ねえ、コアちょっと良い?
触れましたね?
コア?
パチュリー様、私に触れましたね!
『青紫っぽい光で小悪魔が光り始めた。……その姿はまるで』
「触れたって、だから何よ?」
「私、本当は、通称小悪魔、略してコアちゃんではなく! デーモンコアちゃんチェレンコフ!」
一瞬、触れてた所から温度を感じた気がした後の記録は無い。
どこか遠くにパチュリーは連れてかれちった。
そして、全ては闇から闇へと消えて行った。
築〇閉鎖に私は反対だぜ!な、な!お前もそうだろフランドール
……築〇?魔理沙は何言っているんだか分からない。
まさか、おま、お前は!フランドールは豊〇派だったのか!
いや、あの私も散々気がふれているとか言われてるけど、そのさっきから築〇とか豊〇って何?意味不明。
『このお話しには政治的な意図は一切ありません。それでも良いよって方は10点下さいっす!キェエエエエエ!!」
魔理沙は築〇でターレーを駆って市場を制するのが夢だった。なのに、建物の老朽化という辺りの理由で豊〇に移動しようというのである。
このままでは、その夢は叶う事が永遠に無くってしまう。
【回想】
あれは、まだ魔理沙が幼かった頃のことだっぺ。
魔理沙は霧雨の親父さんに連れられて、築〇の市場に行ったんじゃ。
それで、親父さんがちょっと、眼を放した隙に悪い輩に連れ去られそうになったんじゃ。
助けを求めて、叫んだところで魚河岸の熱狂に吸い込まれるだけやったんや。
もう駄目だ。このままじゃ、どっかに連れられて酷い事される時やった!
そこに、ターレーに乗った戦争帰りのおっちゃんがものすごい勢いでコーナーを決めてきて、悪い輩を引き〇して救出してくれたのだった。
おっちゃんは「べ、別に君を助けたかったわけやないんやべらぼうめぇ……べらぼうめぇ」て行って悪い輩をターレーの荷台に乗せて名も名乗らず去って行ったのじゃ
幼い魔理沙にとってこの出来事にどういう影響があったかは筆舌に記すにはちょっとねぇねぇんぇ
「フランドールが世間に疎いからと言って、築〇を知らないなんて思わなかったぜ」
「あら、もしかして魔理沙は私の事嫌いになった?」
気丈にそういうフランドールだったが、嫌いにならないでの気持ちがいっぱいな事がすごくわかる。
持っていた、北海道名物クマの置物には憑き物の鮭にヒビが入ってしまうほど、ギュッと手を握り締めているのだから。
「大丈夫だぜ。嫌いになったりしない。これから築〇を学んでいけば、フランドールも一流の築〇マイスターになれるぜ」
「……いや、その築〇を学ばないと駄目なの?」
どこか、魔理沙はこことは違うところを夢見ているように話す。そんな彼女が理解できずに怖い。
人間というのはこういうところが有るから怖い。力で勝てずとも、気が付いたら手中に収められている。
姉が人間のメイドにそうであったように、魔理沙のいう築〇に取り込まれて、その豊〇派という組織を否定するようになるのだろうか。
「……築〇派か豊〇派決めるのはフランドールの意思に任せる。たとえ、豊〇派を選んだとしても、そこにターレーが有る限り夢に終わりは無いからな。ただ、私は築〇派で築〇でターレー乗り、ターレーを駆って市場を制するのが夢なんだ」
「……その、待ってターレーって何? 何なの?」
乗るっていうから、乗り物だっていう事は気がふれているフランドールにだってわかる。だけど、ターレーなんて単語、ここまで読んでくれている読者だって初めて聞いたっていう方が多いのでないかと、戸隠は愚考するっす。
だから、フランドールにターレーなんて言っても通じるわけがない。
「え? フランドールはターレーを知らないのか?」
ターレーをなんで知らないんだという風に、魔理沙は驚いた。
「うん、知らない。というか、うん、ここまで話に乗ってあげてたけど。そろそろ、めんどくさくなってきた。壊しちゃって良い?」
そう言った後、フランドールは不破ぁと欠伸をしおったのじゃ。
「壊しちゃ駄目だぜ。それに話に乗るんじゃなくて、ターレーに乗るんだぜ」
だがそれに、良い言い返しをしたと、どやぁ顔で魔理沙が答える。
「じゃあ、そのターレー持って来てよ。乗ってあげるから(壊してあげる)」
魔理沙も一緒に壊してあげると、フランドールが思って居ることに気が付かず。
百聞は一見にしかずだぜと、魔理沙は築〇にターレーを死ぬまでkariに行くのだった。
戸隠
ターレットトラックは男のロマン、わかるね?
あとがき長いっすよ先生!