ」




 太陽が真上を通り過ぎた頃、門・監視役の娘からの連絡が来た。
 どうやら、咲夜さんが言っていた客人が来たらしい。
「そう、お連れして差し上げて」
 手の空いているメイドの娘に咲夜さんを呼びに行かせてから、玄関へと向かった。

 そこにいたのは一人の剣士だった。
妄想文章になってしまうことをお許しください
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コメント



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25.無評価名前が無い程度の能力削除
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(´・ω・`)b
(・ω・)b
良いと思いますよ、貴方がそれでいいなら。