博麗神社の境内を掃除をしている霊夢と狛犬のあうんは、暇そうにしていた。依頼があるわけでもなく、宴会などの予定ない。掃除をして暇を潰しているのだ。
「暇ね。」
「暇ですね…霊夢さん。」
「野良猫でもいてくれたら…あうん?」
「私では役不足ですか!?私は狛犬ですが、立派な犬ですよ!」
あうんは涙を流しながら霊夢を見つめている。
「あうん!?私はあうんを捨てないわよ!?誰にも渡さないんだから!安心しなさい。」
「霊夢さん!」
あうんは霊夢を抱き締めると、霊夢はあうんの頭を撫でている。すると、その様子を見ていた。橙とお燐があうんに対抗心を燃やす。
「あうん!霊夢の独り占めは無しだよ!」
「そうだよ。犬猫協定違反だ!」
「橙、お燐もいらっしゃい。お茶を出すから。あうんも手伝って。」
「わかりました!霊夢さん。」
「そうだ。橙とお燐…お茶菓子貰ったんだけど食べる?紫から大量に貰ったのはいいけど…」
橙とお燐は喜んで頷いた。
「あうんの分もあるから安心しなさい。」
「霊夢さん!」
神社の居間で三人にお茶と菓子を配る霊夢。
「饅頭だ!」
「外の世界から買ってきたらしいのよ。」
兎の形をした饅頭だ。
「変わってますね?」
「美味しいです!」
四人はお茶会を楽しんだ後。境内に出て、日向ぼっこをしたり、蹴鞠などをして暇を潰した。
「そろそろ夜になるわよ。橙とお燐はどうするの?」
「泊まっても良いですか?」
「お姉さん。ダメかな?」
「良いわよ。布団が二人分しかないけど…布団を繋げて寝るけどいい?」
三人はお互いを見て頷いた。
(休戦しよう)
(それがいいね)
(霊夢さんのためです)
三人はに賛成して霊夢と仲良く眠った。
にゃん
あうんちゃんが自分から「自らは犬だ」と言いに来るのはかなり斬新でした
かわいらしかったです