遅れてすみません…いろいろあったんですよ…すみません、頑張りますからぁ…!
なんやかんやで10話目達成!いや~、めでたいですなぁ!初投稿が10月16日!そこから14日間、ほぼ毎日の投稿となっています!紅魔郷が終わり、妖々夢に入ってますね!ではここで…
前回までのあらすじ‼
突然幻想郷そこで食堂を営んでみることに!食堂を営んでみることに!迫る異変、新たな出会い!これからもよろしく!
どぉぞ
~翌日~
今は朝ご飯を食べ終わったころで、縁側でお茶を飲んでいた。一口含み、喉を鳴らして飲み込む。ふぅ、と一息をつくと、俺の右からふふ、と笑う声が聞こえてくる。俺の右には、幽々子が座っていて、俺のことをじっと見ていた。
来人「…あの、そんな見つめなくても…」
幽々子「あら、見守っていないとまた迷子になるかもしれないでしょ」
来人「…」
幽々子「だからいるの」
その言葉に俺は何も言えなかった。実は俺、昨日の夜白玉楼で迷子になった。夜ということで、助けが来るのはあまり考えられなかったが、たまたま幽々子が一人で月見酒をしていたので、その時は助かった。だが、それから幽々子はずっとこの様子だ。少し甘やかすようになった。よく会って2日でそんなことできるな。
そう思っていると幽々子は俺のお茶菓子として置いてあった大福をほおばる。俺は甘いものが好きなので、ただで取られるわけにはいかない。幽々子はそれを狙っているのか、煽るような表情で俺を見てくる。そもそも俺のために用意されたのに、なぜ幽々子が食っているんだろう。まぁいい。ここはノってやるか。
来人「…どら焼き、三食団子」
幽々子「なッ!?」
来人「フフフ…」
幽々子「クッ…!」
俺はいろんな和菓子を能力で出し、一々幽々子に見せつけながら口に入れてく。そうして、2つのどら焼きと3つの饅頭、4枚目のせんべい、3本目の3色団子を食べ終わったときに、やっと幽々子から謝罪の言葉を聞くことができた。
幽々子「ごめんなさい、もう許して!」
来人「食べ物では俺にかなわない」
幽々子「…それ、便利な能力ねぇ」
来人「やらんぞ?」
幽々子「えぇ、分かってるわよ」
来人「…」
幽々子「…」
来人「…ズズズ」
幽々子「…~♪」
来人「…なぜ無言で頭なでてる?」
なぜか幽々子は何かの鼻歌を刻みながら俺の頭をなで始める。その突拍子もない行動に俺は語彙力がガクッと下がってしまう。別に嫌ではないが、いきなり頭を触られるとびっくりしてしまうので、触る前に何か一言言ってほしいところだ。
幽々子「だって、あなたの反応がかわいらしいもの」
来人「いや、俺は特に何もしてねぇが…」
幽々子「あら、気づいてないの?名で初めてとたん、目を細めていたわ。それを見てると母性ってものがあふれ出てくるのよ」
来人「ふぅん…ちょっと眠いな…」
幽々子「あら、膝を貸してあげましょうか?」
その質問に対して俺は「大丈夫だ」と短く返す。幽々子は「そう」と寂しげにつぶやく。
こいつ、マジでやる気だったのか?てかおかしいんだよな。まだ会って1日しかたってないのに、頭なでたり、膝枕しようとしたり…
そう考えながら、俺は湯飲みを口につけ、それを傾け中身を飲む。目の前に広がっているのは、砂利で海や川などが表せられた砂紋、幾本かの桜の木、風に舞われる桜の花びら。こんなきれいな景色も、この一瞬でしか見られない。また、同じ景色が見られるようにするために、カメラとか写真が発明されたのだろう。そうじゃないとしても、少なくとも俺はそう考えている。
そう思っていると、幽々子が「ねぇ」と尋ねてきた。
幽々子「もし私が負けたら、あとはよろしくね」
来人「めんどくさい」
幽々子「あら、そこは頑張れ、だとか任せろ、とかじゃないかしら。それとも、この結末はもう知ってるの?」
来人「まぁな」
幽々子「あら、素直ね。素直な子は好きよ。子供らしくっていいもの」
幽々子は袖で口元を隠しながら、クスクス、と微笑の表情を浮かべる。背景と相まって美しく見えた幽々子に俺は少しの間見とれてしまった。しばらく静寂が流れて、再び幽々子が口を開く。
幽々子「ねぇ」
来人「ん?」
幽々子「…この先のことも、知ってるのかしら?」
来人「まぁ、そうだな、ある程度の所までなら。西行妖のことも知ってるぞ。」
