東方チャンネルが始まったが、さとりがまだスタジオに来ていなかった。暫くすると、お燐に引っ張られながらスタジオに入ってきた。
「さとり様が寝坊してしまい、遅れてしまいましたことをお詫びします。」
「テレビは苦手なんですが…」
「さとり様。今は本番中ですよ。」
「そうなの?それでは、気を取り直して。東方チャンネル、さとりのお悩み相談室の番組です。
司会は私…覚り妖怪の古明地さとりです。普段は地霊殿に引きこもってますが…」
「ちょっとさとり様!?それは言わなくてもいいですよ!?」
さとりの失言をお燐が注意する。それでも、さとりはマイペースだ。
「この番組は、間欠泉地下センターの提供でお送りします。」
番組スタッフがお悩みボックスをさとりに渡した。ボックスの説明をお燐がする。
「さとり様にはお悩みボックスから何枚か選んでいただいて、アドバイスをしてください。」
「……では、1枚目から。」
さとりはボックスから1枚目を選んで取る。お燐はお便りを読み始める。
「1枚目のお便りは、ペンネーム、紅白巫女さんからのお便りです。《さとりさん。私には悩みがあります。賽銭が増える方法を教えてください。》お便りありがとうございます。さとり様。何かアドバイスを…」
「賽銭箱を担いで人里に行ってみては?」
「……………ペンネーム、紅白巫女さんには、番組特製さとりステッカーをプレゼントします。さとり様。時間的に後、1枚お願いします。」
「これで…」
「2枚目のお便りは、ペンネーム、九尾の狐さんからのお便りです《私の主は少女染みた服ばかりを集めているのですが、学生服を着て外に出ようとします。止める方法を教えてください。》学生服ですか。聞いたことありませんが…止める方法。さとり様何かありますか?」
「無いです。諦めましょう。」
さとりは止める方法は諦めろと発言して、お燐は頭を抱える。
「……ペンネーム、九尾の狐さんには、お空ステッカーをプレゼントします。」
「そろそろ終わりの時間になりました。次回の番組は【突撃、マル秘お宅訪問】をお送りします。」
終わり
次作も期待しています