Coolier - 新生・東方創想話

ルーミアのお散歩

2022/03/03 17:12:47
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廃墟になっている屋敷に住み着いているルーミアは、夜明けに目が覚めて、屋敷を出た。暇なときに散歩に出るようだ。

「お腹すいたのだー」

ルーミアは森の中をすいすい飛んでいると、切り株に座り込んでいる人間の若者を発見した。

「人間見つけたのだー」

「ルーミアだと!?俺は里の人間だ。森の中で道に迷ってしまったんだ!見逃してくれ!」

若者は必死にルーミアに頼み込む。だが、ルーミアはお腹が減っているのか、若者を補食しようと準備している。

「そうだ。おにぎりをやるから俺を食べないでくれ!」

若者はおにぎりの入った包みをルーミアに見せる。

「良いのかー?」

「俺を食べないならやるよ。」

「わかったのだー!」

ルーミアは若者からおにぎりを貰うと、嬉しそうに食べ始める。

「うまいか?」

「おい…んぐ!?」

喉に詰まらせたようだ。若者は急いで水の入った竹筒を取り出して、ゆっくりとルーミアに飲ませる。

「助かったのだー」

「急いで食べるからだ。誰も取らないからゆっくり食べな。」

「ありがとうなのだー」

今度は詰まらせないように、ゆっくり食べる。

「ルーミアは食べ終わってからでいいが、里まで護衛してくれないか?」

「御馳走様でした!良いのだー。おにぎりのお礼なのだー」

ルーミアは若者を里まで護衛すると、再び散歩の続きをする。

「暇なのだー」

「ルーミアちゃん。久し振りだねえ。」

駄菓子屋のお婆ちゃんがルーミアに声をかけてきた。

「お婆ちゃんなのだー」

「今日も元気だねえ。あたしゃあ…もう歳で、昔のようにルーミアちゃんと探検出来ないからねえ。」

お婆ちゃんはニコニコしながら、ルーミアの頭を撫でる。

「くすぐったいのだー」

「そうだ。久し振りの記念に、食べに来ないかい?」

「行くのだー」

ルーミアはお婆ちゃんがやっている駄菓子屋に向かい、もうすぐ夕日が沈む時間帯になる。

「楽しかったのだー」

「それは、よかったよ。少ないけど、お土産だよ。帰ったら食べな。」

お婆ちゃんから駄菓子を受け取る。

「ありがとうなのだー」

ルーミアは帰っていった。
ルーミア可愛いですよね!
イド
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コメント



0.90簡易評価
1.90奇声を発する程度の能力削除
良かったです
3.90名前が無い程度の能力削除
古から語り継がれるルーミアでした。
5.90南条削除
ルーミアはかわいいですね