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東方時空郷 エピソード2 〜 レミリアとフランの過去

2025/09/06 09:54:22
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※こちらは、東方二次創作物語です
 原作とは一切関係ありませんのでご了承下さい

私は…最低…

東方時空郷 エピソード2 〜 レミリアとフランの過去 START

貴方が…フランが…私の妹として生まれてきてくれたのは…
495年も前の事ね…

???「かわいい〜!あの子とは違うわね〜」

私は、人から生まれたけれど…
見た目が異様で…差別されてきた…

レミリア「なんで…貴方だけなのよ…!」

私は、フランだけ優遇されるのが…気に食わなかった…
だから私は、フランを攻撃してしまった…
その時に、噛んでしまって、貴方も吸血鬼になってしまった…
でも貴方は…

フラン「…ごめんなさい…」

貴方のその一言で…
私は酷いことをしてしまったと思ったわ…
でも、貴方も吸血鬼になった事で、皆から嫌われてしまった…

フラン「…怖いよ…お姉様…」

貴方の弱々しい声を聞いて、胸が苦しくなってしまったわ…

レミリア「大丈夫…私がいるから」

必死に励ましていたけど、貴方の泣きそうな顔を見て、私まで怖くなった…
そして、気が付いたら私まで泣いてた…

レミリア「ごめんね…ごめんね…!!」
フラン「…お姉様…」
フラン(お姉様を守らなきゃ…お姉様を…守らなきゃ…!!)

その時、貴方の様子が急変したの…

フラン「キャハハハハハ!!!!お姉様以外!全員消えちゃえ!!!」

貴方がそう唱えた時、外から何かが潰れる音が聞こえた…
外に出ると…

レミリア「…!?」

皆が潰れていたの…

レミリア「…嘘…嘘よ…ね…」
レミリア(フランが…暴走したの…?)

私は、真っ先にフランの安否を確認しにいったわ…
フランは、確かに暴走していた…
今もそうだった…
でも、普通の暴走じゃなかった…
荒れた気配の中に、狂気と闇の気配があった…

レミリア「フラン!やめなさい!!」

私の願いも虚しく、どんどん邪悪な気配が増えていった…

レミリア「…そうだ!」

私は、この森の中にいるとされている大魔法使いに頼もうとしたわ

レミリア「あの魔法使いなら…きっと…!きっとフランの暴走を抑えてくれる…!!!」

私はそう思って、大魔法使いを探した…
きっと辛いのは、あの子…早くどうにかしないと…
そう思って、森の中を駆け回ったわ…

レミリア「…あった…!」

そして、ようやく見つけたの

レミリア「あの!大魔法使いがいるって聞いたの!」

奥から出てきたのは、寝間着姿の子供だった…

???「何?私に何か用?」
レミリア「貴方が…大魔法使い…?」
???「そうよ」
レミリア「…私の妹の暴走を止めてほしいの…」
???「貴方の妹の暴走?そんな大したことないでしょ。貴方が止めなさいよ」
レミリア「…報酬ならいくらでも…好きなものを出す…だから…お願い…私じゃ無理なの…」
???「…その言葉、本当なのね?」
レミリア「えぇ…」
???「魔導書…それがあればやってあげるわ」
レミリア「…魔導書があるかどうかは分からないけれど…本なら腐るほどあるわ…」
???「…分かったわ…引き受ける」
レミリア「ありがとう…!」
???「私の名前はパチュリー・ノーレッジよ」
レミリア「分かったわ、パチュリー…恩に着るわ…」
パチュリー「さあ、いきましょう」
レミリア「えぇ…」

私達は、急いで紅魔館へ向かった…

パチュリー「…!!!!」
レミリア「どうしたの!?」
パチュリー「…貴方が私にお願いするだけあるわね…貴方の妹…とんでもない魔力の持ち主ね…」
レミリア「…そうよね…貴女が言うなら間違いないわ」
パチュリー「関心してないで!行くわよ!」
レミリア「えぇ…!」

そうして、私達二人は、フランの暴走の抑止に成功したわ…

パチュリー「…はあ…はあ…この様子だと…長らくの間は地下へ閉じ込めた方が良いわ…」
レミリア「そんな…」
パチュリー「仕方のない事よ…また再発したらどうするの…?」
レミリア「…」
パチュリー「…お気の毒かもしれないけれど…仕方ない事よ…」
レミリア「…分かったわ…」

そうして、私は空いていた地下室に、あの子を幽閉した…

フラン「お姉様…?嘘でしょ…?お姉様…?どこ…?ねえ…!!お姉様!!!」

貴方の声を聞く度…胸が締め付けられる…
私はそのまま…パチュリーの前で…フランの部屋の前で…
泣き崩れた…

レミリア「…ッ!ごめんね…!フラン…ごめんね!!!」
パチュリー「…」
レミリア「ごめんなさい…!ごめんなさい…!!!」
パチュリー「…大丈夫よ…定期的に会わせてあげるわ…」
レミリア「…ありがとう…パチュリー…!」
パチュリー「大丈夫よ。それじゃ、私は帰るわね。定期的に来るから、その時に会わせるわ」
レミリア「…ねえ…」
パチュリー「どうしたの?ここから先はべt…」
レミリア「…私の家に来ない…?」
パチュリー「…え?」
レミリア「ここなら本もたくさんあるし…部屋もあるし…そっちのほうが良いかなって思って…」
パチュリー「…考えとくわね」
レミリア「…えぇ…」

そうして、パチュリーは帰っていった…
紅魔館はいつにもまして…広くて…寒くて…無音で…寂しかった…

レミリア「…」

私は、孤独の日々を50年続けた…
定期的にパチュリーは来た…
でも、50年に一回の程度だった…

レミリア「…フラン…」

ずっと、思っていた…
でも、変化が起きたのは、495年経った時…

フラン「お姉様!」
レミリア「フラン!?」
フラン「おねえさまぁぁぁ!!!」

フランが、久しぶりに出てきたの

レミリア「フラン…!!フラァァァァン!!!!」

私は、気が付いたら泣いてたわ…
貴方の泣き顔が、今でも蘇る…
でも、それ以上に、貴方といっしょにまた暮らせると思うと、ワクワクして、楽しみだった…
そして…貴方が抱きしめてくれた時…それがいっちばん…体験したもので…いっちばん…あったかかった…

レミリア「ごめんね…!!!ごめんね!!!!」
フラン「…大丈夫…!だって…!また会えたんだもの…!!!」

そうして、私達は気が付いたら眠っていたわ…
ふふ、懐かしいわね…
あれも…もう過去なのね…
私から最期…貴方達に伝えるわ…
…大切なのはスマホでも命でもない…
貴方が命をかけて守れる人…
その人を見つけた時…貴方達は更に強くなってるはずよ…
だから…その人を見つけたら…大切にして…

東方時空郷 エピソード2 〜 レミリアとフランの過去 END
どうも、ゆっくりAです
最近は、Googleで「東方創」って打つだけで自分の作品が出てくるようになって大感激です
アレンジやプログラミングで忙しいですが、投稿しました
頑張ったので、辛辣なコメントは控えて下さい
ほんとお願いしますよ…(^^;
まあ何はともあれ、投稿出来て良かった(^^

それじゃ、次の物語で逢いましょうか

by,ゆっくりA
ゆっくりA
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