「霊夢...折り入って相談があるの。」
「あらよく来たわねレミリア。歓迎するわ。...相談?じゃあ上がって上がって。」
「うん...」
ちょこんと座布団に女の子座りで座ったレミリアは霊夢が持ってきたお茶をすする。
余談だが霊夢はレミリアに出すお茶とお菓子だけ高級なものを使っていた。
「それでいったいどうしたの?」
黙ったままのレミリアに代わり霊夢が問いかける。
霊夢にとってレミリアは妹のような存在。悩んでいるなら放っておけないのだ。
...実年齢はレミリアの方が数倍いや数十倍上だが。
霊夢の質問を聞いたレミリアはその美しい宝石のような瞳(霊夢談)に涙をためるとこう言った。
「フランに嫌われちゃったかもしれないの...」
「ちょっと待ってよどう言うこと?フランがシスコンなのは周知の事実じゃない?何があったのよ。」
霊夢にといただされてレミリアは重い口を開く。
話の内容は要約するとこうだった。
先日レミリアは愛しい妹をつれて人里へ散歩にいった。
とても楽しく過ごしていたが店の人に、
『お?やあ紅魔館のお嬢さん!ん?今日は妹さんも一緒なんだな。そっくりだな嬢ちゃんににて可愛いんだな!』
と言われてから急に不機嫌になったと言う。
レミリアがおずおずと理由を聞くとフランはぶすっとしたままこう言ったそうだ。
『お姉様の妹って言われた。フランお姉様の妹じゃないのに‼』
『...え?』
そして今に至る。
「どうしよう霊夢...フラン私の妹じゃないんだって。私なんで嫌われたんだろう...妹じゃないっていったくせに甘えてくるの。もうどうしたらいいかわかんなくて...」
半泣きになりながら呟くレミリアにお姉ちゃん魂(?)が芽生えた霊夢は慰めにかかる。
「大丈夫よレミリア。きっとフランは嫌いになってなんか無いわ。ちょうど機嫌が悪かったのよ。だから泣かないで?ね?これから確かめにいきましょう?お姉ちゃ...私と一緒に。」
「霊夢...」
とりあえず無言で泣き顔の写真を撮ったあと霊夢はレミリアをつれて紅魔館へ向かった。
「おねーさまー!お帰りなさあい‼...何で巫女がいるの?」
「フラン直球に聞くわ。あなたレミリアのこと嫌いなの?」
ドアを開けるなりレミリアに飛び付くフランに霊夢は尋ねる。
フランは一瞬きょとんとしたあとピコっと首をかしげて、
「どーーして?」
と聞いた。
「え?それは前のお出掛けでレミリアが...」
霊夢が事情を説明するとフランはうなずいた。
「うんお姉様の妹じゃないよ私。」
その言葉にレミリアがまたしょんぼりとする。
霊夢が次の言葉を言おうとしたがフランに遮られ言わなかった。
「だって私たち姉妹じゃなくて夫婦だもの。ね?お姉様。」
「「え?」」
固まるレミリアたちをよそにフランは嬉々として語り出す。
「ひどいわよねあのおじさん。私たち夫婦なのに私のこと『妹』っていったのよ!私はお姉様の『妻』なのに。ほーんとやな気分だったわ。いっそのこと公に出そうかな?ねえお姉様いいよね?...お姉様?」
喋り続けるフランだったがレミリアと霊夢は聞いていなかった。
霊夢は唖然としレミリアは真っ赤になりながら顔を手でおおってうつむいていた。
そのあと恥ずかしすぎて頭がオーバーヒートしたほとんど意識がないレミリアを見ていたフランだが無言の了承だと思い込みそのひのうちに『八雲人里役所』にいって婚姻届を出し、それが烏天狗にわかって翌日の新聞の一面記事になったそう。
「あらよく来たわねレミリア。歓迎するわ。...相談?じゃあ上がって上がって。」
「うん...」
ちょこんと座布団に女の子座りで座ったレミリアは霊夢が持ってきたお茶をすする。
余談だが霊夢はレミリアに出すお茶とお菓子だけ高級なものを使っていた。
「それでいったいどうしたの?」
黙ったままのレミリアに代わり霊夢が問いかける。
霊夢にとってレミリアは妹のような存在。悩んでいるなら放っておけないのだ。
...実年齢はレミリアの方が数倍いや数十倍上だが。
霊夢の質問を聞いたレミリアはその美しい宝石のような瞳(霊夢談)に涙をためるとこう言った。
「フランに嫌われちゃったかもしれないの...」
「ちょっと待ってよどう言うこと?フランがシスコンなのは周知の事実じゃない?何があったのよ。」
霊夢にといただされてレミリアは重い口を開く。
話の内容は要約するとこうだった。
先日レミリアは愛しい妹をつれて人里へ散歩にいった。
とても楽しく過ごしていたが店の人に、
『お?やあ紅魔館のお嬢さん!ん?今日は妹さんも一緒なんだな。そっくりだな嬢ちゃんににて可愛いんだな!』
と言われてから急に不機嫌になったと言う。
レミリアがおずおずと理由を聞くとフランはぶすっとしたままこう言ったそうだ。
『お姉様の妹って言われた。フランお姉様の妹じゃないのに‼』
『...え?』
そして今に至る。
「どうしよう霊夢...フラン私の妹じゃないんだって。私なんで嫌われたんだろう...妹じゃないっていったくせに甘えてくるの。もうどうしたらいいかわかんなくて...」
半泣きになりながら呟くレミリアにお姉ちゃん魂(?)が芽生えた霊夢は慰めにかかる。
「大丈夫よレミリア。きっとフランは嫌いになってなんか無いわ。ちょうど機嫌が悪かったのよ。だから泣かないで?ね?これから確かめにいきましょう?お姉ちゃ...私と一緒に。」
「霊夢...」
とりあえず無言で泣き顔の写真を撮ったあと霊夢はレミリアをつれて紅魔館へ向かった。
「おねーさまー!お帰りなさあい‼...何で巫女がいるの?」
「フラン直球に聞くわ。あなたレミリアのこと嫌いなの?」
ドアを開けるなりレミリアに飛び付くフランに霊夢は尋ねる。
フランは一瞬きょとんとしたあとピコっと首をかしげて、
「どーーして?」
と聞いた。
「え?それは前のお出掛けでレミリアが...」
霊夢が事情を説明するとフランはうなずいた。
「うんお姉様の妹じゃないよ私。」
その言葉にレミリアがまたしょんぼりとする。
霊夢が次の言葉を言おうとしたがフランに遮られ言わなかった。
「だって私たち姉妹じゃなくて夫婦だもの。ね?お姉様。」
「「え?」」
固まるレミリアたちをよそにフランは嬉々として語り出す。
「ひどいわよねあのおじさん。私たち夫婦なのに私のこと『妹』っていったのよ!私はお姉様の『妻』なのに。ほーんとやな気分だったわ。いっそのこと公に出そうかな?ねえお姉様いいよね?...お姉様?」
喋り続けるフランだったがレミリアと霊夢は聞いていなかった。
霊夢は唖然としレミリアは真っ赤になりながら顔を手でおおってうつむいていた。
そのあと恥ずかしすぎて頭がオーバーヒートしたほとんど意識がないレミリアを見ていたフランだが無言の了承だと思い込みそのひのうちに『八雲人里役所』にいって婚姻届を出し、それが烏天狗にわかって翌日の新聞の一面記事になったそう。