赤い霧で覆われた夜も終わり幻想郷にも一応平和が戻ろうとしていた。だが普通の魔法使いは紅魔館からの返還期間に追われていた。
「毎回思うんだけどパチュリーの返品期間が早すぎんるだよな。減るもんじゃないし長く持ってても悪くないだろ」
空の状況を見ると全力で飛行すれば余裕がありそうだった。数分飛行すると紅魔館の全体が見え始める。窓が少なく相変わらず居心地が良さそうな場所ではない
「まだ余裕があるな……おぉ?」
魔理沙の前にはちらちら光る物があるが夜空のせいでよく見えない。
「なんだ……」
「ねえ」
その物体は魔理沙がつぶやきかけている間に魔理沙に速いスピードで接近する。
「……なんだフランか。あれ?なんでここにいるんだ?お前はいつも地下で籠ってるだろ」
「出てきただけだよ。暇だったから」
「よく咲夜とかが許したな」
「サクヤにバレないようにしただけ」
「ふーん」
ー咲夜は分かってただろうな。あいつの感はすごいし。なんで無視したかはわからないが
「まあフラン、私はパチュリーに本を返さなきゃいけないだ。それにもう寝る時間だぜ?」
「言ったでしょ?暇なの。遊んでよマリサ」
「いや、でもお前の『遊ぼう』って弾幕……」
「スペルカード、『禁忌「レーヴァテイン』」
魔理沙がつぶやきかけている時にフランから容赦ない弾幕が発生する。だがフランが発動したのは弾幕というより『火の大剣』の方がしっかり来る弾幕の塊だった。
「相変わらずいきなりだな。初めて会った時もこんなんじゃなかったか?」
フランは耳を傾けながら『炎の大剣』を振り回し続け、それを魔理沙は手慣れたように避けていく、
「そうだったかしら?それで遊んでくれる?」
「いくら出す?」
「いくら?」
「知ってるか、フラン。人ってのはタダじゃ何もやらない生き物なんだぜ」
フランは少し考えたように思えたがすぐに口を開く
「コインいっこ」
「一個じゃ、人命は買えないぜ?」
「あんたが負けるのさ!」
フランは狂気じみた声でそういうと『炎の大剣』の速度は増し、振ったところにも弾幕がで始める。
魔理沙は反撃開始と言わんばかりに背後に魔法陣を展開し、その魔法陣から緑色に光る弾が発射される。
互いの弾幕はなかなか当たらず弾幕が外れるたびに湖にあたり水しぶきが上がる。
だがフランは魔理沙を捉えると
「これで終わり!」
と言いながらレーヴァテインを魔理沙目掛け振り下ろす。
だが魔理沙は動揺する訳でもなくミニ八卦炉を持ちながらこう言い放つ
「こっちにだって秘策があるもんなのさ!『恋符「ノンディレクショナルレーザー」』
そう魔理沙が言い放つとミニ八卦炉からレーザーが発射されフランのレーヴァテインに当たり消滅する。だが消滅したのはフランの方も同じだった。
「やるわね。やっぱりマリサと『遊ぶ』のは面白いわ!もっと楽しませて!」
興味津々と言わんばかりフランは目を見開いている。声は楽しそうに無邪気な声を上げているようにも思えるが不気味にも聞こえた。
『禁忌「クランベリートラップ」』
フランがそう言い放つと魔理沙の回りに青や赤色の弾幕が現れ接近する。初めは隙間だらけで避けやすかったが徐々にスピードも上がり複雑になっていく。
だが魔理沙は別に動揺することもなく、弾幕に合わせて飛行速度を上げつつ避ける。よく見るとミニ八卦炉からビームを出してそのビームの力を生かして速度を上げているようだ。
「おいおいフラン。弾幕はこういうのを弾幕っていうんだぜ!」
『魔符「スターダストレヴァリエ」』
そう魔理沙が叫ぶと後ろの魔法陣から星型のカラフルな弾幕が飛び出す。弾幕同士がぶつかり合いどちらの弾幕も消滅する。
「まだまだこっからだぜ」
『恋符「マスタースパーク」』
魔理沙がそう叫ぶとミニ八卦炉をフランに向かって構えておりそこから弾幕とは思えないほどの威力のレーザーが発射される。
フランは息を飲んで動けなくなっているがマスタースパークはフランに当たる前に赤い光線のように物に当たり爆発し消滅する。
「お姉様……?」
上を見上げると蝙蝠のような羽ををした月が似合う少女がいた。手には赤い槍のようなものを持っている。
「帰るわよフラン」
「うん……また遊ぼうねマリサ」
魔理沙は二人が館に消えるのを見守り呟く。
「まあこれで一件落着ってことだな」
「何を呑気にしてるのかしら」
「おおパチュリー本返しに来たぜ」
声の正体はパチュリー・ノーレッジだった。
「生憎あなたたちが戦ってる間に返納期間が過ぎたわ。ゆっくり話は聞いてあげるわ」
そう告げると魔理沙の腕をグイっと引っ張る。魔理沙は抵抗しながら叫ぶ
「おいおい待てよ!さっきだろ、別に大目に見てもいいじゃないか。第一お前の館のお嬢様と遊んでやったのに」
パチュリーは聞く耳を持たず引っ張る。
館の上にはあの頃と違いちゃんとした色をしている月が浮かんでいた。
