パチュリーは机の上にちょこんとのっているプリンをマジマジと見つめたままうなっていた。
というのは、こうだった。
この前にレミリアとフランと咲夜で霊夢のところに賽銭を入れるふりをしてお茶を振る舞ってもらいましょう。と宣言するレミリアたちの圧におされて遊びに同行する事になったのだ。
霊夢とお茶会作戦(決行日今日)とプリン(賞味期限今日)のどちらをとるかが難題だ。
ここでプリンを優先してしまうとフランがどうなるかは予想はついているし、かといってお茶会作戦を優先するとせっかくのプリンを食べられないし食べる時間帯をずらすのは気に入らない。
「むきゅぅ」
パチュリーの唸り声とともに豪快にドアが開け放たれた。
「パチェ!準備は良いかしら。さぁ霊夢のところにいくわよっ!」レミリアの声が響いた。
それに続いてフランが叫ぶ。「スウゥッ、パァチェェェェ!」直前に息は吸ったせいでこの大図書館中に響いた。
「ッッ!」
レミリアが発した言葉の意味を理解した数秒後パチュリーは震えあがった。そしてパチュリーの脳裏にこんな考えがよぎる。レミィとフランがプリンを見つけて喧嘩をしたら、この大図書館が悲惨な状態になるかもしれないと。
どんどん顔が曇っていくパチュリーを気にかけたのか咲夜が「どうかなされましたか?」と問いかけた。
パチュリーは焦りながらも「何でもないわ。」と返すとすぐに最善の対応をするために考え始める。
幸い、咲夜はじいっとこっちを見つめているだけでレミィとフランも雑談に集中しているみたいだし少しは時間があるみたいね。そう思いつつも何か起こるのではないかと心配しているのも事実だった。
予感は的中。羽音とともに小悪魔がやってきた。
急いでやってきたのか肩を上下に揺らしながらやってきた。
「パチュリー様!大丈夫ですか?何やら叫び声が聞こえたのですが…」小悪魔の言葉に急いでパチュリーがこたえる。「えぇ。大丈夫…大丈夫よ。」うつむきながら喋ったのが気になったのか小悪魔がパチュリーを観察するとプリンがあることに気づいた。そして、今パチュリーにとって禁忌の言葉を口にした。
「パチュリー様!プリンじゃないですか!」何故か自分の分もあると思い込み疲れが吹き飛んだのか大声で言った。そのせいで雑談に集中していたレミリアとフランがプリンという言葉に反応した。
「パチェ…何か隠していると思ったらそういうことだったのね…」
「ねぇ、パチェが食べようとしてるのならもちろん、私のもあるんだよね!」
ここにいる全ての人が気づいた。そして、レミリアとフランが物凄い形相でこちらを見つめている。
おわった…
もちろんこの後はお分かりだろう。プリン争奪戦が始まった。まずレミリアとフランが争い始めた。咲夜が止めに入るがもはや相手にもしないようだった。ただただ見つめることしかできなかったパチュリーはほぼ気絶状態。小悪魔は、「喧嘩するなら私が食べちゃいますよ?」と説得しようとするが同じだった。終いに大図書館が揺れた衝動でプリンが落ちて争奪戦は幕を閉じた。
お茶会作戦は忘れ去られパチュリーの大図書館は無防備になり何処かの誰かさんに本を盗まれる日々が続き、パチュリーは泣き叫んだ。
「むっきゅー!どうしてこうなるのよぉ〜!」
というのは、こうだった。
この前にレミリアとフランと咲夜で霊夢のところに賽銭を入れるふりをしてお茶を振る舞ってもらいましょう。と宣言するレミリアたちの圧におされて遊びに同行する事になったのだ。
霊夢とお茶会作戦(決行日今日)とプリン(賞味期限今日)のどちらをとるかが難題だ。
ここでプリンを優先してしまうとフランがどうなるかは予想はついているし、かといってお茶会作戦を優先するとせっかくのプリンを食べられないし食べる時間帯をずらすのは気に入らない。
「むきゅぅ」
パチュリーの唸り声とともに豪快にドアが開け放たれた。
「パチェ!準備は良いかしら。さぁ霊夢のところにいくわよっ!」レミリアの声が響いた。
それに続いてフランが叫ぶ。「スウゥッ、パァチェェェェ!」直前に息は吸ったせいでこの大図書館中に響いた。
「ッッ!」
レミリアが発した言葉の意味を理解した数秒後パチュリーは震えあがった。そしてパチュリーの脳裏にこんな考えがよぎる。レミィとフランがプリンを見つけて喧嘩をしたら、この大図書館が悲惨な状態になるかもしれないと。
どんどん顔が曇っていくパチュリーを気にかけたのか咲夜が「どうかなされましたか?」と問いかけた。
パチュリーは焦りながらも「何でもないわ。」と返すとすぐに最善の対応をするために考え始める。
幸い、咲夜はじいっとこっちを見つめているだけでレミィとフランも雑談に集中しているみたいだし少しは時間があるみたいね。そう思いつつも何か起こるのではないかと心配しているのも事実だった。
予感は的中。羽音とともに小悪魔がやってきた。
急いでやってきたのか肩を上下に揺らしながらやってきた。
「パチュリー様!大丈夫ですか?何やら叫び声が聞こえたのですが…」小悪魔の言葉に急いでパチュリーがこたえる。「えぇ。大丈夫…大丈夫よ。」うつむきながら喋ったのが気になったのか小悪魔がパチュリーを観察するとプリンがあることに気づいた。そして、今パチュリーにとって禁忌の言葉を口にした。
「パチュリー様!プリンじゃないですか!」何故か自分の分もあると思い込み疲れが吹き飛んだのか大声で言った。そのせいで雑談に集中していたレミリアとフランがプリンという言葉に反応した。
「パチェ…何か隠していると思ったらそういうことだったのね…」
「ねぇ、パチェが食べようとしてるのならもちろん、私のもあるんだよね!」
ここにいる全ての人が気づいた。そして、レミリアとフランが物凄い形相でこちらを見つめている。
おわった…
もちろんこの後はお分かりだろう。プリン争奪戦が始まった。まずレミリアとフランが争い始めた。咲夜が止めに入るがもはや相手にもしないようだった。ただただ見つめることしかできなかったパチュリーはほぼ気絶状態。小悪魔は、「喧嘩するなら私が食べちゃいますよ?」と説得しようとするが同じだった。終いに大図書館が揺れた衝動でプリンが落ちて争奪戦は幕を閉じた。
お茶会作戦は忘れ去られパチュリーの大図書館は無防備になり何処かの誰かさんに本を盗まれる日々が続き、パチュリーは泣き叫んだ。
「むっきゅー!どうしてこうなるのよぉ〜!」
パチュリーの悲哀に満ちた嘆きに笑いました
にぎやかな紅魔館がとてもよかったです