Coolier - 新生・東方創想話

ライブラリー1

2021/03/02 05:13:33
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”ライブラリー1”


その日、この世界のほとんど半分の人々がひとつの惑星を目指して歩いた。
滅びゆくこの惑星から逃れて新しい土地でやり直すために。
そこは、楽園と呼ばれた。
機械を愛する人たちには機械でできた惑星、虫が好きな人たちにとっては虫でいっぱいの惑星、お菓子好きの人々のためにお菓子の惑星、たったひとりを愛した人間にはたったふたりの惑星。
でも、それ以外には何もなかった。
だからかえって何も愛さない人々にとってはそれは最初から単なる空っぽの星、何ひとつ存在しない惑星だった。
この滅びゆく惑星に残ったのはそんな空っぽの人間たちとわたしたちだった。
恐竜の青娥とキョンシーのわたし。
丸くなり横たわる巨大な恐竜の青娥のお腹に背を寄せながらわたしは”ライブラリー1”を見つめていた。
それは星の名前だ。
今では楽園と呼ばれる、すべてがあり、何もない惑星。
わたしたちはそこに探してた。
君とわたしで決して見つからないわたしたちを。





幼いきみの頭の中には星があった。
やがて君が”ライブラリー1”と名付けることになる小さな星だ。
その星には恐竜だけがいた。広い大地を様々な種類の恐竜たちが闊歩し、また泳ぎ、飛行する星。他には何もなかった。きっと必要なかったんだろう。
そうだ、きみは恐竜が好きだった。
それが幼いきみのすべてだった。やがてきみは仙人になり、道を違えて、邪仙と呼ばれるようになる。みんなはきみのことを色々と言うだろう。生まれついて邪悪な心をもった非道な仙人、過去によって道を違えざるを得なくなってしまった悲しい人の子、あるいは少し善悪の基準がずれただけのありきたりの無邪気な生き物だとか。
でも、それはすべて間違っている。
きみの悪辣や非道徳はすべて恐竜をこの世界に蘇らせるためだけにある。
きみが考えているのはいつもそのことだけだ。きみが仙人になったのも、道を踏み外して邪悪さに手を染めたのも、簡単に他人を利用してしまえるのも、そんなことは恐竜を蘇らせるのに比べたらなんてことはないときみが思うからだ。きみは人よりも少し恐竜贔屓だったのだ。
だから、きみが”私”にしたことをわたしは憎んだりはしないよ。きみは死んだ私をキョンシーにして蘇らせた。自分自身の道具として使役した。時々人が悲しい噂話をするのを聞く。きみは道具を手に入れるためにわたしを殺して蘇らせたのだと。別の人は言うかもしれない。きみはわたしを愛してるゆえに永遠の形に保存したのだとか、同情心ゆえだったのだとか。そんな話を思うとき、わたしはまるでわたしたちが恐竜になってしまったかのような気持ちになる。たったいくつかの化石から色々と想像を巡らせてまるでそれが本当にあったかのように、”恐竜”を生き物を作り出す。好き勝手に羽毛を付け加えてみたり、変な色で肌を塗ったりする。旧い恐竜が好きなきみは羽毛の生えたT-REXのことが嫌いだ。いいかしら、芳香ちゃん、あんなのは後世の人々が注目を集めるために作り出した気味の悪い生き物なのよ、って。だけど、きみが大好きな恐竜だって、空想の恐竜だろう。
みんなはいつも暴こうとする。
わたしは、ただ、きみに、羽毛をあげよう!
ベッドに横たわり荒い息を吐くきみの鱗じみた硬い肌に柔らかい毛布をそっとかけてあげるね。きみがわたしから体温を拭い去ったそのお返しに、変温のきみに、恒なる温もりをあげるよ。そうだ、今きみは、恐竜になりつつある。それほどまでにきみは恐竜を愛し、その幻影を追いかけたのだ。本当のところ、きみがわたしを蘇らせたのだって、そこに理由がある。きみはまずはじめに”私”で試したのだ。死んだ生き物をもう一度生き返らせるその術を。それがうまくいけばいつか恐竜だって蘇らせられるかもしれない、そういう算段だった。でも結局はすべてがうまく行ったわけではないのだ。だからきみはここで恐竜になろうとしている。わたしのそばで、少しずつきみは時を逆行しながら幼くなりつつあり、遠いところ、たとえばジュラ紀へと潜っていく。きみがここにいる、という感覚がわたしには少しずつわからなくなる。きみは恐竜の大きな爪でわたしの髪を撫でる。ねえ、芳香ちゃん。小さな声、恐竜風のうめきにかき消されてしまう小さな子供の声で呟く。

