Coolier - 新生・東方創想話

東方人双録 第四章 〜紅魔館での再会〜

2023/07/26 15:38:20
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〜前回のあらすじ〜
アセイルが霊夢と人里に行く。
そこでアセイルが羽を隠し忘れ、文に写真を撮られ『文々。新聞』に載せられる。
霊夢が文を懲らしめに行く、アセイルは一人で紅魔館に…
〜本編〜
霊夢とわかれて数分走っていると霧が見えてきた
アセイル「うわっ霧が深い、これじゃ辺りが見えづらいな」
と言い、止まろうとしたがその時足を滑らせてしまった
アセイル「うわっ」
 ドボン
どうやら近くに湖があったようで落っこちてしまった
アセイル「ガボボッガボッガボボガ〜(どうしようっ水にっ弱いのに〜)」
もがいているがどんどんしずんでゆく
だが、誰かが近づいてくるのが見えた
??「待ってて、今助けてあげる」
と誰かが手を引いて水から引き上げてくれた
アセイル「ゲホッゲホッ、あ、ありがとう」
とお礼を言う
??「どういたしまして、今日は特に霧が濃いから気をつけてね」
と人魚の少女が言う
アセイル「本当にありがとう、あのままじゃこの世からおさらばすることになってたかもしれないから、えっと…」
と名前もついでに聞く
??「ああ、私はわかさぎ姫」
どうやら人魚の少女はわかさぎ姫と言うようだ
アセイル「私はアセイル・イクシードだよ」
と軽い自己紹介をする
アセイル「そうだ、紅魔館へ行きたいんだけど…」
そこまで言ったら、わかさぎ姫にさえぎられた
わかさぎ姫「あんな恐ろしい館へ行くのはやめておきなさい」
と忠告するように言われる
アセイル「なんで?そんなに危険なの?」
疑問しか出てこなかった
わかさぎ姫「いい?よく聞いてあそこは【レミリア・スカーレット】とゆう吸血鬼が住んでいる館なの、あなたのような少女が行くような場所じゃないわ」
と説明してくれた、まぁやめる気は無いけど
アセイル「それでも私は行くよ」 
と力強く言う
わかさぎ姫「そこまで言うならしかたないけど必ず生きて帰って来ること、命大切にね、紅魔館はそこをまっすぐ行ったさきにあるわ」
と言う、ずいぶんと心配症だな~と思うそんなに心配しなくてもいいのに
アセイル「心配ありがとう、行ってくるね」
と湖から離れた
アセイル(レミリア、レミリアか〜多分レミ姉様のことだよね)
そう少しワクワクしながら紅魔館へ向かう
アセイル「おっ、見えてきた」
霧の中から紅い館が見えてきた
アセイル(ふふっ、脅かそうかな)
と少し、いたずらを仕掛けることにした
アセイル(まずは居眠り門番から…あっ居た)
居眠り門番(美鈴)を見つけたので私は後ろに回り込み首に…
 ガブッ
美鈴「痛っ、さっ咲夜さん?あれ…いない」
と美鈴は咲夜を探したがいないことに気がついたようだ
アセイル(咲夜?誰だろうか?)
と私ば聞き覚えのない名前を聞いた
美鈴「イル様ですか!」
どうやらわかったようだ
アセイル「正解、だけどもう少し吸わせてね」
と私はまだ血を吸わせてもらっている
美鈴「イル様、それ以上吸われると貧血になっちゃいます」
と美鈴の足元がふらつきはじめた
 バタッ
アセイル「美鈴…妖怪だから大丈夫だよね」
吸いすぎて美鈴が倒れてしまった
アセイル「あっじゃあ、レミ姉様たちからも、けっこうもらっちゃおうかな」
と私はレミフラ姉様たちからも、けっこうもらうことにした
 
