※オープニング
(ランランラン、ラーラ ランランラン、ラーラ)
(ランランラン、ラーラ ランランラン、ラーラ)
まほうのもりのおんなのコは(ランランラン、ラーラ)
とてもちいさな魔女っ子です(ランランラン、ラーラ)
おべんきょう げんそう郷
なりたいの
すてき魔法なおんなのコ
ぷきぷきぱよ
Ah さがしてアイテムさん
あれも これも
もっとしりたい
Ah してしてべんきょうさん
すごい ひみつ
いえないことぜんぶ
(ランランラン、ラーラ ランランラン、ラーラ)
(ランランラン、ラーラ ランランラン、ラーラ)
※第三話「まだかな~? きれいなお花を咲かせよう!」
ここは春の日も暖かな幻想郷。今日もまりしゃはれいむと一緒です。
今日は、とある館の中庭でお花を見ています。辺り一面に咲き誇る色取り取りのお花に、二人も大はしゃぎ!
「うわぁ、きれーなおはなさんがいっぱーい!」
「いっぱーい!」
え? 館ってどこの、ですか? それは……
「はい、クッキーとジュース持って来たわよ」
「あっ、さくやおねぇちゃん!」
「わーい! おっかし、じゅーす!」
メイド服に身を包んだ、さくやおねぇちゃんと呼ばれたこの少女は、二人のとっても優しいお姉さんです。
さくやはこの紅魔館という館で働いているのでした。
この館には他にも、門番のめいりんや、図書館に篭もっているぱちゅりーがいます。
「くっきーおいしいね!」
「うん、おいしい!」
モグモグ……ゴクゴク……物凄い勢いでがっつく二人に、思わずさくやも苦笑い。
「もう……そんなに慌てなくても、まだ沢山あるわよ」
「だって、おいしいんだも……ごほっ、ごほっ……」
あらあら、クッキーを喉に詰まらせてしまいました。急いでジュースを流し込み、飲み込みます。
「けほっ……あーくるしかった」
「だから言ったでしょ? じゃ、おかわり持って来るわね」
「はーい」
さくやはあっという間に空になった器とコップを持って、館の中に戻って行きました。
また戻ってくるまでの間、二人はまたお花を見入ります。
紅い花を基調として、効果的に配置された白や青や黄の花が、より一層鮮やかに映えますねぇ。
そんな綺麗なお花に、二人もすっかり虜です。
「きれーなおはな……いいなぁ……」
特にまりしゃは、ポケーッとした表情でお花を見つめています。結構少女趣味なのかもしれませんね。
そうこうしている内に、さくやがおかわりを持ってきました。
「ほら、おかわり」
「わぁっ!」
「やったぁ!」
モグモグ……ゴクゴク……やっぱり凄い勢いでがつがつ食べ始めます。
そんなに美味しいクッキーなら、ぜひ食べてみたいですねぇ。
「ふぅ…………ん?」
おや、まりしゃが何かを発見しました。
さくやの手に、何やら黒くて丸いものが入った袋が握られています。一体何でしょうか?
「さくやおねぇちゃん、それなあに?」
「これはね、お花の種よ」
「たね?」
そう、さくやが持ってきたのは、この中庭に咲き誇るお花の種でした。
「植木鉢も一緒にあげるから、お家で育ててみない?」
「うんっ、やる、ちょうだいっ!」
さくやの提案に、まりしゃが凄い勢いでさくやに食い付きます。
あの綺麗な花を自分の家で見られるとあって、まりしゃも大興奮です。
「はいはい、慌てないの。れいむちゃんもどう?」
「う~ん……わたしはいいや。たぶんわすれちゃうし」
れいむは面倒臭がりですねぇ。まぁ、出来ないと自分で分かっているのなら、それもいいかもしれませんね。
だけどまりしゃはそうではないようです。
「わたしがやるっ、れいむちゃんのぶんもやるから!」
「そう? じゃあこれ、お花の種ね。植木鉢は後で持って行ってあげる」
「はーい!」
そんなこんなでお花を育てる事になったまりしゃ。さてさて、一体どうなるでしょうか……?
