Coolier - 新生・東方創想話

題名は決まってないけどなんとなく書いてみることにした。   第3話

2024/10/22 21:06:36
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霊夢「…」
来人「……」
霊夢「………」
来人「…………」
霊夢「……………」
来人「…いや、なんか言えよ」

しばらくお互いを黙って見つめ合っていたが、俺は耐え切れず、霊夢に言葉を投げかける。それでも黙っていた霊夢だったが、突然口を開き、俺に質問をしてきた。その内容は、「お前がこの吸血鬼を倒したのか」というものだった。その質問に、俺は「そうだ」と答え、さらに言葉をつづける。

来人「というか、見てたんじゃないのか?」
霊夢「…えぇ、見てたわ。だから信じられなかったのよ。吸血鬼の本気をあんなあっさりと倒すだなんて…あぁ、久しぶりに塩ラーメンが食べたくなってきたわ…」
来人「何言ってんだお前」

ココの霊夢はイメージ通り貧乏そうだ。それで、霊夢は俺に何をしようとしているのか…ん?なんか足音が近づいてくるな…いったい誰だ?

魔理沙「よぉ、霊夢!こんなところにいたのか!いや~、この館なんか見た目より広い気がしてさぁ、ちょっと迷いかけたぜ!」
霊夢「そんなことはどーでもいいけど、アンタ何持ってんの?」
魔理沙「これか?実はここに来る前にデカい図書館にあたってな!そこから魔導書をちょっと借りたんだぜ!」
霊夢「…そこに人(?)は居たの?」

そう霊夢が聞くと、魔理沙はニカっと笑顔を見せ、「弾幕ごっこで倒してきた!」とない胸を張って堂々と威張った。あぁ、パチュリー。君のことは忘れないよ…会ったことないけど。しばらく話していると、やっと魔理沙がこちらに気づき、霊夢に俺のことを質問をする。答えを聞いた魔理沙は、とても驚いた顔をした。

魔理沙「お前、あそこで倒れている吸血鬼の本気状態をスペルカードなしでやっつけたんだって!?」
来人「あぁ、そうだが」
魔理沙「へ~、すごいな!おっと、まずは自己紹介から。私は霧雨魔理沙。普通の魔法使いをやっているぜ!そして後ろで仏頂面してつっ立ってる腋出し巫女が博麗霊夢だ」
来人「俺は十六夜来人。人里の外れで食堂を営んでいる。…まぁ、昨日ここに来たばっかりだが」
霊夢「あのメイドと同じ苗字なのね…」
魔理沙「ん?なんか言ったか?」
霊夢「いえ、何でも」

そう言うと、魔理沙の目が輝き、俺を興味深そうに見てくる。きっと、外来人が来たばっかで異変解決をしたのが珍しいんだろう。「そういえば」と、魔理沙の自己紹介で気になったことを聞いてみることにした。

来人「普通の魔法使いって、どこが普通なんだ?」
魔理沙「…ゑ?」
来人「魔法使いが普通だったら、妖怪はどうなるんだ?
魔理沙「…あまり掘り下げないでくれ」
来人「…そ、そうか」

しばらくの間、俺と魔理沙の間に気まずい沈黙が生まれる。魔理沙は霊夢に助けを求めようと視線を向けるも、霊夢は明後日の方向を向いている。俺もどうしようかと考えていると、タッタッタッと走る音が聞こえてきた。そして、ドアの向こうから姿を見せたのは十六夜咲夜と紅美鈴だった。

美鈴「お嬢様!大丈b…」
咲夜「おじょぉさまぁぁぁぁ‼‼だだだだだ大丈夫ですかぁぁ!?」

先にレミリアを心配した美鈴だが、その後物凄い動揺を見せ、青い顔をした咲夜が美鈴をふっとばしながらぐったりとしているレミリアに駆け寄る。完璧で瀟洒なメイドと慕われている彼女の今の姿を見ている俺たちは、みな少し引いている。ちなみに美鈴もぐったりしている。

レミリア「う、うーん…」
咲夜「お嬢様?お嬢様!目が覚めたんですね!あぁ、本当に良かった!」
レミリア「…なんか、アンタおかしくない?」
咲夜「いいえ滅相もございません!私は十六夜咲夜!幻想郷で、いいえ、この世界で1番!1番ッ!ここ紅魔館の主レミリア・スカーレット様を慕っています完璧で瀟洒なメイドである私が!そんなおかしいなどというわけがございませんでしょう!それに…」
レミリア「わかった!わかったから…!とりあえず離してちょうだい」

