Coolier - 新生・東方創想話

悪魔×人間の形

2006/03/21 10:25:46
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ここはヴワル大図書館。全世界のありとあらゆる本が保管されている、もの凄い図書館です。
そんな凄い所で、私はここの司書をやらせていただいています。私は元々本が好きだったのもあり

、この図書館で働かさせていただいてることを、心から誇りに思います。

あぁ・・・魔理沙さん・・・・・
最近、私は魔理沙さんの事ばかり考えます。お陰で図書館司書としてのお仕事が手につきません

・・・・
箒に乗り、颯爽と現れる魔理沙さん。真剣に本を読む魔理沙さん。新しい魔法を、と一生懸命考え

る魔理沙さん。本を読みながら、ついつい居眠りしてしまった魔理沙さん。おやつの時間、お茶を出

したときの嬉しそうな魔理沙さん。
魔理沙さん、魔理沙さん、魔理沙さん、魔理沙さん、魔理沙さん、魔理沙さん・・・・・
魔理沙さんのことを、魔理沙さんの笑顔を想うと、胸が苦しくなります。これは明らかに恋です。
どうやら私は、魔理沙さんに恋をしてしまったようです・・・・

最初は、貴重な本を攫って行く、私から見ても立派な黒い悪魔でした。
それが次第に、自然と打ち解けるようになり、今では紅魔館でもお客様扱いとなっています。
つくづく不思議な人ですよね。
やはり魔理沙さんには、人に好かれる力を持ってるんですよ。その自由気ままぶりから、各方面か

らは煙たがられているようですが、本当に魔理沙さんを嫌っているなんて方はいらっしゃらないはず

です。
大抵の事なら、あの向日葵のような笑顔の前にしたら、概ね許されてしまいます。
いつも全力で、力強く、一緒にいて楽しい、まるで明るく周りを照らす太陽のような人。
私は、その太陽に魅せられてしまったのでしょう。
魔理沙さんの力強さに、魔理沙さんに生き方に、魔理沙さんのその魔力に、魔理沙さんの笑顔に・

・・・・



はぁ・・・もうお昼過ぎです。今日はもう来ないのでしょうか?
ここ数日は、連日お越しになっていたので、もしかしたら今日も・・・と思っていたのですが、寂しい

ですね・・・
はぁ、いつもならお昼頃やってきて、お昼ごはんを要求してくるのに。
もちろん、毎日毎日来れない事も解っている。魔理沙さんだってやる事はいっぱいあるだろし、ここ

数日ずっと来ていたのですから、今日はお休み、と言うことも考えられますよね。

一番考えたくないのは、魔理沙さんが他の人と一緒に居るということ・・・・
でも、十中八九そうなのでしょう。魔理沙さんの交友関係は広いですからね。その中には、私と同じ

ように、魔理沙さんに魅せられてしまった人もいるのでしょう・・・・
そうなってしまったら、その方に対して、私に勝ち目はありません・・・
魔理沙さんは私の事などなんとも思ってはいないでしょう。第一、女同士ですし・・・
まさか図書館の司書が、自分に恋愛感情を抱いているなど夢にも思うはずありません。
「えうぅっ・・・すん・・・・」
ダメです。思考がどんどん暗い方向に向かっていきます。私は魔理沙さんを想うだけで幸せなので

す。たとえ叶わぬ恋であれ・・・

はぁ・・・・
ダメですね。お仕事が全く手につきません。先ほども、本棚を整理していたら落ちそうになり、本棚

を掃除していたメイドさん達にご迷惑をおかけしてしまいました・・・・
パチュリー様にも「大丈夫?貴女は働きすぎよ。少し休んだらどう?」とのお心遣いをいただきまし

た。ありがとうございます。
ですが「大丈夫です」と一言残し、私はお仕事に戻りました・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・



本日は、二日ぶりに魔理沙さんがお越しになられています。
何でも、新魔砲を作るにあたっての調べ物があるとかで、お昼を過ぎた辺りから、急に来られました


あぁん、お久しぶりですぅ。魔理沙さぁん。うぅぅー、寂しかったですよぉ~
「本日はどのような本をお探しでしょうか?」
ですが、私はそんな感情を一切出しません。だって恥ずかしいじゃないですかぁ
「んー、そうだなー、もう一度光の魔法を基礎から見直してみようとおもう」
「光の魔法に関連する書籍ですか。ですが、それだけですと膨大な量になってしまいますが?」
「そこらへんは適当に任せるぜ。出来れば私がまだ読んでないモノがいいな」
「はい、わかりました。それでは少々お待ちください」
「おー、頼んだぜー」
はい!任されました!!!