家に帰ってきたまりしゃ、随分ご機嫌です。ちょっと浮かれすぎで、心配ですねぇ……。
そうこうしている内に、さくやがやってきました。お花の育て方について、色々説明を受けます。
「……それで、後はお水をあげるだけ。
いい? 少なすぎても多すぎても駄目よ」
「うん、うんっ! 分かってる!」
「ちょっと心配だけど……しっかりね」
一通り説明を終えて、さくやは帰って行きました。早速まりしゃ、植木鉢に土を盛って、種を埋めます。
「これでよしっと……あとは、おみずだね」
鉢を日の当たる場所において、さくやに貰った如雨露に水を溜めて種に注ぎます。
「はやくめがでろはなのたねっ!」
それから、花の水遣りがまりしゃの日課になりました。さくやに言われた通り一日一回、朝になると水をやります。
そんな日がしばらく続いた、ある日……。
「ふぁあ~……おみずおみず………………
! わっ、やった、めがでたぁ!!」
やりました! とうとうお花の目が顔を出しました。土の中から、小さな双葉がぴょこっと覗いています。
まりしゃも、今まで以上に大はしゃぎです。
「やったやったやったぁ! めがでためがでたぁ!!」
大喜びのまりしゃ、今まで以上に気持ちを込めて水をやります。
待ち切れないのでしょうか、何時間かに一度はお花の様子を見に行きます。もうずっとそわそわしっぱなしですよ。
「まだかな~まだかな~……
はやくはなさけはなのたねっ!」
ジョオオオオォォォ―――――
あらあら、また水をやりました。朝にも水をやったばかりなのに、我慢しきれなくなったようです。
「きれーなおはな、はやくみたいなぁ……
はやくはなさけはなのたねっ!」
ジョオオオオォォォ―――――
あらあらあら、またまた水をやりました。お昼にも水をやったのに。
「たくさんのんで、おおきくなってね……
はやくはなさけはなのたねっ!」
ジョオオオオォォォ―――――
あらあらあらあら、またまたまた水をやりました。夕方にも水をやったのに。
そんな調子で、朝、昼、夕方に夜と、一日に何度も水をやるようになりました。
早くお花に咲いて欲しいまりしゃ、もうドキドキとうずうずが止まりません。
そう、何も考えず、ただ純真に、ひたむきに…………
「そろそろ芽が伸び始めた頃だと思うけど……」
まりしゃにあげた花の種が気になったさくやが、お菓子を手にまりしゃの家にやってきました。
「まりしゃ~、いる~?」
扉をノックし、まりしゃに呼び掛けます。すると、ドタドタという音と共にまりしゃが泣きながら飛び出して来ました。
一体どうしたと言うのでしょうか……?
「わぁああああぁぁぁん、おねぇちゃん、おねぇちゃあんっ……!!」
「わっと、何? どうしたの?」
そっと尋ねると、まりしゃは何も言わずにさくやの服の裾を引っ張って、どこかに連れて行こうとします。
ひとまずお菓子をテーブルの上に置いて、まりしゃに付いて行きました。
すると、そこにあったのは……
「…………あぁ………………」
思わず溜息を漏らすさくや。そうです、そこにあったのは、さくやが渡した植木鉢。
そして、茶色く変色してしな垂れた花の芽でした。
「ひっく……ひっく……」
「落ち着いて、一体どうしたの?」
「あのね……おはなさんにね、はやくおおきくなってほしくてね、いっぱいおみずあげたの……
それでね、ちゃんとまいにちおみずをあげたら、こうなっちゃったの……!」
泣きながら話し始めるまりしゃ。植木鉢の周りを見ると、大量の水で溢れ返っています。
それを見て、さくやは全てを理解しました。
「ぐすっ……おはなさん、かれちゃったの……?」
しばらく目を瞑っていたさくやでしたが、やがてゆっくりと、諭すように口を開きました。
「そうね……お花さん、死んじゃったね」
「! し……んじゃった……?」
「……いい、まりしゃ。虫さんも、お花さんも、私も、まりしゃも、みんな生きているのは分かるよね?
