Coolier - 新生・東方創想話

博麗神社の大宴会

2024/10/26 14:44:52
最終更新
サイズ
4.17KB
ページ数
1
閲覧数
298
評価数
4/6
POINT
460
Rate
13.86

分類タグ

新しいやつ。前の物語とは関係ないけどとりあえず書いた。
こういうのはどうかなぁ…

幻想郷の青空が広がる、平和な一日。いつものように博麗神社は静まり返っていた。境内でのんびりと昼寝をしていた霊夢は、突然聞こえてきた大きな音に目を覚ました。

「霊夢!霊夢!!いるか!?」境内の入口で魔理沙が大声を上げて駆け込んでくる。

「んん……また何よ、魔理沙。私は今、極めて重要な昼寝の最中なんだけど。」霊夢は目をこすりながら、だるそうに起き上がった。

「いいから聞けって!今夜、幻想郷で超大規模な宴会を開くことになったんだ!準備を手伝えよ!」魔理沙が興奮した様子で霊夢に詰め寄る。

「宴会?またかよ……お賽銭も入らないのに、宴会ばかりやってたら神社の管理なんて無理だっての……。」霊夢はため息をつきながら頭をかき、再びゴロンと横になる。

「そんなこと言ってる場合じゃない!レミリアや咲夜たちも参加するし、フランなんて“お祭りだー!”って騒いでたんだぜ!逃げられないぞ!」

その言葉を聞いた途端、霊夢は顔をしかめた。「フランが来るって……?あの破壊力満点の吸血鬼が……?」

「そうそう。しかもパチュリーは何か面白い魔法を披露するって言ってたし、紅魔館の連中はやる気満々だぜ!」魔理沙はにやりと笑い、霊夢の反応を楽しんでいる。

「嫌な予感しかしないわね……。」霊夢は重い腰を上げ、仕方なく準備に取り掛かることにした。


---

大宴会の幕開け

夜になり、幻想郷中から集まった面々が博麗神社に集結していた。境内には豪華な料理や酒が並び、華やかな提灯の灯りが周囲を照らしている。宴会の中心にいるのは、当然のごとくレミリア・スカーレットだ。

「さぁ!今日は私が主催の特別な宴会よ!みんな、存分に楽しむがいいわ!」レミリアは自信たっぷりに宣言し、杯を高く掲げた。

「フフフ、お姉さまがこんなに気合い入れてるなんて、珍しいわね。」フランは嬉しそうに手を叩きながら、周囲の様子を興味深げに見回している。

「皆さま、どうぞご自由にお楽しみください。私たち紅魔館がすべてお世話いたしますので。」咲夜は完璧な微笑みを浮かべながら、料理を次々とテーブルに運び込んでいた。

一方、魔理沙はもうすでに酒を手にし、霊夢の横で大声を上げて笑っていた。「霊夢、ほらほら、飲めよ!こういうときは楽しんだ者勝ちだぜ!」

「……あんた、どんだけ楽しんでるのよ。」霊夢は半ば呆れつつも、一杯だけ酒を手にして杯を傾ける。だが、すぐに何かおかしな気配を感じた。

「ん?何この味……。魔理沙、あんた何か入れた?」

「え?いやいや、入れてないぜ?でも……もしかしたらパチュリーが変な魔法をかけたかもな。さっきから何か企んでたし。」

その瞬間、境内の中心でパチュリーが立ち上がった。「ふふ……今日は特別に、宴会にぴったりの“変身魔法”をかけておいたの。さぁ、みんなお楽しみの時間よ。」

「変身魔法……?」霊夢は不安そうに呟いたが、もう遅かった。宴会に参加していた全員が、一瞬で奇妙な姿に変わってしまった。


---

大混乱の宴会

「うわっ!?私、何これ!?」霊夢が自分の姿を見下ろすと、何と彼女は小さなネズミに変わっていた。

「ハハハ!霊夢、お前ネズミになってるじゃねーか!」魔理沙は大爆笑しながら、だが彼女も同時にカボチャの姿に変わっていた。

「な、何なのよこれ……!?」レミリアは怒り狂った様子で、自分の翼が巨大なコウモリの羽になっているのに気づいた。「パチュリー!何をしたのよ!?」

「ちょっとした宴会の趣向よ。すぐに元に戻るから、楽しみなさい。」パチュリーは淡々と説明しながらも、その顔には楽しそうな笑みが浮かんでいた。

「こんなの、楽しめるわけないでしょ!」咲夜も異様な姿になっており、なんとキッチン用品のナイフが全身に刺さった姿になっていた。

「お姉さま、すっごい!コウモリ姿もかっこいいよ!」フランは大笑いしながら、巨大なピエロに変身していた。

大混乱の中、宴会はますますヒートアップしていく。ネズミの霊夢が走り回る一方で、カボチャの魔理沙が転がり、コウモリのレミリアが空を舞う。誰もが自分の奇妙な姿に戸惑いながらも、次第にその状況を笑い飛ばし始めた。

「まあ、こうなったら仕方ないか。宴会は続行ね。」霊夢はネズミの姿のまま、お酒を飲み干して開き直った。

「そうそう!こういうときこそ、楽しむんだぜ!」魔理沙もカボチャの姿でお酒をグビグビ飲み始める。


---

元に戻るまで

混乱と笑いが続く中、夜は更けていった。やがて、パチュリーの魔法が解け、皆は元の姿に戻った。

「ふぅ……やっと元に戻れたわ。」霊夢は疲れた様子で呟き、再び縁側に腰を下ろした。

「でも、結局楽しかっただろ?」魔理沙がニヤニヤしながら霊夢に言った。

「……まあ、あんたのおかげでな。」霊夢は苦笑しながらも、少し楽しんでいたことを認めた。

宴会は大成功で終わり、幻想郷には再び静けさが戻った。今日の宴会もまた、幻想郷の住人たちにとって忘れられない一夜となった。


---

おしまい。
読んでくれてありがとう。初めてギャグ系を書いたのでわからないことだらけだったけど楽しんでくれたら何よりです
とあるAC乗り
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.60簡易評価
1.100海鮮丼丸です削除
おもしろかった!
頑張って!
…ところで、
レミリアはもともとコウモリの羽だったような気が…?
2.100夜飴削除
カオス大好きギャグ大好きなんでありがてぇ、、
みんな可愛いいいいいいい((
3.100ブラックグリント削除
普通に面白い。あと海鮮丼丸さんと同じこと思った。
5.100南条削除
かわいらしくてよかったです