「こちらでよろしいでしょうか?」
「お、サンキュな」
「それでは、ごゆっくり」
私は一つ礼をして去ります。ですが、その間、さり気なくですが、魔理沙さんへの視線を外しません


小悪魔でも悪魔ですよ?薄暗くたって、ちょっと遠くたってへっちゃらですよ。
あぁん。魔理沙さぁん・・・


・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・


あれから随分と経ちましたが、魔理沙さんはまだ読書中のようですね。
もうそろそろ晩御飯の時間ですので、今日はお誘いしてみようと思います。
咲夜さんのお料理は、どれも絶品ですからね。美味しいですよぉー
でも、いつかは私の手料理をご馳走したいな、なんて・・えへへ
「魔理沙さーん、もう遅いですし、晩御飯食べて・・・・って、あれ?」
あれ?魔理沙さん・・・・寝てます、ね・・・・

どうしましょうか・・・
普通なら起こすべきなのでしょうが、気持ちよさそうに寝てるのを起こすのも・・・・
でも、もうすぐ晩御飯ですし、起こさな訳にもいきませんし・・・・
えうぅ・・・
・・・・・・・・・・・・でも、ホントに気持ちよさそうに寝てますねぇ
ふぅ・・・・司書室から毛布を持ってきましょう。このままでは風邪を引いてしまいますからね。

魔理沙さんに毛布をかけてあげます。うふふ、ホントに疲れたのでしょうね。
あうぅ、でも開いた本の上で寝られるのは・・・・まあ、しょうがないですね・・・・


「あぁ、魔理沙、さん」
安らかに、無防備に、すやすやと眠る、私の想い人・・・・
この小さな彼女が、いつもは周りを引っ張りまわすトラブルメーカーだとは、誰が思うだろうか・・・
「んっ、はぁ、魔理沙さん、魔理沙さん・・・」
ああ、私は貴女が恋しい・・・欲しい・・・
私の愛しい人・・・好きです、愛しています・・・・




「はぁ・・はぁっ、魔理沙ぁ、魔理沙さぁん」
魔理沙さんの唇に、私の唇を重ねます・・・・・
あぁ・・・私は、ついに魔理沙さんとキスをしちゃいましたぁ。柔らかい・・・・
「ちゅぅ・・んふ・・・・・・ん・・・ぷぁ・・・」
キスをすることで、私の中に魔理沙さんの魔力が、活力が流れてくる・・・
あぁ、気持ちいぃ・・・これが、魔理沙さん、なんですね・・・・・
「んー?・・こぁ、くまぁー?・・・・」
「はい、なんですか?」
「ん、あぁ・・・ん・・・・・」
魔理沙さんは、またお眠りになられてしまいました。
「お休みなさい、魔理沙さん」








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・








「失礼するわ」
「あ、霊夢さん。珍しいですね、図書館にお越しになられるなんて」
今日は霊夢さんがお越しです。珍しいですね。
「えっとさ、ここに魔理沙いない?」
「え?魔理沙さんですか?今はいませんが・・・魔理沙さんがどうかしたんですか?」
「ええ、ここ最近、魔理沙を見かけないのよ。ここに居ると思ったんだけどなー」
魔理沙さんがいなく・・・・・
「それではパチュリー様にもお会いになられますか?」
「ん?ああ、そうね。一応会っときましょうか。」
「それでは、こちらです」
「ありがと、でも一人で大丈夫よ」
そう仰られると、霊夢さんは一人で飛んで行かれました。
ああー・・・私の仕事がぁー・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・



今日はお休みを戴き、自室で読書をしています。
やはり本はいいですね。様々な方の物語が、伝えたい事が語られています。
人の考え方がちょっとずつ解るので、すごく面白いですよ。

コンッコン!
不意に窓が叩かれます。
文さんでしょうか。文さんが新聞を持ってきてくださる時は、窓から渡していただきます。
ですがいつもよりちょっと乱暴な感じですね?どうなされたのでしょうか。
「はーい?」
「ご、号外・・で、す!・・・はぁ・・はぁ・・・・」
窓を開けると、やはり文さんが居られました。が、どうやらかなりお疲れのようですね・・・
「いつもご苦労様です」
「御購読、どうもです・・はぁ・・・・それでは、急いで他にも配らないといけないのでっ!」
「あ、はい。」
「それでは失礼しますっ!」
次の瞬間には、もう窓に文さんの姿はありませんでした。まさに風神少女ですね。
「大変ですねー・・・・」