「毎回思うんだけどパチュリーの返品期間が早すぎんるだよな。減るもんじゃないし長く持ってても悪くないだろ」
空の状況を見ると全力で飛行すれば余裕がありそうだった。数分飛行すると紅魔館の全体が見え始める。窓が少なく相変わらず居心地が良さそうな場所ではない
「まだ余裕があるな……おぉ?」
魔理沙の前にはちらちら光る物があるが夜空のせいでよく見えない。
「なんだ……」
「ねえ」
その物体は魔理沙がつぶやきかけている間に魔理沙に速いスピードで接近する。
「……なんだフランか。あれ?なんでここにいるんだ?お前はいつも地下で籠ってるだろ」
「出てきただけだよ。暇だったから」
「よく咲夜とかが許したな」
「サクヤにバレないようにしただけ」
「ふーん」
ー咲夜は分かってただろうな。あいつの感はすごいし。なんで無視したかはわからないが
「まあフラン、私はパチュリーに本を返さなきゃいけないだ。それにもう寝る時間だぜ?」
「言ったでしょ?暇なの。遊んでよマリサ」
「いや、でもお前の『遊ぼう』って弾幕……」
「スペルカード、『禁忌「レーヴァテイン』」
魔理沙がつぶやきかけている時にフランから容赦ない弾幕が発生する。だがフランが発動したのは弾幕というより『火の大剣』の方がしっかり来る弾幕の塊だった。
「相変わらずいきなりだな。初めて会った時もこんなんじゃなかったか?」
フランは耳を傾けながら『炎の大剣』を振り回し続け、それを魔理沙は手慣れたように避けていく、
「そうだったかしら?それで遊んでくれる?」
「いくら出す?」
「いくら?」
「知ってるか、フラン。人ってのはタダじゃ何もやらない生き物なんだぜ」
フランは少し考えたように思えたがすぐに口を開く
「コインいっこ」
「一個じゃ、人命は買えないぜ?」
「あんたが負けるのさ!」
フランは狂気じみた声でそういうと『炎の大剣』の速度は増し、振ったところにも弾幕がで始める。
魔理沙は反撃開始と言わんばかりに背後に魔法陣を展開し、その魔法陣から緑色に光る弾が発射される。
互いの弾幕はなかなか当たらず弾幕が外れるたびに湖にあたり水しぶきが上がる。
だがフランは魔理沙を捉えると
「これで終わり!」
と言いながらレーヴァテインを魔理沙目掛け振り下ろす。
だが魔理沙は動揺する訳でもなくミニ八卦炉を持ちながらこう言い放つ
「こっちにだって秘策があるもんなのさ!『恋符「ノンディレクショナルレーザー」』
そう魔理沙が言い放つとミニ八卦炉からレーザーが発射されフランのレーヴァテインに当たり消滅する。だが消滅したのはフランの方も同じだった。
「やるわね。やっぱりマリサと『遊ぶ』のは面白いわ!もっと楽しませて!」
興味津々と言わんばかりフランは目を見開いている。声は楽しそうに無邪気な声を上げているようにも思えるが不気味にも聞こえた。
『禁忌「クランベリートラップ」』
フランがそう言い放つと魔理沙の回りに青や赤色の弾幕が現れ接近する。初めは隙間だらけで避けやすかったが徐々にスピードも上がり複雑になっていく。
だが魔理沙は別に動揺することもなく、弾幕に合わせて飛行速度を上げつつ避ける。よく見るとミニ八卦炉からビームを出してそのビームの力を生かして速度を上げているようだ。
「おいおいフラン。弾幕はこういうのを弾幕っていうんだぜ!」
『魔符「スターダストレヴァリエ」』
そう魔理沙が叫ぶと後ろの魔法陣から星型のカラフルな弾幕が飛び出す。弾幕同士がぶつかり合いどちらの弾幕も消滅する。
「まだまだこっからだぜ」
『恋符「マスタースパーク」』
魔理沙がそう叫ぶとミニ八卦炉をフランに向かって構えておりそこから弾幕とは思えないほどの威力のレーザーが発射される。
フランは息を飲んで動けなくなっているがマスタースパークはフランに当たる前に赤い光線のように物に当たり爆発し消滅する。
「お姉様……?」
上を見上げると蝙蝠のような羽ををした月が似合う少女がいた。手には赤い槍のようなものを持っている。
「帰るわよフラン」
「うん……また遊ぼうねマリサ」
魔理沙は二人が館に消えるのを見守り呟く。
「まあこれで一件落着ってことだな」
「何を呑気にしてるのかしら」
「おおパチュリー本返しに来たぜ」
声の正体はパチュリー・ノーレッジだった。
「生憎あなたたちが戦ってる間に返納期間が過ぎたわ。ゆっくり話は聞いてあげるわ」
そう告げると魔理沙の腕をグイっと引っ張る。魔理沙は抵抗しながら叫ぶ
「おいおい待てよ!さっきだろ、別に大目に見てもいいじゃないか。第一お前の館のお嬢様と遊んでやったのに」
パチュリーは聞く耳を持たず引っ張る。
館の上にはあの頃と違いちゃんとした色をしている月が浮かんでいた。
なにげにしっかり見守っていたレミリアがよかったです
やはり魔理沙は、なんだかんだで紅魔館の上客なんですね。総出で遊んであげるのですから♪