ー翌日ー
「行ってきまーす」
元気よく声を出して、マヨヒガの玄関から飛び出そうとした橙を、藍様が慌てて捕らえた。
「こらこら橙。牛乳も持ってないし。忘れないの!それに、天井に穴開けた責任、まだ取ってもらってないのだけれど?」
藍が詰め寄る。
「ええと・・・」
橙は項垂れた。責任って言われても、どうやって責任を取ればいいかわからない。それに、橙が開けた穴ではないのだ。でも萃香のせいにするのはなんか申し訳ない気がして、橙が開けたことにしている。
「黙ってるだけじゃ何にもならないわよ?」
「うう・・・ごめんなさい」
ちょっと泣きそうになった橙。涙ぐんだ声を聞いた途端、藍は慌てた。
「あわわ、、ごめんね橙。ちょっと言い過ぎちゃったね。お詫びにと言ってもなんだけど、私も一緒について行ってあげよう。」
藍は橙の涙にものすごく弱い。溺愛、とまではいかないがそれなりに愛情は注いでるようだ。
「えぇ〜、いいよ、一人で行けるって」
橙は言った。
「一人じゃ心細いでしょう。それに、あなた一人だと何起こすかわからないもの。」
「わかったよぉ。」
「OKね。それじゃ、準備するから待っててね」
「うん。」
玄関から離れた藍は、意外にもほくそ笑んだ。
(これで、油揚げが食べられる・・・!)
藍は、紫と飲む時、つまみは必ず油揚げなのだ。それがないと落ち着かないくらいには油揚げが大好物である。べつに、油揚げが食べたいがために橙について行くわけではないが。
藍は牛乳と酒、萃香へのおみやげ、おつまみ、食器などを持って戻ってきた。
「さ、行きましょう。」
「はーい!」
二人は夕刻にマヨヒガを出た。相変わらず紫は寝たままである。
道中、歩いていると
ビュン
という鋭い音とともに、天狗がやってきた。
「おやおや。二人揃って、どこまで行かれるんです?」
幻想郷一の早足の天狗、射命丸文である。彼女はかなりの実力を持っているらしいが、取材の時には手抜きしているらしいので、返り討ちにあっていることもある。
「あんたこそ、トレードマークのノートとカメラがないじゃない」
藍がいうと、文は答えた。
「今日は休号ですよ。私も休みを取らないといけないので。あやや?その徳利は?」
文は藍が抱えている袋の中の徳利を興味深そうに見ている。
「この前異変を起こした鬼の萃香の所に行くんだよ。うちの式神が萃香と仲良くなったからね」
「ふふっ、それは微笑ましいことですね、私も、ご一緒させてもらってもいいですかね?」
「そういうと思ったわ。まあいいけど。宴会でどんちゃん騒ぎなんて、いつものことじゃない」
「よかった。まあ宴会を断るなんて、そんな人幻想郷にいませんけど」
そうして、三人は再び歩き始めた。
「行ってきまーす」
元気よく声を出して、マヨヒガの玄関から飛び出そうとした橙を、藍様が慌てて捕らえた。
「こらこら橙。牛乳も持ってないし。忘れないの!それに、天井に穴開けた責任、まだ取ってもらってないのだけれど?」
藍が詰め寄る。
「ええと・・・」
橙は項垂れた。責任って言われても、どうやって責任を取ればいいかわからない。それに、橙が開けた穴ではないのだ。でも萃香のせいにするのはなんか申し訳ない気がして、橙が開けたことにしている。
「黙ってるだけじゃ何にもならないわよ?」
「うう・・・ごめんなさい」
ちょっと泣きそうになった橙。涙ぐんだ声を聞いた途端、藍は慌てた。
「あわわ、、ごめんね橙。ちょっと言い過ぎちゃったね。お詫びにと言ってもなんだけど、私も一緒について行ってあげよう。」
藍は橙の涙にものすごく弱い。溺愛、とまではいかないがそれなりに愛情は注いでるようだ。
「えぇ〜、いいよ、一人で行けるって」
橙は言った。
「一人じゃ心細いでしょう。それに、あなた一人だと何起こすかわからないもの。」
「わかったよぉ。」
「OKね。それじゃ、準備するから待っててね」
「うん。」
玄関から離れた藍は、意外にもほくそ笑んだ。
(これで、油揚げが食べられる・・・!)
藍は、紫と飲む時、つまみは必ず油揚げなのだ。それがないと落ち着かないくらいには油揚げが大好物である。べつに、油揚げが食べたいがために橙について行くわけではないが。
藍は牛乳と酒、萃香へのおみやげ、おつまみ、食器などを持って戻ってきた。
「さ、行きましょう。」
「はーい!」
二人は夕刻にマヨヒガを出た。相変わらず紫は寝たままである。
道中、歩いていると
ビュン
という鋭い音とともに、天狗がやってきた。
「おやおや。二人揃って、どこまで行かれるんです?」
幻想郷一の早足の天狗、射命丸文である。彼女はかなりの実力を持っているらしいが、取材の時には手抜きしているらしいので、返り討ちにあっていることもある。
「あんたこそ、トレードマークのノートとカメラがないじゃない」
藍がいうと、文は答えた。
「今日は休号ですよ。私も休みを取らないといけないので。あやや?その徳利は?」
文は藍が抱えている袋の中の徳利を興味深そうに見ている。
「この前異変を起こした鬼の萃香の所に行くんだよ。うちの式神が萃香と仲良くなったからね」
「ふふっ、それは微笑ましいことですね、私も、ご一緒させてもらってもいいですかね?」
「そういうと思ったわ。まあいいけど。宴会でどんちゃん騒ぎなんて、いつものことじゃない」
「よかった。まあ宴会を断るなんて、そんな人幻想郷にいませんけど」
そうして、三人は再び歩き始めた。