なんとこの間、咲夜はずっとレミリアに抱き着きながらレミリアの顔を見てものほぼ息継ぎをし、すごい勢いで自分の魅力を説明している。レミリアはうんざりして咲夜を止める。慣れている手つきで咲夜の自語りを流していたので、過去にも何回もあったんだろう。俺は頃合いを見て二人に話しかける。すると咲夜ははっとした表情をし、服装を整え、いまだ座り込んでいるレミリアに手を差し伸べ、立たせている。ここだけ見ると完璧で瀟洒なメイドであることが理解できるが、先ほどの光景を思い出してしまうと、まさにギャップの差でうぅん、とうなってしまう。

レミリア「先ほどはうちの従者が失礼した。そいえば、自己紹介をしていなかったな。私はかのツェペシュの末裔、レミリア・スカーレットだ。そしてこちらが、私の忠実なる従者、十六夜咲夜。あそこで寝ているのが、紅美鈴だ。」

レミリアが自己紹介を終えたとき、もう二人、とても息を切らした様子の紫色の髪紫のパジャマのような服を着た全身紫な女性__パチュリー・ノーレッジと、赤い髪をして、赤いネクタイと黒いドレスを身に着け、背中に悪魔の翼を付けた女性__小悪魔がいきなり扉から入ってきた。

パチュ「ハァ…ハァ…見つ、けたわyゲホッゲホッゴホッ…」
小悪魔「わわっ大丈夫ですか!?パチュリー様ぁ!」

パチュリーはやはり喘息のようで、いきなりどうしたかと思えば突然咳き込んだ。それを小悪魔は後ろから心配の声をかけながらパチュリーの背中をさすっている。その様子を見ていた魔理沙は、少し気まずそうに、後ずさりをしていたので、俺は魔理沙の後ろに回り込み、肩をつかんだ。

魔理沙「な、何だぜ?」
来人「なぜ、逃げる素振りを見せたのかな?」
魔理沙「何のことだぜ?」
パチュ「ゲホッゲホッ…魔、理沙…!ハァ、ハァ、私の、本を…ゲホッ…返しなさい…!」

パチュリーがそういった瞬間、魔理沙は持っていた箒にまたがり、本の入った風呂敷を担ぎ、ミニ八卦炉を構える。そして飛び立とうとしたとき、俺と咲夜は時を止めた。

来人「おっと」
咲夜「…やはりさっきのはあなたですね」
来人「まぁな。さて…ハイエロファントグリーン」

俺は風呂敷に入った本を咲夜に預け、箒とミニ八卦炉を持ち、ハイエロファンとで拘束をする。そして、周囲の景色に色が戻り、また騒がしい空間に戻った。

魔理沙「んなっ!?いつの間に!」
咲夜「パチュリー様、これを」
パチュ「あ、ありがとう、咲夜。それと…」
来人「そうだな。自己紹介をしないと…俺は十六夜来人。人里の少し離れたところで食堂をやっている。んで、この不届き物が泥棒魔理沙。」
魔理沙「泥棒じゃねぇ!死ぬまで借りるだけだ!それとこの見えないのを何とかしろ!」
霊夢「私は博麗霊夢」
パチュ「よろしくね…ふぅ」

俺たちが自己紹介を終えて少しなごんでいると(魔理沙を除く)、パチュリーが何かを思い出したように「あつ!」と声を出す。レミリアが「どうしたの」と声をかけると、パチュリーが真剣な表情で話し始めた。

パチュ「えぇ、レミィ。実は、地下室の結界が壊れてしまったの。」
レミリア「それは本当?」
パチュ「本当よ。壊れたというより、壊されたの方が正しいかもね」
レミリア「それってつまり…」

と、レミリアとパチュリーは会話を続けている。なんだか、俺はすごい嫌な予感がしてきたんだが…まさかじゃないよな。まさかな…
そう思っていると、いきなり壁がドーンと派手に爆発した。そこには人影があり、飛びながら仁王立ちをしていた。それは、金髪で、七色の宝石のようなものがぶら下がっている翼を持っている少女__フランドール・スカーレットがいた。

レミリア「フ、フラン!?」
フラン「お姉さま…」


つづく……………!


かも
よし、吸血鬼兼魔法少女のフランが出たぞ!やっと次はエクストラボス!さぁみんな!両腕を上げて!『フランチャ~ン!』あと、誤字は適当に報告を!…よし!


次回!題名は決まってないけどなんとなく書いてみることにした。は?
ついに出てきたEXボス!迫る戦い、何かしらの因果!果たして、来人たちはどうなるんだ~!

てことで、いつも言ってますけど、あくまでも予告なんで!そこんとこよろしくぅ!
では!皆さんの好奇心をくすぐられる毎日をお願って!
グットラック!
海鮮丼丸です
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コメント



0.簡易評価なし
1.100とあるAC乗り削除
言う事無し
2.無評価関西ラスティ(関西弁で喋る訳では無い)削除
素晴らしい。それ以外に言葉が見つからない。
3.100夜飴削除
可愛い可愛い可愛いテンパる咲夜さん可愛い(は?
れみりゃ手慣れてて良い良すぎるありがとう(は??