てゐは永遠亭の台所に急いで向かっている。なぜなら最近不運続き(食の献立が気に入らないというほんの些細なこと)でいっちょここは鈴仙をはめてやろうと罠を仕掛けるためである。
計画は立ててあるので善(?)は急げというもんだから一段とスピードを上げた。
「にっししっ!」
てゐは食堂につくとにやにやとしながら声を漏らしてしまった。
鈴仙の引っかかる姿を想像すると思わず笑えてきてしまうのだ。
早速準備しようと中に入るとてゐに香ばしい匂いが鼻をかすめる。
思わず机の方を確認してみるとそこには唐揚げがたくさん皿にのっていた。
「ひゃっほぅ!今日の夕食は唐揚げか。しかもこの匂いからして鈴仙がつくったに違いないや。」
てゐは嬉々として声を上げた。
最近夕食の栄養がかたよっていて体の健康も気になるが、やっぱり鈴仙の作った唐揚げは特別だ。てゐはニマニマしながら唐揚げに近づく。
ちょっとだけならばれないっしょ!
そんなおもいで唐揚げに手を近づける。
鈴仙をおとしいれるという考えを捨てて唐揚げに手をつけて次に口に運んだ。
やっぱり近くに持ってくるとより香りが際立った。
醤油ところもの香りがマッチしててゐを誘惑してくる。
てゐはその誘惑に耐えられずとうとう口に入れた。
と、味を味わう暇もなく聞き慣れた声が台所中に響く。
「てゐ!そこまでよ。」
「むごっ!〜〜っっっ?!」
突然の鈴仙の声に驚いたてゐは喉に唐揚げを詰まらせてしまった。と思ったが長年の知恵によりはやくも対処した。
鈴仙は一瞬動揺したが、すぐに正気を取り戻す。
「てゐ!今回つまみ食いをしたのが運のつきね!今回はお師匠様がすぐに駆けつけてくれるわ。どうよっ!」
鈴仙が胸を張って煽っている隙をついててゐは入り口から逃げようとした。が、鈴仙の戦略が功を奏したのか永琳が入り口から顔を覗かした。
「てゐ。大丈夫?鈴仙からそれほど重症でもないが新種の発作が出たって聞いたのだけれど…」
「んなっ!お師匠様っ!やりやがったな!」
てゐは突然のお師匠様の到来に悔しがっていると、鈴仙がお師匠様に向かっててゐの病名をつげる。
「お師匠様!てゐは『ついついつまみ食い症』にかかっているようです!助けてあげましょう。」
鈴仙はにやにやしながらつげた。
「新種の発作とか言ってたけど、ふふっ。そうだったのね。てゐ、食べるならご飯の時にしなさい。」
永琳は事情を察したのか微笑みながら優しく注意した。
永琳に注意されてショボンとしたてゐにとどめを刺したのも永琳だった。
てゐのショボンとした顔が面白かったのか永琳は帰り際に「ふっっ。」と吹いて去っていった。
「ぐぬぬぅっ。許さない!許さないぞぉ鈴仙!」
てゐは振り返って鈴仙を睨んだ。
すると鈴仙から呆れた。とでもいうような声が聞こえた。
「あんた、さっきお師匠様に言われたばっかりじゃない。」
「あっ?」
てゐはすっとんきょうな声をあげた。
すると、てゐの口から唐揚げがこぼれ落ちた。
それから3日間てゐは大人しくなったという。
4日からは気力が戻ってきて鈴仙をはめる日々が続いたとかなんとか。
計画は立ててあるので善(?)は急げというもんだから一段とスピードを上げた。
「にっししっ!」
てゐは食堂につくとにやにやとしながら声を漏らしてしまった。
鈴仙の引っかかる姿を想像すると思わず笑えてきてしまうのだ。
早速準備しようと中に入るとてゐに香ばしい匂いが鼻をかすめる。
思わず机の方を確認してみるとそこには唐揚げがたくさん皿にのっていた。
「ひゃっほぅ!今日の夕食は唐揚げか。しかもこの匂いからして鈴仙がつくったに違いないや。」
てゐは嬉々として声を上げた。
最近夕食の栄養がかたよっていて体の健康も気になるが、やっぱり鈴仙の作った唐揚げは特別だ。てゐはニマニマしながら唐揚げに近づく。
ちょっとだけならばれないっしょ!
そんなおもいで唐揚げに手を近づける。
鈴仙をおとしいれるという考えを捨てて唐揚げに手をつけて次に口に運んだ。
やっぱり近くに持ってくるとより香りが際立った。
醤油ところもの香りがマッチしててゐを誘惑してくる。
てゐはその誘惑に耐えられずとうとう口に入れた。
と、味を味わう暇もなく聞き慣れた声が台所中に響く。
「てゐ!そこまでよ。」
「むごっ!〜〜っっっ?!」
突然の鈴仙の声に驚いたてゐは喉に唐揚げを詰まらせてしまった。と思ったが長年の知恵によりはやくも対処した。
鈴仙は一瞬動揺したが、すぐに正気を取り戻す。
「てゐ!今回つまみ食いをしたのが運のつきね!今回はお師匠様がすぐに駆けつけてくれるわ。どうよっ!」
鈴仙が胸を張って煽っている隙をついててゐは入り口から逃げようとした。が、鈴仙の戦略が功を奏したのか永琳が入り口から顔を覗かした。
「てゐ。大丈夫?鈴仙からそれほど重症でもないが新種の発作が出たって聞いたのだけれど…」
「んなっ!お師匠様っ!やりやがったな!」
てゐは突然のお師匠様の到来に悔しがっていると、鈴仙がお師匠様に向かっててゐの病名をつげる。
「お師匠様!てゐは『ついついつまみ食い症』にかかっているようです!助けてあげましょう。」
鈴仙はにやにやしながらつげた。
「新種の発作とか言ってたけど、ふふっ。そうだったのね。てゐ、食べるならご飯の時にしなさい。」
永琳は事情を察したのか微笑みながら優しく注意した。
永琳に注意されてショボンとしたてゐにとどめを刺したのも永琳だった。
てゐのショボンとした顔が面白かったのか永琳は帰り際に「ふっっ。」と吹いて去っていった。
「ぐぬぬぅっ。許さない!許さないぞぉ鈴仙!」
てゐは振り返って鈴仙を睨んだ。
すると鈴仙から呆れた。とでもいうような声が聞こえた。
「あんた、さっきお師匠様に言われたばっかりじゃない。」
「あっ?」
てゐはすっとんきょうな声をあげた。
すると、てゐの口から唐揚げがこぼれ落ちた。
それから3日間てゐは大人しくなったという。
4日からは気力が戻ってきて鈴仙をはめる日々が続いたとかなんとか。
とってもかわいらしかったです