こんにーちゃ!海鮮丼丸です、だぁよ!今日はリアルで和菓子が食べれて気分が上々だヨ!(裏声)
…ゴホッゴホッ…最近花粉とかがひどくてね~。みんなも、気を付けるんじゃぞ~(オーキド風)
前回のあらすじィィ!(キョウリュウジャー風)
フランと仲直り(?)した来人!よかったね!ほほえましい展開、終わりを迎えた宴会!
そして今回から!妖々夢突入なるのか!?
それではどうz痛っ…紙?どれどれ
【それではどうぞ!】
…だれだよ
紅魔郷が終わり、数か月がたった。俺は幻想郷にも、人里にも良くなじみ、ここの店も人里では結構有名になった。有名になったとはいえ、この店に来るためには人里から少し出なければならないため、来客は男の人が多い。それに、安全のため営業時間にも気を使っていて、日の入りの30分前には帰らせている。で、夜になると鯢呑亭の美宵みたいに妖怪に対しても一応はやってる。なかなか来ないとはいえ、この前はルーミアがミスティア連れてきたし、最近は慧音が妹紅を連れてきた。そして今は、昼間の接客時間である。
豊田「いや~!ここの料理はいつ食っても飽きねぇ味だ!どんな飯よりうまい‼」
来人「そりゃそうですよ。俺は『ウマくて飽きない』を目標にしてるんだから」
今俺としゃべっていたのは豊田さん。正直に言おう。俺も初めて名前を聞いたときは大手自動車メーカーの人かな?って思ったもん。この人が初めて来たのは俺がここにきて一週間ぐらいだ。その時はまだ噂もちょっとたってるかたってないかぐらいの時に来たので、ここまで来れた経緯を聞いたら、「うまそうな臭いがした!」と返された。ちょうどその時、自分用に牛丼を作っていたので、きっとそれにつられたのだろう。俺はここが食堂であると説明すると、豊田は「このうまそうな臭いのやつで!」と言ってきたので、牛丼を提供した。すると、彼はうまい、うまいとつぶやきながら牛丼にがっついた。そこから、よくここに来るようになった。いわゆる、常連ってやつだ。
豊田「でも、今日のもうまかったなァ!…えーと、何だっけ…そうだ!この【おむらいす】っていうの!具材が入った赤く色づけられた米に、まるで布団をかけるかのように乗せられた玉子!薄いのにふんわりしてて、最高にうまい‼そして玉子にかけられた赤い調味料!しょっぱいのがこれに合うんだな~!」
来人「いやいや、そんな大げさに言わなくても~」
豊田「そんな卑下すんなって!これはうまいの一言じゃ済ませねぇんだよ!」
俺たち二人が雑談に花を咲かせていると、食堂の入り口についているベルがチリンとなった。
来人「あ、いらっしゃいませ~」
豊田「じゃ、俺はもうそろそろ行くとするよ。お金はここに置いておくぜ」
来人「はい。またのご来店をお待ちしております!」
豊田「おう!じゃあな…っと、すまない…ッ‼」
豊田が店から出ようとすると、ちょうど入ってきたお客さんにぶつかってしまう。彼は謝ろうとしたが、相手の姿を見たとたん尻もちをつき、目を大きく見開いた。その正体は、なんと妖怪だったのだ。身長は165くらい。人型だが目が赤く、腕が普通の人より2倍ぐらい太いのだ。
鬼斗「俺ぁ鬼斗(きっと)。相棒の火斗(かっと)を探しに来たんだが…こいつぁラッキーだ。まさか腹ごしらえもできるだなんてなァ!」
そういうと鬼斗は尻もちをついている豊田に向けて腕を振りおろす。俺はすぐにザ・ワールドを発動し、彼をカウンターへと運ぶ。解除した後、豊田は驚いていたが、すぐに状況を飲み込み、俺の後ろへと隠れる。
鬼斗「…おかしいなぁ。なぜあいつはあそこにいる?それに、普通ならこんな床ぐらい壊せるはずなんだが…まぁいい。どうせお前だろう?」
来人「そうだと言ったら、どうする?」
鬼斗「攻撃を仕掛ける」
さすがは妖怪だ。冷静さをかけずに床から拳を上げ、俺に振りかざす。俺はあえてよけずにそれを受ける。その行動にさすがの鬼斗も驚きを隠せていなかった。豊田には、焦りの表情も見えている。
来人「…【きあいのタスキ】…」
鬼斗「…普通ならこれで人間の頭は吹っ飛ぶんだがなぁ…」
豊田「ららら来人!?ダダダ大丈夫かよ!」
来人「大丈夫だから、落ち着け」
鬼斗は、やっと俺のことを危険視し、警戒を始める。
てか、鬼斗と火斗ってさ、合わせるとキ○トカットだよね。なんでこんな名前似ている奴が多い?
