「今夜もカラオケでオールよー‼」
「「いえーーーーー‼」」
「このウドンゲについてきなさーい‼」
「「いえーーーーー‼」」
「いくわよー‼あげぽよーーー‼」
「「フォーーー‼」」
幻想高等学校の近くにあるカラオケボックスは今日も常連たちで賑わっていた。
「ねぇーこのモデルのえーりんちゃんかわいくなーい?」
「「わかるー」」
雑誌やお菓子を広げマイク片手に盛り上がる女子たち。
「ね、イナバ明日の授業やばくなかった?たしか特別講座だったきが...?」
「そういえばそううさ‼オールしてていいのかうさ?」
「だーいじょうぶよー‼だって明日はたしか...」
一時間目 世界史を英語で学ぼう 担当 慧音、レミリア
二時間目 幻想史 担当 慧音
三時間目 日本史 担当 慧音
四時間目 西洋式イングリッシュ 担当レミリア
...
「.........」
「イ...イナバ?」
「鈴仙...?」
「テンションまじさげぽよー...」
「あれ?イナバー⁉」
「大変うさ‼目に光がないうさ‼」
「こうなったら...イナバ‼オールするわよー‼」
「そ...そううさ‼オールうさー」
「...そうね。...」
「学校なんて知らないお☆」
「「よっしゃ来た❗」」
友人のフォロー?により立ち直った鈴仙はマイクを持つ。
「安いポテト頼むわよー‼」
「私マラカスやるうさ‼」
「ポテトうんまぁー‼」
「いくわよー‼あげぽよトゥナイトーー!」
「「わーー!」」
そうして時間は過ぎていき...
プルルルル
「電話よ‼イナバ‼」
「輝夜がでて‼」
「りょーかい」
ガチャッ
「はい!...ハイハイ...ちょっとお持ちを」
ガタン
「イナバ‼午前四時退出時間よ‼」
「大丈夫大丈夫!このままいk...」
「さっさとでてけ‼特に輝夜‼」
「「「みょーー‼」」」
ドサッ
「きゃっ...」
「あっごめんなさい...ってええええええ⁉えーりんちゃん⁉」
そとに放り出された鈴仙がぶつかった人物は人気急上昇中のえーりんちゃんだった...
カシャッ 鈴仙は写真を撮る。
「あざっす‼まじ宝物にします‼」
「あっ君。うちのモデルを勝手にとらないでね~はい消去消去。」
「そ...そんなぁぁぁぁぁ‼」
「...えーりんちゃんがぁ...むにゃむにゃ...」
「......バ...イナバ‼」
「むにゃむにゃ...ん?」
鈴仙は寝ぼけ眼で回りを見渡す。教室だった。隣で輝夜とてゐが青ざめたかおでのぞきこんでいた。
なぜ二人は青ざめたかおをしているのか。理由はすぐにわかった。
「イナバ...??」
「ウドンゲさん...?」
後ろからの恐ろしい声に鈴仙は恐る恐る振り向く。そこには...
なんと言うことでしょう‼顔を歪めた担任の慧音先生と特別講師のレミリア先生が立っていたではありませんか‼
「あ...あ...」
「今日と言う今日は許しませんよ。イナバ?」
「ウドンゲさんは毎回私の特別講座寝ていますよね?覚悟はいいかしら?」
「あ...ご...ごめんな...」
「「イナバ(ウドンゲ)ーーーーー‼」」
「いやぁぁぁぁぁ‼ごめんなさぁぁぁぁい‼」