Coolier - 新生・東方創想話

日本人形の祟りじゃ

2020/11/27 23:41:51
最終更新
サイズ
1.78KB
ページ数
1
閲覧数
1085
評価数
4/5
POINT
430
Rate
15.17

分類タグ

今日はこの人形を持って遊びとしよう。大ちゃん
チルノちゃんはその人形を持ってして遊びをなさんとするんだね
そうだよ。いざ鎌倉へ!
うん共に大望を果たそうね!



『どっから拾って来たのか分からない。節句辺りで使いそうな騎馬武者の日本人形』




「パカラ、パカラ! ヒッヒーン!」

 それを乱雑にお馬の音と共に、手でチルノはその人形を道端で走らせたのだった。

「チルノちゃん! 大変。目の前に障害物」

 こぶし大の石が人形の前に立ちはだかった。

「大ちゃん、どうしよう」

「障害物、中山〇障害だよチルノちゃん。競走馬みたいにジャンプでこさせようよ」

「……大ちゃん。中〇大障害何て妖精の私達がなんで知ってるの?」

「さあ、なんでなんだろうね」

 だがこれ以上、石の前で立往生は危険だ。迷っている暇なんかない。騎馬武者を追って敵の一個師団が追いかけてる気がする。

 今の所そんな気持ちを二人の仲では共有することが出来ている。

「チルノちゃん、私が合図するからタイミングよく行って」

「わかったよ。行くよ!」

「1、2、3、4! 沢山! 今だよチルノちゃん」

「ウーワンワンワン! パカラパカラ!」

 ワンワン言うのは犬だって事に二人とも気が付いていなかった。それよりも、チルノは人形を手で持って石を飛び越えさせる動作に真剣だ。

「やったー! チルノちゃんスゴイ! 障害を越えた!」

 そして、見事障害を乗り越えたのだった。

「えっへん! すごいでしょ!」

「すごいねぇ!」

 こうなってしまっては、もはや人形遊びはそっちのけ。騎馬武者は石を超えたところで、永遠の立往生は確定的なのか。

「アタイの実力なら当然だよ。それに、大ちゃんのサポートあったし。アタイ達2人なら最強!」

「そうだね。チルノちゃん!」

 ガシッと熱い友情の握手を結びその絆を確かめ合った。

 このあと、調子に乗って霊夢に弾幕ごっこを挑んだ二人であったが一回休み。

 
 
 
「霖之助さんその人形」

「道端で拾ったんだけど。100万円位の価値があると思う」

「……それ、呪われてるわよ」

「え」
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.30簡易評価
1.100名前が無い程度の能力削除
よし
2.100めそふらん削除
何故か面白かったです。なんでなんだろ…
3.100名前が無い程度の能力削除
うん!
4.100名前が無い程度の能力削除
沢山!