気が付いたら俺は、木造のカウンターに立っていた。周りを見渡す。店の内装は、想像した通りで少し驚いた。これも神様の力なのだろうか。とりあえず、もうちょっと店内を確認するか。
?「誰かいないのか?」
という声と同時に、ノック音も聞こえた。…店は開けてないと思うんだが…ま、いいか。てか誰だろう。
来人「開いてますよー」
?「では、お邪魔させてもらおう」
それと同時に入ってきたのは、白髪の男性__森近霖之助だった。
すげーな。本当に幻想入りしたのか。ということは、ここは人里近くなのだろうか。
霖之助「まず自己紹介から…僕は森近霖之助。香霖堂の店主をしている。」
来人「俺は十六夜来人。今さっき外の世界というやつからやってきた。ここでは食堂をやろうと思っている」
霖之助「外の世界からか!道理であまり見たことがない内装を…あぁ、すまない。なかなか見ないものだったものでね」
聞くと、霖之助は無縁塚へ行った帰り道だったらしい。行く途中では見なかったのに、帰りになると現れたので立ち寄ってみたのだとか。どうやらここは人里近くらしく、この辺の道は比較的安全なのだそうだ。
霖之助「そうだ。外の世界の話や、技術を見せてくれないか?外来人は珍しくてね」
来人「あぁ、いいよ。その代わり、明日、人里と香霖堂へ案内してくれないか?今日は整理したいこともあるからな」
霖之助「それくらいなら構わないよ」
来人「んじゃ、早速。…改めて、俺は十六夜来人。呼び方は何でも構わないぜ。能力は【五感で感じた事を完全再現する程度の能力、対象の現在状況がわかる程度の能力】。体質は、不老、絶対防御、絶対記憶能力って感じかな。」
このことを説明すると、霖之助は目を見張って驚いていた。そうだろうな。ただでさえ能力2つ持ちなのに、不老、絶対防御ときたもんだ。普通なら俺でも驚く。霖之助は、僕の今の状態は分かるのか、と尋ねてきた。俺も使うのは初めてだったので、試しに使ってみることにした。すると、霖之助の頭上にモニターのようなものが現れ、ステータスを移すように表示されている。
来人「ふぅん…少しの空腹、少しの疲れ、いつもより高めの幸福度、か…何かあったか?」
霖之助「いやぁ、すごいね!実は無縁塚で【ホッチキス】というものを拾ってね。髪を束ねる道具らしいんだけど…あぁ、これは僕の能力【 道具の名前と用途が判る程度の能力】というものなんだ。だが、カチカチとしか音が鳴らなくてね…そうだ。君ならわかるかい?」
来人「あぁ、わかるよ。外でも結構使っていたからな。貸してみてくれ。」
俺は霖之助からホッチキスを受け取り、能力で紙を何枚か出す。紙を整え、斜め端をホッチキスで止める。
来人「多分霖之助はしっかりと押し切っていなったんだ」
霖之助「ふむ、これは実に便利だな…ありがとう。君がいなかったらこれの価値を見出せずにいるところだったよ」
来人「あぁ、大丈夫だ。それより、ホッチキスの中には金具が入っていて、それで固定するんだ。だが、使い続けると当たり前だがなくなる。固定ができなくなったらまた来るといい。」
霖之助「いやぁ、今日は本当にいい日だよ。」
来人「そこまでか?まぁ、いいが…そういや、なんか趣味はあるのか?」
霖之助「そうだな…暇なときは読書に励んでいるよ。」
俺はなるほど、と返すと能力で漫画を出す。題名は【ジ〇ジ〇の奇妙な冒険】だ。
霖之助「これは?見たところ、本のようだが…」
来人「これは漫画と言ってな。小説と違って絵とセリフだけで書かれているんだ。これは外の世界で結構人気な漫画で、何部かに分かれているんだ。とりあえず1部を渡すから、気に入ったら続きを渡すぜ。」
霖之助「いやぁ、ほんとにありがとう!ぜひ楽しませてもらうとするよ」
俺は霖之助に漫画の読み方を教えた。その後も、外の化学、技術の話をしたり、漫画やアニメの話もした。ここに来るまでの俺の生い立ち…まぁ、自語りをしたり、霖之助の友人の愚痴を聞いたりもした。…やっぱり霊夢や魔理沙とは仲がいいみたいだ。ほかにも、外の世界のスポーツや娯楽の話をしたが、霖之助の目が輝いていた。どうやら幻想郷には娯楽が少ないらしい。とまぁ、こんな感じに話が弾んで気が付くと6時になっていた。
霖之助「今日は楽しかったよ。ありがとう」
来人「大丈夫だよ。お返しは明日の道案内で十分だ。それだけを知れるのはだいぶデカいからな。」
霖之助「そうだな。じゃ、また明日。」
来人「またな。」
俺は霖之助を外まで見送る。霖之助の姿が見えなくなり、ふぅ、と一息つく。背伸びをし、空を見上げるととある方向から赤い雲のようなものが広がっていた。