人間だってお花さんだって、一生懸命生きてる」
「うん……」
「だからこそ、ちゃんと責任を持って育てないといけない。同じ生き物なんだからね。
……私、言ったよね? お水は一日一回だって」
「うん…………」
「でも、まりしゃはそれを守らなかった。我慢出来なかった。だから……お花さん、死んじゃった」
「わたし……わたし……!」
「……この事を、忘れちゃ駄目よ? ちゃんと覚えて、勉強して、同じ失敗はしない。
そうすれば、いつかきっと、お花さんも赦してくれるから……」
「ほんとに……ほんとにっ……?」
顔をくしゃくしゃにして見上げるまりしゃを、優しく抱きしめるさくや。
それをきっかけに、堰を切ったように泣きじゃくるまりしゃ。
そんなまりしゃを、さくやは優しく、暖かく包み込んであげました。
「ごめんなさいっ……おはなさん、ごめんなさいっ…………
ふぇえええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!!!!!!!」
やがて泣き疲れて眠ってしまうまで、二人はずっとそのままでした。
魔法の森の中にある、まりしゃの家。その脇に新しく、小さな塚が出来ました。
その頂点に刺さってある棒切れには、こう書かれています。
「おはなさんのおはか
おはなさんごめんなさい ぜったいにわすれません
まりしゃ」
と――――――――――――――――――――
-おしまい-
※次回予告
♪ランランラーンラーラー ランランラーンラーラー
うわぁ、凄い凄い! まりしゃの家に温泉が沸いたよ!
れいむちゃんとさくやおねぇちゃんを誘って、皆で露天風呂だ~♪
次回、魔法ょぅι゛ょまりしゃ・第四話!
「萌え萌え!? みんな裸で洗いっこ!」
じかいもおたのしみにな!
♪ランランラーンラーラー ランランラーンラーラー
-つづく-
(ランランラン、ラーラ ランランラン、ラーラ)
(ランランラン、ラーラ ランランラン、ラーラ)
まほうのもりのおんなのコは(ランランラン、ラーラ)
とてもちいさな魔女っ子です(ランランラン、ラーラ)
おべんきょう げんそう郷
なりたいの
すてき魔法なおんなのコ
ぷきぷきぱよ
Ah さがしてアイテムさん
あれも これも
もっとしりたい
Ah してしてべんきょうさん
すごい ひみつ
いえないことぜんぶ
(ランランラン、ラーラ ランランラン、ラーラ)
(ランランラン、ラーラ ランランラン、ラーラ)
※第三話「まだかな~? きれいなお花を咲かせよう!」
ここは春の日も暖かな幻想郷。今日もまりしゃはれいむと一緒です。
今日は、とある館の中庭でお花を見ています。辺り一面に咲き誇る色取り取りのお花に、二人も大はしゃぎ!
「うわぁ、きれーなおはなさんがいっぱーい!」
「いっぱーい!」
え? 館ってどこの、ですか? それは……
「はい、クッキーとジュース持って来たわよ」
「あっ、さくやおねぇちゃん!」
「わーい! おっかし、じゅーす!」
メイド服に身を包んだ、さくやおねぇちゃんと呼ばれたこの少女は、二人のとっても優しいお姉さんです。
さくやはこの紅魔館という館で働いているのでした。
この館には他にも、門番のめいりんや、図書館に篭もっているぱちゅりーがいます。
「くっきーおいしいね!」
「うん、おいしい!」
モグモグ……ゴクゴク……物凄い勢いでがっつく二人に、思わずさくやも苦笑い。
「もう……そんなに慌てなくても、まだ沢山あるわよ」
「だって、おいしいんだも……ごほっ、ごほっ……」
あらあら、クッキーを喉に詰まらせてしまいました。急いでジュースを流し込み、飲み込みます。
「けほっ……あーくるしかった」
「だから言ったでしょ? じゃ、おかわり持って来るわね」
「はーい」
さくやはあっという間に空になった器とコップを持って、館の中に戻って行きました。
また戻ってくるまでの間、二人はまたお花を見入ります。
紅い花を基調として、効果的に配置された白や青や黄の花が、より一層鮮やかに映えますねぇ。
そんな綺麗なお花に、二人もすっかり虜です。
「きれーなおはな……いいなぁ……」
特にまりしゃは、ポケーッとした表情でお花を見つめています。結構少女趣味なのかもしれませんね。
そうこうしている内に、さくやがおかわりを持ってきました。
「ほら、おかわり」
「わぁっ!」
「やったぁ!」
モグモグ……ゴクゴク……やっぱり凄い勢いでがつがつ食べ始めます。
そんなに美味しいクッキーなら、ぜひ食べてみたいですねぇ。
「ふぅ…………ん?」
おや、まりしゃが何かを発見しました。
さくやの手に、何やら黒くて丸いものが入った袋が握られています。一体何でしょうか?
