グゥ〜…ズビィ〜…ス〜ピ〜
ある少女の眠る部屋に黒い裂け目ができた。
その隙間から出た手はその少女のほっぺをつついた。
「フランちゃん。起きて。」
「す〜…ぴ〜」
「んもぉ。フフフッ。」
こんどは両手で両ほっぺをつついた。
「ふぅにゃあ?っっっ?!」フランはくすぐったかったのかピクッとするとすぐに目を覚ました。
「んにゃあ。おばあ…おばけ?」
「フフフッ。おばさんだなんて、誰から吹き込まれたの?」
「…なぁに?」
「あのね。紅魔館が爆発するお話、知ってる?」
「!」
フランは真夜中に紫に起こされてまだ頭が冴えなかった。
だが、その頭に印象を残すための話題になるのは十分なお話だった。
フランは膨らんだポケットを抑えながら大図書館に向かった。
着くとすぐに扉に手をかけて開け放った。
「パァチェ!かくれんぼしましょ!」
パチュリーは突然の誘いに静かに答えた。驚かなかったのはもう何回も経験していたからで不思議な力に目覚めちゃいました☆というわけではない。
「ごめんね、フラン。今読書中なのよ。時間をあらためてきてくれるかしら。」
「えぇ?!パチェ忘れちゃったの?魔理沙から本奪い返してきたかりがあるんだよ?」
「んぐ。…しょうがないわね。もうすぐコアが帰ってくるから、コアに相手をしてもらってくれないかしら。」
「やあぁ!パチェがいぃい。」
フランが駄々を捏ね始めたのでパチュリーはしょうがなく承知した。
「1,2,3,4,5,…20。もういい?」パチュリーが問いかける。
「まぁっだっだよ!」意気揚々とつげる。
「1,2,3,4,5,…」またパチュリーが数え始めると、何やらピッピッピッピッと、カウントダウンのような音がパチュリーの背後から聞こえてきた。が、そんなこと気にせずに数え続けた。
そしたら、今度はフランの駆け出す足音が聞こえた。がこれも気にしなかった。
「…19,20。もういいかい。」
かすかに聞こえた「もぉういぃよぉ!」という声と同時にパチュリーは目を開けた。
と同時に、
ドッカーーーン
爆音が鳴り響いた。そして周りから本棚や本、書類が壊れたり破れたりする音が聞こえてきた。その本などが吹き飛ばされた。もちろんパチュリーも吹き飛んだ。
「ギョッ!こんな威力があったなんて知らなかったわ。パチェ大丈夫かしら。」
幸い(?)大図書館外に影響はなく、フランは無傷ですんだ。そのフランが自分で仕掛けた爆弾の威力に驚いてパチュリーの心配をしたがもう遅かった。
「フラン!なんてことをしてくれたの!大図書館が吹っ飛んでいったわよ?!本当にどうしちゃったの?」フランの姉、レミリアが現実を飲み込めないとでもいうような顔をして怒鳴った。
「お嬢様。そしてあなたたちに仕えている私。メイド長から言わせて頂きます。後片付けが…コホンッ。パチュリー様が大怪我を負いました。というか爆弾をどこで仕入れてきたのですか!」咲夜が後が大変だ。とでも叫びたいような顔をしてフランに叫んだ。
怒声が響く中、フランは泣いていた。やったのは確かだ。だが止めもしない紫もとんでもない妖怪だと本心で半分妖怪のせいにしていた。
「すんっ。ふぐぅ。どうしてくれるのよぉぉぉ〜!!」
パチュリーは永遠亭で泣き叫んでいた。
ある少女の眠る部屋に黒い裂け目ができた。
その隙間から出た手はその少女のほっぺをつついた。
「フランちゃん。起きて。」
「す〜…ぴ〜」
「んもぉ。フフフッ。」
こんどは両手で両ほっぺをつついた。
「ふぅにゃあ?っっっ?!」フランはくすぐったかったのかピクッとするとすぐに目を覚ました。
「んにゃあ。おばあ…おばけ?」
「フフフッ。おばさんだなんて、誰から吹き込まれたの?」
「…なぁに?」
「あのね。紅魔館が爆発するお話、知ってる?」
「!」
フランは真夜中に紫に起こされてまだ頭が冴えなかった。
だが、その頭に印象を残すための話題になるのは十分なお話だった。
フランは膨らんだポケットを抑えながら大図書館に向かった。
着くとすぐに扉に手をかけて開け放った。
「パァチェ!かくれんぼしましょ!」
パチュリーは突然の誘いに静かに答えた。驚かなかったのはもう何回も経験していたからで不思議な力に目覚めちゃいました☆というわけではない。
「ごめんね、フラン。今読書中なのよ。時間をあらためてきてくれるかしら。」
「えぇ?!パチェ忘れちゃったの?魔理沙から本奪い返してきたかりがあるんだよ?」
「んぐ。…しょうがないわね。もうすぐコアが帰ってくるから、コアに相手をしてもらってくれないかしら。」
「やあぁ!パチェがいぃい。」
フランが駄々を捏ね始めたのでパチュリーはしょうがなく承知した。
「1,2,3,4,5,…20。もういい?」パチュリーが問いかける。
「まぁっだっだよ!」意気揚々とつげる。
「1,2,3,4,5,…」またパチュリーが数え始めると、何やらピッピッピッピッと、カウントダウンのような音がパチュリーの背後から聞こえてきた。が、そんなこと気にせずに数え続けた。
そしたら、今度はフランの駆け出す足音が聞こえた。がこれも気にしなかった。
「…19,20。もういいかい。」
かすかに聞こえた「もぉういぃよぉ!」という声と同時にパチュリーは目を開けた。
と同時に、
ドッカーーーン
爆音が鳴り響いた。そして周りから本棚や本、書類が壊れたり破れたりする音が聞こえてきた。その本などが吹き飛ばされた。もちろんパチュリーも吹き飛んだ。
「ギョッ!こんな威力があったなんて知らなかったわ。パチェ大丈夫かしら。」
幸い(?)大図書館外に影響はなく、フランは無傷ですんだ。そのフランが自分で仕掛けた爆弾の威力に驚いてパチュリーの心配をしたがもう遅かった。
「フラン!なんてことをしてくれたの!大図書館が吹っ飛んでいったわよ?!本当にどうしちゃったの?」フランの姉、レミリアが現実を飲み込めないとでもいうような顔をして怒鳴った。
「お嬢様。そしてあなたたちに仕えている私。メイド長から言わせて頂きます。後片付けが…コホンッ。パチュリー様が大怪我を負いました。というか爆弾をどこで仕入れてきたのですか!」咲夜が後が大変だ。とでも叫びたいような顔をしてフランに叫んだ。
怒声が響く中、フランは泣いていた。やったのは確かだ。だが止めもしない紫もとんでもない妖怪だと本心で半分妖怪のせいにしていた。
「すんっ。ふぐぅ。どうしてくれるのよぉぉぉ〜!!」
パチュリーは永遠亭で泣き叫んでいた。