「ほら、プレゼント」
「あ、ありがとう」
何か貰った。なにコレ。正邪のプレゼントってだけでもういい予感は働かないけど、どうせだから中を確認。
「なにコレ」
今度は口に出して言った。中身は乾いた種だった。
匂いを嗅いだり、手触りを確かめたりするけど、一向に何か判りそうにない。
「ホワイトデイのお返し」
「今日はヴァレンタインデイだよ」
「忘れんうちにお返ししとこうと思って」
「まだあげてもないし。あと、コレって何の種」
「気持ち良くなれるマジックアイテム」
「いらない。返す」
「何でだよ。一緒に廃頽しようぜ」
「ホワイトデイは三倍返しって知ってた?」
「どーでもいいそんな事。お返しなんだから黙って受け取れ」
「チョコ欲しいんなら最初から言え」
「チョコくれ」
「急に素直になんな。天邪鬼の自覚あんのか」
用意しといたチョコを取り出して、投げてやる。正邪は犬みたいにチョコに飛びついて齧りだした。
「お前、私にあげる前に一回使ったろ」
「ぜんぜん。私今シラフ」
「シラフでそれなのもヤバいな」
「で、使わないの?それなら返してもらうけど」
「何でだよ。お返しっつーからチョコやったんだろうが」
「使わないの」
「…使う。やり方教えて」
「砕いて、歯茎に塗れ」
言われた通りにやる。でも、なんか思ったより気持ち良くない。
もっと無条件でハイになれるかと思ったのに、つまんない。
「私にも使わせろ」
そう言って正邪も歯茎に塗る。でも表情は何も変わってない。
「ねぇ正邪、これってほんとに気持ちいい?」
「ぜんぜん。質悪いから」
「何でそんなの渡すんだよ」
「憧れだったんだよ。チョコを摘みに薬ヤるの。貰ったチョコなら尚いい」
「死ねばいいのに」
「あ、ありがとう」
何か貰った。なにコレ。正邪のプレゼントってだけでもういい予感は働かないけど、どうせだから中を確認。
「なにコレ」
今度は口に出して言った。中身は乾いた種だった。
匂いを嗅いだり、手触りを確かめたりするけど、一向に何か判りそうにない。
「ホワイトデイのお返し」
「今日はヴァレンタインデイだよ」
「忘れんうちにお返ししとこうと思って」
「まだあげてもないし。あと、コレって何の種」
「気持ち良くなれるマジックアイテム」
「いらない。返す」
「何でだよ。一緒に廃頽しようぜ」
「ホワイトデイは三倍返しって知ってた?」
「どーでもいいそんな事。お返しなんだから黙って受け取れ」
「チョコ欲しいんなら最初から言え」
「チョコくれ」
「急に素直になんな。天邪鬼の自覚あんのか」
用意しといたチョコを取り出して、投げてやる。正邪は犬みたいにチョコに飛びついて齧りだした。
「お前、私にあげる前に一回使ったろ」
「ぜんぜん。私今シラフ」
「シラフでそれなのもヤバいな」
「で、使わないの?それなら返してもらうけど」
「何でだよ。お返しっつーからチョコやったんだろうが」
「使わないの」
「…使う。やり方教えて」
「砕いて、歯茎に塗れ」
言われた通りにやる。でも、なんか思ったより気持ち良くない。
もっと無条件でハイになれるかと思ったのに、つまんない。
「私にも使わせろ」
そう言って正邪も歯茎に塗る。でも表情は何も変わってない。
「ねぇ正邪、これってほんとに気持ちいい?」
「ぜんぜん。質悪いから」
「何でそんなの渡すんだよ」
「憧れだったんだよ。チョコを摘みに薬ヤるの。貰ったチョコなら尚いい」
「死ねばいいのに」
正邪の意味不明なテンションがよかったです