「さくやおねぇちゃん、それなあに?」
「これはね、お花の種よ」
「たね?」
そう、さくやが持ってきたのは、この中庭に咲き誇るお花の種でした。
「植木鉢も一緒にあげるから、お家で育ててみない?」
「うんっ、やる、ちょうだいっ!」
さくやの提案に、まりしゃが凄い勢いでさくやに食い付きます。
あの綺麗な花を自分の家で見られるとあって、まりしゃも大興奮です。
「はいはい、慌てないの。れいむちゃんもどう?」
「う~ん……わたしはいいや。たぶんわすれちゃうし」
れいむは面倒臭がりですねぇ。まぁ、出来ないと自分で分かっているのなら、それもいいかもしれませんね。
だけどまりしゃはそうではないようです。
「わたしがやるっ、れいむちゃんのぶんもやるから!」
「そう? じゃあこれ、お花の種ね。植木鉢は後で持って行ってあげる」
「はーい!」
そんなこんなでお花を育てる事になったまりしゃ。さてさて、一体どうなるでしょうか……?
家に帰ってきたまりしゃ、随分ご機嫌です。ちょっと浮かれすぎで、心配ですねぇ……。
そうこうしている内に、さくやがやってきました。お花の育て方について、色々説明を受けます。
「……それで、後はお水をあげるだけ。
いい? 少なすぎても多すぎても駄目よ」
「うん、うんっ! 分かってる!」
「ちょっと心配だけど……しっかりね」
一通り説明を終えて、さくやは帰って行きました。早速まりしゃ、植木鉢に土を盛って、種を埋めます。
「これでよしっと……あとは、おみずだね」
鉢を日の当たる場所において、さくやに貰った如雨露に水を溜めて種に注ぎます。
「はやくめがでろはなのたねっ!」
それから、花の水遣りがまりしゃの日課になりました。さくやに言われた通り一日一回、朝になると水をやります。
そんな日がしばらく続いた、ある日……。
「ふぁあ~……おみずおみず………………
! わっ、やった、めがでたぁ!!」
やりました! とうとうお花の目が顔を出しました。土の中から、小さな双葉がぴょこっと覗いています。
まりしゃも、今まで以上に大はしゃぎです。
「やったやったやったぁ! めがでためがでたぁ!!」
大喜びのまりしゃ、今まで以上に気持ちを込めて水をやります。
待ち切れないのでしょうか、何時間かに一度はお花の様子を見に行きます。もうずっとそわそわしっぱなしですよ。
「まだかな~まだかな~……
はやくはなさけはなのたねっ!」
ジョオオオオォォォ―――――
あらあら、また水をやりました。朝にも水をやったばかりなのに、我慢しきれなくなったようです。
「きれーなおはな、はやくみたいなぁ……
はやくはなさけはなのたねっ!」
ジョオオオオォォォ―――――
あらあらあら、またまた水をやりました。お昼にも水をやったのに。
「たくさんのんで、おおきくなってね……
はやくはなさけはなのたねっ!」
ジョオオオオォォォ―――――
あらあらあらあら、またまたまた水をやりました。夕方にも水をやったのに。
そんな調子で、朝、昼、夕方に夜と、一日に何度も水をやるようになりました。
早くお花に咲いて欲しいまりしゃ、もうドキドキとうずうずが止まりません。
そう、何も考えず、ただ純真に、ひたむきに…………
「そろそろ芽が伸び始めた頃だと思うけど……」
まりしゃにあげた花の種が気になったさくやが、お菓子を手にまりしゃの家にやってきました。
「まりしゃ~、いる~?」
扉をノックし、まりしゃに呼び掛けます。すると、ドタドタという音と共にまりしゃが泣きながら飛び出して来ました。
一体どうしたと言うのでしょうか……?