「ごめんね」

わたしにはわからない。きみがごめんねと告げる”私”はわたしのなかにいない。”私”のことをわたしは知らない。ある意味では、わたしと”私”はもうまったく別の人間だからだ。しかたないのでそのまま黙っている。きみは夢を見ているみたいだ。それは恐竜の夢? でも、恐竜が恐竜に憧れたりはしないだろう。今、きみの見ている夢をわたしは知らない。むかし見ていた夢なら知っている。それは、恐竜の夢。きみの頭の中にあった星、”ライブラリー1”で生きていた恐竜たちの夢。





君が教えてくれたところによると、きみの頭のなかにあった星”ライブラリー1”の打ち上げ計画は無事に成功したらしい。きみの頭に小さな穴を開けてそこから”ライブラリー1”を取り出して、大きな巨人の腕によってそれを空に掲げる。そんなことを言われても馬鹿なわたしにはちっともわからない。わかるのはたくさんの人々がその計画に携わったことと今日の夜空には裏側にお皿のような白くて大きな丸い星がふたつ浮かんでいること。まるでお月様がふたつになったみたいだ。ひとつの月は兎が住んでいて、もうひとつには何もいない。少なくとも君とわたしにとってはね。のこぎりで板に開けた穴みたいに空っぽの星だった。でも、”ライブラリー1”はみんなにとっては楽園だ。少なくともきみはそのように語り、あるいは騙り、多くの人々の協力を得た。この星はだめになりつつあり、新しい星が必要なのだと。その星にはすべてがある。みんなの欲しいものがすべてある。
別に嘘をついたわけじゃないのよ、と君はわたしに教えてくれる。
幼いきみは自分の頭の中にあった星にたくさんの恐竜を住まわせた。そして、いつかその星を本物にしたいと願うようになった。仙術の力を知り、それができると信じた。大人になってもまだ信じていた。だけど、惑星をひとつ空に浮かべて、それを惑星として保ち続けるためには、それが現実の惑星であるとみんなが信じられるくらいの解像度が必要だった。みんながある、と言えば、それは本当にある。たとえほんとはなくとも、って言えないくらいに、みんなが信じていれば。でも、それを実現するには、惑星としてのディティールが必要だ。恐竜がただいる、というだけの惑星は、ちっとも本当らしくない。だから少なくとも木や森や川や海や朝や夜や雨や雪や魔法や科学法則のようなものが必要だった。でも、頭の中の星にひとりでそれだけのものを用意するのは難しい。木をたくさん生やして森にしたところで、木のことをよく知らないきみにとって、木はすべてが同じ木でそれでは森としての解像度が低い。それにそんなにたくさんのものを置いておけるほど頭の中に容量がない。だからそのへんは人に任せることにした。それが大好きな人たちに。たとえば、恐竜が大好きだった幼いきみにはちょっとした特技があった。恐竜の瞳を見るだけで、それがどの恐竜の瞳なのか、間違うことなく当てることができた。だから”ライブラリー1”には恐竜の瞳だけを置いた。そこはただの暗闇のなかでたくさんの怪しい瞳がいくつも光るだけの星だが、きみがその星を見れば、それが恐竜たちの住む星だということは簡単にわかる。そんなふうにして惑星の要素を単純な鍵に分解してあとでそれが分かる人の手によって再構築しよう、つまりはそういう計画だった。きみは仙術によって寿命を拡張し様々な専門家たちに出会い鍵を集めた、あとで”ライブラリー1”を空に浮かべた後に、それが大好きな人たちによって鍵に隠された姿が復元できるように。もちろん、このやり方には問題だってある。大好きな人たちは鍵を復元できるが、そうではない人々にとっては、やはりそうではない。でも、かまわない。ひとりには数種類のものにしか存在しない星だとしたって、その知識をみんな寄せ集めれば、たしからしい星に見える。実際、わたしたちだって今の世界のルールや法則についてすべてを知ってるわけではない。誰かがそうだと言うからとりあえず信じているだけだ。それに数は少なくともその星で見えるものは自分にとって大好きなものなのだ。だからみんなは”ライブラリー1”を信じた。その星はみんなが見たいもので溢れた。楽園と呼ばれた。
でも、君とわたしにとって、それは空っぽの星だ。
何もかもを簡単に忘れてしまうゾンビーのわたしに一部を見たらすべてを思い出せるほど愛するものはないし、きみからわたしに転写された”君”は不十分な記憶しか持ってはいなかった。まるでそこらじゅうに穴が開いてるみたいに君はツギハギだった。
穴……。ねえ、芳香ちゃん、あの人達はみんな新しい空に向かっているように思っているけれど、ただ状況に追われて穴の中に落ちているだけなんだわ、わたしが暗くて何もない貴方の中に今も落ち続けているようにね、そうやって君は笑った。
そうだ、君はもう恐竜を愛してはいなかったのだ。





