Coolier - 新生・東方創想話

真実から背いてまった魔法使い

2022/03/06 21:07:16
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博麗神社の居間で霧雨魔理沙と博麗霊夢がお茶を飲んでいた。魔理沙は煎餅を食べながら霊夢に聞いてみる。

「霊夢は巫女をやめたら、妖怪にならいのか?」

「ん?なに言ってるのよ魔理沙。」

「だから、巫女をやめたら私と一緒に妖怪にならいかと言ったんだぜ!」

持っていた湯飲みを卓袱台に置き、溜め息をして魔理沙に言い放った。

「魔理沙。現実を見なさいよ。真実から背けないで…」

「何を言ってるんだよ霊夢!?」

「霊夢。台所の掃除終わったわよ。」

台所から若干服が汚れたまま居間に来た人形使いのアリス・マーガトロイドは霊夢にお茶を入れて貰う。

「どうしたのよ。魔理沙。」

「いや…何でもないぜ。私は…そろそろ帰るぜ。」

魔理沙は神社から出ていった。アリスは魔理沙が見えなくなったのを見届けると、卓袱台にある湯飲みを片付ける。だが、霊夢の湯飲みだけは、お茶が入ったままだった。























博麗神社で宴会が行われた。紅魔館、白玉楼、地霊殿などの妖怪達が集まって楽しく酒を飲んでいる。

「やっぱり、宴会はこうでないとな!霊夢は酒飲まないのか?」

「飲んでるわよ。片付けるの全て私でしょ。アリス…片付けるの手伝って貰うわよ。」

「別に良いわよ。暇だったし。」

霊夢とアリスは台所に向かい次の料理の準備に取りかかる。だが、何故かアリスは若干疲れている様子だ。

「アリスは何で宴会で、疲れてるんだぜ?」

「本当にわからないのか?それとも、真実から目を背けているだけなのか…」

伊吹萃香が酒を飲まずに、魔理沙を睨み言った。

「真実から目を背向ける?何を言ってるんだぜ。」

「……嘘は言ってないみたいだね。その言葉が嘘ならまだ、よかったよ…鬼は嘘が…嫌いなのに…」

萃香は泣きそうな顔しながらも、魔理沙から離れていった。

「どういうことなんだぜ?」
























魔理沙は人里で散歩していると、昔世話になった駄菓子屋のお婆さんに呼び止められた。

「魔理ちゃん久しぶりだね…元気にしてたかい?」

「婆ちゃん。久しぶりだせ。婆ちゃんも元気そうで良かったぜ。」

「あの子とは残念だったね。だけど、魔理ちゃんが元気になって私は、嬉しいよ。」

(あの子?誰のことなんだぜ?)

魔理沙は婆さんと別れて帰っていった。


















































宴会から数日が過ぎた頃。
魔理沙は博麗神社に行き霊夢に会いに行くと、霊夢の姿はなく。別の少女が紅白巫女の姿で境内の掃き掃除をしていた。

「霊夢がいないんだぜ?」

魔理沙は境内に降り、少女に霊夢の居場所を聞こうと少女に声をかける。

「霊夢の居場所を聞きたいんだぜ。」

「霊夢様のお知り合いでしょうか?」

「霊夢様?博麗神社の巫女は、博麗霊夢だろ?」

「貴方が…そうですか。アリス様より話は伺っております。御案内しますので…どうぞ。」

少女は魔理沙を神社の裏手に案内する。

(アリス様?)

神社の裏手にお墓が建っていた。毎日手入れされているのか、汚れもない。

「この墓は…!?」

魔理沙は墓に刻まれている名前を見て、震え出す。墓に刻まれているのは、博麗霊夢の名前だった。

「何で…霊夢の名前が…」

「霊夢様は…数年前の…大規模異変の黒幕との戦闘により…亡くなられたと…聞いております。」

「数年前…私は…この前…霊夢に…」

「霊夢様の最後を見届けたのは、魔理沙様だと聞いております。霊夢様の最後を見届けて…ありがとう…ごさいます…」

少女は泣きながら、魔理沙にお礼を言った。

「……思い出したんだぜ…何で…今まで…」

魔理沙は霊夢の墓の前で泣いた。真実から背いてしまった罪を思いながら…
シリアスはやっぱり苦手です。
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コメント



0.40簡易評価
5.無評価名前が無い程度の能力削除
背いてまったって何?ちゃんと確かめてから投稿してほしい
6.無評価名前が無い程度の能力削除
背いてまったで正しいのかも。フランクな関西弁のタイトルなんですよ
7.70名前が無い程度の能力削除
シリアス