Coolier - 新生・東方創想話

ロック魔理沙 『いっぱいいっぱいなOP』

2003/12/28 11:04:45
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2200年。

幻想郷は相変わらず平和なのであった。
しかし、その平和も、あの人物の一声で破られた。

『幻想郷はこの私が頂いた。』

そう、その にっくき くろまくこそ レティ・ホワイトロック!!
かのじょは つぎつぎと ようかいとにんげんを たぶらかし みずからの はいかに しているのよ!!
その やぼうを うちやぶることが できるのは わたしの さいこうけっさく ロックまりさ・・・・
そう あなた だけなの!!

レティタワーに いってくれる?
そして げんそうきょうを すくって ほしいのよ!!


「・・・事情は分かったが、なんでいきなりゲームが変わるんだ?」
「仕様よ。」
「で、なんで私はサイボーグになってるんだ?」
「それについては↓を見てほしいわ。」

ここはロボット工学の権威、マーガトロイド博士の研究所。

レティ・ホワイトロックは氷の精。
しかし、氷の精ばかりがザコ扱いされてるのにみかねたレティは、ついに幻想郷征服へと乗り出した。

それを見たアリス・マーガトロイド(ヒッキー)はコレクションの殆どを使い、
そこら辺を飛んでたゴキブリみたいな魔女を拉致、改造し、魔女型兵器「ロック魔理沙」を生み出したのだ!

「なるほど。全くもって理解不可能だぜ。」
「頭で感じるんじゃないわ。心で感じるのよ。」
「で、人間に戻してほしいんだが。」
「コトが終わったらね。」
「・・・・。」

あれこれ話しているうちに、ロック魔理沙はあることに気がつきました。

「で、あんたを博士と呼ぶのもシャクだが、博士。」
「何?」
「私のスペルカードはどこやった?」
「・・・売った。」
「短い付き合いだったな。」
くるりとロック魔理沙は向きを変え、研究所を出て行こうとしました。
それを見たアリスがあわてて、
「待って!代わりにこれがあるわ。」
と、よく分からない球体を渡しました。
「?なんだこれ?」
「貴女の余ったパーツで作った毛玉。」
「・・・・。」
「蹴って敵にぶつけることでダメージを与えられるわ。多分。」
「・・・・・・・・悪いが、私はあんたのモルモットになった覚えは無いんだが。」
「・・・・これ、なーんだ?」
アリスは赤いスイッチがひとつだけついているリモコンらしき物体を取り出しました。
「大体何かは想像できるぜ。自爆装置だろ?」
「大当たり。あなたが逆らわないようにつけといたわ。」
「・・・・後で覚えてろよ。」

アリスは、武装の説明を始めました。

「まず、メインショットのあの青いヤツ。チャージできるようにしといたわ。あと毛玉。」
「・・・・それだけか。」
「あら、あなたのその頭脳ならそれだけでも十分行けるはずよ。」
「・・・・・なぁ、なんで、『制作費ケチった』って言わないんだ?」
「失礼ね。ケチった訳じゃないわ。足りなかったのよ。」
「・・・・。」

完全に呆れているロック魔理沙。
そこに、

ブー!! ブー!! ブー!!

『テキシュウ テキシュウ タダチニ ヒナン シル』

「ロック魔理沙の性能を試すチャンスだわ!行くのよ!」
「いくら出す?」
「・・・こ の ス イ ッ チ が 見 え な い の か し ら ?」
「すいませんでした。」

さて、こうしてロック魔理沙は出撃することになりました。




んでもって



OPステージ ボス チルノ
「・・・レティに言われてこんなトコまで来たけど、本当にここでいいのかな?」
とか、チルノが思っていると、
「あ、向こうから誰か来る。」

チルノはその人物がフラフラしてるのに気づきました。

「・・・・大丈夫かしら?」




「ゼーハー・・・・ゼーハー・・・・なんだか、体が重いぜ。」
『オイル切れかしら?』
「・・・・出撃させる前に点検してくれ。」

早くもロック魔理沙はオーバーヒート状態です。

そこに、

「ここで逢ったか百年目!」
「あ、必死なヤツだ。」
『気をつけて!そいつは恐らくレティぐんだn(ブチッ』
魔理沙は通信をブッち切りました。

「・・・どーしたの、そんなに疲れて。」
「・・・疲れたぜ。色々と。」
「フーン、でも、今のあんたになら勝てるわ!」
「ほー、こんなに弱っているヤツに対して本気を出すのか。お前は。」
「相手による。」
「・・・・仕方ない。食らえッ!毛玉ァ!」
ゲシッ
ロック魔理沙はチルノに向かって毛玉を蹴っ飛ばしました。
「キャッ!?」
チルノはそれを危うくかわしました。
「このー!アイシクルウォール!」
チルノはスペルカードを発動しました!
「ハッ!その程度の弾幕で私がやられるとd」
カッチーン・・・・
オーバーヒートで動きが鈍っているロック魔理沙はあっけなくクールダウンされ過ぎてしまいました。

「・・・・弱っ」
氷漬けの像になったロック魔理沙を見て、チルノはつぶやきました。





「魔理沙ー、遅いから迎えにきたわよー。」
アリスがトコトコ歩いてやってきました。
しかし、そのころにはチルノはスデに帰ってしまい、
氷漬けのロック魔理沙が残されていましたとさ。





次回予告
チルノにさえ負けてしまったロック魔理沙!
ロック魔理沙はその夜、水道水に明け暮れる。
しかし、それをみかねたアリス博士。
更なる改造を施し、ロック魔理沙はとぎれるレーザーが撃てるようになる!

新しい力と手に入れたロック魔理沙!
戦え!ロック魔理沙!めげるな!ロック魔理沙!
ハイ。久々に書いたSSです。

ロック魔理沙は変形とか合体は多分しません。
あしからず。
毛玉3番部隊副隊長
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コメント



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1.407-C削除
最近は連載SSが流行りですね。これも激しく続きが気になるー。楽しみに待ってます。
2.30すけなり削除
魔理沙がぁぁぁ。・゚・(ノД`)・゚・。
3.30MDFC削除
すんません、魔理沙を哀しむ前にヒッキーアリス博士に萌え(マスタースパーク
4.40秋霞削除
ぐったりとした表情の魔理沙が思い浮かびマスw