君はわたしに外国語を教えてくれる。
君が”你好”と言うとき、わたしは”ciao”と言う。君が”再見”と言うとき、わたしは”good bye”と言う。君が”晚安”と言うとき、わたしは”잘 자”と言う。知らない言葉を学ぶのは良いことだと君は言う。満たされない外国語は、相互不理解を不信を想像力の欠如を、言語力の不足に置き換えてくれる。意地悪な君はときどきわたしの質問に対して外国の言葉で返す。たとえば恐竜になりつつある”きみ”、君がわたしの中に転写される前、過ごしていた身体である”きみ”のことについてわたしが尋ねるときなんかには。わたしは答えを知るために外国語を覚える。覚えた頃には問いのほうを忘れてしまう。外国語の効用とはつまりそのようなものだ。君はわたしに言葉をくれた。ゾンビーのわたしはたしからしい言葉を知らなかった。でも、今のわたしは本を読むことも君の話を理解することも言葉によって物語を語ることもできる。たとえば、こんなふうに。
君はわたしの先生だった。そうだ、君、青娥娘娘の中から転写された”きみ”の一部である君は空っぽのわたしをテラフォーミングすることからはじめた。君はわたしのことを”ライブラリー2”と呼ぶ。空っぽの星と呼ぶ。君が説明するところによると、きみがわたしをキョンシーとして蘇らせたのにはそういう意図もあったということだ。”ライブラリー1”を打ち上げるまでの間にきみの身体に何か問題が起こったときに、その意識を転写するためのバックアップとして空っぽのわたしを利用する。実際、きみの遺伝子情報は今、壊れて、恐竜になりつつある。”ライブラリー1”の打ち上げの際、それを取り出すためにきみの頭に開けた穴、その穴のせいで、”きみ”は壊れてしまったのだと、君は説明する。もちろん、それが本当のことかどうかわたしにはわからない。そう、君は意地悪で、正しく包括的にきみ自身のことを話してくれない。君にだって語ることができないんじゃないかとわたしは思う。君は”きみ”の全てじゃない。きみはきみの中の多くの知識や記憶や意識をわたしに転写したけれど、きみのなかにもちゃんと”你”が残っている。それは”きみ”から”君”を引いて残った”你”のことだ。そのせいで”君”の記憶や知識や精神はところどころ穴の開いたツギハギのような形をしている。たとえば、きみは恐竜が好きだったけれど、君は恐竜なんか愛してはいない。どうしてきみがきみのすべてを君に転写しなかったのか、その理由をわたしは知らない。おそらく君だって知らない。
むかし、きみは毎朝わたしにパンを買いに行かせた。パン屋は神霊廟からは遠いところにあった。それはきみが大好きなパンだった。日頃よりろくに味を知ることができないキョンシーのわたしに対しておいしいおいしいと聞かせていた。特に、カレーパンが絶品だった。人気のメニューはいつも朝の遅い時間には売り切れになるので、夜のうちからわたしをパン屋の前に立たせておき開店一番に買って来させることもあった。だけどそこまでしたところで、屍体のわたしは大抵の場合、店が開くと同時に箒によって店主に追い払われた。たまに若い男の店員が店番をしている時にだけ、彼がパンを売ってくれた。機嫌の良いとききみはわたしにもパンを分けてくれたが、やはりわたしには味がわからなかった。きみの真似をしておいしいと言った。わたしはどんな食べ物でも食べることができたが、それはつまり、何を食べても変わらない、ということだ。先生の君はわたしに味を教えてくれた。甘いもの、苦いもの、酸っぱいもの、まずいもの、口に入れるだけで吐いてしまうようなもの、その区別を君はわたしが何かを食べるたびに精神の反応で表して、ひとつずつ丁寧に教えていった。わたしたちの精神は繋がっていたので、君が泥の苦い味に嗚咽の気分を得るとき、わたしも同じものを得た。やがて、わたしは味を知った。知ってからはもう何にかもを食べるというわけにはいかなくなった。砂糖菓子には砂糖菓子の、コンクリートにはコンクリートの、食べた時の反応がある。君と同じやつだよ。わたしはあのパン屋のパンを一番好きになった。特に、カレーパンが絶品だった。意地悪な君は、どうせ追い払われてしまうのに決まっているのに、遠いパン屋にパンを買いにわたしを毎日並ばせるようにした。
ちょうど、むかし、きみがわたしにそうしたように。





