Coolier - 新生・東方創想話

巫女の一日

2003/12/28 09:36:52
最終更新
サイズ
2.67KB
ページ数
1
閲覧数
1173
評価数
3/47
POINT
1660
Rate
7.02
 今日も朝早くから目覚めた。巫女の朝は、無駄に早い。
 というか、夜はすることがないから早く寝ているだけなんだけど。

 朝早く起きたからといって、別段することがあるわけではない。
 とりあえず朝ご飯を作る。時々、魔理沙が来て二人分作る事もあるが今はいないので、すぐに作り終わってしまう。
 一人で、食べるご飯は少し味気ない。

 する事も無い、神社の掃除でも始めてみる。
 無駄に広い敷地の掃除のするのは、毎度の事ながら骨が折れる。誰か妖夢みたいな庭師になってくれないかしら。今度、誰か捕まえてこよう。


 掃除の途中で、前にあった宵闇の妖怪とかが、乗り込んできた。
「近くを通りかかったから~」とか言う理由らしい。そんな事で、乗り込んでこないで欲しい。

 とりあえず懲らしめておいたが、掃除の成果は無駄になった。腹が立ったので、一発殴っておいた。
「痛い!今までで一番痛かったー!」とか喚いていたが無視しておいた。失礼な。


 めちゃめちゃになった敷地を見て掃除をする気もなくなったので、少し早いが昼食を作る事にした。
 ルーミアはまだ伸びていので、仕方なしに二人分作る事にする。
 妖怪って、普通のご飯も食べられるのかしら?
 わからなかったので、たたき起こして聞いてみる。
「大丈夫。私、雑食だから」とのこと。とりあえず大丈夫らしい…………雑食?
 二人で食べる昼食は、朝食よりも美味しかった。

 お腹いっぱいになったので、のんびりとお茶を飲んでいると魔理沙が遊びにきた。
 なんでも研究していた丹・改が完成したらしい。
「実験台になってくれ」とかいったんで、ルーミアに飲ませて見る事にした。
 激しく嫌がったが、「じゃあ、神社を荒らした分掃除して」と言うと仕方なしに丹を飲み込んだ。そんなに掃除が面倒か。
 意を決して丹を飲み込んだはいいが、ルーミアの顔色は1秒後青くなり、2秒後黄色くなり、3秒後赤くなって何か叫びながら、飛び去ってしまった。
「…………………………」
「…………………………」
 二人して、呆然と見送る。どうやら失敗だったらしい。魔理沙はちょっと落ち込んでいた。

 そんなこんなで、夜になった。「落ち込んだ私を癒してくれ~」とか言って真理沙がご飯をたかって来たので、仕方なしに二人分作る。
 今日は、よくご飯を作る日だ。
「やっぱりご飯は、和風にかぎるな」とか、魔理沙は言っていたが、この前は中華は最高だー、とか言っていた。
 多分どっちでもいいんだろう……

 ご飯を食べ終わってしまうと、暇になってしまった。
 研究の続きをするとかで、魔理沙は家に帰ってしまったのですることが無くなってしまった。
 暇つぶしに、神社の周りを散歩してみる。
 途中で、目を回していたルーミアが地面にひっくり返っていたので拾ってくる。そういえばすっかり忘れてた。

 布団にルーミアを寝かせて、私も寝ることにした。やっぱり早寝早起きが、一番ね。 


 今日も何も無い日だった。
 昨日も何も無い日だった。
 明日も何も無いだろう。



追記:次の日、起きたら真っ青な顔のルーミアが目の前にいたのでびっくりした。夜中に布団の中にもぐりこんできたらしい。
今にも死にそうなルーミアがちょっと怖かった。
多分に電波を含みますが、ご了承ください
販促
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.1580簡易評価
1.207-C削除
とりあえず妖怪と魔理沙の誤字は意図的なのかどうなのか
2.無評価販促削除
間違えてましたので、直しました。
3.40すけなり削除
これはこれで面白いです(笑
4.20_70削除
単発まったりですね。筋をもう少ししっかりさせれば面白いのでは。