「わぁああああぁぁぁん、おねぇちゃん、おねぇちゃあんっ……!!」
「わっと、何? どうしたの?」
そっと尋ねると、まりしゃは何も言わずにさくやの服の裾を引っ張って、どこかに連れて行こうとします。
ひとまずお菓子をテーブルの上に置いて、まりしゃに付いて行きました。
すると、そこにあったのは……
「…………あぁ………………」
思わず溜息を漏らすさくや。そうです、そこにあったのは、さくやが渡した植木鉢。
そして、茶色く変色してしな垂れた花の芽でした。
「ひっく……ひっく……」
「落ち着いて、一体どうしたの?」
「あのね……おはなさんにね、はやくおおきくなってほしくてね、いっぱいおみずあげたの……
それでね、ちゃんとまいにちおみずをあげたら、こうなっちゃったの……!」
泣きながら話し始めるまりしゃ。植木鉢の周りを見ると、大量の水で溢れ返っています。
それを見て、さくやは全てを理解しました。
「ぐすっ……おはなさん、かれちゃったの……?」
しばらく目を瞑っていたさくやでしたが、やがてゆっくりと、諭すように口を開きました。
「そうね……お花さん、死んじゃったね」
「! し……んじゃった……?」
「……いい、まりしゃ。虫さんも、お花さんも、私も、まりしゃも、みんな生きているのは分かるよね?
人間だってお花さんだって、一生懸命生きてる」
「うん……」
「だからこそ、ちゃんと責任を持って育てないといけない。同じ生き物なんだからね。
……私、言ったよね? お水は一日一回だって」
「うん…………」
「でも、まりしゃはそれを守らなかった。我慢出来なかった。だから……お花さん、死んじゃった」
「わたし……わたし……!」
「……この事を、忘れちゃ駄目よ? ちゃんと覚えて、勉強して、同じ失敗はしない。
そうすれば、いつかきっと、お花さんも赦してくれるから……」
「ほんとに……ほんとにっ……?」
顔をくしゃくしゃにして見上げるまりしゃを、優しく抱きしめるさくや。
それをきっかけに、堰を切ったように泣きじゃくるまりしゃ。
そんなまりしゃを、さくやは優しく、暖かく包み込んであげました。
「ごめんなさいっ……おはなさん、ごめんなさいっ…………
ふぇえええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!!!!!!!」
やがて泣き疲れて眠ってしまうまで、二人はずっとそのままでした。
魔法の森の中にある、まりしゃの家。その脇に新しく、小さな塚が出来ました。
その頂点に刺さってある棒切れには、こう書かれています。
「おはなさんのおはか
おはなさんごめんなさい ぜったいにわすれません
まりしゃ」
と――――――――――――――――――――
-おしまい-
※次回予告
♪ランランラーンラーラー ランランラーンラーラー
うわぁ、凄い凄い! まりしゃの家に温泉が沸いたよ!
れいむちゃんとさくやおねぇちゃんを誘って、皆で露天風呂だ~♪
次回、魔法ょぅι゛ょまりしゃ・第四話!
「萌え萌え!? みんな裸で洗いっこ!」
じかいもおたのしみにな!
♪ランランラーンラーラー ランランラーンラーラー
-つづく-
てかこのシリーズ大好きです(笑
そして次回で爆発しそうな予感(ぉぃ
とても美しく、可愛らしい話に凄く感動いたしました。