ねず・・ナズ…じゃなかったっす。萃香さん! この箱の中に入るっす!
……はい?
さあさあ、入るっす!
なんで? 入らないとならないの?
『どうして入って紅っす!!!!!』
流行り例の格好した太ったおっさんが、おそらく安っぽい段ボールにニスでも塗って黒光りさせた縦長の箱を持って来やがった。
「判断が遅いっす!(言いたかっただけ) もし、今のが鬼だったら頭部を持ってかれるッスよ!!」
「いや、私そんな事しないから」
え、なんでそんな事しなきゃならないのか、萃香はドン引きだった。
「分からないっすよ。萃香さんは今までしなかったかもしれないっすが、この先もしないとは限らniceっす」
鬼は一応人を襲うものだって設定があるからね。萃香だっていつかは人を襲って博麗の巫女に退治されないとも限らない。
「さっきから何をいって」
「さあ、葛籠の中に入って欲しいっす!」
おっさん、辺りを見回してキョロキョロしてる。明らかに挙動不審だ。おまわりさん!おまわりさん!
「てゆうか、何? さっきから、人攫い?」
「ち、違うっす、人攫いするのは鬼っす」
「いや、私、人攫いは廃業中でしないよ」
「そうっす! ねず……萃香さんは悪い事しない鬼っす」
萃香というか鬼もすっかりこの幻想郷で丸くなっちまったもんだ。昔は山賊まがいの真似して暴れまわったもんだ。
「お褒めにあずかりどうも」
「だから、葛籠の中に入るっす!」
「やだよ。大体サイズが合わないじゃない」
「……頑張って欲しいっす! 萃香さんなら体のサイズを小さくできるっすよね?」
萃香はやればできる子やってん。ばってん、はってん、なんでん。
「だから、入りたくない」
「頑張るっす! ねず……萃香さん!」
「いい加減にして! これ以上絡む気なら上の者呼ぶからね(霊夢)」
「な、なんでっす! 箱に入れって言っただけなのに。どうして、生与与奪権が他人に奪われなきゃならいっす!(言いたかっただけ)」
だが、それを皮切りにおっさんの本性がついつい垣間見ることになる。
「そうなる前に、どっか行って」
「餓鬼だと思って仕立てに出してた着物をプレゼントするっすから」あら綺麗なおべべねぇ。例のピンク色の
「いらない」
「なんでっす! なんで! そんな事、ねず……萃香さんは言わないっす!」
折角用意したのに、兄妹揃う恰好になれるのにそれをきょひされるなんて、おっさんは大変ショックだ。
こんなことが、許されるはずない!
こうなったら!
「だから、いい加減にしろ」
「こうなったら、心を鬼にして萃香さんを箱に押し込む!!」
おっさんの身体はみるみる進化ていき、地獄出てきそうな鬼の姿になったわけではない。
ただ、眼の色が腐りオチた鬼灯みたいな色に変わった。←これここだけだったらそれっぽいオシャレな地文じゃないっすか?
「うわ、こっちくんな!」
atumerusikaraがこれは集めちゃ駄目だって全身を巡って居る。
戸隠製糸場「萃香さん! 戸隠が来るまでよく耐えたっす!!」
ここに、言いたかっただけが極めり!戸隠の奴が、例の義勇軍の格好して襲い来るおっさんと、萃香の間に現れたのだった。
……お腹の肉どうにかならないの?
「お、お前は戸隠! なんでここにいるっす!」
戸隠製糸場「おっさんの望みはこれっすよね!」
それは、廃屋で拾って来たザンバラ髪の市松模様の和装した市松人形だった。
「な、それは」
その人形をおっさんが持って来た箱にダイレクトシュート!
ただし、戸隠もおっさんなのでその動きはとても鈍い。
ゴール!
「今回の所はこの人形に免じて引いてやるっす! だが、すい……ねず・・こじゃなかったっす。萃香さん! いつか人間にしてやるっす那須烏山」
おっさんは、箱に入りきらなかった。市松人形のヘッドをへし折って箱に完全に詰めてどっか行った。
「何この、茶番」
戸隠製糸場「危ないところだったっすね! 萃香さん! あのおっさんは今度工事開始する列車工事の人柱にするために人攫いする悪党な気がしたッス!!」
ドやぁ!
「危ないのはお前らの頭だよ!」
次回、トロッコ問題編は劇場型犯罪へ続かないっすぇええええ。
……はい?
