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東方人双録 第五章 アセイルの能力

2023/08/14 20:35:41
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〜ざっくりと前回のあらすじ〜
アセイルが霧の湖に落ちた
わかさぎ姫に助けてもらった
アセイルが紅魔館に到着
美鈴から始まりレミリア、フラン、咲夜、霊夢の血を飲む
 以上!
〜本編〜
アセイル「暇だよ〜!」
紅魔館に着いてしばらく経ったが何も起こらず暇を持て余している
レミリア「いきなりどうしたのよ」
レミ姉様が紅茶を飲んでいた手を止めて聞いてきた
アセイル「…だって〜、レミ姉様はモーニングルーティーンだからと言って構ってくれないし、咲夜は仕事中、美鈴は寝てるし、フラ姉様は大図書館に行ってるし、やることがないの」
朝はみんなやることがあって私にかまってくれない
レミリア「そんなこと言われても困るわよ…あっ咲夜〜」
レミ姉様は少し考えてるとなにかを思いついたようで咲夜を呼んだ
 パチン
咲夜「お呼びでしょうか」
咲夜が来た…咲夜、キリッとした顔で言ってるけど
レミリア「…少しツッコんでもいいかしら、どうしてパジャマなのよ」
当然だ、これでツッコまない方がおかしい
咲夜「これはですね、朝起きたらメイド服が全てパジャマになってまして」
ちゃんとした理由だった
レミリア「…イル、あなたの仕業?」
ため息をつきながら聞かれた
アセイル「うーん、身に覚えがないけど」
レミ姉様が私を疑うのも無理ない
咲夜「なぜイル様を疑うのです?」
私のことをほとんど知らない咲夜から見たら当然の疑問だ
レミリア「それは…」
??「レミィ!」
フラン「お姉様!」
とレミ姉様が言いかけたところでフラ姉様とパチュリーがさえぎった
アセイル「どうしたの?そんなに慌てて」
多分大図書館で何かあったのだろう
パチュリー「レミィ!大図書館に…大図書館にあった半分の 本が羽が生えたり足が生えたりして動き回ってるのよ!」
隣でフラ姉様が大きく頷いている
レミリア「イル、咲夜。片付けるの手伝ってあげなさい」
アセイル「暇してたし良いよ」
咲夜「かしこまりました」
もちろんOKをだした
〜大図書館〜
アセイル「うわっ、これはひどい」
そこは本たちが暴れまわっていて小悪魔が押さえつけている
フラン「イルたちが来てくれたからやっと片付けれる」
フラ姉様はほっとしたような顔で言う
アセイル「そうだね、私が来たからもう安心だよ」
そして私は能力を発動させた
アセイル「私の所に本を持ってきて」
そして私は小悪魔が押さえつけている本を触り、元の本へ«変化»させた
パチュリー「やっぱりイルの能力は便利ね」
パチュリーも安心したような顔で言う
フラン「うん、私の能力で羽や足だけを破壊してもまたすぐに生えて来ちゃってどうしようもなかったんだよね」
〜一時間後〜
咲夜「これが1800冊目です」
咲夜はまだまだ余裕そうな顔をしている
アセイル「あ、ありがとう。後何冊?」
流石に疲れてきた
パチュリー「うーん、ざっと1億かしら」
絶対終わらない
フラン「イル、大丈夫?」
心配されてしまった
アセイル「うん、でも補給しないと辛い」
私の能力は使っているとお腹がすごく空く
フラン「わかった、取ってくるね」
そう言って大図書館から出ていった
アセイル「よし、まだ頑張るぞ。ここからは一秒に一冊のペースでいくよ!」
私は意気込みじゃんじゃん戻していく
フラン「持ってきたよ!」
フラ姉様が血液パックを持ってきてくれたようだ
アセイル「ありがとう、フラ姉様」
そして私は飲み干すとさっきよりペースを上げてとりかかる
〜1日後〜
アセイル「お、終わった〜」
私はあれから飲みながらやっていくと1日で終わらせれた
パチュリー「ありがとう、イル。…まさかあの量を1日で終わらせるとは」
パチュリーは信じられないと言うような顔で言ってる
アセイル「うん、正直自分でも驚いてる。てか、疲れた〜。しばらく寝るから、おやすみ〜」
1日中能力を使っていた為、疲れがどっと出た
アセイル「咲夜、適当に部屋借りるってレミ姉様に伝えといて〜」
咲夜に伝言を伝えて私は寝ることにした
咲夜「かしこまりました」
 パチン
もう動いてくれたようだ。咲夜は仕事が速いな〜
アセイル「って事で、おやすみ〜」
大図書館に残っているフラ姉様とパチュリーに挨拶して出ていった
アセイル「ふわぁー、久々に疲れたわー」
もう何もしたくない、早く寝たい。そんな思いでベットに飛び込む
アセイル「…zzz」
〜レミリア目線〜
私はいつものようにティータイムを楽しんでいた
 パチン コンコン
誰かがノックをする。大方咲夜だろう
レミリア「入りなさい」
私はいつものように許可を出す
咲夜「失礼します。イル様からの伝言です。『適当に部屋借りて寝るわー』とのことです」
レミリア(もう終わったの!?)
「ふーん、流石イルね」
1週間ぐらいかかるだろうと思っていたが、まさか1日で終わらせるとは
咲夜「…お嬢様、質問よろしいでしょうか」
レミリア「なにかしら?」
咲夜「イル様の能力は何でしょうか」
やっぱり、イルの能力のことね
レミリア「イルの能力は《変化させる程度の能力》よ」
私は紅茶を口にすすめながら答えた
咲夜「変化、ですか」
レミリア「ええ、でもあの子は〝物理的に〟しかできないわ」
咲夜「〝物理的に〟?」
咲夜は不思議そうに首をかしげる
レミリア「まぁ、そのうちわかるわよ」
はい、今回はなぜかすぐにネタが思いついたので早めに投稿します。イルの能力は少し、いや結構悩みました。そう言いえばパチュリーの年齢設定って100歳ぐらいだっけ?やばい、どうやって昔から知り合いでしたーって風にしよう…そんなことより見てくださってありがとうございました。ぜひコメントよろしくお願いします。次も頑張るぞ!
双店
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コメント



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1.90メアみょん削除
おーイルの能力ってそういうのなんすね
なるほどそりゃ冒頭のパジャマ事件でイルが疑われる訳だ
話は面白かったです!