⚪月×日
衝撃的な行動を目にしてしまったので書き記すことにした。
私は暇だったので妹の部屋に向かった。
ついてドアを開けようとしたとき中から声が聞こえてきた。
最初は分身と遊んでるのかと思ったがよく聞いてみるとひとつだけだったのでごっこ遊びでもしてるんだろう。
可愛いやつめ。気になった私は紅い霧になりこっそりフランの部屋に入り込んだ。
そして蝙蝠になり観察することにした。
フランの正面に来て手に持っているものを見たとき私は愕然とした。
フランが持っているのはさんまだった。テレビに出てくるおじさんじゃなくて秋に食べる方のさんまだ。
そういえば。と私は今朝咲夜が「冷凍していた秋刀魚がどこかにいった。」と悩んでいたことを思い出した。
なるほどね。犯人はこいつか。
しかしさんまで何をするんだろう。と思いじっと見る。
フランは秋刀魚を一匹手に取りもう一匹を人形のスタンドにひっかけると
「隊長‼俺生きてかえったら結婚するんですよ。」
と手に持っているさんまに言わせた。
私はもう目が点々。
フランは続ける。
わかりやすいように手に持っているさんまをさんま1、もう一匹を隊長と記すことにする。
即興でメモを取ったので、どうぞ。
声はすべてフランがやっている。
隊長「おうそうか。しかしいまはそうじゃなく戦いに参加しろ。」
さんま1「はい。でもすごく可愛い嫁なんですよ。」
隊長「よかったな。俺の奥さんも綺麗だぞ。」
さんま2「いいっすね。俺はまだ独身っすよ。」
..増えたので以降さんま2と記すことにする。
隊長「まあなんだ。式には呼べよ。きつい教訓をスピーチしてやる。」
さんま1「ははっほどほどにお願いしますね。」
さんま2「俺も呼んでくれよー♪」
さんま1「勿論です先輩❗」
....とここでフランがさんま1を握りつぶす。
私が唖然としているとフランは続ける。どうやらここからクライマックスらしい。
隊長「おい!二等兵大丈夫か‼くそっ敵からの砲撃だな?おい脈はどうだ⁉」
さんま2「ダメです!隊長‼息がありません‼」
隊長「くそっこうなったら仕返しw....」
さんま2「隊長‼まずいでs..」
そこで声を止めるとフランは残りの二匹も握りつぶした。そしてこえたからかに宣言した。
「さんま軍が全滅しました‼」
いや!全滅させたのお前だろ❗
(隊長ーー‼さんま2ーー‼ついでにさんま1ーー‼)
私は心のなかで叫んだ。どうやら感情移入してたらしい。
満足したのかフランは隊長たちの死骸をぽいっとゴミ箱に捨てるとハンカチでてをふき普通の人形遊びを始めた。
それを見て私は思った。
私よりフランの方が悪魔っぽいと。
パタンッ
私は今日の日記を閉じる。
そして部屋で一人呟く。
「私の妹はやっぱり変なんだわ。今度竹林につれていこうかしら?」
そして隊長たち。安らかに眠ってくれ。
次はフランに壊される前に塩焼きにしてあげるから安心してね。
フランちゃん可愛い。感情移入してるレミリアも可愛い。食べ物で遊んではいけません。