中に入ると少し違和感を感じた
アセイル「こんなに紅魔館って広いっけ?」
昔の2倍以上広いと感じた
アセイル「でもレミ姉様の部屋についたから早速なかに入ろう」
と中に入る
アセイル「あれ、誰もいない…中で待ってよ」
と待つことにした
〜数分後〜
 ギィィ
ドアが開いた音がした
??「ふぅ〜今日も疲れたわー」
どうやらレミ姉様が入って来たようだ
アセイル(じゃ、美鈴同様後ろから飛びついて吸わせてもらお)
と機会をうかがって飛びつき噛みついた
 ガブッ
レミリア「痛っ、フラン?」
とレミ姉様の妹、フラ姉様だと思ったようでしばらく大人しかった
レミリア(いつもより長い?もう2分も吸てるわよ?)
レミ姉様も違和感を感じはじめたようだ
レミリア「まさか、イル?」
とやっぱり気づいたようだ
アセイル「正解、久しぶりだねレミ姉様」
といいながらも吸い続ける
レミリア「やっぱりね、でもそれ以上は吸わないで」
と言われるが私はやめない、やめる気がない
レミリア「ちょっと?聞いてるの?」
少しイラついてきているようだ
レミリア「いい加減に…」
これ以上時間をかけると殴られそうなので少し急いで吸う
レミリア「あっ…」
 バタッ
レミ姉様も美鈴同様倒れた、わざと倒した
アセイル「…これでしばらく起きれないはず」
いくらレミ姉様といえど血をすべて飲まれれば一時間はかかるはず
アセイル「次は…フラ姉様かな」
次のターゲットはフラ姉様に決めた

〜同時刻〜
??「美鈴は起きてるかしら」
十六夜咲夜、ここ紅魔館のメイド長
門から外へ出ると寝ていた
咲夜「はぁ、また寝てる…」
 パチン
と指を鳴らし時間を止めてナイフを数本投げるそして
 パチン
また指を鳴らし解除する
 グサ
美鈴「…」
起きる気配がない
咲夜「美鈴、起きなさい!…美鈴?」
何かが変だいつもなら声をかければ慌ただしく起きるのに…
咲夜「っ!まさか侵入者がっ!」
 パチン
時を止め、お嬢様の元へ急ぐ

〜アセイル視点〜
アセイル「やっと地下室についた」
なんか本当に紅魔館広くなった気がする
アセイル(フラ姉様なら気配で気づいてしまいそうだから気配は消していこう)
少し意気込みをしてから部屋に入ると昔とは違い普通の部屋がフラ姉様の部屋になっていた
アセイル(そーっと、そーっと)
なるべく音がならないよに入るとフラ姉様が机に向かって座っている
 ガブッ
フラン「痛っ、お姉様?」
なんか、みんな反応一緒で面白くないな~
アセイル(二人ともよく吸血してるのかな?)
二人がお互いの名前を呼んでいるためそう思える
フラン「お姉様、じゃないよね?多分、イルじゃない?」
なんでそんな勘がいいの?
アセイル「なんか、悔しいけど正解だよ」
どうして悔しいのだろう
フラン「やっぱりね…まさかイル、血を飲み尽くすつもり?」
だからなんでそんな勘がいいの!?
アセイル「なんで気づくの?」
本当謎なんだけど、ちょっと恐怖を感じるよ
フラン「でも、私が気づかなかったから今回は大人しく吸われてあげる」
ちょっとありがたいかも?じゃあお言葉に甘えて吸おう
フラン「…っ!…、……」
 ガクッ
フラ姉様の顔が段々と青くなっていき、気を失った

〜咲夜視点〜
 タタタッ
咲夜(お嬢様は無事だろうか)
もしかしたら戦われているかもしれない
 パチン
能力を解除した
咲夜「お嬢様、ご無事ですか!」
っ!これは…
咲夜「お嬢様!」
お嬢様が倒れていた
レミリア「うー…イル〜覚えておきなさいぃ…」
イル?そいつがお嬢様をこんな目にあわせたやつの名か
咲夜「お嬢様の敵は必ずこの咲夜めが…」
そこまでいったところでお嬢様が起きた
レミリア「っ!イルめっ覚えておきなさい」
お嬢様、お元気そうでよかった
咲夜「お嬢様、おはようございま…」
そこまで言ったところでまたさえぎられてしまった
レミリア「こうしちゃいられないわ、フランが危ない!」
どうしてでしょう?妹様ならやられることもないでしょうに
そこまで考えたところでお嬢様が飛び出してしまった
私も妹様の部屋へ急ぐ、そしてそこで見たのは妹様が青白い顔をして気を失っているところだった
アセイル「あれ?なんだもう起きちゃった?」
そうケラケラ笑っている人物、こいつがイルだろう
咲夜「お前、よくも妹様を…」
ついつい私は怒りを表にだしていた
アセイル「…誰かな?あっもしかしてあなたが咲夜?」
私の名前も知っているようだ
 ギリッ
つい私は歯を食いしばった
アセイル「ふーん、やっぱりね…美味しそう」
私は彼女の言葉に恐怖を覚えた
レミリア「…」
お嬢様が何か言いたげに見えた
アセイル「さっきからなんでずっと黙っているの?」
当然といえば当然の疑問だろう
アセイル「…話す気は無い、か」
そろそろイラついてきた、もう攻撃してもいいよね?
 パチン
咲夜「あなたの時間は私のもの…ザ・ワールド」
私は能力を発動し、弾幕ごっこをはじめたが…
 パチン
解除し、相手を見ると消えていた
アセイル「おっと、これはこれは、ご丁寧な挨拶をどうもありがとう…咲夜さん?」
今の一瞬でナイフを避け私の背後へ回り込まれた
咲夜「っ!」
 ガブッ
どうして?時止めもされていないのに、どうして私の背後へ回り込める?
咲夜「っ!……」
突然な脱帽感、頭が、回らない…私の記憶はここで途絶えてしまった

