ここは紅魔館。吸血鬼姉妹とその仲間達の館である。
「あの大天狗が天狗のリーダーの一人だったのかしら。」
彼女は、主の部屋の前で自身の疑問を口にした。
少し声が大きかったのか、扉の向こうからこちらに来るような足音が聞こえた。
「あ、帰ってきたのね。それで、あのカードは?」
そう言いながら扉を開いたのは、この館の主にして500年以上生きている吸血鬼。
レミリア・スカーレットだった。
「お嬢様。報告に参りました。」
咲夜とレミリアは一瞬互いの瞳を一瞥し、
「ええ。何があったのか気になるからね。」
レミリアは、真面目な顔でそう答えた。
そして、十分後。報告が終わり、咲夜は仕事に戻った。
「天弓千亦・・・。聞いたことないわね。パチェに聞いてみようかな。」
そう呟いたレミリアは、大図書館に向かった。
「パチェ。聞きたいことがあるんだけど。いいかしら?」
「…今度はどうしたの。」
やや呆れ気味に紅魔館の魔女、パチュリー・ノーレッジは答えた。
「天弓千亦。市場の神・・ね。ふふっ面白いじゃない。」
「ええ。咲夜があのカードの出処を突き止めに行ったのよ。」
それ以降、二人の会話は止まる。熟考した末・・
「レミィ。これは推測の域に過ぎないけど良い?」
彼女は頷いた。
「2,3年前から、何か違和感を感じるの。」
「かなり死霊の数が増えてる。少し前に花の異変があったでしょう?あの時に匹敵する。」
パチュリーは主に属性魔法を使う。それ以外も嗜んでおり、死霊の増減程度感じる事は容易だ。
「外の世界で何か起こったということね。」
レミリアは、誰でもわかるであろう答えを出した。
「パチェ。提案があるの。スキマ妖怪に聞けば解ると思うわ。」
「おい!スキマ妖怪!!」
叫んでみる。
出てこない。どうでもいい時は来るのだが・・。
パチュリーはため息をつく。
「何で私まで。日傘持ちに使うってこと?」
レミリアは大きく頷く。
「感知魔法で探そう・・」と言った瞬間。
「あら?吸血鬼と魔女?どうしたのかしら。こんな昼間に。」
妖怪の賢者は真後ろで囁いた。
「あの大天狗が天狗のリーダーの一人だったのかしら。」
彼女は、主の部屋の前で自身の疑問を口にした。
少し声が大きかったのか、扉の向こうからこちらに来るような足音が聞こえた。
「あ、帰ってきたのね。それで、あのカードは?」
そう言いながら扉を開いたのは、この館の主にして500年以上生きている吸血鬼。
レミリア・スカーレットだった。
「お嬢様。報告に参りました。」
咲夜とレミリアは一瞬互いの瞳を一瞥し、
「ええ。何があったのか気になるからね。」
レミリアは、真面目な顔でそう答えた。
そして、十分後。報告が終わり、咲夜は仕事に戻った。
「天弓千亦・・・。聞いたことないわね。パチェに聞いてみようかな。」
そう呟いたレミリアは、大図書館に向かった。
「パチェ。聞きたいことがあるんだけど。いいかしら?」
「…今度はどうしたの。」
やや呆れ気味に紅魔館の魔女、パチュリー・ノーレッジは答えた。
「天弓千亦。市場の神・・ね。ふふっ面白いじゃない。」
「ええ。咲夜があのカードの出処を突き止めに行ったのよ。」
それ以降、二人の会話は止まる。熟考した末・・
「レミィ。これは推測の域に過ぎないけど良い?」
彼女は頷いた。
「2,3年前から、何か違和感を感じるの。」
「かなり死霊の数が増えてる。少し前に花の異変があったでしょう?あの時に匹敵する。」
パチュリーは主に属性魔法を使う。それ以外も嗜んでおり、死霊の増減程度感じる事は容易だ。
「外の世界で何か起こったということね。」
レミリアは、誰でもわかるであろう答えを出した。
「パチェ。提案があるの。スキマ妖怪に聞けば解ると思うわ。」
「おい!スキマ妖怪!!」
叫んでみる。
出てこない。どうでもいい時は来るのだが・・。
パチュリーはため息をつく。
「何で私まで。日傘持ちに使うってこと?」
レミリアは大きく頷く。
「感知魔法で探そう・・」と言った瞬間。
「あら?吸血鬼と魔女?どうしたのかしら。こんな昼間に。」
妖怪の賢者は真後ろで囁いた。