そんな変なことを考えながら、わざマシン【つるぎのまい】と【こうそくいどう】を使って攻撃と素早さを六段階づつ上げる。そして、さらにもう二枚のわざマシンを取り出しながら再びザ・ワールドをする。
来人「メシ処に襲いに来るとは、いい度胸だ。だから、全力で行くぞ。わざマシン【カウンター】、【きしかいせい】」
さっきの鬼斗の攻撃で俺はHPを1にしておいたのだ。本当に【きあいのタスキ】は便利だ。
まずは鬼斗くらった分の2倍のダメージを腹与えておく。鬼斗はくの字の体制になるが、時を止めているため、反応はない。次に、スタプラを出し、【きしかいせい】を発動する。
スタプラ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ‼」
来人「そして、時は動き出す」
鬼斗「グッ!?」
豊田「え!?」
鬼斗は何が起きたかわからず、だが考える暇もなかった。店の壁まで吹っ飛び、そのまま激突する。豊田はその様子を見て驚き、俺の方をじっと見つめる。そりゃそうだろうな。今まで雑談をしていた人がいきなり妖怪と戦って有利な状況になっているんだからな。無理はない。だが、これがトラウマにならなければいいんだが…
豊田「来人…?」
来人「…○こでもドア…火斗の所へ」
俺はそうつぶやき、ドアノブを握る。扉を開くと、「うわっ」と聞こえた。そこにいたのは、身長は低めだが、人型の青い目をした、青い炎の冠のようなものを頭につけた者がいた。
来人「お前が火斗か?」
火斗「あぁ、そうだが…」
俺は傷だらけの鬼斗を火斗の前に寝転がす。
火斗「き、鬼斗!いったい…?」
来人「いや、ケンカうってきたから…あぁ、そいつに『来るなら夜に』って言っといて」
火斗「相棒が迷惑をかけたな」
俺はまたどこでも○アから店に戻り、豊田に「大丈夫か」と尋ねる。豊田にケガはなかったようで、目立った外傷は見られない。俺の子を怖がるかと思ったが、カッコいいだの、俺を守ってくれてありがとうと言われた。
来人「本当に一人でいいのか?」
豊田「あぁ、大丈夫だ!…今日はいろいろありがとうな!」
来人「どういたしまして。気を付けて行けよ~!」
豊田「分かってるって!じゃあな!」
先ほど襲われたことを忘れているかのような立ち振る舞いを見せる豊田。これなら大丈夫…かな?
彼は姿が見えなくなるまで手を振っていた。いつものことだ。俺は食堂に戻ると、後片付けと妖怪用の準備を始めた。
来人「…もうすぐ、冬か」
俺はこの後、長引く冬に違和感を感じ始めるのだった。
…ゴホッゴホッ…最近花粉とかがひどくてね~。みんなも、気を付けるんじゃぞ~(オーキド風)
前回のあらすじィィ!(キョウリュウジャー風)
フランと仲直り(?)した来人!よかったね!ほほえましい展開、終わりを迎えた宴会!
そして今回から!妖々夢突入なるのか!?
それではどうz痛っ…紙?どれどれ
【それではどうぞ!】
…だれだよ
紅魔郷が終わり、数か月がたった。俺は幻想郷にも、人里にも良くなじみ、ここの店も人里では結構有名になった。有名になったとはいえ、この店に来るためには人里から少し出なければならないため、来客は男の人が多い。それに、安全のため営業時間にも気を使っていて、日の入りの30分前には帰らせている。で、夜になると鯢呑亭の美宵みたいに妖怪に対しても一応はやってる。なかなか来ないとはいえ、この前はルーミアがミスティア連れてきたし、最近は慧音が妹紅を連れてきた。そして今は、昼間の接客時間である。
豊田「いや~!ここの料理はいつ食っても飽きねぇ味だ!どんな飯よりうまい‼」
来人「そりゃそうですよ。俺は『ウマくて飽きない』を目標にしてるんだから」
今俺としゃべっていたのは豊田さん。正直に言おう。俺も初めて名前を聞いたときは大手自動車メーカーの人かな?って思ったもん。この人が初めて来たのは俺がここにきて一週間ぐらいだ。その時はまだ噂もちょっとたってるかたってないかぐらいの時に来たので、ここまで来れた経緯を聞いたら、「うまそうな臭いがした!」と返された。ちょうどその時、自分用に牛丼を作っていたので、きっとそれにつられたのだろう。俺はここが食堂であると説明すると、豊田は「このうまそうな臭いのやつで!」と言ってきたので、牛丼を提供した。すると、彼はうまい、うまいとつぶやきながら牛丼にがっついた。そこから、よくここに来るようになった。いわゆる、常連ってやつだ。
豊田「でも、今日のもうまかったなァ!…えーと、何だっけ…そうだ!この【おむらいす】っていうの!具材が入った赤く色づけられた米に、まるで布団をかけるかのように乗せられた玉子!薄いのにふんわりしてて、最高にうまい‼そして玉子にかけられた赤い調味料!しょっぱいのがこれに合うんだな~!」