〜アセイル視点に戻ります〜
私は咲夜の血を人間が気絶するぐらい飲んだ
アセイル「ん〜、なんか私、悪役みたいじゃなかった?」
なんか、嫌だな〜咲夜に嫌われたくないのにな〜
レミリア「ふふっ上出来よ、イル」
レミ姉様はちょっとご機嫌だ
アセイル「てか、回復速度が昔より早くない?」
本当に早い、てっきり一時間かかると思ったのに30分もかかってないよ?
レミリア「それはね~鍛えたからよ」
まぁそれしか無いわな
アセイル「てか、美味しかったなーもっとのんでもいいかな?全員?」
だめだと言われるだろうが一応聞く
レミリア「だめよ、絶対に」
あははーやっぱり…
レミリア「って、まだお腹空いてるの?すごいわねー私なんか一人も飲めないのに」
うぅ、ちょっと傷つく
咲夜「うーん」
あっ気がつきそうだ
咲夜「はっ、お嬢様、あいつは」
あいつ呼ばわりか〜ひどいなー
アセイル「やっほー」
と私は手をひらひらさせる
咲夜「お前っお嬢様から離れろ!」
わー、元気いっぱいだ
アセイル「なになに?まだやるの?」
ちょっとケンカ売って見た
レミリア「ストップ、ストーップ。咲夜は警戒しない、イルはケンカ売らない!」
わたしゃ犬かヤンキーか!
アセイル「へいへい、わかったよ」
とりあえず返事しとけばいいでしょ
咲夜「なぜです、お嬢様!こいつは門番はまだ良いですがお嬢様や妹様までにも危害を加えたのですよ!」
けっこう怒ってるなー
レミリア「ごめんなさい、これは三人で仕込んだことなの、えっとこちらは…」
とりあえずそうゆうことにしておくことにしたようだ
アセイル「アセイル・イクシードです。レミ姉様やフラ姉様たちがお世話になっています」
自己紹介をして敵意のないことをしめした
咲夜「そうゆうことだったのですね、これは失礼致しました」
切り替え早っ
咲夜「もうご存知だと思いますが私は十六夜咲夜、ここ紅魔館のメイド長をしています」
姿からメイドだとは分かっていたけどまさかメイド長だったとは
アセイル「よろしくね〜」
挨拶が済んだから次はどうしようかなー 
咲夜「三つ程度質問よろしいですか?」
質問?なんだろうか
アセイル「いいよ」
予定が無いため、OKを出す
咲夜「では、イル様は吸血鬼、なのですか?」
そこからなんだ
アセイル「そうだよ、咲夜のも飲ませてもらったよ」
うん、あれは美味しかった
咲夜「では、羽はどうしたのです?」
あっ出し忘れてた…
アセイル「それは、魔法で隠してるよ、今から見せてあげる」
そう言い私は魔法を解除した
咲夜「…では次で最後の質問です。イル様とお嬢様たちはどういった関係でしょう」
そうじゃん、言ってなかった
アセイル「えっと、それは…私はフラ姉様より歳が五つ下で私には五百上の姉がいてね、名をカストディー・イクシードって言ってね私はよくスト姉様って呼んでいて、その四人で姉妹関係だったんだでもある日スト姉様が行方不明になってね、そこからレミ姉様たちが今まで以上に良くしてくれてたんだ。でもそこから二〇〇年ぐらいたったある日にレミ姉様たちが引っ越しち
ゃって、そこから合ってなかった」
とりあえず簡潔に話して見たつもりだけどどうかな?
咲夜「では姉妹関係にある、と」
あっ、めっちゃわかりやすくしてくれた
アセイル「うん、そうだよ」
なんか、長々と話してしまった気がする
フラン「う、うーん」
おっ、フラ姉様が起きそうだ
レミリア「起きたのね、フラン」
フラ姉様につきそっていたレミ姉様もほっとしたような顔で言っている
アセイル「ちょっともらいすぎちゃった?」
なかなか回復しなかったため飲みすぎてしまったのかもしれない
フラン「そうだよ~少しは遠慮してよ」