幽々子「それって、つまらないじゃないかしら?」
来人「…俺は、そうでもないかな。なんか、好きな物語の中に入って、主人公と一緒に進む感じ。それも体験できるってかな。あ、そうそう。主人公には主人公補正というのがあってな」
幽々子「あら、それってどういうものかしら?」
来人「そうだな…簡単に言えば主人公は負けないってやつだ」
幽々子「じゃあ、ここだと主人公は誰なの?」
来人「ここだと、異変を解決する側の人たちだなぁ」
そういうと、幽々子は「そうなの…」と静かにつぶやく。俺が今言ったことを聞いて、何かを察したのだろう。
そう考えていると、階段の方から「おらー!出てこーい!」という霊夢の声が聞こえてきた。幽々子はその声を聴くと立ち上がり、「頑張ってくるわね」と一言つぶやいて霊夢たちの所へ行った。
来人「さて、どうしようかな…」
紫「暇でございまして?」
来人「そうなんだよ。多分、西行妖が暴走すると思うんだけど…それまで暇なんだよな」
紫「あら、急に話しかけたのに反応もされないだなんて、心臓がお強いお方ですこと」
来人「いいからなんか暇つぶしない?」
紫「厳しいお方。それなら、私の式と戦う、というのはどうでしょう?」
藍「え゛っ」
来人「…強い?」
紫「確かめないと、わかりませんわ」
藍「ゆ、紫様?」
紫と俺の会話を聞いている蘭は、困った表情であたふたしている。相当俺にビビってn「紫様、いくらここに来れる人間といえど、私が負けるわけがございませんよ…?」…こいつ、負けを教えてやる…!
紫「藍。さっきも言ったけど、確かめなければわからないこともあるのよ」
藍「ですが…どうせすぐ死ぬ人間ですよ?せいぜい生きながらえてもらわないと…」
来人「おいコラちょっと表出ろや狐ヤロウ。お前の目の前で油揚げ食いつくしてやる」
藍「おい人間、調子こいてんちゃうぞ?私の前で油揚げを食い尽くすだぁ?やれるもんならやってみぃ!」
紫「あらあら、会ったばかりなのに仲が良いことね」
俺は白玉楼の庭を借りることにした。まあぐちゃぐちゃになるだろうが…そこは妖夢、頑張ってくれ。悪いのは目の前にいる調子乗ってる女狐なんだ。文句ならこいつに言え。しっかも偉そうに関西弁使うしよォ。こいつぁゆるせn「紫様、スペルカードはいらないです」…こいつ、バカだな。つまりあれだろ、何でもありってことだな。やり放題だな…ッ‼
藍「遅い」
くっそ、尻尾を使ってきやがった。きれいにおなかに穴が開いちまった。【はねやすめ】【つるぎのまい】×3【カウンター】
藍「ッ‼」
来人「へへww遅いって言ってた相手から攻撃をくらってやがんのwww」
藍「貴様ァ!」
来人「ザ・ワールド‼」
相手を挑発し、動きをわかりやすくしてから攻撃を仕掛ける。これが俺の戦法だ。近くで見ると飛んだ美女だな。これと言って欲情するわけではないが…帽子とったろ。…意外とでけぇな、コレ。
来人「【かなしばり】【でんじは】」
ま、【かなしばり】は本来とは違う使い方だが 、動きを止めるにはちょうどいい。それに、【でんじは】もつけてるし、よほどのことがなければ解けないだろう。ダメ押しにハイエロファンとで縛ってやる。
来人「時は動き出す」
藍「…なッ!動けん…それは私の帽子だ!返せ!」
来人「これが何かわかるか?」
藍「なんだそれは…ッ‼あ、油揚げ…!」
俺は能力で出した油揚げをほおばる。
来人「あむっ…ん~♪うまいうまい!」
藍「な、あ…!くっそ、体が言うことを聞かないっ…!」
俺と蘭がそんなやり取りをしているとき、紫は橙と話していた。いったい何を話してるんだろう。ま、今は煽るだけだ。油揚げうまうま。
紫「橙?ちぇ~ん?」
橙「はい!紫しゃま、何でしょう?」
紫「あなた、あの人間か藍、どっちに勝ってほしい?」
橙「もちろん藍しゃまです!頑張ってください!藍しゃま!」
紫「じゃあちょっといじるわね」
そういうと紫は藍に向けて手のひらを突き出す。指を不規則に動かしているその姿は、藍に何かを施しているように見える。しばらくすると、本来動けないはずの藍が急に動き出し、俺の顔面を殴り飛ばした。
藍「…申し訳ございません、紫様」
紫「油断しないの。ほら、来るわよ」
来人「とくせい【ぎゃくばり】【インファイト】!」
藍「ぐッ‼」
らいとは ぼうぎょが あがった!