来人「いやいや、そんな大げさに言わなくても~」
豊田「そんな卑下すんなって!これはうまいの一言じゃ済ませねぇんだよ!」
俺たち二人が雑談に花を咲かせていると、食堂の入り口についているベルがチリンとなった。
来人「あ、いらっしゃいませ~」
豊田「じゃ、俺はもうそろそろ行くとするよ。お金はここに置いておくぜ」
来人「はい。またのご来店をお待ちしております!」
豊田「おう!じゃあな…っと、すまない…ッ‼」
豊田が店から出ようとすると、ちょうど入ってきたお客さんにぶつかってしまう。彼は謝ろうとしたが、相手の姿を見たとたん尻もちをつき、目を大きく見開いた。その正体は、なんと妖怪だったのだ。身長は165くらい。人型だが目が赤く、腕が普通の人より2倍ぐらい太いのだ。
鬼斗「俺ぁ鬼斗(きっと)。相棒の火斗(かっと)を探しに来たんだが…こいつぁラッキーだ。まさか腹ごしらえもできるだなんてなァ!」
そういうと鬼斗は尻もちをついている豊田に向けて腕を振りおろす。俺はすぐにザ・ワールドを発動し、彼をカウンターへと運ぶ。解除した後、豊田は驚いていたが、すぐに状況を飲み込み、俺の後ろへと隠れる。
鬼斗「…おかしいなぁ。なぜあいつはあそこにいる?それに、普通ならこんな床ぐらい壊せるはずなんだが…まぁいい。どうせお前だろう?」
来人「そうだと言ったら、どうする?」
鬼斗「攻撃を仕掛ける」
さすがは妖怪だ。冷静さをかけずに床から拳を上げ、俺に振りかざす。俺はあえてよけずにそれを受ける。その行動にさすがの鬼斗も驚きを隠せていなかった。豊田には、焦りの表情も見えている。
来人「…【きあいのタスキ】…」
鬼斗「…普通ならこれで人間の頭は吹っ飛ぶんだがなぁ…」
豊田「ららら来人!?ダダダ大丈夫かよ!」
来人「大丈夫だから、落ち着け」
鬼斗は、やっと俺のことを危険視し、警戒を始める。
てか、鬼斗と火斗ってさ、合わせるとキ○トカットだよね。なんでこんな名前似ている奴が多い?
そんな変なことを考えながら、わざマシン【つるぎのまい】と【こうそくいどう】を使って攻撃と素早さを六段階づつ上げる。そして、さらにもう二枚のわざマシンを取り出しながら再びザ・ワールドをする。
来人「メシ処に襲いに来るとは、いい度胸だ。だから、全力で行くぞ。わざマシン【カウンター】、【きしかいせい】」
さっきの鬼斗の攻撃で俺はHPを1にしておいたのだ。本当に【きあいのタスキ】は便利だ。
まずは鬼斗くらった分の2倍のダメージを腹与えておく。鬼斗はくの字の体制になるが、時を止めているため、反応はない。次に、スタプラを出し、【きしかいせい】を発動する。
スタプラ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ‼」
来人「そして、時は動き出す」
鬼斗「グッ!?」
豊田「え!?」
鬼斗は何が起きたかわからず、だが考える暇もなかった。店の壁まで吹っ飛び、そのまま激突する。豊田はその様子を見て驚き、俺の方をじっと見つめる。そりゃそうだろうな。今まで雑談をしていた人がいきなり妖怪と戦って有利な状況になっているんだからな。無理はない。だが、これがトラウマにならなければいいんだが…
豊田「来人…?」
来人「…○こでもドア…火斗の所へ」
俺はそうつぶやき、ドアノブを握る。扉を開くと、「うわっ」と聞こえた。そこにいたのは、身長は低めだが、人型の青い目をした、青い炎の冠のようなものを頭につけた者がいた。
来人「お前が火斗か?」
火斗「あぁ、そうだが…」
俺は傷だらけの鬼斗を火斗の前に寝転がす。
火斗「き、鬼斗!いったい…?」
来人「いや、ケンカうってきたから…あぁ、そいつに『来るなら夜に』って言っといて」
火斗「相棒が迷惑をかけたな」
俺はまたどこでも○アから店に戻り、豊田に「大丈夫か」と尋ねる。豊田にケガはなかったようで、目立った外傷は見られない。俺の子を怖がるかと思ったが、カッコいいだの、俺を守ってくれてありがとうと言われた。
来人「本当に一人でいいのか?」
豊田「あぁ、大丈夫だ!…今日はいろいろありがとうな!」
来人「どういたしまして。気を付けて行けよ~!」
豊田「分かってるって!じゃあな!」
先ほど襲われたことを忘れているかのような立ち振る舞いを見せる豊田。これなら大丈夫…かな?
彼は姿が見えなくなるまで手を振っていた。いつものことだ。俺は食堂に戻ると、後片付けと妖怪用の準備を始めた。
来人「…もうすぐ、冬か」
俺はこの後、長引く冬に違和感を感じ始めるのだった。