さあさあ、入るっす!
なんで? 入らないとならないの?
『どうして入って紅っす!!!!!』
流行り例の格好した太ったおっさんが、おそらく安っぽい段ボールにニスでも塗って黒光りさせた縦長の箱を持って来やがった。
「判断が遅いっす!(言いたかっただけ) もし、今のが鬼だったら頭部を持ってかれるッスよ!!」
「いや、私そんな事しないから」
え、なんでそんな事しなきゃならないのか、萃香はドン引きだった。
「分からないっすよ。萃香さんは今までしなかったかもしれないっすが、この先もしないとは限らniceっす」
鬼は一応人を襲うものだって設定があるからね。萃香だっていつかは人を襲って博麗の巫女に退治されないとも限らない。
「さっきから何をいって」
「さあ、葛籠の中に入って欲しいっす!」
おっさん、辺りを見回してキョロキョロしてる。明らかに挙動不審だ。おまわりさん!おまわりさん!
「てゆうか、何? さっきから、人攫い?」
「ち、違うっす、人攫いするのは鬼っす」
「いや、私、人攫いは廃業中でしないよ」
「そうっす! ねず……萃香さんは悪い事しない鬼っす」
萃香というか鬼もすっかりこの幻想郷で丸くなっちまったもんだ。昔は山賊まがいの真似して暴れまわったもんだ。
「お褒めにあずかりどうも」
「だから、葛籠の中に入るっす!」
「やだよ。大体サイズが合わないじゃない」
「……頑張って欲しいっす! 萃香さんなら体のサイズを小さくできるっすよね?」
萃香はやればできる子やってん。ばってん、はってん、なんでん。
「だから、入りたくない」
「頑張るっす! ねず……萃香さん!」
「いい加減にして! これ以上絡む気なら上の者呼ぶからね(霊夢)」
「な、なんでっす! 箱に入れって言っただけなのに。どうして、生与与奪権が他人に奪われなきゃならいっす!(言いたかっただけ)」
だが、それを皮切りにおっさんの本性がついつい垣間見ることになる。
「そうなる前に、どっか行って」
「餓鬼だと思って仕立てに出してた着物をプレゼントするっすから」あら綺麗なおべべねぇ。例のピンク色の
「いらない」
「なんでっす! なんで! そんな事、ねず……萃香さんは言わないっす!」
折角用意したのに、兄妹揃う恰好になれるのにそれをきょひされるなんて、おっさんは大変ショックだ。
こんなことが、許されるはずない!
こうなったら!
「だから、いい加減にしろ」
「こうなったら、心を鬼にして萃香さんを箱に押し込む!!」
おっさんの身体はみるみる進化ていき、地獄出てきそうな鬼の姿になったわけではない。
ただ、眼の色が腐りオチた鬼灯みたいな色に変わった。←これここだけだったらそれっぽいオシャレな地文じゃないっすか?
「うわ、こっちくんな!」
atumerusikaraがこれは集めちゃ駄目だって全身を巡って居る。
戸隠製糸場「萃香さん! 戸隠が来るまでよく耐えたっす!!」
ここに、言いたかっただけが極めり!戸隠の奴が、例の義勇軍の格好して襲い来るおっさんと、萃香の間に現れたのだった。
……お腹の肉どうにかならないの?
「お、お前は戸隠! なんでここにいるっす!」
戸隠製糸場「おっさんの望みはこれっすよね!」
それは、廃屋で拾って来たザンバラ髪の市松模様の和装した市松人形だった。
「な、それは」
その人形をおっさんが持って来た箱にダイレクトシュート!
ただし、戸隠もおっさんなのでその動きはとても鈍い。
ゴール!
「今回の所はこの人形に免じて引いてやるっす! だが、すい……ねず・・こじゃなかったっす。萃香さん! いつか人間にしてやるっす那須烏山」
おっさんは、箱に入りきらなかった。市松人形のヘッドをへし折って箱に完全に詰めてどっか行った。
「何この、茶番」
戸隠製糸場「危ないところだったっすね! 萃香さん! あのおっさんは今度工事開始する列車工事の人柱にするために人攫いする悪党な気がしたッス!!」
ドやぁ!
「危ないのはお前らの頭だよ!」
次回、トロッコ問題編は劇場型犯罪へ続かないっすぇええええ。