らいとは とくぼうが あがった!
俺は拳を打ち続ける。続けざまに2枚、3枚と【インファイト】を使いまくり、防御も特防も上がり続ける。だが、次第に慣れていったのか、9本の尻尾で少しづつ裁かれていく。藍はバックステップで俺の攻撃の波から抜け、両手から狐火を俺に撃ってくる。俺はすでにとくぼうが6段階上昇しているため大丈夫かと思ったが、さすがは九尾の狐…体力の4分の1が削られた。
藍「チッ!」
来人「ふぅ…【はねやすめ】」
橙「藍しゃまー!頑張ってー!」
紫「ホラもっと気張っていきなさいよぉ」
藍「分かって、ます…!」
…こうしてみると八雲一家って名前の漢字一文字なんだなぁ。そろそろ幽々子の方も終わりを迎えるだろう。俺の方も決着をつけなきゃな。
続く…!
なんやかんやで10話目達成!いや~、めでたいですなぁ!初投稿が10月16日!そこから14日間、ほぼ毎日の投稿となっています!紅魔郷が終わり、妖々夢に入ってますね!ではここで…
前回までのあらすじ‼
突然幻想郷そこで食堂を営んでみることに!食堂を営んでみることに!迫る異変、新たな出会い!これからもよろしく!
どぉぞ
~翌日~
今は朝ご飯を食べ終わったころで、縁側でお茶を飲んでいた。一口含み、喉を鳴らして飲み込む。ふぅ、と一息をつくと、俺の右からふふ、と笑う声が聞こえてくる。俺の右には、幽々子が座っていて、俺のことをじっと見ていた。
来人「…あの、そんな見つめなくても…」
幽々子「あら、見守っていないとまた迷子になるかもしれないでしょ」
来人「…」
幽々子「だからいるの」
その言葉に俺は何も言えなかった。実は俺、昨日の夜白玉楼で迷子になった。夜ということで、助けが来るのはあまり考えられなかったが、たまたま幽々子が一人で月見酒をしていたので、その時は助かった。だが、それから幽々子はずっとこの様子だ。少し甘やかすようになった。よく会って2日でそんなことできるな。
そう思っていると幽々子は俺のお茶菓子として置いてあった大福をほおばる。俺は甘いものが好きなので、ただで取られるわけにはいかない。幽々子はそれを狙っているのか、煽るような表情で俺を見てくる。そもそも俺のために用意されたのに、なぜ幽々子が食っているんだろう。まぁいい。ここはノってやるか。
来人「…どら焼き、三食団子」
幽々子「なッ!?」
来人「フフフ…」
幽々子「クッ…!」
俺はいろんな和菓子を能力で出し、一々幽々子に見せつけながら口に入れてく。そうして、2つのどら焼きと3つの饅頭、4枚目のせんべい、3本目の3色団子を食べ終わったときに、やっと幽々子から謝罪の言葉を聞くことができた。
幽々子「ごめんなさい、もう許して!」
来人「食べ物では俺にかなわない」
幽々子「…それ、便利な能力ねぇ」
来人「やらんぞ?」
幽々子「えぇ、分かってるわよ」
来人「…」
幽々子「…」
来人「…ズズズ」
幽々子「…~♪」
来人「…なぜ無言で頭なでてる?」
なぜか幽々子は何かの鼻歌を刻みながら俺の頭をなで始める。その突拍子もない行動に俺は語彙力がガクッと下がってしまう。別に嫌ではないが、いきなり頭を触られるとびっくりしてしまうので、触る前に何か一言言ってほしいところだ。
幽々子「だって、あなたの反応がかわいらしいもの」
