Coolier - 新生・東方創想話

夏の氷精さん

2022/03/07 18:13:21
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夏は暑い。でも…そんなのあたいには効かないぞー!

「暑いな!これじゃあ溶けちまうぜー!」
妖精の中では力だけは上のチルノはそう言う。
「何か言われた気がするな。まあ良いか。今日は大妖精も居ないし、暇だなぁ・・。」

「そうね、本当に暇よね。夏は湖の底でのんびりするのが一番だもんね。氷の妖精さん?」
わかさぎ姫はそう言うと、チルノを捕まえた。

「お、おい!わかさぎ!あたいに何をするー!?」
慌てふためくチルノだったが、

「暇なんだよ〜。底で話そうよ〜。・・うわっ!」
わかさぎ姫に突如光弾が飛ばされ、チルノは湖に落ちた。

「あっ。ごめんねー!」
遠くから声が響いた。
声の主は・・・エタニティラルバだった。

「ぶくぶく・・。ぶはっ!ラルバ!?」
チルノは浮きながらも現在の状況を処理し切れていなかった。

「お?あんたは!?あの時の妖精じゃない。適当に弾撃ったらこんなことになるんだねぇ。」

「あんまり見ない顔じゃない。」
わかさぎ姫はそう言ったが・・
「あ!?もしかしてあなたって!!妖精が桜になった時にいたね。」
わかさぎ姫は思い出したようだ。

「おーい・・あたいを忘れてもらっちゃあ困るな!楽しむもん勝ちだー!夏を制するぞー!!」

チルノの勢いある掛け声とともに二人も続く。
あたいの夏は、まだ始まったばかり!
春の狛犬さんに続き、夏の氷精さんです。
四季移ろう幻想郷の面々。 
次は、紅葉散る秋。 ー点数評価・コメントお願いします。ー
幻想のO
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