きみの中のほとんど多くの部分を”君”としてわたしに転写してしまったせいだろうか、恐竜になりつつあるきみは、日に日に幼い子どものようにもなりつつある。ひどく背中は丸まってきているがまだ二足歩行できるきみは、身体の半分以上を硬い鱗で覆われはじめているし、右手なんかはすっかり恐竜のやつだ。きみの大好きだったT-REXみたいなやつ。瞳だって黄色くて鋭い。次第に恐竜のようになりつつある口腔で、舌足らずな言葉をしゃべる。まるで幼子のように、ねえ、おなかがすいたわ、おなかがすいたわ、と繰り返す。今日はたまたま買えたカレーパンを渡すとぼろぼろと零しながら勢いよく食べてしまう。おいしいおいしい、と言うきみが本当にまだ味をわかっているのかどうか、わたしにはわからない。感じていればいいなと思う。調子のよいときは、朝に、午前5時に外に出て冷たい緊張した空気のなかを歩いて、町角の寂れた定食屋の、狭量な店主がわたしたちを追い払うまで、ショーケースの向こうの食品サンプルとかをふたりで眺めて過ごしたりする。悪いときは、きみはベッドの上に寝転んでぜえぜえと苦しそうに息を吐いている。暖かい毛布をかけてやってその身体を抱くと、きみはとても硬い。硬化した肌を通してきみの鼓動がかすかに聞こえてくる。もう死んでいるキョンシーのわたしに心音はないから、きみの鼓動がわたしの鼓動みたいだ。どくんどくんと早鐘を打つ。まるでわたし自身が不安で怖くてたまらないみたいに。意地悪な君は、時間の問題なのよと言う。時が経てば、きみは大好きな恐竜になって、すべてを忘れて、すべてがよくなる。全部きみが望んだことだ。この世界に恐竜を蘇らせること。きみの夢は、きみの望んでいない形で叶おうとしている。
”ライブラリー1”と君が名付けた土地、楽園とみんなが呼ぶ星。そこにも恐竜がいるはずだ。でも、空っぽのわたしにはそこに恐竜を見つけることができない。もはや恐竜を愛さない君も恐竜がわからない。きみは恐竜を愛する気持ちをきみの中に残しておいてしまった。それを君の中に転写すれば、わたしたちはあの星に向かい、そこで蘇った恐竜と出会うことができたはずなのに。きみはたくさんの恐竜を知っているが、君とわたしにとって恐竜は青娥ひとりだけだ。だからわたしは、何も見つからない星への切符を捨てて、もはや何もない星に残ってしまったのだ。恐竜になってしまったきみと共に。それがきみの夢だった。恐竜にもう一度会うこと。きみは他のどんなものを捨ててでもその夢を叶えるつもりだった。”私”をキョンシーにして、そのあとで、こんな場所に残してでも。
きみにとって”私”がどんな人だったのか、わたしはわからない。きみがわたしに何をしたのか、わたしは知らない。君の中のどこを探してもそれは見つからない。きっと、きみはきみの中に”私”に関する記憶を置いてきてしまったのだと思う。次第に遠いところに行ってしまうきみの中に”私”は消えていく。意地悪な君は、”きみ”にとって”私”は何でもないただの他人でたまたま利用しやすいところにいたから殺して道具として使ったのだと言う。わたしは、むかし、きみと”私”は同じ孤独の中にいたある種の友だちだったのだと思う。この退屈な星の上で君とわたしはいつまでもそんな議論を交わして時を過ごす。わたしたちは今ではなんだか古生物学者みたいだ。決して知ることのできない”きみ”と”わたし”の物語を、恐竜のきみの足跡を辿って探す。それを膨らませて色を塗り角を生やしたり羽毛をかぶせてみせたりする。少しずつ恐竜に変わっていくきみの中へと埋もれていく”きみ”と”私”のお話をわたしたちは想像する。荒い呼吸を吐きながら遠のく意識できみは”私”の夢を見ている。過去の後悔に? 郷愁に? 執着に? でも、それは今のわたしと君が、そうであったらいいな、と思うだけのことだ。
きみが”私”にしたことをわたしは憎んだりなんかしないよ。
だって、それは、君とわたしのお話ではないから。
君とわたしのお話はもっと退屈な夢。まるで単なる恐竜好きな二人の少女がただ好きな恐竜についてひたすらに語る夜のような。
きみは”私”の夢を見ているだろうか。
T-REXの腕できみはわたしのことを抱きよせる。
その巨大な不格好な爪でわたしの髪を撫でる。
きみは言う。