来人「いや、俺は特に何もしてねぇが…」
幽々子「あら、気づいてないの?名で初めてとたん、目を細めていたわ。それを見てると母性ってものがあふれ出てくるのよ」
来人「ふぅん…ちょっと眠いな…」
幽々子「あら、膝を貸してあげましょうか?」
その質問に対して俺は「大丈夫だ」と短く返す。幽々子は「そう」と寂しげにつぶやく。
こいつ、マジでやる気だったのか?てかおかしいんだよな。まだ会って1日しかたってないのに、頭なでたり、膝枕しようとしたり…
そう考えながら、俺は湯飲みを口につけ、それを傾け中身を飲む。目の前に広がっているのは、砂利で海や川などが表せられた砂紋、幾本かの桜の木、風に舞われる桜の花びら。こんなきれいな景色も、この一瞬でしか見られない。また、同じ景色が見られるようにするために、カメラとか写真が発明されたのだろう。そうじゃないとしても、少なくとも俺はそう考えている。
そう思っていると、幽々子が「ねぇ」と尋ねてきた。
幽々子「もし私が負けたら、あとはよろしくね」
来人「めんどくさい」
幽々子「あら、そこは頑張れ、だとか任せろ、とかじゃないかしら。それとも、この結末はもう知ってるの?」
来人「まぁな」
幽々子「あら、素直ね。素直な子は好きよ。子供らしくっていいもの」
幽々子は袖で口元を隠しながら、クスクス、と微笑の表情を浮かべる。背景と相まって美しく見えた幽々子に俺は少しの間見とれてしまった。しばらく静寂が流れて、再び幽々子が口を開く。
幽々子「ねぇ」
来人「ん?」
幽々子「…この先のことも、知ってるのかしら?」
来人「まぁ、そうだな、ある程度の所までなら。西行妖のことも知ってるぞ。」
幽々子「それって、つまらないじゃないかしら?」
来人「…俺は、そうでもないかな。なんか、好きな物語の中に入って、主人公と一緒に進む感じ。それも体験できるってかな。あ、そうそう。主人公には主人公補正というのがあってな」
幽々子「あら、それってどういうものかしら?」
来人「そうだな…簡単に言えば主人公は負けないってやつだ」
幽々子「じゃあ、ここだと主人公は誰なの?」
来人「ここだと、異変を解決する側の人たちだなぁ」
そういうと、幽々子は「そうなの…」と静かにつぶやく。俺が今言ったことを聞いて、何かを察したのだろう。
そう考えていると、階段の方から「おらー!出てこーい!」という霊夢の声が聞こえてきた。幽々子はその声を聴くと立ち上がり、「頑張ってくるわね」と一言つぶやいて霊夢たちの所へ行った。
来人「さて、どうしようかな…」
紫「暇でございまして?」
来人「そうなんだよ。多分、西行妖が暴走すると思うんだけど…それまで暇なんだよな」
紫「あら、急に話しかけたのに反応もされないだなんて、心臓がお強いお方ですこと」
来人「いいからなんか暇つぶしない?」
紫「厳しいお方。それなら、私の式と戦う、というのはどうでしょう?」
藍「え゛っ」
来人「…強い?」
紫「確かめないと、わかりませんわ」
藍「ゆ、紫様?」
紫と俺の会話を聞いている蘭は、困った表情であたふたしている。相当俺にビビってn「紫様、いくらここに来れる人間といえど、私が負けるわけがございませんよ…?」…こいつ、負けを教えてやる…!