来人「これって…紅霧異変…紅魔郷だよな…」
?「誰かいないのか?」
という声と同時に、ノック音も聞こえた。…店は開けてないと思うんだが…ま、いいか。てか誰だろう。
来人「開いてますよー」
?「では、お邪魔させてもらおう」
それと同時に入ってきたのは、白髪の男性__森近霖之助だった。
すげーな。本当に幻想入りしたのか。ということは、ここは人里近くなのだろうか。
霖之助「まず自己紹介から…僕は森近霖之助。香霖堂の店主をしている。」
来人「俺は十六夜来人。今さっき外の世界というやつからやってきた。ここでは食堂をやろうと思っている」
霖之助「外の世界からか!道理であまり見たことがない内装を…あぁ、すまない。なかなか見ないものだったものでね」
聞くと、霖之助は無縁塚へ行った帰り道だったらしい。行く途中では見なかったのに、帰りになると現れたので立ち寄ってみたのだとか。どうやらここは人里近くらしく、この辺の道は比較的安全なのだそうだ。
霖之助「そうだ。外の世界の話や、技術を見せてくれないか?外来人は珍しくてね」
来人「あぁ、いいよ。その代わり、明日、人里と香霖堂へ案内してくれないか?今日は整理したいこともあるからな」
霖之助「それくらいなら構わないよ」
来人「んじゃ、早速。…改めて、俺は十六夜来人。呼び方は何でも構わないぜ。能力は【五感で感じた事を完全再現する程度の能力、対象の現在状況がわかる程度の能力】。体質は、不老、絶対防御、絶対記憶能力って感じかな。」
このことを説明すると、霖之助は目を見張って驚いていた。そうだろうな。ただでさえ能力2つ持ちなのに、不老、絶対防御ときたもんだ。普通なら俺でも驚く。霖之助は、僕の今の状態は分かるのか、と尋ねてきた。俺も使うのは初めてだったので、試しに使ってみることにした。すると、霖之助の頭上にモニターのようなものが現れ、ステータスを移すように表示されている。
来人「ふぅん…少しの空腹、少しの疲れ、いつもより高めの幸福度、か…何かあったか?」
霖之助「いやぁ、すごいね!実は無縁塚で【ホッチキス】というものを拾ってね。髪を束ねる道具らしいんだけど…あぁ、これは僕の能力【 道具の名前と用途が判る程度の能力】というものなんだ。だが、カチカチとしか音が鳴らなくてね…そうだ。君ならわかるかい?」
来人「あぁ、わかるよ。外でも結構使っていたからな。貸してみてくれ。」
俺は霖之助からホッチキスを受け取り、能力で紙を何枚か出す。紙を整え、斜め端をホッチキスで止める。
来人「多分霖之助はしっかりと押し切っていなったんだ」
霖之助「ふむ、これは実に便利だな…ありがとう。君がいなかったらこれの価値を見出せずにいるところだったよ」
来人「あぁ、大丈夫だ。それより、ホッチキスの中には金具が入っていて、それで固定するんだ。だが、使い続けると当たり前だがなくなる。固定ができなくなったらまた来るといい。」
霖之助「いやぁ、今日は本当にいい日だよ。」
来人「そこまでか?まぁ、いいが…そういや、なんか趣味はあるのか?」
霖之助「そうだな…暇なときは読書に励んでいるよ。」
俺はなるほど、と返すと能力で漫画を出す。題名は【ジ〇ジ〇の奇妙な冒険】だ。
霖之助「これは?見たところ、本のようだが…」
来人「これは漫画と言ってな。小説と違って絵とセリフだけで書かれているんだ。これは外の世界で結構人気な漫画で、何部かに分かれているんだ。とりあえず1部を渡すから、気に入ったら続きを渡すぜ。」
霖之助「いやぁ、ほんとにありがとう!ぜひ楽しませてもらうとするよ」
俺は霖之助に漫画の読み方を教えた。その後も、外の化学、技術の話をしたり、漫画やアニメの話もした。ここに来るまでの俺の生い立ち…まぁ、自語りをしたり、霖之助の友人の愚痴を聞いたりもした。…やっぱり霊夢や魔理沙とは仲がいいみたいだ。ほかにも、外の世界のスポーツや娯楽の話をしたが、霖之助の目が輝いていた。どうやら幻想郷には娯楽が少ないらしい。とまぁ、こんな感じに話が弾んで気が付くと6時になっていた。
霖之助「今日は楽しかったよ。ありがとう」
来人「大丈夫だよ。お返しは明日の道案内で十分だ。それだけを知れるのはだいぶデカいからな。」
霖之助「そうだな。じゃ、また明日。」
来人「またな。」
俺は霖之助を外まで見送る。霖之助の姿が見えなくなり、ふぅ、と一息つく。背伸びをし、空を見上げるととある方向から赤い雲のようなものが広がっていた。
来人「これって…紅霧異変…紅魔郷だよな…」
こんな面白い作品を世に送り出してくれてありがとう、、
続き楽しみですけど無理はしないで!!!
続きを楽しみにしています