それ、私にいっちゃうか〜
アセイル「そんなの出来るわけないじゃん」
遠慮なんて妖怪相手にいるわけないじゃん
 ドタドタ
ん?何か騒がしい
美鈴「お嬢様!霊夢さんが来ました!」
あっ、美鈴起きたんだ
レミリア「霊夢が!なぜかしら?」
多分、私のことでだろう
霊夢「レミリア〜、あんたに用があるんだけど…あら、イルもいるのね」
違った、レミ姉様の方だった
レミリア「どうしたのかしら、霊夢?」
今回はカリスマモードだ
霊夢「イルのことなんだけど、あんたのとこに泊まらせてやってくれない?」
あーなるほど
レミリア「もちろん、いいわよ…イルもいいかしら」
アセイル「もちろん、いいよ〜」
ちゃんと了承をとってくれるところ、優しいな
霊夢「じゃ、そゆことで〜」
もう行っちゃうのか
アセイル「ちょっと待って」
私はつい呼び止めてしまった
アセイル「少し向こう向いてて」
私はいつも首につけているチョーカーのおそろいを霊夢の首につける
霊夢「これは?」
そう、不思議そうな顔をして聞く
レミリア「イル…それって」
レミ姉様が勘づいたようだ
アセイル「そう、これは…おそろいのチョーカーだよ」
そう、少し悲しいような苦しいような気持ちが顔にでているかもしれない
アセイル「あっ、後ついでに…」
そして私はいつものように
 ガブッ
霊夢「ちょっと、やめなさいっ!」
そして私のお腹に肘打ちをくらわせる
アセイル「っ!…」
それでも私は飲むのをやめない
レミリア「なんて執着心…」
レミ姉様が少し呆気にとられている
霊夢「もう一発っ」
また肘打ちをくらわせられる
アセイル(もう、少し、だけ)
私はまだ粘る
フラン「あきらめないねー」
フラ姉様にも飽きられはじめた
霊夢「も、もうだめ〜」
 バタッ
霊夢も流石にたおれた
アセイル「ゲホゲホ、うっ、けっこう痛かった」
私は肘打ちをくらったお腹をさする
咲夜「霊夢の全力の肘打ちを二発もくらえば、普通は気絶しますよ…」
咲夜にもあきられてしまった
アセイル「でも、美味しかったな〜」
霊力が多い血だったが栄養面が不足しているような味だった
レミリア「…今度私も挑戦してみようかしら(ボソッ)」
アセイル「ん?レミ姉様、何か言った?」
何か聞こえたような気がした
レミリア「い、いや、なんでもないわ」
うーん気のせいだったのだろうか

〜その頃大図書館では〜
パチュリー「なんで、なんで私の出番がないのよー」
大図書館にパチェの大声がひびく…
はい、今回も終わりましたー。
ちょっと終わらせ方が思いつかなかったので忘れてたパチュリーを最後に少し出しました。うーん…なんか、イルの立ち位置がふらふらしているように感じてしまいました…
どうか、コメントや評価をしていただけるとうれしいです。
なるべくコメントに書かれた修正点は次回に活かしたり、直したりするのでどうかよろしくお願いします。
個人的にやっと長く書けて嬉しいです。
(あとがきが長くてスミマセン)
双店
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コメント



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1.90今日もネムノ(´・ωゞ)削除
面白かったです。この章からいきなり読み始めたのですが、前回のあらすじがあることで内容がスッと頭に入ってきました。台詞の前にキャラ名があり、誰が喋っているのかもわかりやすかったです。
2.100メアみょん削除
面白かったです! 今までよりかなり読みやすくなってて良かったです
イル大喰らいすぎんか...?w