やっほー。チルノちゃん、今年は暖冬、今どんな気持ち?
アタイに向かってそれだけ吠えられるのは、博麗霊夢だな?
え、違うけど。リグルだけど。
ほう、さぞ名のあるリグルと見た。
『暖冬のだったからなのか、チルノは、日向で日光浴してる蜉蝣を捕まえて尻尾切ってたそんな時の出来事』
「名のある、リグルだからリグルなんだけど」
「うん、リグルはリグルって名乗るのが常識だね」
蜉蝣の切れた尻尾は本体を逃がしてプルプル地面を震えているよ。そんな、様子をチルノは眺めならリグルに対応したのだった。
「チルノちゃんが常識を語るなんて、さては偽者だな?」
「……アタイが、偽者?」
「本当は、チルノちゃんが博麗霊夢なんでしょう?」
「アタイってば、博麗霊夢だったの?」
そういえば、思い当たることがある。博麗霊夢はサイキョウ、チルノもサイキョウだ。
このサイキョウ同士がぶつかるとそのサイキョウはどうなってしまうのです?
そう、融合だ!!!なんでや。
「……今年は暖冬。だから」
「アタイは博麗霊夢になった?」
「わからないよ。それはチルノちゃんの身体の事でしょう? わからない」
「アタイは、アタイは博麗霊夢だった」
ただひたすらサイキョウを求めていた結果が博麗霊夢になることだったのかもしれない。
さっきまで、震えていた蜉蝣の尻尾はもう動いていない。
すべてを知ってしまった結果がこれなのかもしれない。
「……チルノちゃん、違うよ」
「だよねー」
こうして、チルノはリグルと共に釣りにでも行こうかということで、ミミズを掘りに行ったのだった。
オチも微妙かなー
でも、2人の会話、意味のわからなさが妖精、妖怪らしさがでてて、いいですね!
私たちからすれば「どうした?」ってなるような意味不明具合が程よく、とても楽しめました。