紫「藍。さっきも言ったけど、確かめなければわからないこともあるのよ」
藍「ですが…どうせすぐ死ぬ人間ですよ?せいぜい生きながらえてもらわないと…」
来人「おいコラちょっと表出ろや狐ヤロウ。お前の目の前で油揚げ食いつくしてやる」
藍「おい人間、調子こいてんちゃうぞ?私の前で油揚げを食い尽くすだぁ?やれるもんならやってみぃ!」
紫「あらあら、会ったばかりなのに仲が良いことね」
俺は白玉楼の庭を借りることにした。まあぐちゃぐちゃになるだろうが…そこは妖夢、頑張ってくれ。悪いのは目の前にいる調子乗ってる女狐なんだ。文句ならこいつに言え。しっかも偉そうに関西弁使うしよォ。こいつぁゆるせn「紫様、スペルカードはいらないです」…こいつ、バカだな。つまりあれだろ、何でもありってことだな。やり放題だな…ッ‼
藍「遅い」
くっそ、尻尾を使ってきやがった。きれいにおなかに穴が開いちまった。【はねやすめ】【つるぎのまい】×3【カウンター】
藍「ッ‼」
来人「へへww遅いって言ってた相手から攻撃をくらってやがんのwww」
藍「貴様ァ!」
来人「ザ・ワールド‼」
相手を挑発し、動きをわかりやすくしてから攻撃を仕掛ける。これが俺の戦法だ。近くで見ると飛んだ美女だな。これと言って欲情するわけではないが…帽子とったろ。…意外とでけぇな、コレ。
来人「【かなしばり】【でんじは】」
ま、【かなしばり】は本来とは違う使い方だが 、動きを止めるにはちょうどいい。それに、【でんじは】もつけてるし、よほどのことがなければ解けないだろう。ダメ押しにハイエロファンとで縛ってやる。
来人「時は動き出す」
藍「…なッ!動けん…それは私の帽子だ!返せ!」
来人「これが何かわかるか?」
藍「なんだそれは…ッ‼あ、油揚げ…!」
俺は能力で出した油揚げをほおばる。
来人「あむっ…ん~♪うまいうまい!」
藍「な、あ…!くっそ、体が言うことを聞かないっ…!」
俺と蘭がそんなやり取りをしているとき、紫は橙と話していた。いったい何を話してるんだろう。ま、今は煽るだけだ。油揚げうまうま。
紫「橙?ちぇ~ん?」
橙「はい!紫しゃま、何でしょう?」
紫「あなた、あの人間か藍、どっちに勝ってほしい?」
橙「もちろん藍しゃまです!頑張ってください!藍しゃま!」
紫「じゃあちょっといじるわね」
そういうと紫は藍に向けて手のひらを突き出す。指を不規則に動かしているその姿は、藍に何かを施しているように見える。しばらくすると、本来動けないはずの藍が急に動き出し、俺の顔面を殴り飛ばした。
藍「…申し訳ございません、紫様」
紫「油断しないの。ほら、来るわよ」
来人「とくせい【ぎゃくばり】【インファイト】!」
藍「ぐッ‼」
らいとは ぼうぎょが あがった!
らいとは とくぼうが あがった!
俺は拳を打ち続ける。続けざまに2枚、3枚と【インファイト】を使いまくり、防御も特防も上がり続ける。だが、次第に慣れていったのか、9本の尻尾で少しづつ裁かれていく。藍はバックステップで俺の攻撃の波から抜け、両手から狐火を俺に撃ってくる。俺はすでにとくぼうが6段階上昇しているため大丈夫かと思ったが、さすがは九尾の狐…体力の4分の1が削られた。
藍「チッ!」
来人「ふぅ…【はねやすめ】」
橙「藍しゃまー!頑張ってー!」
紫「ホラもっと気張っていきなさいよぉ」
藍「分かって、ます…!」
…こうしてみると八雲一家って名前の漢字一文字なんだなぁ。そろそろ幽々子の方も終わりを迎えるだろう。俺の方も決着をつけなきゃな。
続く…!