私はお吸い物を飲まない。私の大事なあなたが作ったお味噌汁があるから。
ふっくらと炊いたやわらかいご飯も一緒ね。
……私とあなたが話す時、あなたは私の言葉使いで月を思い出しているの?
けれど、私は永遠亭の、八意永琳。
私が竹林が歩いているときは。
それは姫に付き従っているとき。
何時だって私は傍を離れない。
私は姫の従者、八意永琳
私は永琳。遠方より訪れた者。
私は望の使者、八意永琳。
私は永琳。彼方より降り立った者。
私は白衣黒衣の天人、八意永琳。
「天才と呼ばれるあなたならば、悩む事も無いのだろう」なんて、かつて言われていたわ。
もしそれが本当ならば 私は今でも月に居るでしょう。
私のした事は、他の人からすれば馬鹿らしく映るのかもしれない。
けれど、誰が何と言おうとも、私は私であり続けたいと思う。
私は永琳。遥かより訪れた者。
私は月の頭脳、八意永琳。
私は永琳。夜空の主より降り立った者。
私は穢土の罪人、八意永琳。
私のした事、私の存在全て、愚かだと言われるのでしょう。
けれど、私しか姫に仕え続けられる者がいない事は、誰よりも理解しているから。
「姫」の肩書きも「頭脳」としての立場も、今の生活には不要だけど。
夜空に浮ぶ故郷の輝きは、今は眼に強すぎる。
薬の知識だけあっても、私が姫とともにあるためにはまだ足りない。
蓬莱の薬の効果だけあっても、まだ足りない。
追手は私の密室の術で、ここまで辿り着く事は出来ない。
今の生活を、静かに守る為に。
「その頭脳があれば、なんでも自由になるだろう」なんて、何度となく言われていたわ。
本当に自由になるのならば、姫も月から追放される事は無かった。
こんな事、誰に話したとしても冷たく笑われるだけでしょう。
私は、私の信じる道を行くだけ。
私は永琳。故郷を棄てた者。
私は私である事を貫いてゆく。
私は姫とともに永久を生きる、八意永琳。
全てに揺るがないと決めたから。
私は永琳。蓬莱を得て死を棄てた者。
私は私であり続ける。
私は永遠亭の薬師、八意永琳。
ふっくらと炊いたやわらかいご飯も一緒ね。
……私とあなたが話す時、あなたは私の言葉使いで月を思い出しているの?
けれど、私は永遠亭の、八意永琳。
私が竹林が歩いているときは。
それは姫に付き従っているとき。
何時だって私は傍を離れない。
私は姫の従者、八意永琳
私は永琳。遠方より訪れた者。
私は望の使者、八意永琳。
私は永琳。彼方より降り立った者。
私は白衣黒衣の天人、八意永琳。
「天才と呼ばれるあなたならば、悩む事も無いのだろう」なんて、かつて言われていたわ。
もしそれが本当ならば 私は今でも月に居るでしょう。
私のした事は、他の人からすれば馬鹿らしく映るのかもしれない。
けれど、誰が何と言おうとも、私は私であり続けたいと思う。
私は永琳。遥かより訪れた者。
私は月の頭脳、八意永琳。
私は永琳。夜空の主より降り立った者。
私は穢土の罪人、八意永琳。
私のした事、私の存在全て、愚かだと言われるのでしょう。
けれど、私しか姫に仕え続けられる者がいない事は、誰よりも理解しているから。
「姫」の肩書きも「頭脳」としての立場も、今の生活には不要だけど。
夜空に浮ぶ故郷の輝きは、今は眼に強すぎる。
薬の知識だけあっても、私が姫とともにあるためにはまだ足りない。
蓬莱の薬の効果だけあっても、まだ足りない。
追手は私の密室の術で、ここまで辿り着く事は出来ない。
今の生活を、静かに守る為に。
「その頭脳があれば、なんでも自由になるだろう」なんて、何度となく言われていたわ。
本当に自由になるのならば、姫も月から追放される事は無かった。
こんな事、誰に話したとしても冷たく笑われるだけでしょう。
私は、私の信じる道を行くだけ。
私は永琳。故郷を棄てた者。
私は私である事を貫いてゆく。
私は姫とともに永久を生きる、八意永琳。
全てに揺るがないと決めたから。
私は永琳。蓬莱を得て死を棄てた者。
私は私であり続ける。
私は永遠亭の薬師、八意永琳。