「最期までそばにいてね」

それは数億年向こうからやってきて、わたしの耳元でかすかな震えた弱い声になる。
わたしはそれを聞こうとしてきみの方へと近づいていく。
音が。
遠くから、わたしたちのほうへ。
きみがわたしを通じて知るきみの心音の伝導したわたしのない心音のきみの心音を間借りしたわたしの心音のきみの心音と同期するわたしの心音と同じきみの心音がわたしに伝わってまるできみの心音がわたしの心音のようにきみの心音のわたしの心音のようなきみの心音の伝わるわたしの心音のきみの心音に動悸する音が、どくん、どくん、どくん、どくんどくんどくんどんどんどんどん、ど、ど、どどどどど……、いうように……、少しずつ大きくなる。
その足音が。
近づいてくる。
きみは、今夜、恐竜になる。
青娥「がおー」
カニパンを飾る
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コメント



0.80簡易評価
1.90奇声を発する程度の能力削除
面白く楽しめました
2.80名前が無い程度の能力削除
物悲しくも愛おしいお話でした。芳香の優しさが心地よい。恐竜青娥可愛い。
3.100夏後冬前削除
文章の説得力が半端ないため、重厚なSFを読んだ後のような素敵な読後感がありました。
5.100マジカル☆さくやちゃんスター(左)削除
面白かったです
この話を考える想像力も話もすごい
6.100南条削除
面白かったです
とても面白かったです
とてもとても面白かったんですが
何を読んでしまったんですか私は
7.100めそふ削除
すごい、凄かった。
読後感が本当に心地いい。正直半分も分からなかったけど、なにか魅了された気がします。
8.100名前が無い程度の能力削除
非常に面白かったです。恐竜というワードに哀愁を感じました
9.100名前が無い程度の能力削除
何が面白いのかすらもわからないが、面白かった