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文々。新聞 号外
<霧雨 魔理沙  捜索願い>
『霧雨魔理沙(魔砲使い)が謎の失踪をしました。
その事を最初に気がついたのは、同じ魔法の森在住のアリス-マーガトロイドさん(魔法使い)
彼女が霧雨さんの家に伺ったところ、家の中はもぬけの殻で、いつものように、キノコ狩りか神社に

でもいるのだろうと思い、博霊神社に向かうも来ていないとの、その時博霊霊夢さん(巫女)も「嫌な

予感がする」と一緒に森中を探しても、霧雨さんは発見できなかった。
ここで彼女達二人は紅魔館、白玉楼、マヨヒガ、永遠亭、無縁塚、人間の里・・・と捜し回るも、全て

「最近見ていない」とのこと、結局他の人達へ捜索の願いを伝えるだけに終わった。
誰もが「魔理沙のことだし、すぐ戻ってくるだろう」と思っていたのだろう。霧雨さんは幻想郷でも随

一の実力者であり、大抵のことなら切り抜けられるだろう。加えて自由気ままな彼女の事だ、また

厄介事を持ち込んでくるのだろう。とさえ思っていた。
だが一向に発見されず、なにより、あの博霊の巫女が未だ心配している。1週間を過ぎたころ、次

第に他の人達も霧雨さんの捜索を始め、大捜索が始まる。
だが未だなんの収穫もない。

お力添え頂いた、人間の里の守護者、上白沢慧音さん(半獣)曰く
「歴史にもやがかかったようになり、よくわからないが、微弱ながら感じることはできる。したがってこ

の幻想郷内にはいる筈だ」
運命を操る、レミリア・スカーレットさん(吸血鬼)は
「魔理沙の運命は見えない。ある点で止まっている。だが消えているわけではない、魔理沙は生き

ている」
と言っていることから、最悪の事態ではないことが解ったのだが、このまま見つからないのでは、何

時そうなってもおかしくはないだろう。
なんにせよ

私も微力ながら、このような号外を配って周り、情報を集めています。
この件に関して、部数などは関係無く。本気で霧雨さん、いや、魔理沙さんの心配をしての行為な

のです。
お願いします。どうか、霧雨魔理沙さんの捜索に力をお貸しください。
情報をお待ちしています。
                                                  (射命丸 文)』

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ああ、どうやら魔理沙さんがいなくなった事への記事らしいですね。
あの霊夢さんが来られた時の話でしょうか。未だ魔理沙さんは見つかってはいないようです。

「魔理沙さん・・・」
私はベッドの中から魔理沙さんを抱き寄せます。
魔理沙さんの胸の中で、魔理沙さんの鼓動を聞きます。あぁ・・・暖かい・・・
顔を上げ、目線を合わせる。
あぁ・・魔理沙さんは微笑んで私の事を見つめてくれます。まだちょっと照れてしまいますねっ♪
「ん・・・ちゅっ・・ぷぁ・・・魔理沙ぁ・さぁん・・・」
私は魔理沙さんと熱いキスを交わす・・・ああ、何て幸せなのだろう・・・・
私の中に魔理沙さんを感じる、魔理沙さんが流れ込んでくる。今の私に、これ以上の幸せは無い。
あぁ・・・何故もっと早くこうしなかったのだろう・・・
私はもう一度、魔理沙さんと唇を重ねる・・・
「はむ・・・ん・・・・・・あぁん・・・・」
はぁん・・・・・幸せぇ・・・・・・


                    愛してます・・・魔理沙さん・・・
神矢です。
今回も割りと中途半端
もっともっと、よく考えてから書かなきゃダメですかねー
思いついたことを文章にすることが、ここまで大変だったとは・・・・
ちょっとは自信あったのですが・・・・

もっと勉強しますので、これからもよろしくお願いします。

 小 悪 魔 可 愛 い !!
神矢
[email protected]
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コメント



0.540簡易評価
6.無評価名前が無い程度の能力削除
固有名詞を間違えないことが最低条件かと思いますが
19.-30kkk削除
あー、はっきり言わして貰うが・・・・・
超つまらねぇwwwwwwwwww

ナニコレ?オマエ出直して来いwwwwwwwwwwww
いや、まずはいっぺん死んで来いwwwwwwwwwwwwwwwww
20.無評価名前が無い程度の能力削除
何というか、文章量・・・というか内容量?を増やして欲しいです。
短いけどいい!!っという作品も存在しますが、この作品ではもう少し・・・っというかんじです。
後、小悪魔は好きです。